問題児と000と弱者の箱庭物語   作:天崎

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今回は「スティパリデスの硬貨」編をやろうと思います!!

ついでにオリ短編の方もやっていきたいと思います。
それについては活動報告にてアンケートをとりたいと思います。
詳細はあとがきに書きます。




青銅と雛鳥とスティムパリデス
怪鳥と硬貨とイソギンジャガー


{___ギフトゲーム名“青銅の怪鳥”

 

 参加者:自由参加。

    (ただし、参加者は死の恐れ在り)

 

 勝利条件:青銅で出来たスティムパリデスの羽を持ち帰る。

 

 敗北条件:勝利条件を満たせない場合。

     (死亡も敗北と同様)

 

 ルール概要

 一、青銅が一定以上集まればゲーム終了。

 二、銀の羽を持ち帰った者には恩賞あり。

 三、参加者は持ち帰った銅・銀の羽を主催者に寄与すること(密輸は厳罰あり)

 四、主催者は持ち帰った銅・銀の羽の値に見合う恩恵を授けること。

 五、参加者が死亡した場合、死後の霊格はギリシャ神群に委ねる。

 

 宣誓 上記を尊重し誇りと御旗の下、“ケーリュイオン”はギフトゲームを開催します。

          “ケーリュケイオン”印}

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

デボラ山峡麓の湖畔。

スティムパリデスの巣穴。

怪鳥の巣穴に、不自然な人影があった。

そして、笛の音が響いていた。

 

「…………第二陣が来るわね。迎撃の準備をしといた方がいいわね」

 

「あいよ」

 

「分かった」

 

「ラッテン、数はどれくらいだ?」

 

「一二〇人くらいかしら?音の反響具合から毒でも持ってると思うわよ。それと、結構遠くに五百人くらいの集団がいるわね」

 

「おそらく“奴ら”でしょうね」

 

「だろうな。そちらは俺達がやる」

 

彼らは先程第一陣を蹴散らしたばかりであった。

二人はギフトカードからバイクを取り出し、第二陣とは別の集団の所へと向かう。

彼らは少々力が大き過ぎるので、此方の目的には向いてない。

一人の少年が、残りの青年二人と女に向けて言う。

 

「俺達も持ち場につくぞ。“青銅の怪鳥”をゲームクリアするために……………絶対、スティムパリデスを死守するぞ」

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

湖畔から離れた所。

そこにイソンギンジャガーヤミーと戦闘員達が集まっていた。

 

「我らの目的はスティムパリデスと使える人材の捕縛である!!心して掛かれ!!」

 

イー!!

 

イソンギンジャガーヤミーのかけ声に戦闘員達が答える。

そこにバイクのエンジン音が響く。

そして、戦闘員達に銃弾ばら蒔かれる。

 

「何者だ!?」

 

「通りすがりの仮面ライダーだ………覚えておけ!!」

 

「俺もそんなところかな」

 

「「変身!!」」

 

カメンライド!!ディ、ディ、ディケイド!!

タカ!!トラ!!バッタ!!タトバッ、タトバ、タットッバ!!

 

士と映司はバイクに乗りながらディケイドとオーズ、タトバコンボに姿を変える。

 

「仮面ライダーか!!皆、掛かれ!!」

 

イソンギンジャガーヤミーがエネルギー弾を放ちながら叫ぶ。

それに合わせ、戦闘員達が二人へと向かっていく。

二人はバイクを走らせ、エネルギー弾を避け、背後に爆発を纏いながら戦闘員達へと向かっていく。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

第二陣の不意討ちを得意とする者達の足下に変則的な軌道で銀の弾丸が放たれる。

 

「何者だ!?」

 

「魔法使いさ。悪いけど、スティムパリデスたちは襲わせないよ」

 

そう言って彼らの前に晴人が現れる。

その手にはソードガンがあり、変身はしていない。

 

「今のところは無所属の操真晴人だ。俺が勝ったら大人しく帰ってくれないか?」

 

