今回で三巻終了です!!
前回の三つの出来事!!
一つ!!“ノーネーム”一同は仮面ライダーディケイドこと門矢士と出会った。
二つ!!その夜、突然巨人が襲撃してくるのだった。
三つ!!彼らは協力して巨人を退却させるのだった。
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本陣営では、サラと黒ウサギとジンとジャックとアーシャが話をしていた。
そこで“バロールの死眼”や魔王の残党兵や南の“階層支配者”の事だ。
そしてサラからジンへと白夜叉から預かっていた魔王のゲームの報酬、“グリムグリモワール・ハーメルン”の指輪が渡された。
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前回の襲撃から一時間後、巨人がかつてない大軍を率いて、再び強襲してきた。
戦場に琴線を弾く音が響く。
その音色は最前線の仲間の意識を奪っていく。
ジャックとアーシャはフェイス・レスに加勢する為に最前線へと向かう。
「変身!!」カメンライド、ディディディケイド!!
「変身!!」ライオン!!トラ!!チーター!!ラトラタ!!ラトラーター!!
映司と士はすぐさま変身して、士はマシンディケイダーに、映司はトライドベンダーに跨がって戦場へと飛び込んで行ってしまう。
「ラッテン、」
「言われなくても分かってるわよ。でもちょっと解析するのに時間が掛かるかもしれないわ」
やり取りが終わると、ラッテンは何処かへと向かう。
霧崎が言おうとしたのはラッテンに琴線の音色を相殺する演奏をして貰うということである。
ラッテンは言われずとも察して解析に向かったのだ。
「それで俺らはどうする、ジン?」
霧崎は振り返って、ジンに聞く。
ジンは少し考え、
「戦線を混乱させ、堅琴の術者を破ります」
方針を示す。
「俺はどうすればいい?」
霧崎は作戦を聞く体勢に入る。
何はともあれ、今動けるのは霧崎だけなのだ。
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作戦を聞いた霧崎は出来るだけ感付かれない様に移動していた。
「(さて、出来るだけ目立ってくれよな)」
離れたところにいる仲間に心の中で語りかけるのだった。
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映司と士は数の、体格の差を関係無く巨人を薙ぎ払い続けていた。
トリプル!!スキャニングチャージ!!
「セイヤ、セイヤ、セイヤァァァァ!!」
トライドベンダーの上でメダジャリバーを構えて巨人を斬っていく。
更にトライドベンダーから放たれる光弾は巨人を吹き飛ばす。
アタックライド、ブラスト!!
「ハァァァァ!!」
そのカードをスキャンするとガンモードのライドブッカー周囲に銃口が幾つも現れる。
そして全ての銃口から無数の弾丸が放たれる。
マシンディケイダーで移動しながら放たれる弾丸は巨人を撃ち抜いていく。
「うわぁ………凄い事になってますね…………」
「そうだね…………」
その様子をグリーの上から見ている黒ウサギとジンは唖然としていた。
映司と士が暴れているところを中心に巨人の軍団にポッカリと穴が空いている。
その隙間を利用してジン達は進んでいた。
ある程度、敵陣に踏み込むと足を止める。
そしてジンは“グリムグリモワール・ハーメルン”の指輪をはめた右腕を掲げる。
「隷属の契りに従い、再び顕現せよ______“黒死斑の御子”______ッ!!」
刹那、漆黒の風が戦場に吹雪いた。
うごめくように生物的で、不吉を具現化させたような黒い風は、瞬く間に戦場を駆け抜けていく。
召喚の円陣には笛吹き道化の旗印が刻まれ、その中心へと黒い風が圧縮される。
やがて人型へと変化していく黒い風は、圧縮された全ての空気を放出して爆ぜた。
爆心地は白と黒の斑模様の光が溢れ、その中に顕現したモノは___
「______何処に逃げたの、白夜叉ああああああああああああッぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
戦場とは無関係の駄神の名を叫び。
一撃で、百の巨人族を薙ぎ払った。
「この声はマスター?」
音色を解析していたラッテンが聞き覚えのある声に首を傾げる。
白夜叉に色々されたらしく現れたぺストはメイド服であった。
ぺストは激怒しながら巨人族を掻き乱して殲滅していく。
すると予定通り、琴線を弾く音が聞こえる。
再び濃霧が現れると思われたが、琴線の音にラッテンの笛の音色が加わり、相殺する。
どうやら解析は終わったようだ。
ジン達は予定以上の状況に安堵する。
「カブトさん、後は任せました」
◆◆◆◆◆
霧崎は既に【イアン式ライズ】で敵を発見していた。
「そこだ!!」
敵が濃霧が発生しない事に動揺している間に近付き、フードを被った敵の手の中にある“黄金の堅琴”を真上に蹴り上げる。
