問題児と000と弱者の箱庭物語   作:天崎

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狂気の獣と完全な肉体と強き竜の者

 

「行くぜ!!」

 

ダイゴは三本の獣電池を手に取り、ミニティラに一本ずつ入れていく。

 

ドゴドゴリンチョ!!

ブンブンリンチョ!!

ガブガブリンチョ!!

 

三本入れ終えるとリズムに合わせて踊る。

その背後には獣電竜の幻影が見える。

そして、銃口を上に向け引き金を引く。

 

「ファイヤ!!」

バモラ!!カーニバル!!アーチョチョ、チョチョチョチョ!!

 

銃口から放たれた恐竜の頭部の様なエネルギー体はダイゴへと向かっていき、纏われる。

右腕にシアンのハンマー、左腕に灰の鉄球が現れる。

 

「キョウリュウレッド・カンフーカーニバルだぁ!!」

 

「………うるせぇ」

 

ハンマーを王蛇サバイブへと振り降ろすが大剣に防がれる。

だが、振り回した鉄球が背後から王蛇サバイブへと襲い掛かる。

 

「くっ……」

 

「まだまだぁ!!ガブガブキック!!」

 

王蛇サバイブが怯んだ所で足を広げ、噛み付く様に蹴りを入れる。

王蛇サバイブが後退したところでダイゴは新たに三本の獣電池を取り出す。

 

ガンガンリンチョ!!

ザクザクリンチョ!!

ガブガブリンチョ!!

 

「ファイヤ!!」

バモラ!!カーニバル!!イーハー!!

 

また銃口からエネルギー体が二つ放たれ、ダイゴの体に纏われる。

右手に黒の銃、左手に緑の刃が現れる。

 

「キョウリュウレッド・ウェスタンカーニバルだぁ!!」

 

「うぜぇ…………」

 

面倒そうな王蛇サバイブ。

戦いに飢えていてもダイゴの様なタイプは鬱陶しいようだ。

 

「パラサガン!!」

 

「ハァァァァァァァ………」

 

ダイゴは右手からエネルギー弾を多数放つが王蛇サバイブは全く気にした様子も無く、直撃しようが平然と進んでくる。

 

「アアアァァァァァァ!!」

 

「うぉッ!?」

 

獣の様に叫びながら斬り掛かってくる。

ダイゴも左手の刃で対応する。

数度打ち合い、鍔迫り合いとなり、互いの動きが一瞬止まる。

ダイゴはそこを狙い、至近距離でエネルギー弾を放つ。

さすがに至近距離で受けたらさすがに効いたのか、王蛇サバイブは少々後退する。

そして、仮面の一部が砕けていた。

 

「何て顔をしてやがる……」

 

「糞尿臭いんだよ………お前らはぁ!!」

 

仮面の下の顔は笑っていた。

獣の様に獰猛に狂った様に笑っていた。

仮面はすぐに元に戻っていくがその顔は強く印象を残す。

仮面が完全に戻る前にも王蛇サバイブは斬り掛かってくるのだった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

アドベント!!

ユナイトベント!!

「………………」

 

リュウガサバイブは無言のままでバイザーにカードを読み込ませる。

ドラグランザーが現れ、ブラックドラグランザーと一つになる。

リュウガサバイブの背後には黒と赤の二つ首の龍が佇んでいた。

その首から二色の炎弾が放たれる。

晴人はドラゴタイマーによって四色のドラゴン形態に分身してるとはいえ、防ぎ切れずに吹き飛んでいく。

 

「くそっ…………何て強さだ」

 

「当たり前だ………俺は完全な体を手に入れた。もう鏡の中の幻影じゃない。完全な体を手に入れた俺に敵う物か!!」

 

そこで初めてリュウガサバイブは口を開いた。

だが、そこから先はやはり無言でトドメを刺そうと斬り掛かってくる。

そこへ割り込む人影が現れる。

 

「ノブハルシールド!!」

 

キョウリュウブルーがステゴシールドでリュウガサバイブの剣を防ぐ。

 

「パラサショット!!」

 

「ドリケランス!!ワァオ!!」

 

キョウリュウブラックがパラサショットで撃ち、リュウガサバイブを後退させる。

そこをキョウリュウピンクがドリケランスで突く。

 

「雷電飛翔斬り!!」

 

「斬撃無双剣!!」

 

怯んだ所にキョウリュウグリーンが緑のオーラを纏った斬撃を、キョウリュウゴールドが雷を纏った斬撃を放つ。

吹っ飛ぶリュウガサバイブだが地面を転がる前に体勢を立て直し、着地する。

 

「大丈夫か、ウィザード!!」

 

「あぁ助かった」

 

「……………………………」

 

変わらず無言ではこの連撃はそれなりにダメージであった様だ。

 

「一気に決めるぞ!!」

 

「あぁフィナーレだ!!」

ファイナルタイム!!オールドラゴン!!プリーズ!!

