問題児と000と弱者の箱庭物語   作:天崎

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兄妹愛と合体獣と赤い輝き

 

ピポポポポポポポポポポ………………

 

サソリガドラスが蠍の様な尾をダイナに向かって振るう。

ダイナは転がり避けると同時に八つ裂き光輪を放つ。

 

「デヤッ!!」

 

ピポポポポポポポポポポ…………

 

八つ裂き光輪はサソリガドラスの尾を斬り裂き千切る。

しかし、本体に向かっていった物はサソリガドラスの腹が開き、吸収される。

直後に角から吸収したエネルギーを上乗せされた光線が放たれる。

 

「うおっ!?」

 

慌てて飛び退くがタイミングが遅く、爆風に吹っ飛ばされる様な形になる。

ダイナは立ち上がり、サソリガドラスの方を向くと腕を前で重ね広げる。

 

「ハァ!!」

 

直後にダイナの体が赤く、力強くなっていく。

フラッシュタイプからストロングタイプにタイプチェンジしたのだ。

ストロングは力と耐久力に優れる形態である。

姿を完全に変えると、サソリガドラスに向かい駆けていく。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「待ちやがれ!!」

 

モモタロスがマシンデンバードに跨がり、デンライナーを操縦しながら叫ぶ。

モモタロス達は各々のデンライナーで銀色のオーロラに入りかけているクライス要塞に迫っていた。

しかし、このままでは逃げ切られる。

 

「僕に任せて!!」

 

そんな時にリュウタロス操るデンライナーイカズチが前に出てくる。

それにあわせ、二両で形成されるイカズチの間にゴウカ、イスルギ、レッコウが連結される。

各々がバトルモードに変形する。

イカズチは最後尾の車両から竜の尾の様な物を展開し、先頭の車両からは竜の頭の様な武装が展開される。

その頭部の上に操縦席が出てくる。

 

フルチャージ!!

 

リュウタロスはデンガッシャーガンモードを構え、狙いを定める。

全ての砲頭にエネルギーが集まっていく。

 

「テヤァ!!」

 

リュウタロスが引き金を引き、デンガッシャーからワイルドショットが放たれる。

同時に全ての砲頭からも光線やミサイルが放たれる。

それらは銀色のオーロラに先頭を入れていたクライス要塞の後部へと当たっていく。

そして、小爆発が連続して起き、クライス要塞後部から黒煙が吹き上げ、バランスを崩していく。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「ウォォ!!」

 

サソリガドラスは近付いてきたダイナに向けて鎌を振るう。

ダイナは裏拳でそれを弾き、左の拳を下顎に叩き込む。

間髪入れずに腹に右の拳を入れ、後退させる。

 

「ダァ!!」

 

飛び上がり、サソリガドラスに向けて降る様に蹴りを放つ。

蹴りはサソリガドラスの顔面に直撃し、角をへし折る。

 

ピポポポポポポポポポポ……………

 

サソリガドラスは唸りを上げながら途中で千切られた尾を鞭の様に振るってくる。

それを避けずにあえて受ける。

受けて踏ん張り、掴み取る。

 

「ハァ!!」

 

そのまま尾を引っ張り、足を踏ん張り、サソリガドラスの体を宙に浮かせ、投げ飛ばす。

 

ピポポポポポポポポポポ……………

 

地に叩き付けられたサソリガドラスは、フラフラと立ち上がる。

そこへ、ダイナがオーラを纏わせた左の拳を腹に叩き込む。

活動限界が近いのか、ダイナのカラータイマーが点滅している。

それ故に全身の力を込めて殴り付ける。

 

ピポポポポポポポポポポ……………

 

サソリガドラスは拳によって吹っ飛び宙に浮く。

ダイナは続けて右の拳に全身のエネルギーを集中させる。

 

「デュアッ!!」

 

宙に浮かんだサソリガドラスに向け、右の拳から炎の様なエネルギー弾、ガルネイドボンバーが放たれる。

サソリガドラスは悪足掻きする様に火球を放つがガルネイドボンバーに押し返され、消し飛ばされる。

そのままサソリガドラスは貫かれて爆散する。

 

「やったぜ!!」

 

サソリガドラスが爆散するのを確認し、拳を握り叫ぶのだった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「「「ハァァァ!!」」」

 

「「タァァァ!!」」

 

変形合体したキョーダインとWを上に乗せたアクセルバイクモードがぶつかり合う。

火花を散らし、攻防を繰り返す。

ただぶつかるだけでは無い。

キョーダインはプリズムソードによる斬撃に対応し、ライダー達はキョーダインの放つミサイル等を対処する。

そうして何度かぶつかり合っている間にチャンスが巡ってくる。

互いに正面から突進していく。

 

プリズム!!マキシマムドライブ!!

エンジン!!マキシマムドライブ!!

 

Wとアクセルが同時にマキシマムドライブを発動させる。

プリズムソードに力を集中させる。

そして、ぶつかる直前にWが前方に飛んでグランダインとスカイダインの連結部分を斬る。

 

「グガァ!?」

 

「兄さん!?」

 

連結を斬り離された直後にマキシマムドライブの力が加わった突進によってグランダインが跳ね飛ばされる。

スカイダインが心配する様な声を上げる。

旋回し、空中からWとアクセルを攻撃しようとするがその背を追う者がいた。

 

アクセル!!アップグレード!!

