問題児と000と弱者の箱庭物語   作:天崎

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活動報告にてアンケートしてます。

やっと用事も終わって再開です!!
関係無いけど戦隊vsがゴーバスターズを空気にする気満々ですね………
恐竜戦隊がブレイブ過ぎる………
それでは本編です!!




アイスと霊格共鳴と強引な攻略

六体のグリードが銀色のオーロラに消えて、気が抜けた映司は変身が解ける。

地に座る映司にアンクが手を出し、

 

「映司、今日の分のアイスを寄越せ」

 

「この戦いが終わったら幾らでも食わせてやるよ。……ゴホッ」

 

以前の様なやり取りに笑っていた映司が突如咳き込む。

手には血がついている。

映司は口を拭いながら苦笑いする。

 

「こりゃ…………マズイかもね」

 

“王”から受けた傷は癒えてない。

むしろ広がっているだろう。

 

「こいつに変身しておけ。少しはマシになるだろ」

 

そう言って、アンクが映司にメダルを投げた。

受け取ったメダルはコブラ、カメ、ワニだった。

確かにブラカワニになれば、その再生力で傷の治りが速まるだろう。

 

「ありがとうな、アンク」

 

「ふん。お前にここで倒れられたら面倒なだけだ」

 

「そうか。まぁとりあえず変身!!」コブラ!!カメ!!ワニ!!ブラカーワニ!!

 

映司は姿をブラカワニへと変える。

その影響で映司も体が軽くなった様に感じる。

 

「それじゃあ、行くぞ」

 

「あぁ」

 

二人はライドベンダーに跨がって、戦場へと向かうのだった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

鍛練場。

ラッテンはディーンの肩に乗り、自分の肩にはメルンを乗せていた。

 

「さてさて……“霊格共鳴”は完了したわね。あとは………地脈から魔力を吸い上げれば準備完了!!」

 

言い終わるとディーンの体が淡く光る。

ラッテンは“契約”を利用してメルンとディーンと霊格を同調させて地脈に干渉していた。

メルンの地精としての面を霊格を同調させる事によって強化したのだ。

干渉した地脈から魔力を吸い上げて、ディーンの体に貯めているのだ。

体が光ったのはこの為である。

これからの演奏にはこの魔力が必須なのだ。

 

「さぁさぁ一曲いくとしましょうか。衰退の呪いなんて吹き飛ばす程のね!!」

 

ハーメルケインに口を付ける。

そして周囲に魔法陣が現れる。

スピーカー代わりである。

準備が整いラッテンの演奏が始まる。

一方の霧崎は無傷ではあった。

“踊る姉妹人形”も、吹雪も、炎も【弱者のパラダイム】の前では意味が無い。

だが、無傷なのはマクスウェルも同じである。

正確には何度も攻撃を当ててはいるのだが、効かないか、再生されるかである。

戦いは完全に膠着状態。

しかし衰退の呪いが霧崎の体力を削っていく。

膠着した状態でも体力の減りが速いのは不利である。

 

(そろそろ……マズイな)

 

疲弊しても敗けはしない。

だが、その場合はウィラやラッテンを守り切れない。

それは問題だ。

 

「限界が近そうだな」

 

「さあ、どうだろうな?」

 

互いに傷を付ける事が叶わぬ攻防を続けながら言う。

そこに笛の音が響く。

 

「これはラッテンの演奏か………」

 

「これが何だと言うのだ?」

 

マクスウェルが怪訝な顔をする。

だが、霧崎、そして近くで戦う衛兵達も感じていた。

衰退の呪いが消えていく事を。

実際には衰退の呪いは消えていない。

だが、無効化はされていた。

今のラッテンの演奏は地脈から吸い上げた魔力をハーメルケインを媒介に笛の音に乗せているのだ。

それによって演奏を聞いた衰退の呪いを受けている者達に魔力を送り、衰退の呪いと相殺しているのだ。

 

「ありがとよ、ラッテン!!」

 

衰退の呪いを気にしなくていいなら思いっきり動ける。

霧崎はライズを全開にして、マクスウェルに蹴りを放つ。

しかしあっさりと避けられる。

それはそれで当然である。

“境界門”を使うマクスウェルに不意討ちでも無いのに攻撃を当てるのは難しいのだ。

 

「だけど、“視え”てるぜ!!」

 

数秒後の死の脅威を視る眼でマクスウェルが出現する場所を探る。

見付け次第そこに死の脅威の塊を叩き込む。

 

「何度同じ事を繰り返す」

 

「お前を倒すまでだよ!!」

 

