問題児と000と弱者の箱庭物語   作:天崎

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超獣電と六枚のメダルと迷惑な者の最期

 

 

 

 

 

 

「これでゴッドメダル以外は私の手元ですか。まだ取り込むには速いですね」

 

「何の話をしてやがる!!」

 

「こちらの話ですよ」

 

突如現れた謎のグリードは、アンクの方を見ずに周囲に漂わせている五枚のメダルを見る。

ショッカーメダル、ゲルショッカーメダル、デストロンメダル、ガランダーメダル、デルザーメダル。

倒されたグリード達のメダルである。

倒された後、このグリードが密かに回収していたのだ。

 

「アンク、あいつは何?」

 

「グリードだ」

 

「新手って事か」

 

アンクの隣に映司が立つ。

姿はタトバコンボである。

さすがにプトティラコンボは体力を減らし過ぎるので変えたのだ。

映司に続く様に他のライダー達も謎のグリードを囲む。

 

「お前が何者かは知らねぇが……この数に勝てるつもりか?」

「戦闘員も粗方片付けたし、逃げても無駄だよ?」

 

オーズ、アンク、W、アクセル、バース、プロトバース、アクア、フォーゼ、メテオ、なでしこ、ビーストに囲まれる中でも、そのグリードは余裕そうに構えていた。

まるで何かを観察するようであった。

 

「確かに不利ですね………私が“並”の怪人だったらの話ですが!!」

 

「自分が規格外って言いたいのか?」

 

「そぉぉぉの通りですようォ!!」

 

謎のグリードは翼を広げると、飛び上がり、回転する様に周囲へと炎弾を放っていく。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「ハァァァァ!!」

 

「甘いわ!!」

 

斬り掛かってくるプテライデンオーの攻撃を避けて、銃撃で吹っ飛ばす。

そのままキングダークは口を開き、光線をスピノダイオーへと吐く。

 

「「ぬっ……ハァ!!」」

 

スピノシールドとスピノブーメランで受け止める。

地面に跡を残しながら押されるが、耐え切り、弾く。

その隙にプレズオーが右手をキングダークに向ける。

 

「プレズオー・ブレイブフィニッシュ!!」ズッオーン!!

 

「ふん、こんなもの!!」

 

キングダークは、刃付き円状盾でプレズオンの頭部の様な光線を受け止める。

そのまま右手の銃を向け、引き金を引く。

 

「マグナムショット!!」

 

「きゃあ!?」

 

銃撃が直撃してコクピットのバイオレットが悲鳴を上げ、プレズオーが吹っ飛ぶ。

その横合いからキングダークへ向けて射撃が入る。

 

「ギガントショット!!」

 

「ぐぅ……」

 

数発かするが、ギリギリで避けていく。

 

「ガイストカッター!!」

 

「スピノブーメラン!!」

 

刃付き円状盾をギガントキョウリュウジンへと投げ付けるが、側面にスピノダイオーが放ったスピノブーメランが当たり、軌道がズラされて吹っ飛んでいく。

慌てて銃を構えるが、既にギガントキョウリュウジンには近付かれていた。

 

「ギガントスラッシャー!!」

 

「ぐぬぅ!?」

 

下から斬り上げるような一撃に腕ごと弾かれる。

銃は回転しながら宙に舞い、両腕は弾き上げられ、キングダークは胴を無防備に晒す。

その隙を突かないわけがなく斬り上げの状態から斬り下げる様に袈裟斬りする。

 

「ぐぅぅ……おのれぇぇ!!」

 

一歩後退したところを一歩踏み込んで更に一撃を加えようとするが、武器を掴まれ、殴り飛ばされる。

 

「私が魔法を使える事を忘れるなよ!!」

 

そう叫び、前方に魔法陣を出現させたと思うとそれを殴り付けた。

魔法陣を通った腕は何処かへと消える。

 

「「「「「「「「ぐぁぁ!?」」」」」」」」

 

消えた腕はギガントキョウリュウジンの背後に現れ、後頭部を殴られる。

バランスを崩したギガントキョウリュウジンへ追い討ちをかける様に前方に魔法陣を出現させる。

 

「ふん!!」

 

「俺が乗ってるのも忘れるなよ」ディフェンド、プリーズ!!

