このラノで十六夜が七位でしたね。
前回11位と結構上がったかんじですね~
一方、展示回廊。
「いざ心して受けろ、混世の魔王よ!!この私の……………“パンプキン・ザ・クラウン”の試練を!!」
カボチャの王冠が爆ぜた。
その破片は輝く羊皮紙となってばら蒔かれる。
ジャックの怒る理由は簡単である。
“ウィル・オ・ウィスプ”を前にやってはいけない事をした。
幼子に手を出した。
サンドラの体を乗っとっている混世魔王はその対象なのである。
{ギフトゲーム“Jack the monster”
参加条件
・幼子の殺傷歴がある者。
・幼子を利用し悪徳を働いた者。
・参加者 混世魔王(ゲームの妨害をする者は殺害可)
・ゲームマスター ジャック・ザ・リッパー
勝利条件
その一:主催者“パンプキン・ザ・クラウン”の打倒。
その二:歴史を紐解き、“ジャック”の謎を解け。
敗北条件
その一:参加者はゲームマスターに殺されると敗北。
その二:ゲームマスターは己が何者かを暴かれる度に力を失い、最後は敗北する。
宣誓 参加条件を満たした者に執行する限り、この試練が正当であることを保証します。
“聖ぺテロ”印}
その場にいた誰もが驚愕に顔を歪める。
「「“主催者権限”!?」」
士と晴人も驚き声を上げる。
ジャックは人の姿を構築していく。
真紅のレザージャケットと野獣を思わせる荒れた亜麻色の長髪。
両手には血塗れのナイフを逆手に構え、瞳には射殺すほどの殺気を充満させていく。
「あの姿は…………」
士はその雰囲気を何処かで感じた気がした。
例えば13人の仮面ライダーが殺し合いをする世界などで……
「殺戮劇だ…………踊れ、混世魔王!!」
憤怒と殺気に塗れた声でジャックが叫ぶ。
革靴の裏に炎の渦で構築したスプリングを作り、ジャックは瞬間的に混世魔王の懐へと飛び込む。
血に濡れたその凶刃を、混世魔王の胸に突き立てた。
◆◆◆◆◆
「ハァァァァ!!」
「遅いよ」
メダジャリバーで“王”に斬り掛かるが、いとも簡単に回避され、逆に鋭い爪で斬り飛ばされる。
「なら!!」ライオン!!トラ!!チーター!!ラトラタ!!ラトラーター!!
「コンボチェンジが出来るのが君だけかと思ったかい?」
映司がラトラーターコンボにコンボチェンジしている間に“王”も姿を変えていた。
一度崩れた様な状態になったセルメダルが“王”の体を再構築していく。
“王”の体もライオンの頭、トラの胴、チーターの足へと変化する。
両者が姿を変え終えると、同時に高速移動を始める。
映司も、“王”も、眼に止まらぬ速さで移動し、ぶつかりあう。
一見拮抗しているように見えたが、徐々に映司が押されていく。
トラクローと“王”の爪がぶつかり合うが、映司の方が弾かれる。
その隙を突かない“王”ではない。
“王”の前に黄色の円が三つ前方に現れる。
円を潜りながら進んで行く。
円を通る事に爪に力が貯まる。
そして映司にその全てを叩き付ける。
「グァァァァ!!」
吹っ飛ばされた映司は壁を幾つも突き破る。
“王”は歩きながらそちらに進んでいく。
サイ!!ゴリラ!!ゾウ!!サゴーゾ!!サゴーゾ!!
そんな音声が響いた直後、“王”に向かってゴリバゴーンが飛んでくる。
“王”は上半身を後ろに倒して避ける。
「ぬ……」
「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」
上半身を起き上がらせた“王”に向かって、サゴーゾの拳が飛んでくる。
一発目は胸にくらって少々後退するが、二発目は片手で抑え付けられる。
「な!?」
「中々いい拳だ。だがまだまだだ。真の拳を見せて上げよう」
言うと“王”の体が再び変化する。
サイの頭、ゴリラの胴、ゾウの足に再構築される。
「これが“力”だ!!」
「がばぁ!?」
“王”の拳を受け、吹き飛んだ映司は、肺の空気が押し出され、呼吸を乱しながらも立ち上がる。
コブラ!!カメ!!ワニ!!ブラカーワニ!!
