問題児と000と弱者の箱庭物語   作:天崎

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十二使徒と炎の巨人と指輪の魔法使い

 

キャモナスラッシュシェイクハンズ!!フレイム!!スラッシュストライク!!ヒーヒーヒー!!

「ハァァァ!!」

 

晴人は巨人の集団に突っ込むと炎の斬撃を加えていく。

ソードガンをガンモードに変えて周囲に銃弾をばら蒔きなから左手の指輪を変える。

変え終わるとドライバーの手形の向きを変えて指輪をかざす。

 

フレイム!!ドラゴン!!ボー、ボー、ボーボーボー!!

 

晴人を赤い魔法陣と赤い龍の様な物が包み、姿をフレイムドラゴンに変える。

 

「悪いけど、そこまで時間を掛けれないみたいだからな」チョーイイネ!!スペシャル!!サイコー!!

 

その指輪をスキャンするとフレイムドラゴンの胸にドラゴンの頭部が出現する。

そしてドラゴンの口から巨人に向けて熱線が放たれて巨人を消し飛ばしていく。

 

ハリケーン!!ドラゴン!!ビュー、ビュー、ビュービュービュービュー!!

 

緑色の魔法陣とドラゴンが包み姿をハリケーンドラゴンに変える。

 

チョーイイネ!!スペシャル!!サイコー!!

 

スペシャルの指輪をスキャンするとハリケーンドラゴンの背に翼が現れる。

 

コピープリーズ!!

 

更にソードガンにコピーの指輪をスキャンして二本にする。

ガンモードに変えて上空から巨人を撃ち抜いていく。

 

チョーイイネ!!サンダー!!サイコー!!

キャモナスラッシュシェイクハンズ!!ハリケーン!!スラッシュストライク!!ビュービュービュー!!

  キャモナスラッシュシェイクハンズ!!ハリケーン!!スラッシュストライク!!ビュービュービュー!!

 

サンダーの指輪をベルトでスキャンし、ソードガン二本ででスラッシュストライクを発動させる。

そのまま急降下していき巨人の集団の中心で雷を纏った風の斬撃を放つ。

 

ウォーター!!ドラゴン!!ザバザババシャーン、ザブンザブーン!!

 

青色の魔法陣とドラゴンが包んで姿をウォータードラゴンに変える。

直後に、

 

「それ以上はさせないわ!!」

 

アウラが自身を包む黒い渦、“バロールの威光”の一部を収束させて晴人へと放つ。

死の恩恵を与える黒い光が晴人に当たる前、その間に霧崎が割り込んだ。

 

「そっちこそさせるかよ!!」

 

死の恩恵、つまり死の脅威そのものである黒い光は霧崎には意味が無い。

【弱者のパラダイム】で簡単に祓ってしまう。

 

「余計なお世話だったか?」

 

「いや、助かった。ありがとうな」

 

二人はそれだけ言うと各々巨人へと向かっていく。

 

チョーイイネ!!ブリザード!!サイコー!!

チョーイイネ!!スペシャル!!サイコー!!

 

周囲に冷気を放ち、巨人を凍結させてスペシャルにより出現したドラゴンの尾で薙ぎ払って砕いていく。

 

ランド!!ドラゴン!!ダン、デン、ドン、ズ、ドゴーン!!ダン、デン、ドゴーン!!

 

黄色の魔法陣とドラゴンに包まれて姿をランドドラゴンに変える。

 

チョーイイネ!!グラビティ!!サイコー!!

 

その指輪をスキャンすると巨人達の真上に黄色の魔法陣が現れる。

それが下に降りていくと、巨人達は押し潰される様に地面に押し付けられる。

 

キャモナシューティングシェイクハンズ!!ランド!!シューティングストライク!!ダン、デン、ドン、ズ、ドゴーン!!

  キャモナシューティングシェイクハンズ!!ランド!!シューティングストライク!!ダン、デン、ドン、ズ、ドゴーン!!

 

地面に押し付けられて動けない巨人達に向かって土属性のエネルギー弾を放ち、消し飛ばす。

そして背後から襲いくる巨人を、

 

チョーイイネ!!スペシャル!!サイコー!!