 

キングダークの魔法陣から放たれる雷を、ギガントキョウリュウジンの前に現れた魔法陣が防ぐ。

コクピットの晴人がディフェンドの魔法を発動させたのだ。

 

「私達も!!」

 

「プテライデンオー・ブレイブフィニッシュ!!」

 

「鉄砕拳・激烈突破!!」

「アンキドンハンマー!!」

 

プレズオーが放ったロケットパンチは軽々弾いたキングダークではあったが、それは隙を作るだけであった。

プテライデンオーが翼に雷を纏わせて斬り掛かり、防御しようとしていた両腕を弾き飛ばす。

口から光線を放つがスピノダイオーの鉄球を合わせた拳によって霧散し、シアンのオーラを纏ったハンマーによる重い一撃を受ける事になる。

 

「それで終わりじゃないぜ」アタックライド、スラッシュ!!

 

「ギガントスラッシュ!!」

 

「ごがぁ!?」

 

士がコクピットでベルトにカードを入れる。

ギガントザクトルアックスにマゼンタのオーラを纏わせて斬る。

キングダークは避けれず、左の角を折られ、顔面にヒビ割れが入る。

 

「合わせろよ、ダイゴ!!」

 

「おぉ、親父!!」

 

コクピットでダイゴとシルバーが拳を構える。

それに合わせる様にギガントキョウリュウジンもギガントザクトルアックスを地面に突き刺して拳を構える。

 

「岩烈……」

「空烈……」

 

「「パァンチ!!」」ギガバイバイーン!!

 

拳に合わせる様にギガントキョウリュウジンが能力を使う。

ギガントキョウリュウジンはガーディアンズの力を全て扱えるのだ。

それによってフタバインの力を使い、ギガントキョウリュウジンの姿が二つになる。

そして、同時に拳がキングダークに叩き込まれる。

キングダークは大きく吹っ飛び、拳を受けた胸には深いヒビが入っている。

 

「ダァァ!!」

 

「「「「ウワァァァァ!?」」」」

 

キングダークが激昂すると周囲に魔法陣が現れ、ギガントキョウリュウジン、プテライデンオー、プレズオー、スピノダイオーを爆撃で吹っ飛ばしていく。

エクスプロージョンの魔法によって爆撃を起こしたのだろう。

 

ギガビヨーン!!

ギガメラメラーン!!

「「「ハァァァァ!!」」」

 

「この程度ォ!!」

 

ビヨンスモとアロメラスの力によってギガントザクトルアックスに炎を纏わせ、鞭の様に振るう。

キングダークは紙一重で避け、拳でそれを弾く。

弾かれたギガントザクトルアックスを元の状態に戻し、牽制する様に投げ付ける。

キングダークはヒラリと避け、ギガントザクトルアックスはキングダークの背後へと突き刺さる。

 

「こうなったら一気に決めるぜ!!」

 

「キョウリュウジャーの力、使わせて貰うぞ!!」ファイナルアタックライド!!キョウリュウジャー!!

 

「グランドフィナーレだ!!」チョーイイネ!!ダイノホープ!!サイコー!!

 

「「「「「「「「「ブレイブを一つに!!」」」」」」」」」

 

プテライデンオー、プレズオー、スピノダイオーがギガントキョウリュウジンの背に手を当てる。

力をギガントキョウリュウジンへと集めているのだ。

コクピットのディケイド コンプリートフォームのカードがキョウリュウジャーの物に変わる。

胸の九枚の部分はキョウリュウブラック、キョウリュウブルー、キョウリュウグリーン、キョウリュウピンク、キョウリュウゴールド、キョウリュウシアン、キョウリュウグレー、キョウリュウバイオレット、キョウリュウシルバーとなり、頭部の部分はキョウリュウレッドカーニバルになる。

ギガントキョウリュウジンの胸元のパネルが光輝き、足元に魔法陣が現れ、そこから巨大なウィザードラゴンが出現する。

ウィザードの希望の魔法と時を越えて受け継がれてきたダイノホープが合わさり、強力な力へと変わっていくのだ。

ウィザードラゴンに合わせる様にギガントキョウリュウジンが飛び上がる。

その間にウィザードラゴンは巨大な足へと変形する。

それをギガントキョウリュウジンの右足で押す様にすると、ギガントキョウリュウジンとキングダークの間に十枚のカード状のエネルギー体が現れる。

カードにはキョウリュウジャー面々の顔が書かれている。

 

 

「「「「「「「「超獣電インフィニティーディメンションブレイブフィニッシュ!!」」」」」」」」

 

 

「なぁ………ごぐぶゥ!?」

 

十枚のカードを通り抜け、二つのライダーとキョウリュウジャーと24体の獣電竜の力がこもった蹴りがキングダークへと放たれる。

足を掴み受け止めようとするが、数瞬止めるのが精一杯であり、盛大に蹴り抜かれた。

火花を上げるキングダークと背中合わせになるような形で着地する。

そこに突き刺さっていたギガントザクトルアックスを掴む。

 

ファイナルアタックライド!!ディ、ディ、ディケイド!!

