ストライクウィッチーズ ~旭日の異世界物語~ 作:SNAKE金城
それではどうぞ!
「たぶん・・・・君達にとって、きつい話になるかもしれない・・・」
「話す前に・・・・ネウロイとは、この写真にうつっている物かね?」
大場の後に大石がある写真を、ミーナと坂本に見せるそこに。うつってたのは、黒く所々赤い物体が、うつっている。ちなみにこの写真は、日本海軍の偵察部隊が。撮った写真である。
「そうです・・・これが人類共通の敵ネウロイです」
「この黒いのが・・・・ネウロイ・・・」
「日本の世界にも、ネウロイではない人類共通の敵がいるのでは・・・?」
坂本の言葉を聞いて。山本たちは、深刻そうな表情をする。
「すみません・・・私、何か・・・悪いことを・・・」
「いや、大丈夫だ・・・」
「坂本少佐。ミーナ中佐・・・我々の世界には、人類共通の敵は・・・いないのだよ」
「じゃあ、いったい何と・・・戦っているのですか、」
ミーナの言葉に。大場が悲しそうな表情で答えた。
「人だよ・・・人間だ・・・・・」
「えっ・・・」
大場の言葉に。ミーナは、何とも言えない表情していた。
「我々の世界では・・・人類同士で戦争を、しているのだよ・・・・」
「・・・人類同士で争いをする・・・・我らの世界では、紀元前から、行われていることだ・・・」
島田。大場の話を聞いて、ミーナの顔が暗くなる。
「そんな・・・人類同士で・・・・戦争・・・!?」
坂本の顔は青ざめていた。
「そして、この世界に飛ばされる前・・・我々は、戦場に向かっていたのだよ・・・」
山本は、自分が知っている限りのことを話した。
明治の日清。日露。世界を巻き込んだ2つの大戦。そして、日米で起こった太平洋戦争などを話した。
「世界規模の戦争に・・・同じ民族同士の争い・・・」
「しかも、我が扶桑にあたる国が・・・リベリオンにあたる国と戦争だと・・・くっ」
山本は、少し後悔をしたが、話して良かったと思ってもいる。
すると坂本が真剣な目で、山本に聞いた。
「山本長官・・・長官は、先ほど。この世界に飛ばされる前は、戦場に向かっていたとおっしゃいましたが・・・何処に向かわれていたのですか?」
「・・・ドイツだよ・・・・こちらで言うカールスラントだ・・・・」
山本の言葉に坂本は驚いたが。一番、驚いたのはミーナだった。
「先ほど話した、第二次世界大戦は・・・ドイツが引き起こしたのだよ・・・・」
山本が続けて言う。その言葉に、ミーナは悲しくなる。
山本は、ドイツが今までやって来たことを話した。ヒトラー率いるナチスの独裁政権。ユダヤ人の虐殺。欧州侵攻。独裁者。ヒトラー亡き後も、欧州を戦場とし、抵抗を続けていること。
日本軍が抵抗を続けるドイツ軍を倒すために向かっていたことも。
「そんな・・・・異世界のカールスラントが・・・そんな酷いことをするなんて・・・」
ミーナは、今にも泣きそうな顔をしている。それを坂本が慰める。
「・・・・ミーナ中佐、そんなn・・・・」
〈ウウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥ〉
「ん!?なんだ!」
「ネウロイ・・・!」
基地に警報が鳴り響く、ネウロイが出現したようだ。戦艦大和も同じく艦内に警報が鳴り響く。
「電探室より報告!方位○○!距離約600に正体不明の飛行物体が出現!こちらに接近中!!」
「艦長!恐らく、例の黒い飛行物体かと」
「・・・対空戦闘用意!」
「対空戦闘よーい!!」
(出た、艦長の戦闘の時に出るヤツ)
(戦闘になると本当に人が変わるからな~)
見張りの水兵達がヒソヒソと話す。
栗田は、普段。物静かで、口数の少ない男だが。戦闘になると180度。人が変わったかのように豹変。目を細め不適な笑みを浮かべると言う。
「長官、急いで戻りましょう!」
「無理だ、間に合わん!」
「ここは、栗田に任せよう」
「(大和の悪魔)に任せるのですね?」
「フフッ・・・そうだ」
山本は、大石の言葉に笑みを浮かべ、答える。
栗田は。戦闘時の豹変ぶりと、戦いぶりから。海軍の間では、(大和の悪魔)と呼ばれている。そう呼ばれるようになったのは。太平洋戦争の時である。
アメリカ海軍の空母機動部隊を含む艦隊が硫黄島攻略のため上陸部隊と共に硫黄島付近に到達した時に。突如、日本海軍の艦載機。数百機が襲来。それと同時に硫黄島の方向から、日本海軍の第1艦隊と第1航空艦隊が現れ。アメリカ海軍艦隊は、突然のことにパニックになり混乱し。ほぼ壊滅状態に追いやられたと言う。この時、第1艦隊に編入されていた戦艦大和の艦長が栗田であった。
