問題児と000と弱者の箱庭物語   作:天崎

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獣電巨人と獰猛なる雄叫びと眼中に無い物

仮面ライダー達とアポロガイスト達の戦う場に近付く影が幾つか見えた。

アジ=ダカーハの分身体である。

激しい戦闘に釣られて現れたのだろう。

 

『また来たんだ………』

 

デンライナーと砲火を交えるネオ生命体がそれらを見付け、呟く。

 

『ねぇ、君達。僕の玩具になってよ』

 

言った直後にクライス要塞の下部でうごめく足の様な部分が二本伸びて行く。

そのまま分身体達へと襲い掛かり貫き、飲み込んでいく。

その場にいた分身体を粗方喰い終わると、足を切り離す。

 

『特大サイズの玩具だよ♪』

 

切り離された二本は形を液体金属の様に変えていく。

それは徐々に人型へと変わっていく。

だが、サイズは巨大だ。

完全に変化を終えると、巨大なドラスが二体叫びを上げ、足元へと雷を放っていく。

 

『アハハハハハハハッ♪これでもっと面白くなるよ』

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「うぉぉぉ!?」

 

放たれた雷を彼らは必死に回避する。

幾つも爆炎が上がっていく。

巨大ドラスの雷は戦闘員すらも巻き込んで吹き飛ばしていく。

 

「巨大な奴らなら俺達に任せろ!!」

 

「「「「「「「「「「ブレイブイン!!」」」」」」」」」」

 

「ガブティラ!!」

「パラサガン!!」

「ステゴッチ!!」

「ザクトル!!」

「ドリケラ!!」

「プテラゴードン!!」

「アンキドン!!」

「ブンバッキー!!」

「プレズオン!!」

「ブラギガス!!」

「トバスピノ!!」

 

ガブリンチョ!!×11

 

キョウリュウジャー十人が獣電池にブレイブを込めて投げる。

全て獣電竜の口へと入り、彼らのエネルギーとなる。

 

「「「「「「「「カミツキ合体!!」」」」」」」」

「ロケット変形!!」

「超カミツキ変形!!」

 

ガブティラが変形し、ステゴッチを右腕、ドリケラを左腕とする。

その中にダイゴ、キョウリュウブルー、キョウリュウピンクが乗り込む。

コクピットの台座の上に立ち叫ぶ。

 

「「「完成!!キョウリュウジン!!」」」キョウリュウジン!!

 

プテラゴードンが変形し、パラサガンを右腕、ザクトルを左腕とする。

キョウリュウゴールド、キョウリュウブラック、キョウリュウグリーンが乗り込み、コクピットの台座に立ち叫ぶ。

 

「「「完成!!プテライデンオーウェスタン!!」」」プテライデンオー!!

 

プレズオンが変形し、長い首が右腕となる。

キョウリュウバイオレットが乗り込み、コクピットの台座に立ち叫ぶ。

 

「完成!!プレズオー!!」プレズオー!!

 

ブラギガスの背に13本のガーディアンズ獣電池が刺さる。

それらを全て取り込み、変形する。

キョウリュウシルバーが乗り込み、コクピットの台座に立ち叫ぶ。

 

ギガガブリンチョ!!

ギーガント、ギガント!!ギーガント、ギガント!!

「完成!!ギガントブラギオー!!」

ギガントブラギオー!!

 

トパスピノが変形し、アンキドンが右腕、ブンバッキーが左腕となる。

右腕にブーメラン、左腕に盾を持つ。

キョウリュウシアン、キョウリュウグレーが乗り込み、コクピットの台座に立ち叫ぶ。

 

「「完成!!スピノダイオー!!」」

 

五体の獣電巨人が二体の巨大ドラスの前に立ち並ぶ。

巨大ドラスも警戒した様に構える。

何の合図も無しに両者は互いに向かって行くのだった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「ヌウン!!」

 

「ハァァ!!」

 

デルザーグリードの放つ炎弾を映司はプテラヘッドから放つ冷気で相殺する。

地面に手を突っ込みメダガブリューを取り出す。

 

「ウォォォォ!!」

 

「ぐぅぅぅ!?ぐはっ!?」

 

叫びを上げて全方向に冷気を放つ。

すると透明化し近付いて来ていたガランダーグリードの足が凍結し、その姿が露になる。

それを見逃さずにメダガブリューで斬り飛ばす。

 

「かぁぁぁぁ!!」

 

「ダァ!!」

 

「ギャ!?」

 

