問題児と000と弱者の箱庭物語   作:天崎

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サソリとキマイラとPOWER to TEARER

ブレストキャノン!!

カポン!!カポン!!カポン!!カポン!!カポン!!セルバースト!!

「ブレストキャノンシュート!!」

 

「ぬぐぅぅぅ…………効くか!!」

 

プロトバースが胸元に砲台を出現させ、セルメダルの力を凝縮した光線をゲルショッカーグリードに向けて放つ。

しかし、ゲルショッカーグリードはそれを正面から受け止めて弾き飛ばす。

やはりセルメダルとコアメダルでは力の差が大きいのだ。

ゲルショッカーグリードはそのまま追い討ちを仕掛けようとする。

 

「貴様らごときが俺を倒せるとでも思っているのか!!」

 

「うおっ、危ねぇ!!」

 

間一髪、ギリギリ回避するプロトバース。

だが、一撃で終わるはずなく更に攻撃しようとしたところでバースとビーストが銃撃を放って怯ませる。

 

「ナイス、後藤ちゃん!!」セルバースト!!

 

「ぐおっ!?」

 

怯んだ所にプロトバースがセルバーストを発動させたバースバスターを構えて引き金を引く。

至近距離で放たれたそれはさすがにゲルショッカーグリードを吹き飛ばす。

 

クレーンアーム!!ドリルアーム!!ショベルアーム!!キャタピラレッグ!!カッターウィング!!ブレストキャノン!!

「伊達さんが先行し過ぎなんですよ!!」

 

そこへバースが全ての装備を展開してバース・デイになりながら突進していく。

 

「ガァァァ!!」

 

「タァァァ!!」

 

カッターウィングをブーメランの様に放ち、隙を作り、先端にドリルアームを付けたクレーンアームによって蛇の様な腕を弾き飛ばす。

そのまま戻ってきたカッターウィングの力で飛行し、キャタピラレッグで蹴りを叩き込む。

そのまま反撃の隙を与えない為に密着し、ショベルアームで右腕をしっかり掴んで、ブレストキャノンを押し付ける。

 

「何ぃ!?」

 

「ハァァ!!」セルバースト!!

 

0距離で放たれたブレストキャノンシュートはゲルショッカーグリードの左肩を貫き、セルメダルを撒き散らせる。

 

「調子に………乗るなよ!!」

 

「ぐぁぁ!?」

 

「後藤ちゃん!!」

 

ブレストキャノンの放射が終わった直後に弾き飛ばされる。

バースは装備が解除されながら転がっていく。

そのまま炎弾を放ってバースとプロトバースを纏めて吹き飛ばす。

 

「おいおい、俺を忘れて貰ったら困るぜ!!」ハイパー!!マグナムストライク!!

 

「な……ぐぉぉぉ!?」

 

いつの間にか背後に回っていたビーストがミラージュマグナムからキマイラの頭部の様なエネルギー弾が放たれ、ゲルショッカーグリードを吹っ飛ばす。

 

「おのれ………」

 

ゲルショッカーグリードは地面を転がりながら体勢を立て直し、ビーストに攻撃を仕掛けようとするが左右から襲い掛かる影が見える。

 

クレーンアーム!!クレーンアーム!!

「「ハァ!!」」

 

「くっ………こしゃくな!!」

 

自らを拘束するクレーンアームを引き千切ろうとするが、その前にビーストが仕掛ける。

ダイスサーベルを構え、ハイパーリングを填める。

 

シックス!!セイバーストライク!!

「オラァ!!」

 

「ぐ……ぎゃあぁ!?」

 

バッファ、ドルフィ、カメレオ、ファルコが各々六匹ずつエネルギー弾としてゲルショッカーグリードへと突進していく。

その群れに貫かれ、押し負け、セルメダルを撒き散らすゲルショッカーグリード。

 

「この程度………この程度でこの俺がぁ!!」

 

激昂し周囲に炎弾を撒き散らす。

ビーストは両腕に付いている布の様な飾りが鞭の様に動き炎弾を弾く。

バース、プロトバースは地面を転がりながら避けていく。

その間にビーストは指輪を変え、バースはベルトにセルメダルを入れていく。

 

キマイライズ!!ゴー!!

クレーンアーム!!ドリルアーム!!キャタピラレッグ!!ショベルアーム!!カッターウィング!!ブレストキャノン!!

 

ビーストはビーストハイパーからビーストへと姿を戻し、ベルトの前に魔法陣を出現させる。

そこからビーストに力を与えるファントム、キマイラが出現する。

ビーストはそれに飛び乗り、キマイラは空を駆ける。

 

「行くぜ、キマイラ!!メインディッシュだ!!」

 

バースの前に六つの武装が展開し、合体し、姿をCROW'sサソリとなる。

サソリはバースの動きと連動して動く。

そして、キマイラとサソリが地と空からゲルショッカーグリードに向かっていく。

 

「デカブツごときが……うぐぅ!?」

 

「足元が抜けてるぜ」

 

プロトバースが、ゲルショッカーグリードの足元を狙い撃ち、崩壊させて、ゲルショッカーグリードの体勢を崩させる。

そこへキマイラとサソリが迫る。

 

「オラァァァ!!」

 

「ハァァァァァ!!」

 

「ガラァァァ!?」

 

サソリの尾の部分から七色の光線が放たれ、キマイラも各頭部から光線を放つ。

サソリの光線とキマイラの光線に挟まれたゲルショッカーグリードは断末魔の叫びを上げ、セルメダルを撒き散らして爆散していった。

 

「ごっそうさん!!」

 

ビーストはキマイラから降りて、手を合わせるのだった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「ダァァァ!!」

 

「ハァァァ!!」

 

ショッカーグリードの放つメダル状のエネルギー弾を、映司はティラノの尾を展開して纏めてはたき落とす。

 