そして敵が何かする前に横っ腹に蹴りを叩き込んで吹き飛ばす。
「これでよし、と」
敵が吹き飛んだのを確認すると、落下してきた“黄金の堅琴”を掴む。
その瞬間______巨人族と“アンダーウッド”の勝敗が決した。
◆◆◆◆◆
次の日。
士、映司、霧崎が復興作業を手伝っている中、十六夜とレティシアが地下都市に到着した。
◆◆◆◆◆
十六夜と黒ウサギが木の上で語らい合ってると、複数の星が光を無くした。
___目覚めよ、林檎の如き黄金の囁きよ___
そんな不吉な声を聞いた瞬間。
“アンダーウッド”に、黄金の琴線を弾く音が響いた。
◆◆◆◆◆
ぺストはレティシアと少し話し、別れた後、ラッテンに絡まれていた。
突然、後ろから抱き付かれたのだ。
「いや~久しぶりですね、マスター♪」
「貴女、生きていたのね……」
「そりゃギリギリな上に死ぬ気でしたけど心残りが出来てしまいましたからね………」
少々頬を赤くして言うラッテン。
その様子に呆れる様な顔をするぺスト。
二人がそんなやり取りをしていると、不吉な声と音色が響く。
◆◆◆◆◆
刹那、夜空が二つに裂けた。
晴れ晴れとしていたはずの夜空は暗雲に包まれて稲光を放ち、“アンダーウッド”の空を暗く染め上げていく。
二つに割れた空から___神話の光景を眼にする。
「龍か………また面倒な………」
士が呟いた直後、
「GYEEEEEEEEEEEEEEYAAAAAAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaaEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaaa!!」
常識外れの雄叫びが、“アンダーウッド”の総身を揺り動かす。
龍の頭部はかろうじて見えたが、その全長は雲海に隠れて見えないほどの巨体なのだ。
巨龍が現れた星空の歪みからは、更に巨大な城のような影が見え隠れしている。
数多の落雷が降り注ぎ、地下都市を覆う根は焼け落ちる。
そして混乱に拍手を掛けるように見張り台の鐘が鳴らされた。
どうやら巨人族も現れたようだ。
一層大きな雄叫びが響くと、鱗が雨のように降り注ぎ、一枚一枚が化け物になって街を襲い始める。
「しょうがない、変身!!」カメンライド、ディディディケイド!!
見かねた士はディケイドに姿を変えて、化け物達へと向かっていく。
◆◆◆◆◆
飛翔するローブの詩人と、その腕に捕らえられたレティシア。
レティシアは混濁した意識の中で、眼下に十六夜とレティシアを見つけると訴える。
「十三番目だ………十三番目の太陽を撃て…………!!それが、私のゲームをクリアする唯一の鍵だ!!」
断末魔にも似た叫びと共に、レティシアは巨龍に飲み込まれて光となる。
その光は軈て黒い封書となり、魔王の“契約書類”となって“アンダーウッド”に降り注いだ。
◆◆◆◆◆
{ギフトゲーム名“SUN SYNCHRONOUS ORBIT in VAMPIRE KING”
・プレイヤー一覧
・獣の帯に巻かれた全ての生命体。
※但し獣の帯が消失した場合、無期限でゲームを一時中断とする。
・プレイヤー側敗北条件
・なし(死亡も敗北と認めず)
・プレイヤー側禁止事項
・なし
・プレイヤー側ペナルティ条項
・ゲームマスターと交戦した全てのプレイヤーは時間制限を設ける。
・時間制限は十日毎にリセットされ繰り返される。
・ペナルティは“串刺し刑” “磔刑” “焚刑”からランダムに選出。
・解除方法はゲームクリア及び中断された際にのみ適用。
※プレイヤーの死亡は解除条件に含まず、永続的にペナルティが課される。
・ホストマスター側 勝利条件
・なし
・プレイヤー側勝利条件
一、ゲームマスター・“魔王ドラキュラ”の殺害。
二、ゲームマスター・“レティシア=ドラクレア”の殺害。
三、砕かれた星空を集め、獣の帯を玉座に捧げよ。
四、玉座に正された獣の帯を導に、鎖に繋がれた革命主導者の心臓を撃て。
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します。
“ ”印}
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カンウト・ザ・メダルズ
赤、タカ、クジャク、コンドル
緑、クワガタ、カマキリ、バッタ
黄、ライオン、トラ、チーター
白、サイ、ゴリラ、ゾウ
青、シャチ、ウナギ、タコ
橙、コブラ、カメ、ワニ
特、スーパータカ、スーパートラ、スーパーバッタ
三巻終了!!
四巻に続く!!
巨人達に関してはライダーの一撃で一体死んでると思ってください。
スペック的にそれだけ違いますので
ちなみにラッテンとぺストの関係は今では主従とか全く無いですが
呼び方はマスターです
それでは質問などがあれば聞いてください。
感想待ってます。