問題児と000と弱者の箱庭物語   作:天崎

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Eの再臨/メモリを統べる者

 

「抱き締めてあ・げ・る!!」

 

ルナドーパントの伸びた腕によって締め付けられたダスタード達が爆散していく。

一方の大道は、

 

「ハァァァァァ!!」

 

「ぐべぇ!?」

 

エターナルエッジでネオサウナギンナンを斬り付けていた。

 

「ひゃぁぁぁぁぁ!!」

 

「ふん」

 

「ちょ!?ぐばぁ!?」

 

ヘラクレスゾディアーツが棍棒を地面に叩き付け、衝撃波が大道を襲うがネオサウナギンナンを盾にして防ぐ。

そのままネオサウナギンナンをアイズドーパントへと投げ付ける。

 

「ほんの少しの空気の乱れすら視れる私にこの程度が当たるとでも?」

 

「思っちゃいないさ」

 

投げ付けられたネオサウナギンナンを避け、更に死角から振り降ろされたエターナルエッジすらも避ける。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「デヤァァァァァァァ!!」

 

「タァ!!」

 

「……………ゲームオーバー」

 

三つの声が響いたと思うと広間の壁が崩れ、ゾディアーツ達が吹っ飛んで来る。

各々人間の姿に戻るが灰となって消えていくのだった。

そして、穴からはレイカ、芦原、堂本達が現れる。

 

「ちょっと貴方達!!何をやってるのよ!!」

 

京水は三人を見た途端に叫ぶ。

 

「何って敵を倒しただけだぜ?」

 

「それにこれを克己の元へと運んで来ただけよ」

 

堂本とレイカが答える。

レイカは大道の姿を確認すると持っていたケースを投げる。

 

「克己、受け取って!!」

 

大道は振り向き、投げられたケースの中身を確認する。

 

「よくやった!!さて、ドクター。もはや用は完全に無くなった終わりにしよう」

 

「何が終わりぜよ!!」

 

「さっきまで苦戦して置いてよく言いますね~」

 

「言ってろ」

ジョーカー!!マキシマムドライブ!!

ユニコーン!!マキシマムドライブ!!

バイオレンス!!マキシマムドライブ!!

ゾーン!!マキシマムドライブ!!

 

ケースからガイアメモリを取り出し、体のメモリスロットに挿入していく。

そして、ゾーンの能力によりヘラクレスゾディアーツの背後まで瞬間移動する。

 

「ハァァァァァ!!」

 

「ブワバァ!?」

 

そのまま拳に力を集中させて殴る。

ヘラクレスゾディアーツは悲鳴を上げながら吹き飛ばされる。

 

ファング!!マキシマムドライブ!!

サイクロン!!マキシマムドライブ!!

ウェザー!!マキシマムドライブ!!

ナスカ!!マキシマムドライブ!!

 

「終わりだ」

 

「グバァァァァァァ!?」

 

風を纏った刃がヘラクレスゾディアーツを斬る。

そして、振り返り様にネオサウナギンナンも斬る。

 

「俺もですか!?」

 

アクセル!!マキシマムドライブ!!

アイスエイジ!!マキシマムドライブ!!

オーシャン!!マキシマムドライブ!!

スカル!!マキシマムドライブ!!

ロケット!!マキシマムドライブ!!

 

「どらぁぁぁぁ!!」

 

続けて蹴りを叩き込む。

 

「さて、残りはドクター。あんただけだ」

 

「おのれぇぇぇぇ!!」

 

アイズドーパントを中心に大量の眼球が現れ、大道に向けて飛んでいく。

眼球は着弾すると爆発するが大道は構わず進む。

 

ゾーン!!マキシマムドライブ!!