この戦闘で、栗田の指揮もあり、大和だけで、空母。戦艦を含む5隻を撃沈。
その時、指揮をしていた時の姿がまるで悪魔の様に見えたことと長年、大和の艦長をつとめていたことから(大和の悪魔)と呼ばれるようになった。
「発進可能なウィッチは、直ちに出撃!」
「ミーナ中佐、待ってくれ」
「え?」
「ここは、我々に任せてくれないか」
山本はミーナにそう言う。
「無理です!ネウロイに通常兵器は、効きません」
「そうです!戦艦ですら倒せない相手です!」
ミーナと坂本は、山本の言葉に反対するが。山本は、自信に満ちた顔をしている。
「損傷は与えられは、するんだろ?」
「ダメージは、与えられますが・・・ネウロイはコアを破壊しない限り、損傷を与えても、すぐに再生します」
「ミーナ中佐、彼らに通信をしたい、借りられるか?」
「・・・・わかりました。こちらです」
山本とミーナは食堂を出て、通信ができる場所へ向かう。
一方。戦艦大和
「不明機との距離約300!」
「不明機を、視認!黒い飛行物体です!」
「さぁ・・・来い・・・跡形もなく消し去ってやる!」
「うわ、ホンマに悪魔や」
「電信室より報告!あの基地から通信が来ているようです!」
「繋げ」
通信が繋げられ。栗田は、艦内にある受話器をとる。
〈栗田、聞こえるか?〉
「長官、ご無事で」
〈栗田、対空殲滅弾を使用せよ・・・その飛行物体は、コアとやらを破壊しないと撃墜できんようだ〉
「そのつもりでしたよ」
栗田は不気味な笑顔で答える。
「主砲、1番から3番に対空殲滅弾を装填せよ!」
「了解!主砲、1番から3番!対空殲滅弾、装填!」
栗田の言葉に。大和の砲術長が射撃指揮所に命令する。
大和の主砲は、自動化され砲弾の装填から発射まで全部、射撃指揮所にて行われる。もしもの時のために水兵が数名、各主砲に配置されている。
〈こちら電探室!不明機。後、数十分で到達します!〉
電探室から艦内通信で艦橋に報告がくる。
〈主砲、1番から3番。装填完了!〉
「艦長!」
「全主砲!不明機を狙え!」
栗田の命令で、大和の全主砲が。ネウロイに向けられる。
そしてネウロイは、主砲の射程圏ないに到達した。
「全主砲、不明機を捕捉!発射準備よし!」
「全主砲!一斉射、撃ち方始め!」
「撃ぇー!」
栗田の合図に続き、砲術長が射撃指揮所に命令する。
大和の主砲は、轟音と大きい砲煙と共に対空殲滅弾をネウロイに向け放った
「なんだ!?爆発か!?」
「きゃっ!」
「大丈夫?リーネちゃん・・・何だろう今の音」
基地の格納庫で待機していた。ウィッチ達は、突然の轟音に驚く。
放たれた対空殲滅弾がネウロイに到達した、次の瞬間。
「目を塞げ!」
501基地にいる山本は、ミーナと坂本にそう言われ目を塞ぐ。
ネウロイに到達した。対空殲滅弾は、光と共にネウロイを飲み込んだ。しばらくして、ミーナと坂本は塞いでいた目をあけ、窓の外を見ると。基地に接近していた、ネウロイは消えていた。
「ネウロイが・・・消えた・・・」
「ウソ・・・ネウロイを・・・通常兵器で倒したって言うの」
「言っただろ・・・任せてくれと」
二人の顔を見ながら山本は微笑みながら言った。大和でも撃破報告を聞いて歓声が艦内に響く。
「やったぞ!」
「再生なんてされるかってんだ!」
「コアごと・・・破壊したようだな・・・・」
「いつもの艦長に戻ったようやな・・・」
「ああ・・・」
栗田は、戦闘が終わると。いつもの口数の少ない物静かな栗田に戻った。
日本海軍は始めてネウロイと、戦うにも関わらず。たった数発の砲弾でネウロイを撃破したのだ。
「異世界とは言え・・・ネウロイを倒すなんて・・・」
「ああ・・・これが、人類同士で戦争をしてきた軍隊の力なのかもしれん・・・」
ミーナと坂本は目の前で起きた、出来事について話していた。
日本海軍は、異世界に来て、初の戦闘で勝利を飾った。
この世界で彼らは、どうなっていくのかは。
まだ、誰も知らない・・・・
ミーナと坂本は、人類同士の戦争と聞いてショックを受けたようです。
大和の巨砲がとうとう異世界で火を吹きましたね。
誤字 脱字やちょと変なところがあると思いますが、ご了承ください。
次回もお楽しみに!