獣人の男は鋭い瞳を細めると、短刀を水辺に放り投げ、満月を仰いだ。

 

「まさか正面から喧嘩を売ってくるとはな。“五爪”の副長・ヴォルド=フォーカス。___その決闘、乗ったぜ!!」

 

一喝、ヴォルドの姿が激変した。

肌は灰色の体毛に覆われ、指からは岩をも斬り裂く鋭い爪が刃のように生えていく。

 

「………ただの獣人じゃないのかよ!!」

 

「おおよ!!七代の系譜を連ねて得た霊格は、妖仙にも退けはとらねぇ___!!」

 

狼に変幻したヴォルドは、前傾の姿勢から一直線に晴人のもとに疾走する。

晴人は右手の指輪を変えて迎え撃つ。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

同時刻、投擲で巣を狙っていた一団が次々と倒れていく。

彼らの目指す高台では、ラッテンが月明かりの中で笛を吹いていた。

その音が彼らの意識を奪っていく。

 

「軽く演奏しただけなのに耐えられないのね~」

 

倒れていく人々を見ながら呟く。

反論する前にどんどん倒れていく。

しかし、突然地鳴りが起こる。

 

「調子に乗ってんじゃねぇよ!!」

 

ラッテンに向け、巨大な岩石が投げ飛ばされる。

その間に人影が入る。

 

「余所見するなよ!!」

 

霧崎が割って入り、【弱者のパラダイム】で岩の軌道をそらす。

そして、ラッテンが後ろから抱き付いてくる。

 

「ありがとうね、霧崎。まぁ大丈夫だったけど」

 

「一言余計だ」

 

抱き付き、抱き付かれながらやり取りする。

投擲の主は眼中に無い様な様子である。

霧崎はしっかりと見てはいるが。

 

「巨人なんてどっから出てきたんだ?」

 

「チッ、やっとか。人化の術を使うのは幻獣や獣人だけじゃないって事だ」

 

目の前の光景に舌打ちしながら言う巨人族・ドルク=ポルフォイ。

彼は斧を取り出し、名乗りを上げる。

 

「俺は“四本足”の副長・ドルク=ポルフォイだ。そこを空けてくれないか?」

 

「嫌よ。何で私と霧崎が退かなくちゃならないのよ?」

 

冗談っぽく答えるラッテン。

その答えに青筋を立てるドルク。

まいった霧崎が代わりに答える。

 

「悪いが退くわけにはいかない事になってるんだ。退かせたければ力付くにやってみろ」

 

「なるほど。そういう事なら話が速い!!」

 

「さ~て、私がやるとしますか。行くわよ、ディーン!!」

 

ラッテンが霧崎から離れ、ディーンを呼び出す。

そして、ディーンの肩に乗ってハーメルケインを構え、演奏を始める。

ラッテンの演奏の中でディーンとドルク、超重量でぶつかり合う。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

十六夜は“二翼”の集団を相手にし、勝利した。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

カメンライド!!ア、ア、アギト!!

フォームライド!!トリニティ!!

タカ!!カマキリ!!チーター!!

 

二人はバイクで戦闘員達へと突っ込み、何人かひいて吹き飛ばす。

その直後に各々フォームチェンジしながらバイクから飛び降りる。

アギト、トリニティフォームへと姿を変えた士は両手の剣と槍で戦闘員達を斬り裂いていく。

タカキリーターに姿を変えた映司は、高速移動しながら戦闘員を斬り倒していく。

そして、粗方片付け終え、

 

ファイナルアタックライド!!ア、ア、アギト!!

スキャニングチャージ!!

 

同時に音声が鳴り響く。

 

「な、何ぃぃ!?」

 

後ろでエネルギー弾を放っていたイソンギンジャガーヤミーへと駆けて行く。

士と映司は戦闘員達を巻き込みながら、イソンギンジャガーヤミーを同時に斬り刻んだ。

 

「無念なり!!」

 

斬り刻んまれたイソンギンジャガーヤミーは捨て台詞を遺し、爆散するのだった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

ディフェンド、プリーズ!!

