前回の三つの出来事!!
一つ!!霧崎、ラッテン、晴人は狩猟に参加するのだった。
二つ!!ジンは“六本傷”の新頭首と交渉するのだった。
三つ!!映司、士、晴人はグリフィス達と揉め事を起こして、ぶつかりそうになった所を乱入者に止められるのだった。
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映司達の騒ぎを止めたのは蛟劉だった。
その後、本陣営に呼び出しをくらい。
そこでも一悶着あった。
グリフィスが納得しなかったのだ。
蛟劉が自分が蛟魔王だと明かして、グリフィスは大人しくなるが、今度は十六夜が文句を言う。
そして、結果として、ギフトゲームで決着をつける事になる。
ゲームは“ヒッポカンプの騎手”、敗者は壇上で土下座。
それで話はつくのだった。
その後、蛟魔王に色々聞こうと黒ウサギと十六夜が行動を起こして映司も乗っかったりするのだが、それは別の話。
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一方の壇上。
「____というわけでッ!!収穫祭のメインゲーム・“ヒッポカンプの騎手”の水馬の貸し出しはッ!!全員、水着の着用を義務とするッ!!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」
「白夜叉様万歳!!白夜叉様万歳!!白夜叉様万歳!!」
「“サウザンドアイズ”万歳!!“サウザンドアイズ”万歳!!」
白夜叉が暴走していた。
ついで酔っ払い共が大騒ぎしていた。
「まぁ…………止める奴がいなけりゃこうなるよな…………………」
その様子を見ながら苦笑いで呟く霧崎。
その隣ではラッテンが酔い潰れて眠っている。
霧崎の言う通り、
ツッコミ役の黒ウサギは不在。
“主催者”のサラも不在。
ストッパーの女性店員は酔い潰れている。
枷が外れた状態という事である。
そして枷を失った白夜叉を止められる者などこの場にはいない。
参加者もノリノリである。
収穫祭の初夜____暴走する白夜叉を止める者は無く。
三日月の月明かりが、生ぬるく彼らを見つめていた。
霧崎もチビチビと酒を飲みながら、その光景を眺めていた。
◆◆◆◆◆
川辺の放牧場。
翌日の明朝。
士、映司、晴人、黒ウサギはヒッポカンプを選びに来ていた。
黒ウサギが子供達の水着を選んでいる。
どうもどうやら当日の手伝いを水着でお願いされたらしい。
ラッテンも手伝いに入る予定だが。
ラッテンはさっさと決めていたらしい。
そんな黒ウサギは放置して、映司達はヒッポカンプを選んでいた。
「こいつは………いいな」
士がヒッポカンプにまたがりながら、呟く。
選んでいる途中に士にいやになついてくるのがいたので試しに乗ったのだがどうやら相性がよかったらしい。
ちなみに士と晴人は“ノーネーム”に所属していないが、今回の件は自分達も関わりがあるとの事で“ノーネーム”枠で出場する。
「これは騎手は士さんかな?」
「そうだな。俺は馬乗れないし」
士が乗り回す様を見ながら映司と晴人は“契約書類”を見る。
{ギフトゲーム____ヒッポカンプの騎手____
・参加者資格
一、水上を駆けることが出来る幻獣と騎手(飛行は不可)。
二、騎手・騎馬を川辺からサポートする者を三人まで選出可。
三、本部で海馬を貸し入れる場合、コミュニティの女性は水着必着。
・禁止事項
一、騎馬へ危害を加える行為は全て禁止。
二、水中に落ちた者は落馬扱いで失格とする。
・勝利条件
一、“アンダーウッド”から激流を遡り、海樹の果実を収穫。
二、最速で駆け抜けた者が優勝。
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、各コミュニティはギフトゲームに参加します。
“龍角を持つ鷲獅子”連盟 印}
その後、ヒッポカンプに跨るフェイス・レスを見付ける。
少し話し、そこで“ヒッポカンプの騎手”で“二翼”が優勝した場合、グリフィスが南の“階層支配者”に任命される、という話を聞いた。
◆◆◆◆◆
グリーの個室では十六夜とグリーとガロロが話をしていた。
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会談室。
そこではジャック、ジン、ポロロ、アーシャ、ぺストが同盟の契約の確認をしていた。
◆◆◆◆◆
“ヒッポカンプの騎手”当日。
地下都市の観戦会場。
「よっと」
霧崎は会場で露店の手伝いをしていた。
ガロロに入れて貰った仕事の一つである。
鉄板で焼きそばを調理しながら、モニターを見ている。
まぁ彼も馬券を買っていたりするのだ。
「手が止まってるわよ、霧崎」