 

晴人がドラゴタイマーをベルトにかざすと、ウォータードラゴン、ハリケーンドラゴン、ランドドラゴンが幻影の龍と変わり、フレイムドラゴンへと集っていく。

フレイムドラゴンの胸にドラゴンの頭部が、両手にドラゴンの爪、背後にドラゴンの翼と尾が現れる。

そのままリュウガサバイブへと突撃していく。

融合ドラグランザーが放つ炎弾を尾で弾き、爪で斬り裂き、翼から放つ竜巻で動きを封じ、ドラグランザー共々ドラゴンスカルから放つ熱線で貫く。

それでもまだリュウガサバイブは生きている。

 

「戦隊やぐらだ!!」

 

「「「おぅ!!」」」

 

晴人が攻撃を終えると黒、青、緑、桃がヤグラを組み、ガブリボルバーから前方へとエネルギー弾を放ち、一つにする。

キョウリュウゴールドが一つにしたエネルギー体を纏い、リュウガサバイブへと突撃する。

 

「雷電残光・五連突き!!」

 

反撃の隙を与えぬ内にキョウリュウゴールドが五方向からリュウガサバイブを斬る。

 

「ハァァァ!!」

 

「…………グハァ!?」

 

キョウリュウゴールドが斬り終えた後に晴人が四属性のドラゴンを纏わせ蹴り抜く。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

キシャァァァァ!!

 

ジェノサバイバーが毒液を撒き散らしながらキョウリュウシアン、キョウリュウグレー、キョウリュウシルバーへと突進してくる。

 

「中々手強いですネ」

 

「だが、所詮は化け物だ」

 

「あぁ、これで決める」

 

三人共、拳へと力を溜める。

各々構えを取り、狙いを付ける。

 

「アンキドンハンマー!!」

 

「鉄砕拳・激烈突破!!」

 

「奥義……空烈………パンチ!!」

 

グゲリャァァァ!?

 

ハンマーの様な重い拳、全身を振り回しその衝撃を詰めた拳、全てを込めた拳がジェノサバイバーに直撃し、その巨体を浮かす。

ジェノサバイバーは悲鳴を上げながら吹き飛んで行く。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

ゴチゴチリンチョ!!

バスバスリンチョ!!

ガブガブリンチョ!!

 

「ファイヤ!!」

 

銃口から二つのエネルギー体が放たれ、ダイゴに纏われる。

右手には青い腕でブーメランを持ち、左手はネイビーの腕で盾を持つ。

 

「キョウリュウレッド・サンバカーニバルスペシャルだぁ!!」

 

そんな事を言ってる間にも王蛇サバイブは斬り掛かってくる。

盾でそれを受け止め、ブーメランで斬りつけ、蹴りを入れて後退させる。

 

「スピノブーメラン!!」

 

右手のブーメランを投げ付ける。

それによって王蛇サバイブは何度目斬り裂かれるが相変わらず平然としている。

それは予想通りである。

その間にミニティラとガブリボルバーを連結する。

 

「行くぜぇ!!」バモラ!!カーニバル!!

 

「か…………ッ!?」

 

放たれたエネルギー弾に直撃する王蛇サバイブ。

だが、王蛇サバイブは炎の中でも平然と立っている。

そこでダイゴは確信する。

王蛇サバイブ、否、浅倉は攻撃が効かないわけじゃない。

効いていようが関係無く戦闘を続けているのだ。

まるで痛覚が失われてる様に。

そこへ、ボロボロのリュウガサバイブが現れる。

ついで晴人とキョウリュウジャーの仲間がダイゴの方へと駆け寄ってくる。

 

「こ、こんな所で俺が死n「ハァ!!」

 

ダイゴ達の前でバシャリと言う血が溢れる様な音がする。

そして、リュウガサバイブの首が血に転がる。

王蛇サバイブが近くに来たリュウガサバイブの首を斬り落としたのだ。

だが、それで終わらない。

腹を裂き、内蔵を引き抜く。

血が溢れ、返り血に濡れる中で浅倉は深呼吸をする。

自身にまとわりついている糞尿の臭いを“死の臭い”で上書きする様に。

ある程度深呼吸すると浅倉は死体を近寄ってきたジェノサバイバーに喰わせる。

ダイゴ達はそれを呆然と立ち尽くして見ているしか無かった。

 

「何て奴だ………」

 

吐き気を堪えながら呟く。

 

「ブレイブを黙らせるなぁ!!お前たちは強き竜の者だ!!あれくらいで身をすくませるな!!」

 

ジェノサバイバーを追ってきたキョウリュウシルバーが背後にシアン、グレー、バイオレットを引き連れて現れ、ダイゴ達へと激励する。

 

「俺は違うんだけどな。だけど、最後の希望が諦めちゃ駄目だよな」

インフィニティー!!プリィィィズ!!ヒースイフードボーザバビュードゴーン!!