 

スペシャルの指輪をスキャンして出現したドラゴンの爪で斬り裂く。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「おのれ!!ウィザードまで来たか!!致し方無い!!此処でこれらを解放するか!!」

 

そう言って中年の男はアタッシュケースを開ける。

その中には12個のスイッチがあった。

12個のスイッチはほんのり光ると何処かへ飛んでいった。

中年の男はそれを見守るとポケットから一つのガイアメモリと三枚のコアメダルを取り出す。

そして、それを地上に向かって投げる。

投げられた四つの物体は光って絡み合う。

 

「フハハハ!!ウィザード!!貴様はこの仮面ライダーに倒されがいい!!」

 

中年の男は叫びは誰にも聞こえる事のなく、響いていく。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

その頃、十六夜はレティシアの影を倒して古城に上陸していた。

現在は上陸の際に負傷したグリーの止血をしている。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

古城。

映司達は黒いグリフォンの襲撃を受けていた。

黄道の玉座にてそこに拘束されていたレティシアと話しながら、十二星座の欠片を玉座の周囲にはめている中で襲撃されたのだ。

しかも最後の一つの欠片、蛇使い座の欠片をはめる直前に襲撃された為にクリアに近付いたと見なされてゲームが再開されてしまった。

故に巨龍も解放された。

しかも蛇使い座の欠片を黒いグリフォンに奪われてしまった為にゲームを終わらせて巨龍を止める事も出来ない。

現在は子供達を避難させ、映司がオーズ・タトバコンボになって応戦していた。

 

「その欠片、返してくれないかな?」

 

「無理だな。欲しければ私を倒して奪うがいい!!」

 

「時間も無いし、そうさせて貰うよ!!」

 

「それに貴様のメダルも“生命の目録”の代わりに奪わなくてはいけないからな!!」

 

「メダルで何をするつもりだ!!」

 

メダジャリバーを弾き飛ばされ、トラクローを展開して挑み掛かる映司。

 

「貴様に教える義理は無い!!」

 

黒いグリフォン、グライアも体を変化させて鋭い爪を出して対抗する。

両者が激しいぶつかり合いをする中、室内に何かが突入してくる。

奇妙な気配を感じ、互いに距離を取って、突入してきた物を見る。

 

「何だ、あれは………」

 

「あれは……ホロスコープススイッチ!?」

 

映司が驚きの声を上げる。

そんな事も関係無くスイッチは対応する欠片と共鳴して、欠片へと近付く。

そして激しい光を放つ。

 

「「な!?」」

 

映司とグライアが目を塞ぐ。

そして光が収まりそこにいたのは、

 

蟹座のゾディアーツ、キャンサー・ゾディアーツ

牡羊座のゾディアーツ、アリエス・ゾディアーツ

山羊座のゾディアーツ、カプリコーン・ゾディアーツ

水瓶座のゾディアーツ、アクエリアス・ゾディアーツ

牡牛座のゾディアーツ、タウラス・ゾディアーツ

双子座のゾディアーツ、ジェミニ・ゾディアーツ

魚座のゾディアーツ、ピスケス・ゾディアーツ

蠍座のゾディアーツ、スコーピオン・ゾディアーツ

天秤座のゾディアーツ、リブラ・ゾディアーツ

乙女座のゾディアーツ、ヴァルゴ・ゾディアーツ

獅子座のゾディアーツ、レオ・ゾディアーツ

射手座のゾディアーツ、サジタリウス・ゾディアーツ

 

十二使徒、通称ホロスープスと呼ばれる怪人達だった。

十二体が一斉に放った攻撃によって映司は外へ吹き飛ばされるのだった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

東南の平原。

ジンの提案により、晴人、霧崎、ぺストはアウラに向かっていっていた。

晴人がスラッシュストライクでアウラを包む黒い渦に切り目を入れる。

そこへラッテンの操るディーンの上に乗った霧崎が突っ込んでいく。

 

「終わりだ、クソッタレ!!」

 

突っ込んだ瞬間、【弱者のパラダイム】で“黄金の竪琴”によって呼び出された雷撃ごと、アウラを包む黒い渦、死の脅威の塊を掴み祓う。

黒い渦は切れ目から大きく穴が開く。

 

「馬鹿な!?人間が神霊の御業をこんなに簡単に……!?」

 

驚愕するアウラ。

その隙にぺストは開いた穴から“バロールの死眼”に手を伸ばしてアウラを嘲笑う。

 

「舐めていたわね、アウラ。今度は貴女の番よ」

 

「小娘がぁぁぁ!!」

 

