問題児と000と弱者の箱庭物語   作:天崎

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前回のゴーバスターズはVシネの帰ってきたゴーバスターズに登場した動物戦隊の方です。




赤の魂と現れる街と荒れる戦場

突如として金色の羽が舞い、オーディンが男の背後に現れる。

そのまま、右手の剣で斬り掛かるが男の手に突如現れたティラノロッドによって防がれる。

更に男は振り返り様に龍撃剣で斬り掛かる。

オーディンは再び瞬間移動して避ける。

 

「……………」

 

「面倒な能力だな」

 

「貴様に言われたくない。スーパー戦隊の“原典候補者”……」

 

「待て。そこから先は自分で名乗らせて貰おう。俺は、」

 

「赤の魂を受け継ぐ者!!アカレッド!!」

 

アカレッドはオーディンの言葉を遮り自ら名乗る。

赤の魂を受け継ぐ者として名乗りは自分からやりたいのだろう。

オーディンもその間に攻撃しようとはしない。

アカレッドには“ソウル降臨”という能力がある。

あらゆるスーパー戦隊の赤の戦士の力、武器を使え、姿も変える事が出来るのだ。

 

「ここは一旦引くとするか」

 

「ウィラ=ザ=イグニファトゥスは確保しなくていいのか?」

 

「今、貴様を相手にするのは得策では無いからな」

 

それだけ言ってオーディンは姿を消すのだった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

一方、霧崎はグリーの上でサラに抱えられていた。

 

「このまま城に退くが構わないな?」

 

「俺はいいから他の奴らを頼めるか?」

 

「何故だ?」

 

「黒ウサギとラッテンは何処かに飛ばされたし、十六夜は映司さん達が向かったとはいえ一人で戦ってるのには代わり無い。あいつらを頼んだ……」

 

それを言い終えると霧崎は意識を失った。

それ程までに霧崎は限界に近かったのだ。

むしろ今まで意識を保てていた方が奇跡なくらいには。

サラはその様子を見て先程の場所に彼の仲間の姿が見えなかった事を思い出して苦悶の表情を浮かべる。

 

「すまない。少し遅かったようだ。だが、安心しろ。飛ばされた二人に関してはともかく十六夜殿の許には既に救援が向かっている。我々の用意出来る、最強の戦力が」

 

意識を失っている霧崎に語り掛け、一枚の羊皮紙を取り出す。

輝く羊皮紙を高々と掲げる。

瞬間、視界に映る全ての景観が崩壊し、世界が一変した。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

異変は十六夜とアジ=ダカーハも包み込んだ。

廃都がロンドンの模造品に変わる。

そして、十六夜はジャックに任せて意識を失った。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

アジ=ダカーハの前変貌の中で仁王立ちして事の成り行きを見守っていた。

そんな彼の前に、

レティシア=ドラクレア。

“覆海大聖”蛟魔王。

女王騎士・フェイスレス。

“パンプキン・ザ・クラウン”ジャック・オー・ランタン。

そして、対神・対龍の恩恵を誇る神鳥___大鵬金翅鳥の姫・鵬魔王が現れる。

三頭龍は腰を低く構え、四肢を大地に着けて獣のように身構える。

大鐘楼の鐘の音が街全体に響き渡ると同時に___四人は、一斉に開幕の宣言をした。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

たとえ戦場がロンドンの街並みに変貌しようと仮面ライダー達とアポロガイスト率いる軍勢の戦いは変わらず続いていた。

 

「ハァァァ!!」

 

「うぉ!?危ねぇ!!」

 

飛び掛かってきた仮面ライダーレイを慌てて回避する弦太朗。

マグネットステイツとなり、ホイールモジュールを使い移動砲台の如く駆け回っていた弦太朗にいきなりレイが飛び掛かってきたのだ。

弦太朗はレイの鈎爪が突き刺さった地面が凍結しているのを見てスイッチを変える。

マグネットステイツを解除し、紅いスイッチを○の所へとセットする。

 

「氷にならこいつだ」ファイヤーオン!!

 

音声と共にフォーゼの体が炎に包まれ変貌していく。

体は白から赤へと変わり、右手にはヒーハックガンが現れる。

 

「燃えるぜ!!」

 

「ガァァァァァ!!」

 

突進してくるレイに向けてヒーハックガンがから炎弾を放つが避けられ接近される。

 

「うぉぉぉぉ!?」

 

爪で弾き飛ばされる。

ギリギリ回避行動を取っていたから深くは食らわ無かったが吹っ飛ばされる。

背中の噴射で体勢を取り、バランスを崩す事無く着地する。

 

「なら、これもセットだ!!」

ランチャーオン!!ガトリングオン!!ジャイロオン!!