再び消えるマクスウェル。

次に現れる場所を視て、死の脅威の塊を叩き込む霧崎。

そのやり取りを何度も繰り返す。

そこへウィラも助太刀をする。

二人掛かりでマクスウェルに攻撃を加えようやくその時が来る。

 

「この程度!!」

 

マクスウェルは半身が焼かれ、膝をつく。

だが、徐々に傷の再生が始まる。

 

「いいんだよ。動きが止まればそれで」

 

「何?」

 

「だってお前、死の脅威まみれだぜ?」

 

「何をふざけ

 

直後、八割のコッペリア、吹雪、炎が一斉にマクスウェルへと押し寄せた。

 

「ぐっ……ごっが………あああああああああ!?何だ!?何が起きている!?」

 

「お前が出した死の脅威を返しただけだ」

 

「そんな……事が……dき……わ」

 

大量のコッペリアに刺され押し潰され、吹雪凍え、炎に燃やされる。

そんな中で放たれるマクスウェルの言葉は途切れ途切れである。

 

 

「お前が蒔いた種だ。自分で責任を取るんだな」

 

 

呟いた直後にマクスウェルを中心に火柱が立つ。

ウィラが“愚者の劫火”を召喚したのだ。

それによって“踊る姉妹人形”が誘爆していき、天まで巨大な火柱になる。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

五分して火柱が消える。

霧崎とウィラが火柱の跡を見る。

そこには何も無かった。

死体も、燃えカスも。

残ったのは焦げた地面だけであった。

 

「………やったのか?」

 

「分からない。これじゃあ、生死の確認しようがない」

 

何であれ、退ける事には成功した。

それは間違い無い。

しかし相手が生きてるか、死んでいるかを判断するのは困難という状況はかなり不気味である。

 

「でも、ありがとう……霧崎」

 

「?……俺は礼を言われる様な事はしてないぞ?」

 

「アレを撃退してくれた。それだけで充分。だって……」

 

「ああ……分かった。大体分かったからそれ以上言わなくていい」

 

「……うん」

 

確かにアレは気持ち悪い。

あんなのにストーカーされたとなればかなりの精神的にまいるだろう。

そこら辺は大体察せる霧崎である。

ただし、ウィラの頬が少々紅くなっていた事には気付かないのも霧崎らしい。

とはいえ、霧崎が気付こうが気付かなかろうがもう一つ面倒事が発生するのだが。

 

「きぃぃぃぃりさぁぁきぃぃぃぃ?こぉぉぉれはどういう事かしら?」

 

「何の事だ………?」

 

いつの間にか近くにいたラッテン。

霧崎は背後に寒気を感じながら、恐る恐る振り返る。

ラッテンは笑ってはいた。

しかし眼は笑っていない。

霧崎は苦笑いするしか無かった。

 

「何の事か、言う必要あるのかしらぁぁぁ?」

 

「いや本当に何のk

 

その後、霧崎はとことん追求される羽目になるのだった。

現在戦闘中な事を強調して説得して何とか逃れ、黒ウサギの様子を見てくる、と言って霧崎はその場から離れるのだった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

展示回廊。

混世魔王が上空に幾百の大火球を出現させ、グライアがジャックの背後に周り込み、挟み撃つ様に攻撃が放たれる。

そこへ、

 

ディフェンド、プリーズ!!

アタックライド、リフレクト!!

 

インフィニティースタイルの晴人とディケイドカブトの士が、ジャックの前後に割り込む。

晴人の前方に魔法陣が幾つも現れ、混世魔王の大火球を防ぐ。

士はグライアの熱線を反射する。

グライアは自らの攻撃を慌てて回避する事になる。

 

「ジャック、今はお前の姿については聞かない。まずはあいつらを倒すぞ」

 

「だから、何も言わなくていい」

 

「…………ヤホホ。そうですね。まずは目の前の敵が先決です」

 

三人は一言で意思を確認し合うと、混世魔王とグライアへと向かっていく。

 

「その姿、キラキラキラキラと目障りだな!!」

 

サンドラの姿の混世魔王が晴人に蹴りを放つ。

晴人はそれを避けもせずに正面から受け止める。

 

「何!?」

 

「悪いな。それくらいじゃ効かないんだよ!!」

 

驚愕する混世魔王。

その隙に足を掴んで引き寄せる。

 

「ぐぬ……これならどうだ!!」

 

両手で火球を作ってぶつけるがそれでもインフィニティーは揺るがない。

引き寄せた勢いのまま、混世魔王の腹に肘打ちする。

混世魔王はその衝撃を敢えて逃がさず、距離を取る為に吹き飛ぶ。

 

「逃がさねーよ」エクステンド、プリーズ!!