 

アクセルはグランダインを吹っ飛ばした直後に人型へと戻り、ガイアメモリ強化アダプターをベルトのアクセルメモリに装着させていた。

アクセルの体の色が赤から黄へと変化し、アクセルブースターへと姿を変える。

装備されてブースターを吹かし、空を飛ぶ。

 

「何ィ!?」

 

エンジン!!マキシマムドライブ!!

「ハァァァァァ……ダァ!!」

 

飛びながらエンジンブレードにエンジンメモリを装填する。

スカイダインの放つ攻撃を回避し、旋回してきた所を擦れ違い様に斬る。

スカイダインは黒煙を上げて墜落していく。

一方のグランダインは吹っ飛ばされ、着地した時には人型へと戻っていた。

だが、勢いは殺し切れずに地面を転がる。

そこへ、

 

サイクロン!!マキシマムドライブ!!

ルナ!!マキシマムドライブ!!

トリガー!!マキシマムドライブ!!

「「ビッカーファイナリュージョン!!」」

 

「ぬぐぁぁぁ!?」

 

翔太郎とフィリップの重なった声と共に幾重にも分かれ、湾曲した光線がグランダインへと突き刺さっていく。

その光線はプリズムソードが収められたビッカーシールドから放たれた物だ。

ビッカーシールドは最大四本のメモリでマキシマムドライブを発動させれる。

それによってルナの変幻自在の神秘、トリガーの射撃能力、サイクロンの旋風の力がシールドの中央で複合されたのだ。

幾つもの爆発を起こしながらグランダインは転がっていく。

ちょうど墜落し、人型へと戻ったスカイダインの近くで止まる。

 

「兄さん……」

 

「あぁ妹よ…………」

 

キョーダインはフラフラと立ち上がると手を重ね合わせてWとアクセルに向ける。

アクセルが前に出ようとするが、Wが手で制す。

そして、四本のメモリをビッカーシールドに装填していく。

 

サイクロン!!マキシマムドライブ!!

ヒート!!マキシマムドライブ!!

ルナ!!マキシマムドライブ!!

ジョーカー!!マキシマムドライブ!!

 

これはWのメモリで最も攻撃に特化されな組み合わせだ。

それらの力が収納されているプリズムソードに注がれる。

 

「「エックスブラスター!!」」

 

「「ビッカーチャージブレイク!!」」

 

キョーダインの重ねた手から凄まじいエネルギー光線が放たれる。

Wはプリズムソードを引き抜き、四つのメモリの力を乗せて斬り掛かる。

プリズムソードはキョーダインの放つ光線を徐々にだが、確実に斬り裂いていく。

そして、四つの光と共にプリズムソードはキョーダインに振り降ろされる。

共に斬り飛ばされたスカイダインとグランダインだが、各々別方向に火花をあげながら吹っ飛んでいく。

 

トライアル!!

 

アクセルがトライアルメモリをベルトに装填する。

カウントダウンの様な音と共にアクセルの装甲がパージされ、体の色も青くなる。

 

「アァ!!」

 

グランダインの苦し紛れの拳を避け、逆に拳を入れる。

グランダインが怯んでいる内にトライアルメモリをベルトから抜き、操作し、上へ放り投げる。

 

アクセル!!マキシマムドライブ!!

 

更にエンジンブレードにアクセルメモリを装填し、マキシマムドライブを発動させる。

 

「ハァァァァァ!!」

 

直後にアクセルトライアルは高速移動し、連続で何度も何度もグランダインをT字状に斬っていく。

その間もトライアルメモリはピピピピピピと音を鳴らしながら落ちてきている。

パワーが落ちる代わりに高速移動を手にする形態がアクセルトライアルなのだ。

落ちてきたトライアルメモリを掴み、音を止めてグランダインに背を向ける。

 

「9.7秒……それがお前の絶望までのタイムだ!!」

 

グランダインは火花を散らしながら崩れ落ちる。

 

Wはプリズムビッカーをクリスタルサーバーにしまう。

そして、素手でスカイダインと向き合う。

 

「ふっ………アァァァァァ!!」

 

スカイダインは叫びながら両手の針の様な武器を構えて突進してくる。

だが、どれだけの敵であろうと我を失っては実力は出し切れない。

スカイダインの攻撃を受け止め、拳の連打を叩き込む。

一瞬動きが止まった所に蹴りを入れ、距離を離す。

そして、エクストリームメモリを一度閉じ、再び開く。

 

エクストリィィィム!!マキシマムドライブ!!

 

内部の風車が激しく回る。

大気を体内へと送り込む。

 

「「ダブルエクストリーム!!」」

 

「ア……ァァァァァァ!?」

 

大気の力で宙に舞ったWの両足蹴りがスカイダインに放たれる。

両腕で防御しようとするが無駄だ。

防御を簡単に弾き、スカイダインの体に蹴りが炸裂する。

吹っ飛ばされ火花を上げて崩れ落ちるスカイダイン。

 

「兄……さん………」

 

「妹………よ………」

 

同じく崩れ落ちたキョーダインは互いに手を伸ばす。

体に致命的なダメージを受け、火花を散らした状態でも手を伸ばす。

そして、手が重なり合うと同時に爆炎をあげるのだった。

翔太郎は何故か手が重なりあった瞬間、キョーダインが微笑を浮かべた様に感じるのだった。





幾つか決着でした!!

光線吸収するなら肉弾戦のストロングという感じでタイプチェンジしました。
ウルトラマンと仮面ライダーが協力して倒した怪獣ではありますが、相性の問題だと思いまして。

キョーダインは二人では三人には勝てないという感じです。

それでは質問などがあれば聞いてください。
感想待ってます。

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