 

右足にランチャーモジュールが、左足にガトリングモジュールが、左手にジャイロモジュールが現れる。

ジャイロモジュールのプロペラを回転させ、浮遊する。

そして、空中から一斉放射する。

 

「これなら避けようがねぇだろ!!」

 

「ぐっ……ガァァァ!?」

 

数発食らって悲鳴を上げるが倒してはいない。

少し怯ませている程度のようだ。

 

「ぐぁ!?」

 

「………………」

 

「糞尿臭いんだよ、お前らは!!」

 

晴人はリュウガサバイブと王蛇サバイブに苦戦していた。

リュウガサバイブは龍騎を吸収したリュウガが烈火のサバイブを使った形態である。

消滅する恐れの無い完全な体を手に入れたリュウガが更に強化されているのだ。

王蛇サバイブは王蛇が疾風のサバイブを使って強化された形態である。

問題なのは強化では無く中身である。

現在王蛇に変身しているのは浅倉 威。

殺人鬼というのには収まらない正真正銘生まれながらの怪物である。

生後一週間で母親を殺しただけでもその異常性は分かるだろう。

そんな怪物が変身しているのだ苦戦しないはすが無い。

 

「くそっ…………ん?」

 

息を切らしながら晴人が立ち上がろうとすると幾つかのウィザードリングが光を放ち浮かび上がる。

 

「何だ……これ…………使えって事か?」

 

晴人はそれらを手に取って右手に填め、一つ一つスキャンしていく。

 

スーパーセンタイ、プリーズ!!

ミラクル、プリーズ!!

チチンプイプイ、プリーズ!!

チチンプイプイプイ!!チチンプイプイプイ!!チチンプイプイプイ!!

 

「うぉ!?」

 

そんな呪文が響くと共に地面に魔法陣が現れる。

魔法陣は凄まじい光を放ち始める。

しかし、何かが起こるのを待つ敵では無い。

 

「何をしてやがる………っ!?」

 

「久しぶりだな、ウィザード!!」

 

大剣で斬り掛かろうとしてくる王蛇サバイブではあるが光の中から銃撃され、怯み動きを止める。

そして、光の中からは晴人が一度共に戦った事のある男が現れた。

 

「お前はキョウリュウレッド!!」

 

「おぉ!!覚えててくれたか!!」

 

「そんな事より、何でお前が此処に!?」

 

「いや~そこはよく分からないんだけどよ……」

 

光から現れたのは桐生ダイゴであった。

どうやら本人も自分がどうして此処にいるのか分かって無いようだ。

そんな事はどうでもいいと言った感じに王蛇サバイブ、リュウガサバイブの方を向く。

 

「とりあえずあいつらがお前が戦ってる敵って事でいいんだよな?助太刀するぜ?」

 

「それは助かるけど、お前一人じゃ…………」

 

「いや、俺は一人じゃいないぜ!!そうだろ、皆!!」

 

ダイゴが叫ぶと彼の背後に九つの幻影が現れる。

それらは黒、青、緑、桃、金、シアン、灰、紫、銀の色をしていた。

それを見て晴人はダイゴと幻影の正体を悟る。

彼らは魔力の塊である。

いわば今戦っているバース達と似た様な存在である。

何故ダイゴだけ実体を持っているかは分からない。

だが、彼らが味方する程心強い事は無い。

 

「行くぜ、皆!!」

 

「「「「「「「「ブレイブイン!!」」」」」」」」

「「スピリットイン!!」」

 

ガブリンチョ!!ガブティラ!!

ガブリンチョ!!パラサガン!!

ガブリンチョ!!ステゴッチ!!

ガブリンチョ!!ザクトル!!

ガブリンチョ!!ドリケラ!!

ガブリンチョ!!プテラゴードン!!

アンキドン!!

ブンバッキー!!

ガブリンチョ!!プレズオン!!

ギガガブリンチョ!!ブラギガス!!