 

晴人が前に出てインフィニティースタイルへとスタイルチェンジする。

そして、ダイゴ達も落ちていた士気を取り戻す。

 

「行くぜ、みんなぁ!!」

 

「「「「「「おぉ!!」」」」」」

 

だが、王蛇サバイブにはそんな事は眼中に無い。

融合ドラグランザーを契約し自らの契約モンスターとすると数枚のカードをバイザーに読み込ませる。

 

アドベント!!アドベント!!アドベント!!アドベント!!アドベント!!アドベント!!ユナイトベント!!

 

なんとボルキャンサー、ブランウィング、バイオグリーザ、デストワイルダー、ギガゼール、ダークウィングを召喚し、ジェノサバイバーと融合させていく。

融合し生まれたミラーモンスターは巨大で禍々しい姿をしていた。

 

「何だ、あの化け物は!?」

 

「これが真のジェノサバイバーだぁ!!お前ら、俺を楽しまして死ね!!」

 

王蛇サバイブの叫びと共にジェノサバイバーが一同へと襲い掛かる。

キョウリュウジャー達は慌てて攻撃を避けようとするが晴人だけは正面から攻撃を受け止め様とする。

 

「ウィザード!!何をやっているんだ!?」

 

「大丈夫だ、このくらいなら」

 

言葉の通り晴人は無事であった。

さすがに衝撃で多少後退はしたものの、輝くその体には傷一つ無い。

晴人はアックスカリバーを手に取ってジェノサバイバーに斬り掛かる。

続いてキョウリュウジャー達も攻撃を仕掛ける。

 

「スピノブーメラン!!」

 

「ブレイブフィニッシュ!!雷電残光!!」

 

「トリニティストレイザー!!」

 

「「「「獣電ブレイブフィニッシュ!!」」」」ゴッチーン!!ドッドリーン!!ガッガーン!!ズッオーン!!

 

「ハァ!!」「タァァ!!」「フン!!」

 

十人による攻撃でさすがにジェノサバイバーも悲鳴を上げる。

 

インフィニティー!!

「ハァァ!!」

 

「何ィ!?」

 

晴人は高速移動して浅倉を斬り飛ばす。

吹っ飛んだ先まで高速移動し、地に足をつけれないレベルで斬り刻んでいく。

晴人とキョウリュウジャーが再び並び立つ。

 

「これで決めるぜ!!」

 

「ビクトリー獣電池!!」

「マキシマム獣電池!!」

「「直列!!」」

 

銀と金の獣電池を取り出して直列に繋げる。

他の八人も獣電池を持つ手に手を重ねていく。

 

「「「「「ビクトリーブレイブイン!!」」」」」

「「「「「マキシマムブレイブイン!!」」」」」

 

二つの獣電池に十人の力を込める。

ダイゴはその獣電池をミニティラへと入れていく。

 

アミーゴ!!ミンナアツマリンチョ!!

アミーゴ!!メッチャメチャアツマリンチョ!!

 

獣電池をセットすると十人がダイゴと肩に手を乗せる。

 

「フィナーレだ!!」

ハイタッチ!!ハイタッチ!!ハイタッチ!!ハイタッチ!!ハイタッチ!!プラズマシャイニングストライク!!

 

晴人もアックスカリバーをアックスモードにて、手形部分にインフィニティーリングを五回かざす。

 

「「「「「「「「「「「十獣電ビクトリーマキシマムフィニッシュ!!」」」」」」」」」」」

 

ミニティラから放たれた十大獣電竜の頭部の形のエネルギー弾が王蛇サバイブ、ジェノサバイバーを貫いていく。

それに合わせて遠隔操作されたアックスカリバーが斬り刻んでいく。

幾ら致命傷を与えて立っていた浅倉も耐え切れずカードデッキも砕け浅倉の体も灰となって散っていった。

 

「ブレイブだぜぇ!!」

 

爆炎を背後にダイゴは叫ぶのだった。






キョウリュウジャーとウィザードのバトルでした!!
王蛇サバイブとリュウガサバイブに勝利でした!!

浅倉の殺し方は人格が小説仮面ライダー龍騎の浅倉なので内臓を取り出してという形になりました。

リュウガに関しては龍騎を取り込むのに成功していたリュウガです。


それでは質問などがあれば聞いてください。
感想待っています。

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