翌日。
サラが偵察帰ると大樹が激しく揺れる。
どうやら原因は“ノーネーム”らしくサラは地下の大空洞に向かう。
そこで見たのはずぶ濡れのぺスト&ラッテンと訓練もかねて手合わせをする霧崎と十六夜だった。
どうもどうやら十六夜の提案で実力試しにしているらしい。
ぺストとラッテンは早々についていけなくなったようだ。
というよりやる気を無くして見学に回っている。
一方の十六夜と霧崎は、
「なあ、そろそろ終わりにしないか?」
「いや、まだだ!!」
霧崎はうんざりした様子で、十六夜は意地になっているようである。
互いに無傷で濡れてもいない。
先程から十六夜が突っ込み、霧崎が【弱者のパラダイム】で軌道をそらし、十六夜が強引に体勢を変えてまた突っ込むの繰り返しである。
十六夜としては一発入れないと気がすまなくなってきている。
主賓室では黒ウサギとサラがその様子を眺めている。
サラは霧崎の力を珍しそうに見つつ、十六夜も観察する。
その時、
「これならどうだ!!」
十六夜が足場を思いっきり殴った。
そうすれば勿論、足場は崩れ、水が多いに吹き飛ぶ。
「うぉい!?」
「ハハッ!!一撃入れるのは無理だったが水に落としはしてやったぞ」
霧崎は足場が崩れ、必然的に水に落ちる。
とはいえ十六夜も自分が巻き上げた水でずぶ濡れなわけだが。
ついでに水は主賓室まで飛んでサラもずぶ濡れになっていた。
黒ウサギは嫌な予感がして無事だったがサラはそうも行かなかったらしい。
その後、全員風呂に向かう事になるのだった。
◆◆◆◆◆
大浴場・女湯。
「さ~てマスター?覚悟してくださいよ?」
「ちょ、待って!!」
「待ちませんよ♪」
女湯には風呂に慣れていないぺストの悲鳴とラッテンの楽しそうな声が響くのだった。
◆◆◆◆◆
上空の古城では映司とアーシャが子供に気を付けながら探索を進めていた。
二人とも子供の世話はある程度慣れているのだ。
◆◆◆◆◆
翌日。
“アンダーウッド”はゲームクリアに向けて動き始めていた。
十六夜はグリーに乗り、サラ達と共に古城へと向かっていた。
そこでレティシアの影に襲撃される。
そして地上では巨人があり得ない程短時間で距離を詰めて襲撃してきていた。
サラ達は指揮をする為に地上に戻り、古城へ向かうのは十六夜とグリーだけだった。
そしてレティシアの影と交戦を開始する。
◆◆◆◆◆
巨人族強襲を聞いた士は戦場に向かおうとするがその前に銀色のオーロラが現れ、白いスーツの男が現れる。
その背後にはショッカー戦闘員がいる。
「久しぶりだな、ディケイド」
「お前は……アポロガイスト!!」
「そうだ。私は甦ったのだ!!我が大ショッカーの技術だけでなく、ネクロオーバー!!ホムンクルス!!ありとあらゆる技術を結集したのだ!!」
「甦ったところでまた倒すだけだ」
「私はただ甦っただけではないのだよ!!」
言い合いながら士はライドブッカーソードモードを、アポロガイストはアポロフルーレを構える。
「我が命の炎を消さぬ為に人工ファントムを取り込んでその魔力によって私は永遠の命を手に入れたのだ!!」
「それがどうした!!」
互いに向かっていき、剣をぶつけあう。
その間に士はディケイドドライバーを取り出して腰に装着する。
「人工ファントムを取り込んだ副産物がこれだ。サンダー!!」
アポロガイストが叫ぶと彼の前に魔法陣が現れる。
何かを察した士は飛び退く。
その直後に魔法陣から雷が放たれる。
「フハハハ!!これが副産物、魔法の力なのだ!!」
「お前がどうなろうと興味は無い」
言いながらカードを取り出す。
それをベルトに入れようとするが、
「まぁ待て、今日は挨拶に来ただけだ。次に会う時、宇宙一迷惑な存在として貴様を倒してやろう」
「分かっているなら来るな」
そう言ってアポロガイストは白いスーツの姿のまま銀色のオーロラへと戻っていた。
士としては邪魔が消えたというかんじだが何かあるようにしか思えなかった。
◆◆◆◆◆
某所。
銀色のオーロラから出たアポロガイストはうずくまっていた。
「クッ………やはりまだ馴染まんか。人工ファントムが私の体に完全に定着した時が貴様の命日だ、ディケイド!!」
アポロガイストはふらつきながらも立ち上がって歩き出す。
◆◆◆◆◆
吸血鬼の古城。
「それで皆、どうだった?」
探索を一通り終えて確認をとる。