ハイタッチ!!シャイングストライク!!キラキラッ!!キラキラッ!!

ガブリンチョ!!バモラ!!

「「「ドラァァ!!」」」

 

コクピット内で士はディメンションスラッシュを、晴人はシャイニングストライク、ダイゴは獣電ブレイブスラッシュを発動させる。

三つの斬撃のエネルギーはギガントザクトルアックスへと集中する。

そのまま回転斬りの要領で振り返り様にキングダークを一刀両断する。

キングダークは幾つもの小爆発を起こしながら崩壊していく。

その中にアポロガイストの姿があった。

 

 

「………ぐっ………私が倒れたくらいで大ショッカーは止まらないのだ。我ら大ショッカーの前に貴様らも何時か倒れる運命なのだぁ!!そして、私はあらゆる時空で最も迷惑な存在として再び甦るのだぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

「いいや、今度こそ地獄に落ちてろ!!」ファイナルアタックライド!!ディ、ディ、ディケイド!!

 

崩れ落ちるキングダークの中心部で断末魔の叫びを上げるアポロガイストを、士はコクピットから飛び出し、ディメンションキックで蹴り貫くのだった。

直後にアポロガイストとキングダークの残骸が爆散していくのだった。

その中で散ったゴッドメダルは、映司達と戦う謎のグリードの許へと飛んでいく。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

謎のグリードは、バースとプロトバースの銃撃がまるで効いてない様に平然と立ちながらメダジャリバーとダイスサーベルを受け止める。

そのまま翼で映司とビーストを弾き飛ばす。

 

「「ぐぁ!?」」

 

「なでしこロケットパーンチ!!」

 

ロケットモジュールを装備しパンチを放つなでしこ。

背後に体を倒して避ける。

上を通過していくなでしこに蹴りを放ち吹っ飛ばす。

 

OK!!サターン!!

ランチャーオン!!

エンジン!!マキシマムドライブ!!

 

突進してくるアクセルをヒラリと避けるが翼にかすめた様でバランスを崩す。

そこへミサイルと斬撃波が飛んでくる。

翼を広げ、羽状のエネルギー弾を放ち、弾幕を張る事で相殺する。

 

「「ジョーカーエクストリーム!!」」

「アクアヴォルテクス!!」

 

直後に二方向から蹴りが放たれる。

さすがにここまでの連撃で手を出し尽くしており、避けれずくらう。

セルメダルを散らしながら吹っ飛ぶ。

距離を取る為にも踏ん張りはしなかった。

そのまま互いに様子を見会う膠着状態になりかけた時、謎のグリードの許にゴッドメダルが飛来する。

 

「散ったかアポロガイスト。しかし、最低限の事はやり遂げたようですね。ネオ生命体があそこまで強化されているならば充分です。さて、メダルも揃いましたし私もまた完成に近付くとしますか」

 

「待て!!」

 

謎のグリードが六枚のメダルを光らせ、周囲を回らせている所で士、晴人、キョウリュウジャー面々が現れる。

だが、謎のグリードは気にした様子ではない。

そして、士はその姿を見て正体を察する。

 

「お前は……まさか大ショッカーの!!」

 

「ご名答!!さすがは元大首領ですね!!それでは見せてあげましょう!!この私、大ショッカーグリードの新たなる姿を!!」

 

「「「「「「させるか!!」」」」」」

 

六枚のメダルを取り込もうとする謎のグリードに向けて士達が一斉に攻撃を放つ。

激しい攻撃により砂埃が上がり姿が確認出来なくなる。

 

「やったか?」

 

誰かがそう呟いた直後に砂埃が斬り裂かれる。

そこにいたのは背中から触手の様な翼を六枚生やす、大ショッカーグリードだった。







アポロガイスト死亡でした!!
ほぼ決着と言った感じです!!
念入りに殺ったのは復活させない為です。
意味あるかどうかはともかく心情的にです。

大ショッカーグリードはショッカーグリード+ディケイド+大首領オーズみたいな姿です。
まだ不完全な感じです。


それでは質問などがあれば聞いてください。
感想待ってます。

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