問題児と000と弱者の箱庭物語   作:天崎

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不死鳥コンボとライダー図鑑と不穏な影

大樹の麓。

ここが魔獣最終防衛線と言ったところである。

 

「貴方達、何やってるの?」

 

霧崎の隣に立つぺストの第一声はそれだった。

どうやら見られていたらしい。

まぁ確かに戦闘中に何をやってるという光景だっただろう。

 

「いや……あれは………まぁ………その………」

 

霧崎は目をそらしつつ、口をゴニョゴニョさせる。

霧崎としてはひたすら受け身だった為に何も言いようが無い。

その後もぺストは冷たい視線でネチネチと言い続けるのだった。

その間も霧崎とぺストは背中合わせに魔獣を倒し続けている。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

古城。

アクエリアスが倒れたので映司と士は再生の心配無く攻め続ける。

映司はクジャクの翼を広げて空中でグライアとぶつかり合う。

 

「ぬぅ…………」

 

押されている感覚にグライアが声を上げる。

熱線を放っても避けられて攻撃をくらう。

格闘に持ち込むが映司の方が飛行速度は速く、小回りもきくので不利な状況である。

 

「うわぁ!?」

 

下から放たれたサジタリウスの矢を首を捻り避ける。

その隙にグライアが掴み掛かろうとしてくるが腕を蹴り上げ、タジャスピナーから炎弾を放って吹き飛ばす。

 

「いつかの蟹みたいで厄介だな!!」

 

士はキャンサーノヴァの攻撃を避けながら愚痴る。

 

「蟹にはこいつだ!!」カメンライド、アームド!!

 

コンプリートフォームの胸の九枚のカードが装甲響鬼に変わる。

士の隣に装甲響鬼が現れる。

士はカードをライドブッカーから取り出してディケイドドライバーに入れる。

装甲響鬼も同じ動作をする。

 

ファイナルアタックライド、ヒ、ヒ、ヒビキ!!

「オラァ!!」

 

士と装甲響鬼が同じ動作で同時にキャンサーノヴァを斬る。

二発の【音撃刃・鬼神覚声】で斬られたキャンサーノヴァは爆散する。

 

カメンライド、サバイブ!!

 

士はスコーピオンノヴァの方を向くとケータッチを手に取って龍騎のマークを押して腰に戻す。

胸のカードが龍騎サバイブに変わり、隣に龍騎サバイブが現れる。

 

「お前はこれだ!!」ファイナルアタックライド、リュ、リュ、リュウキ!!

 

士と龍騎サバイブが同時に炎の刃を放つ。

二発の【バーニングセイバー】によってスコーピオンノヴァは斬り裂かれて爆散する。

龍騎サバイブの姿が消えると、

 

「ロォォォォクンロォォォォル!!」

 

カプリコーンがギターから音の衝撃を放ってくる。

士は紙一重で回避する。

 

「うるさいんだよ!!」カメンライド、エンペラー!!

 

ケータッチを操作し、胸のカードが変わる。

士の隣にキバエンペラーフォームが現れる。

 

ファイナルアタックライド、キ、キ、キバ!!

 

同じ動きで放たれる二発の【ファイナルザンバット斬】がカプリコーンの音撃を押し返してその体を裂く。

キバエンペラーフォームが消えると背後からジェミニが抱き掛かってきた。

しかし士の目の前にもジェミニはいる。

 

「アハハハ♪吹き飛びな♪」

 

どうやら抱き掛かってきているのはジェミニの超神星、分身爆弾のようだ。

分身ジェミニが点滅を始める。

爆発が近いのであろう。

 

「こんなのが通用するとでも思っているのか?」

 

「「え?」」

 

二人のジェミニの声が重なる。

直後、抱き掛かっていたジェミニにライドブッカーガンモードを押し当てて引き金を引く。

0距離の銃撃に分身ジェミニは吹き飛ぶ。

すかさずライドブッカーをソードモードにして本体の方へと分身を弾き飛ばす。

分身を叩き付けられてへたり込んだ所に、

 

スキャニングチャージ!!

「セイヤァァァァァァ!!」

 

映司がプロミネンスドロップを発動させて急降下してくる。

展開したコンドルレッグに挟まれてジェミニは分身ごと爆散する。

 

「士さん、伏せて!!」ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!ギガスキャン!!

