問題児と000と弱者の箱庭物語   作:天崎

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久しぶりの更新です!

エグゼイドは終わってビルド始まってますね!

ジードも中盤!
今月はいよいよロイヤルメガマスター登場!

今回は問題児&ラストエンブリオというよりミリオンクラウンサイドです!
とは言ってもミリオンクラウン本編と全然関係無い番外も番外ですが!

それでは、番外な本編です


ミリオン・クラウン0
Heretic Crown 0


 

三百年前に人類文明は滅んだ。

文明を失った人類は今、星を満たす栄華の残滓によって慎ましい生活を送っている。

在り方すら歪んだこの星の海上にて二つの巨影がぶつかり合う。

 

「ゼットン星人!何を企んでいる!」

 

「知れたこと!我らが野望はただ一つ!侵略だ!」

 

「この状態の星をまだ侵略するというのか!?」

 

「勘違いするなよ、オーブ。この星での目的は前準備に過ぎない」

 

巨影の片方は巨人であり、もう片方は異形だった。

巨人と異形は叫びながら組み合う。

 

「前準備だと?」

 

「そう前準備だ。この星の環境は我らにとって最高の実験場だからな!」

 

「そのゼットンが実験結果か!」

 

「いいや、こいつはまだ試作品に過ぎない。そしてただのゼットンと一緒にするのはやめてもらおうか!」

 

巨人は手に光を収束させて光の輪を作り出す。

それは高速回転する光の刃だ。

光の刃をゼットンと呼ばれる異形に投げる。

 

「このゼットンはEXゼットン!進化したゼットンだ!」ゼェェェェトン!

 

EXゼットンは投げ付けられた光輪を腕で弾き砕く。

そのまま距離を詰めると巨人に殴り掛かる。

巨人は身体の紋様を紫に発光させると移動速度を上げて回避する。

だが、ゼットンはそれを見切って更に拳を繰り出す。

巨人は紋様を赤く発光させて受け止めようとするがパワーで負けて吹き飛ばされる。

巨人は海面を大きく波立たせながら倒れる。

 

「なら、これだ!」

 

巨人の全身が輝く。

事の始まりは数時間前にこの地球にてクレナイ・ガイが異星人の基地を発見するところに遡る。

明らかにこの時代の人間の施設では無い建物に潜入するとそこでゼットン星人がゼットンを培養していたのだ。

気付かれる前に片付けるつもりだったがゼットン星人ではなくゼットンに感付かれてしまい今に至る。

ゼットン星人がEXゼットンと一体化した為にガイも巨人に姿を変えて戦闘が始まったのだ。

 

「タロウさん!」ウルトラマンタロウ!

 

「メビウスさん!」ウルトラマンメビウス!

 

インナースペース、精神世界のような場所でガイはオーブリングを取り出してウルトラマンの力が入ったカード、フュージョンカードを読み込ませる。

左右にウルトラマンタロウとウルトラマンメビウスが並ぶと、ガイはオーブリングを掲げる。

 

「熱いやつ、頼みます!」フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ!バーンマイト!

 

タロウとメビウスがガイと重なり、その力を与える。

スペシウムゼぺリオンからバーンマイトへと姿を変える。

巨人の名はウルトラマンオーブ。

宇宙を守る光の戦士の一人である。

かつて別次元の地球を救ったようにこの地球も救いにきたのではない(´´´´)

それは今を生きる人類の役目である。

彼は別の使命でこの地球に来ていた。

目の前のゼットン星人もその使命の対象の一人であった。

角が生えた紅い姿になったオーブは拳に炎を纏わせてEXゼットンに殴り掛かる。

 

「紅に燃えるぜ!」

 

EXゼットンは受け止めるが衝撃を殺し切れずに後退する。

殴り返すように繰り出してきたEXゼットンの拳を左腕で叩き落すと右の拳を叩き込む。

 

「おのれ!」ピポポポポポポポポポ、ゼェェェェェェトン!

 

「ストビュームバースト!」

 

EXゼットンが放つ火球とオーブが前面にエネルギーを溜めて撃ち出した光弾がぶつかり爆発する。

オーブは爆炎を突き破り、爆発の衝撃波で動きを止めていたEXゼットンに炎を纏った蹴りを叩き込む。

海面に倒れ込むがよろめきながら素早く立ち上がる。

だが、そこに全身に焔を纏ったオーブが突進してくる。

 

「ストビュームダイナマイト!」

 

「こうなれば仕方ない!粒子解放(´´´´)!」

 

衝突の寸前にEXゼットンの姿が消えた。

空振りする形になったオーブは纏っていた炎を霧散させる。

 

「どうなって…………グッ!?」

 

周囲を見渡そうとした瞬間に背後に火球が炸裂する。

その後も周囲から無数の火球が放たれる。

目を凝らすと周囲を残像が残るような速度でEXゼットンが移動しているのが見えた。

ゼットンの特性の瞬間移動では無い。

アレは無音で姿を消す。

今目の前で行われてるのは高速移動だ。

さっきまでとは明らかに動きが違う。

 

「これこそがこの星での実験成果だ!オーブ!貴様もいずれ我らが計画の邪魔となる!今ここで消させてもらうぞ!」ゼェェェェェェトン!

 

「原理は分からないがそう来るならこっちも別の手を使うだけだ!」

 

オーブが再び光に包まれる。

インナースペースでオーブリングを構える。

 

「メビウスさん!」ウルトラマンメビウス!

 

メビウスのカードをオーブリングに読み込ませる。

力の粒子がメビウスの姿となってガイの隣に立つ。

 

「ギンガさん!」ウルトラマンギンガ!