「同じメダルでも君と私ではあそこまで“力”に差が出る。それを見せられても立ち上がるのかね?」
「生憎諦めが悪くてね!!」
「ならば君と私の絶望的な差を骨の芯まで思い知らせる必要があるようだ!!」
“王”は叫ぶと姿を再構築しながら地面に手を突っ込む。
映司はその隙に突進するが、“王”が地面から出した斧の様な物体によって斬り飛ばされる。
「がっ………!?」
「これが絶望の象徴だ」
“王”はプテラの頭、トリケラの胴、ティラノの足を持った姿へと変わっていた。
その姿はプトティラコンボに酷似して、その手に持つ斧もメダガブリューに酷似していた。
「がっ!?ごばぁ!?ぐばはぁ!?」
“王”が斧を振るう度に骨にヒビが入れられるようだった。
腕の盾で防いでも意味が無い、盾ごと砕かれる。
その程度ならブラカワニの再生力でどうにかなるのだが状況を打開出来る程では無い。
(こうなったら……)
覚悟を決めて一際重い攻撃をブラカワニの再生力任せで敢えて受ける。
そして吹き飛ばされて距離を取る。
そこでオースキャナーを取り出そうとした時、
「無駄だよ」
「な!?」
全てが凍結した。
“王”を中心に強烈な冷気が放たれて、周囲一帯が完全に凍結する。
映司も下半身が凍り、地面に縫い付けられ身動きが取れない。
「終わりだ」
“王”が斧を上に掲げると、周囲の物体がセルメダルに変換されて斧に飲み込まれていく。
そして飲み込み終え、
ゴックン!!プットティラーノヒッサーツ!!
紫の凝縮されたエネルギーの刃が映司を斬り裂いた。
右肩から左腰に袈裟斬りされた映司は変身が解け、無言で崩れ落ちる。
傷口から血が溢れ、意識を保てているのが奇跡の様な状況だった。
ブラカワニでダメージがある程度軽減されて致命傷にはならなかったがすぐに動けるわけでも無い。
「ハァ……ハァ……」
「まだ意識があるとは驚きだよ。しぶといものだね、君も」
“王”が映司に近付いて来る。
目的は一つしか無いだろう。
「さて、メダルを頂戴するとしよう。我が元に来い、メダル達よ!!」
“王”が手を前に出すと映司の所持していたメダルが次々と浮かぶ。
浮いたメダル達は“王”の体へと吸い込まれていった。
「あぁ……感じる!!感じるぞ!!メダルが一枚私に吸収される度に私の力が増幅されるのが!!これだ!!これが世界を全て手に入れる力なのだ!!」
“王”は歓喜し、叫ぶ。
そして更なる力を求める。
「もっと、もっとだ!!もっとメダルがあれば!!もっと力があれば私は何よりも強大な存在になるのだ!!」
周囲の建築物がセルメダルに変換されていく。
狂喜する“王”の力が暴走しているからかは分からないが次々と周辺の物が変換される。
変換されたセルメダルは“王”の体へと飲み込まれていく。
だが、変化は突然起きる。
「がっ!?ぐっ!?がぁぁぁぁぁぁ!?何だ!?」
“王”が苦しみ始めたのだ。
“王”を構築するセルメダルが不安定になっていく。
「暴走!?いや、そんなわけがない!!この体にそんな事が起こるわけが無い!!」
その様子はまるで800年前の暴走だった。
「あの時とは違うのだ!!あの時より最適化されたこの体で暴走が起こるはずが!!」
「そうだな。その体では暴走はしない様だな。だが、そんな体になったからいこそ俺に利用されるんだよ!!」
「な!?その声は!?」
どこからともなく映司でも、“王”でも無い男の声が響いた。
“王”の苦しみは更に増していく。
「ゴガァァァァァァァァァァァァ!?」
“王”が一際大きく絶叫する。
映司が顔を弱々しく上げて、そちらを見ると“王”の胸からセルメダルが吹き飛び、何かが突き出していた。
それと同時に紅い羽も舞う。
「あ……」
“それ”を見て、映司は声を上げる。
“それ”は映司を認識すると叫んだ。
「おい、映司!!こんな奴にやられて寝てんじゃねぇ!!」
“それ”は、紅い右腕は懐かしい声でまるで何時もの事の様に叫ぶのだった。
◆◆◆◆◆
カウント・ザ・メダルズ!!
???(多数損失)
カメンライド
クウガ、アギト、龍騎、ファイズ、ブレイド、響鬼、カブト、電王、キバ、コンプリート、???
空白
スタイル
フレイム、ウォーター、ハリケーン、ランド
フレイムドラゴン、ウォータードラゴン、ハリケーンドラゴン、ランドドラゴン
ドラゴタイマー
インフィニティー
紅い右腕登場!!
正体に関しては隠すまでも無いですがくわしくは次回で!!
“王”の能力は取り込んだコアメダルの力を瞬時に引き出して体を再構築です。
外見としてはSICオーズみたいなのになっていると思ってください。
周囲の物体のセルメダル化はガメル完全体の能力ですが、グリードに近い体質ゆえに引き出せたメダルの力というかんじです。
という“王”に関してはほぼオリ設定です。
それでは質問などがあれば聞いてください。
感想待ってます。