東方流星話   作:猫の住処

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~二話~ 泥棒ねこ

時計の針が五時を指した。雨はやまない。わたしは窓をじっと見つめる。

 

「雨の音がうるさいわね。カーテンを閉めて」

 

「わ、分かりました。パチュリー様」

 

雨の音が読書を邪魔をする。

 

「いつやむの?魔法で確かめましょう」

 

「ぱ、パチュリー様!その魔法、以前わたしがパチュリー様に教わった魔法ですよね?」

 

「ええ」

 

「私にやらせてください!」

 

「ええ、いいけど。出来栄えを見せてもらうわ」

 

小悪魔もわたしも真剣に見つめ合う。目を見ただけで分かる。この子は上達したという事が。そして小悪魔の周りが光始め、床に魔法陣が現れた。

 

「この雨は明日の朝にはやむと占いでは出ています」

 

「では、わたしもやってもいいかしら?」

 

「パチュリー様の代わりにわたしが…!」

 

「最近魔法を使ってないからね~ちょっと腕が落ちているかを確認するのよ」

 

この言葉には小悪魔は黙るしかなかったらしい。私の周りが光りはじめる。床に魔法陣が現れた。

 

「小悪魔、やり方があっていても占いの結果が間違っている場合もあるのよ。結果を発表するわね。雨は…夜中にやむわね」

 

「!?」

 

「まだまだね。でも成長はしているわ」

 

小悪魔は悔しそうに顔をする。

 

「そういえば村人の話続きがあるんですよ」

 

「そうなの。雨の音で読書できないから聞こうかしら」

 

小悪魔が話そうとするとすごい勢いで大図書館の扉が開いた。

 

「お茶をお持ちしました」

 

「ありがとう」

 

「最近、村が騒がしいようですね。何かあったのでしょうか」

 

「流星の事じゃないの?小悪魔、さっきの村人の話の続きを話して」

 

「分かりました。その続きはですね。今年の流星は何かおかしかったらしいんですよ。どうおかしいのは具体的には教えてくれませんでしたけど」

 

「ではそろそろ戻ります」

 

咲夜は静かに大図書館を出て行った。そして夜になると雨が弱まった。

 

「やっぱり…夜中にやむのでしょうか…?」

 

わたしは小悪魔の肩をそっと撫でる。

 

「大丈夫よ。魔法なんてできなくても大丈夫よ」

 

「それはどういう…?」

 

「今日は寝るわ。明日は早起きして本を読むわ。本屋が開いたらすぐに本を買いに行くわ」

 

「は、はい。私も寝ます」

 

小悪魔は大急ぎで自分の部屋へと向かった。

次の朝。すっかり雨はやんでいた。

 

「今日はゆっくり読書ができるわ。」

 

わたしは着替え、すぐに大図書館へ向かった。扉を開けると窓から朝日が差し込んでいる。

 

「朝の図書館はやっぱり気持ちいわね!」

 

グーっと背伸びをする。とても気持ちい。すると窓が勢いよく割れた。

 

「何!?」

 

「マジか~もういたのか~朝はいないと思ったんだけどな~」

 

「魔理沙!」

 

「じゃあ、いつも通り本をもらうぜ!」

 

「ちょっと待ちなさい!」

 

「待ってと言われて待つ奴がいるか!」

 

「こら~~~~!この泥棒ねこ~~~~~!」

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