飛び掛かってきたゲルショッカーグリードを肩の角を伸ばして貫く。

 

「ウォォォォ!!」

 

「フンッ!!」

 

そのままプテラヘッドから翼を展開して、ゲルショッカーグリードへと突進し、メダガブリューで斬り掛かるがデストロングリードが頑強なその体で受け止めてくる。

だが、直後にティラノの尾を展開して振り回す。

さすがにそれには耐えられずゲルショッカーグリードとデストロングリードが纏めて吹っ飛ぶ。

 

「おのれ!!」

 

「ぐっ………ダァァ!!」

 

ゴッドグリードが火炎球を連射してくるが耐え切り、弾き飛ばす。

 

「中々やるようだな。しかし一人で我々を倒せると思うな!!」

 

ショッカーグリードが他の五体と同時に炎弾を放つ。

さすがにこれを食らえばプトティラコンボとはいえ不味い。

だが、それは一人ならの話だ。

 

シールドオン!!

「一人じゃねぇよ!!」

 

ディフェンド、プリーズ!!

「俺達を忘れて貰っちゃ困るぜ」

 

晴人と弦太朗が映司の前に出て攻撃を防ぐ。

 

「「Xブラス「おっと、やらせねぇぜ!!」

 

離れた所から不意討ちしようとしていたキョーダインにWとアクセルが蹴り込み、技を中断させる。

 

「人間ごときが私達に勝てるとでも?」

 

「俺に質問をするなぁ!!」

 

スカイダインの問いを無視して叫びながらエンジンブレードで斬り掛かる。

 

「ったく相変わらずだな」

「宇宙鉄人………興味深いね」

 

「そんな場合じゃねぇだろ。行くぜ、フィリップ」

「あぁ、翔太郎!!」

 

翔太郎とフィリップが息を合わせ、アクセルに続く様にグランダインに攻撃を仕掛けていく。

 

「何人いようが貴様らライダーなど我々が倒してくれるわ!!」

 

「いいや、カウントダウンが始まってるのはお前達の方だよ?」

 

「何だと!!」

 

「つまり、俺ら全員一人残らずクライマックスって事だよ!!」

 

叫びモモタロスが一人で敵に向かって先陣切って駆けて行く。

それを合図にグリード達も戦闘員を引き連れて迎え撃つ。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

クウガ!!アギト!!リュウキ!!ファイズ!!ブレイド!!ヒビキ!!カブト!!デンオウ!!キバ!!ファイナルカメンライド!!ディ、ディ、ディケイド!!

「これで終わりにしてやる!!」

 

士はズバットがアポロガイストに隙を作ってる間にケータッチを操作する。

操作し終えるとディケイドドライバーを右腰に移動させ、ドライバーのあった場所にケータッチをセットする。

胸に九枚のカード、頭に一枚のカードが現れ、ディケイドコンプリートフォームへとファイナルカメンライドする。

 

「何を終わりにするというのだ!!」

 

「お前をだよ!!」ブレイド!!カメンライド、キング!!

 

ケータッチを操作すると胸のカードがブレイドキングフォームへと変化する。

 

「やれる物ならやってみるがいい!!」

 

アポロガイストの水晶が透明になる。

その瞬間を狙って士はディケイドドライバーにカードを入れる。

 

アタックライド、タイムスカラベ!!

 

そして、時が止まる。

タイムスカラベの力によって時を停止させたのだ。

アポロガイストは時間干渉系高速移動にテレポートを合わせてくる。

これを攻略するとなると手は限られる。

だから、手っ取り早く時を停止させたのだ。

ただし、この時間停止は物体に干渉出来ない。

だから停止しているアポロガイストを一方的に攻撃する事は出来ない。

だが、近付くくらいは出来る。

目の前まで近付き、カードをディケイドドライバーに入れる。

そして、時は動き出す。

 

アタックライド、ストレートフラッシュ!!

「ハァァァァ!!」

 

「ぐ、ぬぅ!?」

 

時が動き出した瞬間、アポロガイストが移動する前にライドブッカーとブレイラウザーの二刀流で斬り飛ばす。

 

「タァァァ!!」

 

「が、グハァ!?」

 

斬り飛ばされ、隙が出来た所にズバットが鞭で一撃入れる。

アポロガイストは体から火花を散らしながら後退する。

 

「次で決めるぞ、ディケイド!!」

 

「あぁ!!」

 

「おのれぇぇぇぇ!!」

 

アポロガイストが忌々しげに叫び、士とズバットが攻撃に備えて構える。

ライダー達とアポロガイスト達の戦いも終盤へと向かっていた。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

一方、ジャック達は三頭龍相手に一時撤退を余儀無くされていた。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

____“煌焔の都”・廃墟。

三頭龍の消えた“煌焔の都”の付近では、また別の戦いの幕が上がっていた。

 

クロックオーバー!!

