活動報告にて短編のアンケートを実施中です。
無記名の“契約書類”が降り注ぐ。
そこに記されているのは唯一つ、
【悪】
の旗印のみ。
その契約は天地が裂かれたその日より継続して結ばれ続けていたもの。
故に試練の概要など記すまでもない。
世界に住まう全ての存在が知っている。
◆◆◆◆◆
十六夜と三頭龍の戦いの最中、二本の光が放たれた。
『ぬ?』
三頭龍を狙ったそれはギリギリの所を避けられる。
しかしそれは一本のみで、もう一本は三頭龍の肩を深く消し飛ばした。
三頭龍は大量の血液の溢れる傷口を眺め、笑う。
『逃げた奴らの仕業か。とはいえ、ここまでよく当てたものだ。まぁ私としては“自分で抉る”手間が省けたのだが』
三頭龍が言った直後、大地に滴り落ちた血液は大地を、溶岩を、朽ちた大木を、双頭の龍へと変幻させていく。
その数は、十数匹にも及んでいた。
十六夜はその光景に戦慄と焦燥を感じた。
その双頭龍達は一体、一体神霊に匹敵するだけの威圧感を放っていた。
三頭龍が指示を出すと、双頭龍達は巨峰を下って行った。
◆◆◆◆◆
光を、マキシマムハイパーサイクロンを放った張本人、士はコンプリートフォームへと姿を変えていた。
「外したか」
「まぁこの距離だからな」
「遠距離が駄目なら直接叩くしかないな」
「それも含めて速く十六夜君に助太刀しないと」
士の後ろには映司、アンク、晴人がいた。
彼らは一先ず完全にノーマークなこの距離からの攻撃を試して見たのだが、あまり効果は無かった様だ。
◆◆◆◆◆
時は少々遡り、瓦礫の山河。
避難民を保護する中、霧崎、ラッテン、ぺスト、士、映司、アンク、晴人、黒ウサギは集結していた。
霧崎は十六夜の事を士達に説明をした。
その中でジンが行方不明という事が分かった。
そして気絶していた黒ウサギが目を覚ます。
黒ウサギは十六夜の事を思い出し、
「あ、…………あぁ………………!!」
うめく様な声を漏らし、膝を折って項垂れていた。
映司はそんな黒ウサギの手を掴む。
「え、映司さん?」
「黒ウサギちゃん、知ってるかい?」
「何をですか?」
「たくさんの人とこうして手を繋いでいけば、その手はどこまでも届く腕になるんだ」
「どこまでも届く腕?」
「皆が手を繋いで協力すれば何だって出来るんだよ」
「それに十六夜の事なら心配するな。俺達が助太刀しに行く」
「だから絶望するな。俺達、皆が最後の希望なんだから」
士、晴人も続ける様に言う。
その後ろでアンクは呆れた様にしている。
「十六夜君の腕も掴んでみせる。だから安心して、黒ウサギちゃん」
「映司さん…士さん…晴人さん………」
言って映司は黒ウサギの頭を撫でた。
黒ウサギは涙目で彼らを見る。
「じゃあ、行こうか」
「「ああ!!」」
「アンク、お前はどうする?」
「ふん。そういう所は相変わらずだな、映司。メダルの件もあるし、今回は手伝ってやる」
「ありがとう、アンク」
アンクに礼を言い、霧崎の方を見る。
「ここは任せていいかな?」
「あぁ、大丈夫だ。黒ウサギも、避難民も任せておけ。俺の能力ならちょうどいいからな」
最後の確認を済ませると、映司達はバイクに乗って、三頭龍と十六夜が戦っている場所へと向かう。
◆◆◆◆◆
時は戻って士、映司、アンク、晴人は巨峰へと真っ直ぐ進んでいた。
体力温存の為に変身は解いてある。
そこへ、
「お前ら、避けろ!!」
アンクが全力で叫び、他三人がバイクのハンドルをきる。
そして彼らが進もうとしていた場所に複数の熱線が放たれた。
『『『『『『『GEEEYAAAAAaaaaa!!』』』』』』』
彼らの前に現れたのは双頭の怪龍の群れだった。
数は十数体。
体は各々別々の物で造られている。
「これはあの魔王の分身みたいな物か?」
「だろうな。気配がよく似てる。大方、さっきの攻撃が原因なんじゃないか?」
「雑魚では無さそうだな」
「それに倒さない事には十六夜の所へは行けない」
「つまり、やるしかないって事だ」
彼らはバイクから降りる。
士はディケイドライバーを腰に巻き、カードを構える。
映司はオーズドライバーを腰に巻き、メダルを入れる。
晴人はドライバーオン済みのベルトの手形部分を左側に傾ける。
シャバドゥビタッチヘンシーン!!
シャバドゥビタッチヘンシーン!!
シャバドゥビタッチヘンシーン!!
ウィザードライバーから短縮された呪文が唱えられる。
そして映司がオースキャナーを取り出し構える。
「変身!!」カメンライド、ディ、ディ、ディケイド!!
「変身!!」タカ!!トラ!!バッタ!!タトバッ、タトバ、タットッバ!!
「変身!!」フレイム、プリーズ!!ヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!!