 

「「「「「「「「キョウリュウチェンジ!!」」」」」」」」

「「スピリットレンジャー!!」」

 

ダイゴと幻影は獣電池にブレイブを込める。

ダイゴと五つの幻影はガブリボルバーに、金の幻影はガブリチェンジャーに、銀の幻影はギガガブリボルバーに獣電池を入れる。

シアンと灰の幻影は獣電池を高く掲げる。

そして、流れる音声のリズムに合わせて踊る。

音声が終わると同時に銃口を前方に向けて引き金を引いて叫ぶ。

 

「「「「「「「「「「ファイヤ!!」」」」」」」」」」

 

「……………」

 

リュウガサバイブが無言で炎弾を放ってくるが叫ぶと同時に各々の銃口から恐竜の顔の様なエネルギー体が現れ、攻撃を弾き、リュウガサバイブと王蛇サバイブも吹き飛ばす。

エネルギー体は各々の背後に回り、ぶつかり姿を変貌させる。

姿を完全に変貌させ、並び立つ。

 

「聞いて驚け!!」

 

「牙の勇者!!キョウリュウレッド!!」

 

「弾丸の勇者!!キョウリュウブラック!!」

 

「鎧の勇者!!キョウリュウブルー!!」

 

「斬撃の勇者!!キョウリュウグリーン!!」

 

「角の勇者!!キョウリュウピンク!!」

 

「雷鳴の勇者!!キョウリュウゴールド見参!!」

 

「鋼の勇者!!キョウリュウシアン!!」

 

「激突の勇者!!キョウリュウグレー!!」

 

「海の勇者!!キョウリュウバイオレット!!」

 

「閃光の勇者!!キョウリュウシルバー!!」

 

「「「「「「「「「「史上最強のブレイブ!!」」」」」」」」」」

 

「十人揃って!!」

 

「「「「「「「「「「獣電戦隊!!キョウリュウジャー!!」」」」」」」」」」

 

次々と名乗り、ポーズを決め、最後に並び立ち、背後で爆発が起こる。

 

「荒~れ~る~ぜ~」

 

「「「「「「「「「「止めてみなぁ!!」」」」」」」」」」

 

十人同時に行って敵へと向かっていく。

だが、全員が全員、目の前の二人に向かっていくわけでは無い。

散って周囲の敵へと向かっていく。

 

「凄いな……」

 

晴人もその後に続く様に敵へと向かっていく。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

___時を少し遡り。

マクスウェルは謎の高速蹴りによって吹き飛ばされ、ロンドンの舞台に招かれる事なく、山岳に投げ出されていた。

傷は既に再生している。

何故なら目の前に襲撃者と思えし男が立っているからだ。

 

「……お婆ちゃんが言っていた、男がやっていけない事が二つある。女の子を泣かせる事と食べ物を粗末にする事だ」

 

「何が言いたい?」

 

「分からないならば、話す価値も無い」

 

「訳が分からぬ事を…………貴様は何者だ!!」

 

「俺は天の道を行き、総てを司る男、天道 総司!!」

 

「戯言を!!」

 

相手にするだけ無駄だと感じたのだろうマクスウェルは天を指差し見下す様な視線を向けてくる男に向かって炎弾を放つ。

だが、既にその手にはカブトゼクターが握られている。

 

「変身!!」ヘンシン!!

 

炎弾が届く前に姿が変わり炎弾は弾かれる。

仮面ライダーカブト マクスドフォームの装甲は炎弾ごときでは壊せない。

 

「……………」

 

マクスウェルは無言で天道の背後へと回る。

しかし、それを読んでいた様に天道はベルトを操作する。

 

「キャストオフ」キャストオフ!!

 

マクスドフォームの鎧が全包囲に弾けて、ライダーフォームへと変わる。

カブトホーンが上がり、完全に姿が変わった時にはマクスウェルは弾けた鎧によって吹き飛ばされていた。

 

「くっ………」

 

「お前ごときでは天の道を行く俺を止められない」

 

天道の表情は見えない。

しかしマクスウェルには自分を見下している様に感じていた。

マクスウェルはそれを憎々しげに睨む。

そして、次の瞬間には両者は再びぶつかり合う。

 

 





色々乱戦でした!!
キョウリュウジャー参戦!!
シアンとグレーはラミレスと鉄砕、シルバーはダンテツって感じです。

アカレッドに関しては色々と設定を加えてあります。
スーパー戦隊の“原典候補者”というのは“ソウル降臨”や存在的にそんな感じだろとカテゴリしました。

今回始まった戦いは
フォーゼvsレイ
カブトvsマクスウェル
と言った感じです。
乱入組はまだvsまでは行ってない感じです。

荒れる戦場はキョウリュウジャーの事を示していたりします。

それでは質問などがあれば聞いてください。
感想待ってます。
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