「お前こそ、仕事はどうした?」
突然現れたラッテンを大して気にせず作業を続ける霧崎。
ラッテンは空の籠を片手に溜め息を吐く。
「私は追加の品を取りに来ているとこよ。ついでに顔を見に来ただけよ」
「そりゃありがとうな。というか売れるの速くねぇか?」
「いや~私にはマスター達とは違う層が食いついてるようね」
「…………大丈夫なのか?」
「大丈夫よ。馬鹿は制裁してるから。私は手伝いと護衛かねてるらしいし」
確かにリリだけでは危ないだろう。
しかしぺストもレティシアもいる中、護衛がいるかと言われれば疑問である。
「まっ、私は品を取って仕事に戻るから」
「あぁ」
そう言ってラッテンは人混みに消えていった。
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一方、
水着姿の三人組の少女も飲み物や凍った果実を籠に入れて売り捌いていた。
満面の笑みで二尾を振るリリ。
億刧そうな顔で売るぺスト。
麦わら帽子を深く被ったレティシアの三人である。
「“斑梨”、“斑梨”のジュースは如何ですかー?氷菓子もありますよー?作り立てだからシャリシャリしていて、とても美味しいですよー♪」
「……………斑模様でも、黒死病にかかりませよー」
「お前がそれを言うと洒落にならんから止めろ」
「そうですよーもっとやる気出さないと、マスター♪」
麦わら帽子を深く被り、正体がばれないかと冷や汗を流しながら咎めるレティシア。
普段以上にやる気の出ないぺストは文句を言いながら溜め息を吐く。
そんなぺストに抱き掛かる戻ってきたラッテン。
リリは唯一楽しそうである。
そんな中、舞台の映像に司会が現れ、舞台袖には実況が現れた。
舞台袖の実況は着物姿の白夜叉と、お目付け役の女性店員。
見れば白夜叉の手には形だけのマイクが握られている。
この駄神、最早ノリノリである。
そして映像の視界は____
『____大変長らくおまたせしました!!それでは今より、“ヒッポカンプの騎手”を始めさせていただこうかと思います!!司会進行は毎度お馴染み、黒ウサギが____』
____雄々オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォッ!!
黒ウサギの登場と共に、天地を揺るがす大歓声が起きた。
会場は熱気と雄叫びに包まれる。
「黒ウサギの水着姿万歳!!黒ウサギの水着姿万歳!!」
「白夜叉様万歳!!白夜叉様万歳!!白夜叉様万歳!!」
「此処に来てよかった…………我等、生涯に一片の悔いなし!!」
ゴフッ、と吐血しながら続々と倒れていく有象無象。
どうやら興奮し過ぎたらしい。
ぺストとラッテンはその光景に生ゴミを見るような冷徹な視線を送る。
レティシアはそっとリリの瞳を覆いながら、その場を離れた。
◆◆◆◆◆
その後、白夜叉が開会宣言をすると、
直後にフェイス・レスが行動を起こす。
仮面の騎士は一瞬にして、参加者の水着をバラバラに引き裂いたのだ!!
士はライドブッカーでそれを防いで、悲鳴が起こる中を進んでいく。
ちなみに“ノーネーム”は騎手・士、サポート・十六夜、映司、晴人というメンバーである。
黒ウサギがその光景に絶句する中、白夜叉は会場と一丸になって大盛り上がりを見せていた。
つまりはどいつもこいつも馬鹿という事である。
◆◆◆◆◆
チョーイイネ!!ブリザード!!サイコー!!
そんな音声が生き残ったが出遅れた者達に響く。
直後に大河が凍結して氷の壁を作り上げる。
その光景に生き残り達は困惑する。
ハリケーン!!ドラゴン!!ビュー、ビュー、ビュービュービュービュー!!
チョーイイネ!!スペシャル!!サイコー!!
「悪いけど、ここから先は行かせるわけにはいかない。俺が相手になるぜ」
生き残りの前にハリケーンドラゴンに変身して、翼を生やした晴人が立ち塞がる。
上位の数チームは逃したが、これによりかなりのチームが道を塞がれる事になる。
生き残り達は先に進む為、晴人に攻撃を仕掛ける。
晴人は攻撃を避けながら生き残りにソードガンを向けて言う。
「さあ、ショータイムだ!!」
◆◆◆◆◆
カウント・ザ・メダルズ
赤、タカ、クジャク、ゴンドル
緑、クワガタ、カマキリ、バッタ
黄、ライオン、トラ、チーター
白、サイ、ゴリラ、ゾウ
青、シャチ、ウナギ、タコ
橙、コブラ、カメ、ワニ
特、スーパータカ、スーパートラ、スーパーバッタ
ゲームスタート!!
初っ端から水着切りと足止めで色々と削がれてますが。
“ノーネーム”
騎手、門矢士
サポート、逆廻十六夜、火野映司、操真晴人
というかんじです。
スタート地点ではライダー達は変身していません。
それでは質問があれば聞いてください。
感想待っています。