同時に叫ぶ。
そして各々変身音が鳴り響く。
その間にも双頭龍から攻撃が来るが防御される。
士が、ディケイドライバーにカードを入れ、閉じると複数の残像が現れ、士に重なって行く。
そして士の姿は仮面ライダーディケイドとなる。
映司が、オースキャナーでベルトにセットしたメダルをスキャンすると、頭、胴、足の三ヶ所を中心に円形の複数の物体が回転し始める。
頭の前に赤、胴の前に黄、足の前に緑の物体が止まり、胸の前で一つになる。
そして映司の姿は仮面ライダーオーズ、タトバコンボへと変わる。
晴人が、左手の指輪のバイザーを降ろし、ウィザードライバーにかざし、横に手を伸ばす。
手の先に魔法陣が現れ、晴人の体を潜らせていく。
そして晴人の姿は、仮面ライダーウィザード、フレイムスタイルになる。
その後ろでアンクも怪人態に姿を変える。
「さあ、ショータイムだ!!」
晴人が言うと、
士はライドブッカーソードモードを構え
映司はメダジャリバーを構え、
アンクは紅い翼を生やし、
晴人はソードガンを構え、
双頭龍の群れへと向かっていく。
◆◆◆◆◆
一方、瓦礫の山河。
霧崎とラッテンはウィラと合流していた。
「無事だったか、ウィラ」
「う、うん」
霧崎に無事か聞かれ、頷くウィラ。
その頬はほんの少し紅くなっている様に見える。
その様子をぺストとラッテンが並んで見ていた。
「何か機嫌が悪いようだけど、ラッテン」
「そんなことはないですよ、マスター」
「ウィラが邪魔になると思ってるなら検討違いもいいとこよ。あの様子じゃ進展はたぶんないわ」
「いやいや、ああいうタイプこそ……………って、いやいやいや!!そういう事じゃないですよ、マスター!?」
思いっきり動揺するラッテン。
このままいじり倒してやろうか、とぺストが考えていると、
「お前ら、念のために防御の準備しとけ!!」
霧崎が二人に向けて叫んだ。
ウィラはいつの間にか黒ウサギを抱えてディーンの側面に隠れていた。
直後に大量の火炎弾が林道から襲い掛かる。
もちろん、全て【弱者のパラダイム】で上空へと祓う。
霧崎が火炎弾の飛んできた方を見ると、二体の双頭龍が此方を睨んでいた。
「何だありゃ?話に聞いた魔王の分身か?」
苦笑いをしながら背後を見る。
後ろにはラッテン、ぺスト、ウィラ、黒ウサギ、そして大量の避難民。
霧崎は再び双頭龍二体の方を見て、溜め息を吐く。
(約束したからにはしょうがねぇな)
「ラッテン!!ウィラ!!ぺスト!!避難民を頼む!!」
「霧崎!!あんたはどうするつもりよ!?」
「こいつらの相手をする!!」
言って、霧崎はライズを全開にする。
(行くぜ、ヨヨ!!)
(アァ)
強化した足で跳躍し、放ってくる火炎弾の死の脅威をそのまま返す。
自ら放った火炎弾が叩き込まれ、吹き飛んでいく双頭龍。
しかしほぼ無傷の様である。
「やっぱり火力は足りないか。でもやるしかねぇ!!」
体勢を建て直して再び立ち上がる二体の双頭龍。
その前に霧崎は立ち塞がる。
「悪いがここから先には行かせねぇ。約束しちまったからな、あいつらを守るって」
映司達は信用している。
だから十六夜の事は任せておける。
なら、自分のやる事、そして約束を果たすだけである。
「「GEEYAAAAAAAAAAAAaaaaaaa!!」」
「あいつらは必ず守り抜く!!だから来やがれ、この化け物共!!」
突進してくる二体。
霧崎、そしてヨヨは片方の死の脅威をもう片方の方向に祓う。
軌道をズラされ、ぶつかり合う双頭龍は木々を薙ぎ倒しながら吹っ飛んでいく。
◆◆◆◆◆
それぞれの想いを胸に、戦いは過熱していった。
◆◆◆◆◆
カウント・ザ・メダルズ!!
映司
タカ、トラ、バッタ
クワガタ、カマキリ、バッタ
ライオン、トラ、チーター
サイ、ゴリラ、ゾウ
シャチ、ウナギ、タコ
コブラ、カメ、ワニ
スーパータカ、スーパートラ、スーパーバッタ
アンク
タカ×3、クジャク×3、コンドル×3
クワガタ、チーター、ゴリラ
(その他数枚)
カメンライド
クウガ、アギト、龍騎、ファイズ、ブレイド、響鬼、カブト、電王、キバ、コンプリート、???
空白
スタイルチェンジ
フレイム、ウォーター、ハリケーン、ランド
フレイムドラゴン、ウォータードラゴン、ハリケーンドラゴン、ランドドラゴン
ドラゴタイマー
インフィニティー
各々のアジ分身戦開始!!でした。
アジ本体に対するライダーと霧崎の相性ですが、
ライダーはスペック高いのはいいが、完全に殺し切るのは難しいので今回の様に分身の産まれる元になったり
霧崎は単純な火力不足
というかんじです。
だから前回、十六夜が残るのが最適というかんじにいなりました。
分身相手に関しては別ですが。
ちなみにアルマいないので誰も説明していない状態という事でライダー組も霧崎達も、アジか人類最終試練と言うことは知りません。
どれくらいの脅威というのは感じとっているというかんじですが。
それでは質問などがあれば聞いてください。
感想待ってます。