夢うつつ 作:ホモ
ゴールデンウィークが始まりましたね。皆さん、休日はどうお過ごしでしょうか。
4/26
私は今日も自分の仕事を終え、帰路につく。
駅から自宅までの見慣れた道で、毎晩寂しげに立っている電灯に、不思議と親近感を覚えながら、ふと、時計を確認した。
腕に巻きついたその文字盤は、深夜の23:00を示している。
私はいつも通りだと感じながら、早く湯船に浸かりたいと少々疲れも意識し始めながら、歩く速度を上げる。
帰宅すると、既に日付が変わるまで30分は切っていた。
また明日変わらない時間を過ごせるように、今日一日働いた自らの心身を労い、来るべき明日を思いながら目を閉じた。
朝起きるが、目を閉じたあとのことは何も覚えていない。
今晩は良い夢を見たいと思った。
4/27
今日は金曜日であった。
過労、いや老化であろうか。私は足を捻挫してしまい、病院へ向かったあとそのまま早めの帰宅をした。
玄関を開けてすぐに見える時計を見るがまだ19時であった。
その日は安静にするように言われていた私は、足を冷やしながら、明日のことを想った。
その日はすぐに眠ることができた。
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今日は夢を見た。
目の前にはたくさんの制服を着た高校生。しかし、制服はバラバラだ。
どうやらここは所謂、塾という場所らしい。少しばかり雰囲気に懐かしさを感じる。
私は窓側の席に座っていた。
ふと、手元に置いてあるプリントに視線を下げた。
なにやら文字が書かれているようだが、読み取ろとすると視界にもやがかかり、よくわからない。隣の生徒のプリントを横目に見ると、またしても視界にもやがかかってしまう。
手持ち無沙汰になった私は顔を前に向ける。教卓には教師であろう、その教室にいる生徒よりも、若干その顔に年季が入ってきたように見える男がいる。
プリントがないので、取り敢えず私は彼の話を聞いてみることにした。
果たしてそれは叶わなかった。意識を彼の話に向けると聞こえる音にノイズが入ってしまうのだ。
私は少々不機嫌気味になりながら、自分の席から外の景色を眺めてみる。
窓の外には……いったい何があったのだろうか。覚えていない。
おそらく、また何も見えなかったのではないだろうか。
私はここで初めて、少しばかりの恐怖を覚えながら、周りを見渡した。彼らは手元にあるそのプリントに何かを一生懸命書き込みながら途中で何回か顔を上げて、前の教師の言葉を聞いている。いたって普通の授業風景だろう。
変化のない退屈な状況に若干飽き飽きしながら、顔を伏せ、目を閉じた。
不思議と心地よく、すぐに意識が朦朧となった。
気づけば、朝であった。
連休でも良き夢を。