「ぬぅん!!」

 

「ハッ!!」

 

力を溜め、一際大きなエネルギー弾を放つが、此方はアンクの放った炎弾によって相殺される。

 

「このままでは埒が明かぬ!!」

 

そう言ってショッカーグリードは、翼を広げて空へと飛びたつ。

明らかに自分の得意とする戦場に誘っているのだろう。

だが、敢えて乗る。

何故ならアンクも映司も空中戦の得意な形態であるからだ。

アンクは元々鳥の王であるグリードである。

紅い翼を広げてショッカーグリードへと向かっていく。

その後を映司はプテラの翼を広げて追い掛ける。

 

「ショッカァァァァ!!」

 

向かってくる映司とアンクに向けてエネルギー弾を放ってくる。

それに対してアンクは翼から羽状のエネルギー弾を放ち相殺させる。

そのまま突進していき、アンクの右腕とショッカーグリードの左腕がぶつかる。

数瞬鍔迫り合いの様に拮抗するが、互いに後方へと吹っ飛んでいく。

その隙に映司が背後へと近付いていく。

 

「ガァァ!!」

 

「くぅ……カァァ!?」

 

背後に回った映司がショッカーグリードの翼を掴む。

そのままメダガブリューを振り降ろし、翼をもぎ取る。

血の様にセルメダルが溢れていく。

だが、片翼だけでも飛行自体は可能らしい。

 

「片翼程度………」

 

「ハッ………本当に片翼“程度”か?」

 

片翼を失い、フラフラと飛ぶショッカーグリードに、自由自在に動き回るアンクが接近していく。

そのまま翼を右腕で貫く。

ショッカーグリードが炎弾を放つがヒラリフラリと上手い事避けていく。

その間に左腕で根本を掴む。

そして、ショッカーグリードの体を足で押さえる。

左腕の鈎爪を根本に押し込み、そこから炎弾を放ち、爆破させる。

セルメダルが撒き散らされ、ショッカーグリードは両翼をもがれた。

 

「ハァァァァ!!」

 

「ごぶぅ!?」

 

落下していくショッカーグリードへと追い討ちを掛ける様にアンクが足に炎を纏わせ、蹴りを叩き込んだ。

多量のセルメダルが炎に包まれながら舞う。

更にその後ろには紫の影があった。

 

ゴックン!!プットティラーノヒッサーツ!!

「セイヤァァァァァ!!」

 

「ぬおれぇ!?」

 

映司はメダガブリューにセルメダル四枚を飲ませると、ショッカーグリードが墜落する前にアックスモードで振り降ろした。

紫のオーラを纏った刀身によって斬られ、セルメダルが吹き出す。

そのまま墜落し、小さなクレーターが出来る。

 

「まだだ…………私がこんな所で…………」

 

「終わるんだよ」

 

何とか立ち上がったショッカーグリードに向け、アンクが炎弾を放った。

ショッカーグリードはそれを片腕で弾く。

だが、そこに予想外の攻撃がくる。

プトティラの肩アーマーの角が伸びてショッカーグリードを貫いたのだ。

 

「アァァァァ!!」

 

「ぐぅ………」

 

更に展開されたプテラの翼が展開し、冷気を放ち、ショッカーグリードの足元を凍結させて動きを封じる。

そして、ティラノの尾を振るう。

 

「ガァ!!」

 

「なんのぉぉぉ!!」

 

ショッカーグリードはそれを受け止めようとするが、凍結した足では踏ん張りが効かず、砕けた氷と共にホームランの様に飛ばされる。

とは言っても足が自由になったのは確かである。

体勢を整え、着地しようとした所で下に回り込まれた事を悟る。

何故なら着地地点にプトティラがメダガブリューバズーカモードを構えて待機していたからだ。

しかも銃口には紫のエネルギーが収束している。

 

「ダガァァァ!!」

 

「ふん」

 

無論、ただ見ているだけでなくエネルギー弾を放つなりするのだが、それらはアンクによって弾かれていく。

 

プットティラーノヒッサーツ!!

「ハァァァァァァァ!!」

 

「ぐぉぉぉぉぉ…………うばぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

メダガブリューから放たれたエネルギー弾に包み込まれて断末魔をあげるショッカーグリード。

だが、放射が終わってもその体は原型を保っていた。

映司達よりやや離れた所に落ちたショッカーグリードは身体中から火花を散らしながら立ち上がる。

そのまま手を大きく広げる。

 

「ショォォォォォォォカァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

自らの組織名を叫びながら爆散するショッカーグリード。

周囲にセルメダルを撒き散らしていく。

その中で一つ色合いの違うメダルが現れる。

アンクはそれに向けて右手を飛ばす。

元々メダルの塊で不定形の身である為に腕のみになれるのだ。

アンクがショッカーグリードを掴む一歩前に何かが飛んできていた。

 

「ショッカーメダル頂く!!」

 

「させんよ!!」

 

現れたのは怪人であった。

両肩が鷲の頭の様な形をし、頭部は何処かディケイドに似ている形であった。

怪人は、アンクより先にショッカーメダルを掴み、アンクを弾き飛ばす。

アンクは人間態に戻り怪人を睨む。

 

「お前、何者だ!!」

 

「私はグリードだよ。君と同類のね」

 

怪人はそう言って、周囲に五つのメダルを浮かばせるのだった。

もし、士がこの場にいたのならこの怪人の正体を見た目で察していただろう。

 

 





グリード全滅でした!!
と思わせて新グリード登場!!
オリ怪人です!!
種類としてはショッカーグリードなどと同類にして上位互換です。
二つ首の鷲とディケイド似という点がヒントです。


それでは質問などがあれば聞いてください。
感想待ってます。

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