 

言われて伏せる士。

その真上を銀色のエネルギー弾が通っていき、背後にいたレオへと当たる。

 

「ぬおぉぉぉぉ!!」

 

レオは爪でエネルギー弾を防ぎ霧散させる。

防ぎ切ったもののかなり後退している。

 

「ウオォォォォ!!」

 

入れ換わるようにタウラスが突進してくる。

 

カメンライド、ライナー!!

ファイナルアタックライド、デ、デ、デンオウ!!

 

士は迎え撃つ様に隣に電王ライナーフォームを召喚して、即座にデンカメンスラッシュを発動する。

目の前に来た所を狙い斬られタウラスは爆散する。

 

「エリャァァァァァ!!」

 

ピスケスが地面を泳ぐように移動して攻撃を仕掛けてくるが、地面から出たところを狙い撃つ。

 

カメンライド、アルティメット!!

 

ケータッチを操作して腰に戻す。

胸のカードが全てクウガアルティメットフォームに変わる。

 

「眠れ!!」

 

アリエスが睡眠波を放つ。

士は後退しながら避ける。

士の隣にクウガアルティメットフォームが現れる。

 

ファイナルアタックライド、ク、ク、クウガ!!

 

カードを入れると士とクウガアルティメットフォームが同時に手をピスケスとアリエスに向ける。

するとアリエスとピスケス周辺が炎上し始めて火柱が立ち上がる。

超自然発火によりアリエスとピスケスは原子レベルで焼かれて限界を迎えて爆散した。

 

「残りは四体か」

 

「調子に乗るなよ……」

 

リブラが呟きながらディケを持って挑み掛かってくる。

士は最初の一撃を避けるとカウンターの如くライドブッカーで斬る。

少し距離を空けてケータッチを操作する。

胸の全てのカードがブレイドキングフォームへと変わる。

 

アタックライド、ストレートフラッシュ!!

 

カードをディケイドドライバーに入れると、士は二本の剣を持ってリブラに斬り掛かる。

リブラはディケで防御するが一本で防ぎ切れずに斬撃を受け続ける。

そしてディケにも限界が来て砕ける。

そこが大きな隙となる。

そこを狙って二本で同時に斬る。

リブラは吹き飛び外壁にぶつかる。

士は隣にブレイドキングフォームを召喚してカードをディケイドドライバーに入れる。

 

ファイナルアタックライド、ブ、ブ、ブレイド!!

 

士の前にはマゼンタのエネルギー体のカードが五枚、ブレイドキングフォームの前には金色のエネルギー体のカードが五枚現れる。

全く同じ動作で剣を構え、振り降ろす。

斬撃波はカードを抜けてリブラへと向かっていく。

 

「うわぁぁぁぁぁ!!」

 

リブラは当たる直前に情けない悲鳴を上げて二つの斬撃波に斬り裂かれて爆散した。

 

「「これ以上はさせん!!」」

 

レオとヴァルゴが同時に襲い掛かってくる。

レオとヴァルゴが直接攻撃を仕掛けて、背後からサジタリウスが矢を放ってくる。

矢を避け、攻撃をライドブッカーで防いでいく。

 

「ぐぬぅ!?」

 

突然、ヴァルゴが背中から煙を上げてバランスを崩す。

映司が炎弾を放ったのだ。

その隙を士は逃さない。

 

カメンライド、シャイニング!!

ファイナルアタックライド、ア、ア、アギト!!

 

ケータッチを操作して、胸の全てのカードがアギトシャイニングフォームに変わる。

隣にアギトシャイニングフォームを召喚して、同じ動作で光の斬撃波をヴァルゴに向けて放つ。

ヴァルゴはギリギリ回避するが、翼を斬り裂かれて落ちる。

 

「もう一発だ!!」ファイナルアタックライド、ア、ア、アギト!!

 

もう一度カードを入れると士とアギトシャイニングフォームの足元に各々の紋章が現れる。

そして二人同時に蹴りを放つ。

二発の【シャイニングライダーキック】を受けたヴァルゴは貫かれて爆散した。

 

「ぐぁ!?」

 

着地した直後にレオが高速移動しながら襲ってくる。

 

カメンライド、ハイパー!!

 

ライドブッカーで攻撃を防ぎながらケータッチを操作して腰へと戻す。

胸のカードが全てカブトハイパーフォームへと変わる。

 

アタックライド、サソードパワー!!

 

そのカードを入れるとライドブッカーに紫のエネルギーが貯まっていく。

 

「そこだ!!」

 

士はある程度狙いを付けて斬撃を放つ。

 

「ぬぁ!?」

 

バキィ!!という音と共にレオの爪が砕ける。

先程、エネルギー弾を防いだ時にヒビが入っていたのだ。

爪を砕いた勢いのままにレオを斬り付け、更にカードをディケイドドライバーに入れる。

 

アタックライド、ドレイクパワー!!