都市が十二分割されている事と各々外郭の壁に十二宮を示す記号がある事が分かった。
そしてアーシャとキリノは十二宮が刻まれた欠片と蛇使い座の欠片とその他の星座の欠片を発見していた。
その後、少し話し合うと欠片を繋ぎ玉座に捧げる事がゲームクリアという結論になった。
◆◆◆◆◆
東南の平野。
巨人族との戦いは、限りなく一方的だった。
ぺストが次々と薙ぎ倒し、取りこぼしを霧崎が防ぎ、ラッテンが奏でる音色が味方を強化する。
防御特化に近い能力である霧崎にとって強襲されているこの状況は好都合であった。
ラッテンは音色で味方を強化するだけでなく、自身もディーンを使役して巨人を薙ぎ倒していた。
更にサラ達も加わって戦況はかなり優位に進む。
◆◆◆◆◆
ぺストは敵、アウラと話していた。
交渉に近い形でもあったがそれは決裂した。
その隣にラッテンと霧崎達が現れる。
「話は終わりましたか、マスター?」
「えぇ、“終わったわ”」
一同の視線はアウラへと集う。
サラが代表者として降伏勧告をする。
「巨人族は全て我々が倒した。士気を操作して無理矢理戦わせたようだが、所詮は死に体の輩。我々の敵ではない。大人しく降伏し、その身を預けるが良い」
(士気操作は私が妨害入れてましたし)
ボソリ、と呟くラッテン。
サラは言い終わると剣を抜く。
これが最後通牒であるという意味だろう。
しかしアウラは憮然とした笑みが絶えずに浮かんでいる。
ぺストが警戒し、アウラが人類の幻獣、通称“魔法使い”と呼ばれる者と警告する。
アウラは自分を包囲する軍勢を見ると、嘲笑うかのように“バロールの死眼”を掲げ、
「さようなら、“黒死斑の御子”!!そして“龍角を持つ鷲獅子”同盟の皆さんと、その他大勢の皆さん!!不用意に全軍を進めた、貴方達の敗北よ!!」
“バロールの死眼”が一瞬、戦場を満たす程の黒い光を放つ。
霧崎は奇妙に思った。
聞いてた通りだったら放たれるのは“死の光”のはずだ。
なのに死の脅威が一切見えない事に。
次の刹那、
「「「「「「ウオオオオオオッオォォォォォォ!!」」」」」」」
黒死病から解放された巨人族が、鬨の声を上げて彼らを包囲した。
霧崎は冷や汗を流す。
さすがにこの状況では全てをかばーするのは不可能である。
状況は絶望的。
そう思われた時、一発の銃声が聞こえる。
そして銃弾はアウラの足元に当たる。
視線が銃弾が放たれた所へと集中する。
そこには人影があった。
人影に向かってアウラが叫ぶ。
「何者だ!!」
「俺は操真 晴人。希望を守る魔法使いさ。とりあえずお前らが敵という事でいいよな?」
「さあね?どうかしら!!」
アウラが言った直後、数体の巨人が晴人に攻撃をしかける。
しかし、
デイフェンドプリーズ!!
「これが答えってわけね」
魔法陣に防がれる。
ドライバーオンプリーズ!!
シャバドゥビタッチヘンシ~ン!!
「変身!!」フレイムプリーズ!!ヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!!
指輪をベルトにかざすと魔法陣が晴人を包んでいき、その姿を仮面ライダーウィザード、フレイムスタイルへと変える。
「さあ、ショータイムだ!!」
ソードガンを構え、巨人達に向けて言う。
“アンダーウッド”に現れた三人目の仮面ライダーは絶望的な状況を塗り替えるべく戦闘を始める。
◆◆◆◆◆
カウント・ザ・メダルズ
赤、タカ、クジャク、コンドル
緑、クワガタ、カマキリ、バッタ
黄、ライオン、トラ、チーター
白、サイ、ゴリラ、ゾウ
青、シャチ、ウナギ、タコ
橙、コブラ、カメ、ワニ
特、スーパータカ、スーパートラ、スーパーバッタ
ウィザード登場!!
今までもチラチラ出てきてましたが本格参戦です!!
アポロガイスト(ガイ)はパーフェクターやファンガイアの力の代わりに人工ファントムの魔力で命の炎を灯しているかんじです。
蘇生には彼の言う通り大ショッカーの技術以外にもネクロオーバーやホムンクルスなどの技術も利用されています。
ネクロオーバーはエターナル
ホムンクルスはノブナガ
の蘇生に使われた技術です。
それと人工ファントムが完全に定着していないので魔法は使えても怪人態にはなれないのが現状です。
それでは質問があれば聞いてください。
感想待っています。