 

ギンガのカードをオーブリングに読み込ませる。

力の粒子がギンガの姿となってガイの隣に立つ。

 

「輝きの剣、お借りします!」フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ!メビュームエスペシャリー!

 

メビウスとギンガの姿がガイに重なる。

バーンマイトからメビュームエスペシャリーにオーブの姿が変わる。

クリスタルを身に付けた鋭い姿となり、腕から光剣を伸ばす。

 

「眩い光で未来を示せ!」

 

「姿を変えたくらいでこのEXゼットンに勝てるはずが無い!」

 

「それはどうかな」

 

光剣で火球を斬り裂きながらクリスタルで七色の剣を作り出す。

次々と剣を生み出し、周囲に漂わせる。

 

「メビュースピンブレード!」

 

生み出した剣を四方八方に射出する。

EXゼットンも高速移動しながら回避行動をする。

だが、それでも逃れられない。

避けたとしても横を通り過ぎる剣が逃げ道を塞ぎ、避けた剣も背後から襲い掛かる。

動きを緩めた途端に剣の先から光線が放たれる。

バリアを張って防ごうとした瞬間にオーブが身を回転させながら腕から伸ばした光剣で斬り裂く。

肩から袈裟斬りされ、傷口から体液が溢れる。

先程まで過剰に発光していた部位も光を薄めていく。

 

「おのれ、粒子体が流れ出てしまったか」

 

「これで終わりだ!」

 

オーブの周囲に浮かぶ剣から放たれる光線がEXゼットンの身体を貫いていく。

クリスタルの剣の一本を掴むとその周囲に四本の剣を纏わせる。

五本の剣によって強大な光の刃が生み出される。

 

「メビュームスぺシャリーブレード!」

 

縦に振り下ろされた光の刃によってEXゼットンは蒸発していく。

消滅の一歩前でゼットン星人はEXゼットンから分離する。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

光剣から逃れたゼットン星人は近くの島にいた。

基地は先程のオーブの戦闘で吹き飛んでいたので戻る場所は無い。

他の同士と合流する為に連絡を取ろうと通信機を組み立てていた。

 

「やはり適合率の低い状態では高速移動が精一杯か。だが、この戦闘データは次の個体に活かせる」

 

「いいや、次なんて無い」

 

「貴様、ジャグラー!」

 

独り言に割り込んだ声に感付いて銃を抜くが遅かった。

既に刃は振り抜かれ、ゼットン星人は両断されていた。

下半身から上半身が滑り落ちる中でゼットン星人は苦悶の声を漏らす。

 

「何故………貴様まで…………」

 

「あいつを倒すのはこの俺だ。なら、あいつのいるところに俺がいても不思議じゃ無いだろう?」

 

力尽きたゼットン星人は服を残して溶解する。

ジャグラーが刀を鞘に納めるとちょうどガイが駆け付けてきた。

 

「よう、遅い到着だな」

 

「何でお前まで此処に…………」

 

「それはお前には関係無い話だろう?そういうお前はまた任務か?」

 

「どうだろうな。俺はただこの地球で異星人たちの企みを止めに来ただけだ」

 

「その様子じゃまだ何も知らないみたいだな」

 

小馬鹿にした様子のジャグラーに掴み掛かる。

 

「お前、何か知ってるのか?」

 

「さぁな?俺はダークリング探しに忙しんだ。お前に構ってる暇もこんな地球をどうこうする暇も無い」

 

「…………ダークリングがこの地球にある?いや、持ってる奴が来ているのか!?」

 

ジャグラーは特に答えずに去ろうとする。

ガイもこれ以上問答しても意味は無いとして歩き出す。

そこで何かを思い出したかのようにジャグラーが振り向く。

 

「この状態の地球でも守る価値はあるのか?」

 

「状態なんて関係無い人が強く生きているそれで十分だ」

 

「そうか。なら、一つ教えてやるよ。お前が思ってる以上に異星人にとってこの状態は価値があるぞ」

 

「どういう意味だ…………あいつ、知ってる上で動いてるな」

 

ガイが振り向いた時にはジャグラーの姿は消えていた。

ガイから見てもこの地球は特異だった。

数々の次元を見てきたが此処まで姿を変えた地球は初めて見た。

だが、それは異星人にとって侵略する意味も失せたのではと考えていた。

ゆえにゼットン星人が何者かと繋がって怪獣を育てていたのを発見した時は驚いたものだった。

単独で動いていたのならまだ疑問に思うことも無かった。

しかし組織として動いてるからには何らかの計画が動いてるに違いない。

人類とこの地球の事情にガイは関わるつもりは無い。

けれど、そこに異星人が手を出そうと言うなら止めるだけである。

その星の命運を異星人が害していい理由は無いのだから。

ジャグラーの発言の真意と異星人たちの目的を探る為にガイも動き出すのだった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

地中の奥の更に奥深く。

地球の中心に近い場所にて”何か”が脈を打っていた。

遠い銀河の果てより飛来した”何か”が。

 

 

 





というわけで、ミリオンクラウン編という名のオーブ編でした!
続くようで続かない!
少なくともこの続きはミリオンクラウンが三巻は出て地盤が固まったらね!

本質としては地球外からの干渉とそれを防ぐ側的な?
基本的にはオーブ中心と思わせて人類文明の果てということで他の遺物が眠ってたりする予定です
何はともあれ今回は単発回なので次の更新はあったとしてもラストエンブリオの新刊が出たらです!

それでは、質問があれば聞いてください
活動報告にて設定纏め公開中です
どの世界が繋がってる扱いなどはそこにて
感想待ってます!

平成ジェネレーションズに参戦するメンバーがヤバいよね!
特にフォーゼとか無理だと思ってた!
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