 

「くっ!!」

 

「甘いな、ドクター」

 

ゾーンの力でアイズドーパントの背後に回る。

空気の乱れで感知したアイズドーパントは裏拳を放つが大道によって軽く受け止められる。

そのままエターナルエッジを首に当てられて斬られる。

その衝撃によって、ガイアメモリ強化アダプターが排出される。

それを大道が掴むと、アイズドーパントはふらつきながらも近付いて来る。

 

「これは頂いておくぞ、ドクター」

 

「それは私の力だ……返せ!!」

 

「奪う物は奪った。トドメだ」ゾーン!!マキシマムドライブ!!

 

アイズドーパントが自分の周囲に大量の眼球を生み出す。

対して大道は再びゾーンメモリのマキシマムドライブを発動させる。

今度は体移動させるのでは無くメモリを呼び寄せる。

京水、レイカ、堂本、芦原の体から各々のメモリが排出される。

京水達の体が人間に戻る中でメモリは大道の元へと移動する。

そして、次々と挿入されていく。

 

アクセル!!マキシマムドライブ!!

バード!!マキシマムドライブ!!

サイクロン!!マキシマムドライブ!!

ダミー!!マキシマムドライブ!!

ファング!!マキシマムドライブ!!

ジーン!!マキシマムドライブ!!

ヒート!!マキシマムドライブ!!

アイスエイジ!!マキシマムドライブ!!

ジョーカー!!マキシマムドライブ!!

キー!!マキシマムドライブ!!

ルナ!!マキシマムドライブ!!

メタル!!マキシマムドライブ!!

ナスカ!!マキシマムドライブ!!

オーシャン!!マキシマムドライブ!!

パペディアー!!マキシマムドライブ!!

クイーン!!マキシマムドライブ!!

ロケット!!マキシマムドライブ!!

スカル!!マキシマムドライブ!!

トリガー!!マキシマムドライブ!!

ユニコーン!!マキシマムドライブ!!

バイオレンス!!マキシマムドライブ!!

ウェザー!!マキシマムドライブ!!

イエスタデイ!!マキシマムドライブ!!

 

エクストリィィィィィィィィム!!マキシマムドライブ!!

 

挿入された25本のメモリの力がエターナルへと集まる。

眼球が大量に飛ばされて来るが、エターナルエッジを軽く振るだけで全て斬り裂かれる。

 

「何ぃ!?」

 

「メモリの数が違うんだよ、ドクター」エターナル!!マキシマムドライブ!!

 

そして、ロストドライバーからエターナルメモリを外し、エターナルエッジに挿入してマキシマムドライブを発動する。

 

「ぐっ!?がぁぁ!?」

 

途端にアイズドーパントが苦しみ始め、姿にノイズが掛かる。

エターナルメモリのマキシマムドライブ、エターナルレクイエム。

その効果は一定範囲にある任意のメモリを機能停止させる物である。

大道はAtoZ、26本のメモリの力を足へと集中させる。

そして、アイズドーパントへ叩き込む。

 

「ハァァァァァ!!」

 

「ごがぁぁぁぁぁ!?」

 

「さあ、地獄を楽しみな」

 

親指を下へ向ける。

三つの爆発音が広間に響く。

 

「死体ごときが………また私を邪魔するか…………」

 

爆炎が晴れた中から出てきたドクタープロスペクトが口から血を垂らしながら言う。

ガイアメモリの機能が停止して、ほとんど生身の様な状態であれを受けたのだ。

肋骨は砕け、内臓も潰れているだろう。

 

「地獄に舞い戻って、また楽しんで来るんだな」

 

不敵な笑みを浮かべながら大道は変身を解除する。

ドクタープロスペクトは倒れ、血の海を作るのだった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

ドクタープロスペクト、番場影人、ネオサウナギンナンを倒した後に五人は研究所のデータをあさっていた。

ドクタープロスペクトが呼んだ援軍が来る可能性があるので早めに脱出したいのだが、ここが何処でどういう場所かを探る必要があった。

幸い、すぐに資料を見付け箱庭の仕組みを理解した。

同時にとある物を見付けた事により、急いで脱出する必要も無くなった。

とある物とは、ブラッドオレンジロックシードである。

大ショッカーがとある世界から回収した物である。

ブラッドオレンジロックシードには次元の裂け目を生み出す力がある。

大ショッカーはそれを改造し、箱庭で言う境界門の簡易式の様にしたのだ。

これによって敵が来ればすぐに脱出出来ると言う事である。

大道は現在、一つの資料を読んでいた。

彼らNEVERは大ショッカーに加わる気は無い。

その上で今後の方針を決める資料であった。

 