 

アックスカリバーを持った手をエクステンドの魔法で伸ばし、斬り掛かる。

 

「なめんな!!」

 

混世魔王はそれを上半身を背後に倒し、鼻先に剣を掠める形で避ける。

そこへジャック炎のスプリングを使って接近していく。

一方のグライアは士に翻弄されていた。

 

アタックライド、プットオン!!

 

士は腕だけプットオンし、そこでグライアの攻撃を受け止め、カウンターの様に蹴りを入れる。

そして晴人達の方をチラリと見て、ディケイドライバーにカードを入れる。

 

アタックライド、スラッシュ!!

 

ライドブッカーをソードモードにし、グライアを晴人達の方に斬り飛ばす。

 

「Ger……」

 

「今度は俺だ」

 

入れ変わる様に晴人がアックスカリバーで斬り掛かってくる。

グライアは体勢を急いで建て直し、攻撃を見切る。

 

「GEYAAAAA!!」

 

「おっと」ディフェンド、プリーズ!!

 

熱線を放つが晴人の前に現れた魔法陣によって防がれる。

 

ターンオン!!

 

晴人はアックスカリバーの手形部分に左手のインフィニティーの指輪をかざし、アックスカリバーを上下逆に持ち変える。

持ち手だった方が斧となる。

 

「これならどうだ?」

 

「GEYAAAAAAAA!!」

 

晴人とグライア、互いにぶつかり合うが傷を負うのはグライアだけである。

グライアの攻撃は鎧に弾かれ、その隙に晴人はグライアに斧による重い一撃を加えていく。

そして一際強めの一撃で吹き飛ばす。

 

「これでトドメだ!!」ハイタッチ!!シャイニングストライク!!キラキラ!!キラキラ!!キラキラ!!

 

晴人がアックスカリバーの手形部分に右手の指輪をかざし、頭上で回すと、アックスカリバーが巨大化していく。

そしてグライアに向けて振り降ろす。

 

「ハァァァァァァァ!!」

 

「GEYAAA!?」

 

しかしグライアもやられるだけでなく、ギリギリ回避行動を取る。

だが、完全に回避は出来ず、右肩から下に深く抉られ、吹っ飛ばされ、展示回廊が薙ぎ倒される。

 

(チッ。こいつら中々面倒だな…………)

 

士とジャックの相手をしながら混世魔王は吹っ飛ばされたグライアを見て、戦況を把握していく。

流石にこれでは分が悪いと、肩を竦める。

 

「そろそろ潮時だなァ。ヒヒ、そろそろお暇するかね」

 

「俺達から逃げれると思うのか?」

 

「それに俺の“主催者権限”が発動している限り、お前はこの“煌焔の都”からは出られない」

 

武器を構えるジャックと士。

士はライドブッカーとは反対の手でカードを構えている。

混世魔王は余裕の笑みで巻物を取り出す。

 

「なぁに、仕切り直すだけさ!!テメェらはそれまで、巨人族と遊んでやがれ!!」

 

巻物が解かれ、浮かび上がる文字。

虚度光陰____対象の体感時間を止める呪い。

だが直後に、

 

アタックライド、クロックアップ!!

インフィニティー!!

 

「「この時を待っていたんだよ!!」」

 

音声と共に逃げようとしていた混世魔王の前に士と晴人が立ち塞がる。

 

「な!?」

 

今度こそ本気で驚く混世魔王。

二人は十六夜から虚度光陰の話を聞いて予め対策がしやすいフォームになっておいたのだ。

対策とは体感時間がいじられるのなら、周りの時間の方もそれに合わせて遅くしてしまえばいいと言う力技である。

クロックアップとインフィニティーの加速、この二つは原理は違うが時間に干渉して高速移動しているに近い状態になる力である。

 

「言っただろ?逃げれるつもりか?ってな」

 

「サンドラの体を返して貰わないといけないしな」

 

「いいぜ。やれるもんならやってみろ!!」

 

晴人と士は互いに剣を構え、混世魔王は自分の技が破られたにも関わらず__否、だからこそ面白そうに笑っていた。





書いてる端末の都合かよく分からないのですがこれ以上本文が入力出来ないので今回はカウント・ザ・メダルズは無しです。


今回はvsマクズウェルとvs混世魔王&グライアでした。
vs混世魔王はまだ続きますが。

久しぶりの投稿でおかしい所があったら言ってください。

インフィニティーに関しては
時間操作系高速移動、鉄壁の鎧とかなり性能高いです。

アタックライド、リフレクトはスーパーヒーロー大戦の戦隊の力です。


それでは質問などがありましたら聞いてください。
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