直後にアウラは悪足掻きに“バロールの死眼”に短刀を突き立てる。

その短刀は“ブリューナク”の穂先であり、瞳は石となって二つに裂けて分かれた。

一つはアウラに。

一つはぺストに。

瞬間、“バロールの死眼”は制御を離れて暴走し始める。

巻き込まれかけたアウラはリンに拾われる。

ぺストが持っている方はすぐさま霧崎が抑え付けた。

 

「あんた…………本当に滅茶苦茶ね」

 

「頼むから、今は話しかけないでくれ………」

 

霧崎としては押さえ付けるのに必死であった。

 

「だそうですよ、マスター♪」

 

「貴女はいきなり抱き付いてこないでくれる?」

 

ぺストの背後からラッテンが現れてぺストを抱く。

一先ず落ち着いたと思った直後に、上空で何かが光る。

 

「「「「何だ!?」」」」

 

ようやく“バロールの死眼”を落ち着かせた霧崎が、

巨人を片付けていた、晴人、ぺスト、ラッテンが、

その光の中心を見る。

光の中心には一つのガイアメモリと三枚のコアメダル。

 

「変身!!」

 

そんな声が響くと一層強く輝く。

そんな輝きが収まり、一同が上空を見上げる前に巨大な何かが降ってくる。

 

 

「我が名は………仮面ライダーコア!!」

 

 

一同は叫び声の音源を、落下地点を見る。

そこには巨人の二、三倍はありそうな炎に包まれた仮面ライダーの様な化け物が立っていた。

 

「仮面ライダーの悲しみと憎しみの記憶から生まれし、私が全てを吹き飛ばしてやろう!!」

 

その叫びが大気を震わす。

大気を震わすのはそれだけでは無い。

巨龍が天地を揺るがす絶叫と共に大地へと舞い降り始めていた。

 

天災は重なる。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

古城。

映司は防戦を強いられていた。

映司が一人なのに対して、敵は十二体である。

更にグライアまで攻撃をし掛けてくる。

どうもどうやらホロスープスは映司を優先して狙っているようだ。

グライアはそれを利用して戦況を有利に進めている。

グライアの姿は現在黒い龍であった。

 

「クッ………」

 

息を吐きながら映司は攻撃を避ける。

この状況で一番厄介なのはコンボチェンジをする隙すら無いことである。

ダスタードなどなら幾ら数がいてもその程度の隙はある。

しかしホロスープスは全員幹部級、グライアもかなりの実力である。

 

「そろそろ諦めたらどうだ?」

 

「悪いけど、諦めるわけには行かないんだよね。皆の為にも」

 

「そうか、では死ぬがいい!!」

 

一斉に攻撃が放たれようとした時、映司と敵の間に何かが撃ち込まれる。

ホロスープスとグライアは警戒し、距離を取る。

そして弾が飛んできた方を見る。

 

「少し遅かったか?」

 

「いや、十分だよ」

 

現れたのは士だった。

アポロガイスト出現から古城に何かあると感じて急いで向かっていたのだ。

結果として何も無かったが、こうして仲間のピンチには間に合った。

 

「貴様、何者だ!!」

 

グライアが叫ぶ。

士はディケイドライバーを腰に巻きながら答える。

 

「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ!!」カメンライド、ディディディケイド!!

 

カードをベルトに入れてディケイドに変身する。

そしてその隙に映司もコンボチェンジする。

 

(アンク、行こうか)

タカ!!クジャク!!コンドル!!タージャードルー!!

 

心の中で割れたアンクのコアを思い浮かべ、語り掛けながら姿を変える。

タカヘッドはタカヘッド・ブレイブと変わり、クジャクの胴、コンドルの足を持つ鳥系コンボ、タジャドルとなる。

 

「さあ、俺達の力を見せてやる!!」

 

二人はホロスープスとグライアに向かっていくのだった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

カウント・ザ・メダルズ

 

赤、タカ、クジャク、コンドル

緑、クワガタ、カマキリ、バッタ

黄、ライオン、トラ、チーター

白、サイ、ゴリラ、ゾウ

青、シャチ、ウナギ、タコ

橙、コブラ、カメ、ワニ

特、スーパータカ、スーパートラ、スーパーバッタ

 

 






ゲームも終盤に突入!!

対戦表
映司&士vsグライア&ホロスコープス
霧崎&晴人&その他大勢vs仮面ライダーコア

大まかにはこんなかんじですね。

タジャドルの活躍は次回です。

前半はウィザード大暴れでした。
魔力に関してはまだ大丈夫です。


それでは質問があれば聞いてください。
感想待ってます。

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