「皆、聞いてくれ。今後の方針が決まった」

 

「おっ!!なんだ?」

 

注目する四人に大道は写真を見せる。

 

「最初にこいつを確保する」

 

写真に写っていたのはとある少女であった。

 

「克己ちゃん、この子に何かあるの?」

 

「こいつは“蒼炎の悪魔” ウィラ=ザ=イグニファトゥス_____“生”と“死”の境界を司る悪魔らしい」

 

「生と……“死”を?」

 

「そうだ。こいつを利用すれば面白い事をおこせると思えないか?」

 

「なるほどなぁ!!」

 

各々納得する。

彼らは死体(現在は死霊と呼べる霊格だが)である故にその手の存在は興味深いのだ。

 

「何か意見はあるか?」

 

「無いわ。私達は何時でも克己ちゃんに従うのよ」

 

「あぁ、俺達はお前に救われたんだからな」

 

「えぇ」

 

「…………」

 

四人とも賛成する様に頷く。

但しレイカのみ何かが引っ掛かる様な感じであった。

実は彼らの記憶には多少の欠落があった。

大体は仮面ライダーWと戦い敗北し、消滅したと記憶にはある。

その詳細や前後の出来事に多少の欠落があるのだ。

しかし、彼らは大道についていく。

何故なら大道 克己は彼らにとってのヒーローなのだから。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

NEVERの去った研究所。

そこに二人の男が立っていた。

 

「どうやら逃げられた後の様ですね」

 

「どうやらそうみたいだな」

 

二人の前にはドクタープロスペクトと番場影人が倒れていた。

ドクタープロスペクトは完全に死んでいたが、番場はまだ虫の息ながら生きていた。

しかし、男の内の一人、アポロガイストはアポロフルーレでトドメを刺した。

 

「よろしいのですか?」

 

「この二人は研究者として使えたから今までここを任せて来た。しかし、倒され優秀な後釜も見つかった今では用無しなのだ!!」

 

「では、死体は私が好きにしても?」

 

「いや、これらもまだ使い道があるのだ。自我の消えた再生怪人として甦らせる。そして“例の部隊”の戦列に加える」

 

「そうですか。後釜と言う形であれ、感謝しますよ。ヴァグラス復活用の残留プログラムを再起動して頂いた事」

 

「回収していた物に偶然混ざっていただけであるのだがな」

 

二人は話しながら被害状況を確認する。

そして、男の片方は二人の死体に向けて呟く。

 

「今までお疲れ様でした。ここからは私、エンターが貴方達の代わりに研究を進めさせて頂きます」

 

エンターは死体を見下ろしながら不敵に笑うのだった。

 

 





決着及び番外編「Eの再臨/」終了!!

ブラッドオレンジロックシードとガイアメモリ強化アダプターが大道の手に渡ってます。
ブラッドオレンジロックシードは便利な次元移動装置的な扱いになります。

本編のアポロガイスト率いる軍勢にヘラクレスゾディアーツとアイズドーパントがいたのは此処で殺られてたからです。

エンター登場!!
形としては残留プログラムを大ショッカーが何処かの世界から回収して再起動させた感じです。
ドクタープロスペクトの後釜枠とは言っても研究内容は全然違ったりします。


それでは質問などがあれば聞いてください。
感想待ってます。

ブラッドオレンジロックシードはMOVIE大合戦
残留プログラムは恐竜大決戦
が基準です。

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