 

そんな音声と共に青と赤のコントラストで彩られた派手な外套を纏うマクスウェルが建物を巻き込み吹き飛んでいく。

仮面ライダーカブト、天道 総司の仕業である。

マクスウェルが空間跳躍と熱量操作で攻撃するのに対し、天道はクロックアップで応戦しマクスウェルを圧倒している。

マクスウェルが背後に跳躍すれば、まるで読んでいたかの様に回し蹴りで蹴り飛ばし、熱量操作による攻撃も軽々避けている。

 

「貴様では俺には勝てない」

 

「そんな事はどうでもいい!!私が花嫁を奪いに行く邪魔をするなぁ!!」

 

「別に邪魔をしているつもりは無い。俺は俺でやる事をやっているだけだ」

 

マクスウェルが大吹雪を放つが天道は廃墟の上へと飛び乗り避ける。

クナイガンでマクスウェルを狙撃するが、空間跳躍で避けられる。

だが、現れる場所の検討は大体付いている。

 

クロックアップ!!

 

ウィラを狙い空間跳躍したマクスウェルにクロックアップで即座に追い付き、クナイガンで斬り飛ばす。

マクスウェルの眼中には天道など無いのだ。

幾らボコられようと彼はウィラしか見てないのだ。

鎖で繋がれたウィラを見たマクスウェルは我を失っている。

天道としても攻撃が単調な上に攻撃対象が散っている為、かなり戦いやすい状況であった。

一方、リン達は逃げてはいるものの天道がマクスウェルを相手している為にゆっくりとどう対処するか相談していた。

マクスウェルを放って置くと分身体が下層にどんどん送り込まれていくのだ。

とりあえず殿下の疑似創星図をどうやって当てるかという方向に話が進んでいた。

ついでにどう逃がさないかという話も。

それに関しては混世魔王の言葉にリンが何か思い付いた様である。

殿下とジンはさっぱりと言った様子ではあるが。

そこへ、ライダーキックが直撃したマクスウェルが建物を突き破って転がってきた。

 

「ちょうどいい所にいたね、メイカー殿」

 

傷を再生しながらマクスウェルはリン達の方を見る。

マクスウェルが突き破って出来た穴の方から足音が聞こえるがマクスウェルは気にせず言う。

 

「言っておくが君達の裏切りは初めから織り込み済みだ。頭……ガッ……首殿からは既に、殿下以外を皆殺しにしていいと許可を得て……グッ……いる。カリ=ユガを乗り越えるのに必要なのは、殿下だけだからね」

 

「…………へえ?」

 

体を撃ち抜かれながらも話すマクスウェル。

リンはそこから何か重要な事実に気付いた様だ。

穴から天道が姿を見せるが何かを察した様に様子を見ている。

 

「そっか。裏切りも織り込み済み、ね。……参ったな。何手先を読んでるんだあの人」

 

「ほう?流石のメイカー殿も、頭首殿の先見には敵わないかね?」

 

「…………そうだね。ほんと、怪物だよ。この展開を読んでいたのなら、あの人は本当に怪物だ。もしも一連の出来事を初めから読んでいたのなら__」

 

何かを覚悟した様に瞳を見開いたリンは、短刀を構えて告げる。

 

「マクスウェル。“生贄にされたのは貴方の方だ”」

 

それだけ言うと、リンは満面の笑みでウィラを抱き締め、顔を近付け、顎をクイッと持ち上げて___

 

「それじゃ、いただきます♪」

 

 

____ウィラの、可憐な唇を奪った。

 

 

「「「___……なっ、」」」

 

ジン、マクスウェル、ペストの三人が同時に声を上げ、そのまま絶句。

被害者であるウィラは何が起きたかわからないまま頭が真っ白になっていた。

 

 





巨大ドラス×2vs獣電巨人×5開戦!!
地上の決戦は終盤に近付いてきました!!
残るは六体のグリードとキョーダインと戦闘員多数です。

天道vsマクスウェルはクロックアップある時点で天道優勢です。
とは言ってもマクスウェルは無限に再生してきますが。


それでは質問などがあれば聞いてください。
感想待っています。

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