 

晴人とヴォルドの戦いは対称的だった。

ヴォルドが縦横無尽に駆け回る中、晴人は魔法を駆使し、ソードガンで攻撃を受け止めたりなどしていた。

 

「ハッ、俺の攻撃を全部受け止めやがるか!!」

 

「でも、そろそろフィナーレだ」

 

「ハハッ、やってみろぉ!!」

 

ヴォルドが高速で晴人へと突進する。

晴人は銀の弾丸で牽制しながら、右手の指輪をスキャンする。

 

サンダー、プリーズ!!

 

「グ、ガァ!?」

 

今まで“一切”攻撃系の魔法を使わず、油断させてた所へサンダーの雷撃を叩き込む。

雷撃で怯んだ所へ、

 

グラビティ、プリーズ!!

 

重力を操る魔法で、ヴォルドを思いっきり地面へと叩き付ける。

何十倍の勢いで地面へと叩き付けられたヴォルドは完全に意識を失う。

 

「ふぃ~」

 

勝利を確認し、晴人は息を吐いた。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「グボァ!?」

 

ディーンの拳がドルクの腹へと叩き込まれる。

状況は簡単である。

ドルクの攻撃をラッテンがハーメルケインで発生させた防御の魔法で防ぎ、その隙にディーンが一撃叩き込んだのだ。

 

「ふふん。私が演奏だけしか無いと油断したのが悪いのよ」

 

「かはっ……確かにな」

 

腹を抑えながら、苦笑するドルク。

霧崎も、ラッテンがまさか初手で終わらすとは思って無かったので苦笑するだけであった。

その後、霧崎とラッテンはドルクをスティパリデスの巣へと案内する。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

スティパリデスの巣の最奥にて一同は集合していた。

そこでヴォルドとドルクにスティパリデスを“龍角を持つ鷲獅子”に加えるという話をした。

そして今回のゲームはスティパリデスの羽を持ち帰ればそれでいい事、

“ケーリュケイオン”は貨幣の材料を欲していた事を話した。

これにてガロロの依頼と“青銅の怪鳥”をクリアしたとして、十六夜、霧崎、ラッテン、士、映司、晴人は酒宴席へと向かう。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「ほい、差し入れ」

 

「明日には帰るから、黒ウサギちゃんも何か食べておいた方がいいよ」

 

「既に酔い潰れてるのもいるけどな………」

 

スティパリデスの雛を寝かし付けた黒ウサギの元へ十六夜、映司、霧崎酒宴の料理を持ってやってきた。

霧崎は酔い潰れたラッテンを背負ってはいるが。

そして、黒ウサギが乾杯の音頭を取ることになった。

十六夜は渋々といった感じだが。

 

「それではっ!!我々“ノーネーム”の降盛を願って___」

 

 

「「「「乾杯!!」」」」

 

 

「かんぱ、ってやっぱり言わせてくれないんじゃないですかぁぁぁぁぁぁ!!」

 

十六夜が主体に、半分ノリで先に杯を鳴らす映司と霧崎。

そして何故か起きて混ざってるラッテン。

黒ウサギは半泣きになりながら遅れて杯を鳴らす。

 

明日の輝かしい未来を願う者達の酒宴は、夜が更けようと何時までも続いていた。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

カウント・ザ・メダルズ!!

 

タカ、クジャク、コンドル

クワガタ、カマキリ、バッタ

ライオン、トラ、チーター

サイ、ゴリラ、ゾウ

シャチ、ウナギ、タコ

コブラ、カメ、ワニ

スーパータカ、スーパートラ、スーパーバッタ




スティパリデス編終了!!

生身の強さの基準は坂本監督系

イソギンジャカーヤミーの目的はそのまんま言ってた通りです。

それでオリ短編ですが、

1、Eの再臨
2、大ショッカー幹部の集い(仮)

の二つです。
ほぼ、外伝で敵側の話です。
活動報告かメッセージで見たい方を言ってください。

それでは質問があれば聞いてください。
感想待ってます。

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