 

ライドブッカーをガンモードにして貯まった緑色のエネルギーをそのまま放つ。

近距離で受けたレオは吹き飛ぶ。

その隙に隣にカブトハイパーフォームを召喚する。

 

ファイナルアタックライド、カ、カ、カブト!!

 

カードを入れると士はライドブッカーガンモードを、カブトハイパーフォームはハイパーゼクターを構える。

引き金を引き、二発の【マキシマムハイパーサイクロン】が放たれる。

レオは二発のエネルギー弾を防ぎ切れず直撃し貫かれて爆散した。

 

「超神星!!」

 

サジタリウスの叫びが響いた。

超神星を発動したサジタリウスは全身が赤くなって格闘に特化した姿となる。

そして士は殴り飛ばされた。

 

カメンライド、アルティメット!!

アタックライド、アルティメットタイタンソード!!

 

接近してきたサジタリウスノヴァにアルティメットタイタンソードで重い斬撃を入れて怯ませる。

そして腹にタイタンソードを突き刺し、宙に蹴り上げる。

 

「これでトドメだ!!」ファイナルアタックライド、ディ、ディ、ディケイド!!

 

映司はグライアの片翼を貫いていた。

そのままコンドルレッグでグライアを蹴り飛ばす。

そしてベルトからメダルを取ってタジャスピナーにセットし、オースキャナーでスキャンする。

 

キンッ!!キンッ!!キンッ!!キンッ!!キンッ!!キンッ!!キンッ!!

「これで終わりだ!!」タカ!!クジャク!!コンドル!!ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!ギガスキャン!!

 

グライアとサジタリウスノヴァは空中でぶつかる。

そして上からは炎の鳥を纏ったタジャドルが突っ込んでいき、

下からはコンプリートフォームが自身とサジタリウスノヴァの間に現れたカードを蹴り破りながら突っ込んでくる。

 

「セイヤァァァァァァ!!」

「ハアァァァァァァァ!!」

 

グライアは途中でギリギリ回避するがサジタリウスノヴァはマグナブレイズと強化ディメンションキックに貫かれて爆散する。

グライアはその余波に巻き込まれて場外へと吹き飛んでいった。

 

「ふぅ……」

「はぁ……」

 

二人は着地し、変身を解く。

決着は着いたと思われた時、ホロスコープススイッチが仄かに光って浮く。

 

「「何だ!?」」

 

ホロスコープススイッチはそのまま何処かへと飛んでいく。

二人がそちらに視線を向けるとそこにいたのは、

 

「お前は………ジェネラルシャドウ!!」

 

「それにショッカーグリード!!」

 

そこにいたのは二体の怪人であった。

二体の怪人は士と映司は眼中に無い様に会話する。

 

「ホロスコープススイッチはこの通り回収したがそちらは問題無いな?」

 

「あぁ、三枚のコアメダルは確かに回収した」

 

「貴重な研究資料だ。回収出来る時にせねばな」

 

「現在、不安定なアポロガイストに全てを任せていてはいかんからな」

 

「では帰るとしよう」

 

確認作業を終えたジェネラルシャドウとショッカーグリードは銀色のオーロラを出して何処かへ帰還しようとする。

 

「待て!!ジェネラルシャドウ!!」

 

「ふんっ。オーズに、ディケイドか。今は貴様たちに用は無いのでな帰らせて貰う」

 

呼び止める士を他所にジェネラルシャドウとショッカーグリードはさっさと銀色のオーロラへと消えるのだった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

カウント・ザ・メダルズ!!

 

赤、タカ、クジャク、コンドル

緑、クワガタ、カマキリ、バッタ

黄、ライオン、トラ、チーター

白、サイ、ゴリラ、ゾウ

青、シャチ、ウナギ、タコ

橙、コブラ、カメ、ワニ

特、スーパータカ、スーパートラ、スーパーバッタ

 

 





vsホロスコープス&グライア終了!!

コンプリートフォーム大暴れでした!!
設定的にはカメンライドしたライダーの能力を使えるので色々使わせてみました。


最後の二体は後々。
彼らは自身が放った物を回収したわけでなく、偶然現れた物を回収しただけです。


それでは質問などがあれば聞いてください。
感想待ってます。


活動報告にてアンケート取ってます。
四巻後に何をやるかについてです。

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