彼女たちのとなりにいたくて   作:サクラサク

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こんにちはみなさん、桜歌です。

今俺は白式がセカンドシフトするのと、一夏が起きるのを待ちながら福音を暴走させた原因を探しています。

 

桜歌「くそ~お、全然見つからない」

 

クアンタ<そんなに焦っても見つからないよ、マスター>

 

桜歌「でも急いで見つけないと、対処が出来ない」

 

クアンタ<でもさぁ>

 

コンコン

 

簪「桜歌、入るよ?」

 

桜歌「簪ちゃん?何でここに?」

 

簪「束さんが桜歌が困っているだろうから、手伝ってあげてって指令室から出してくれた」

 

桜歌「……そうか、それで俺が何をしているかは聞いた?」

 

簪「んん、聞いてない」

 

桜歌「えっとね、今は福音を暴走させた原因を探しているんだけど、なかなか見つからないところなんだ」

 

簪「うんわかった。ならその探すのを手伝う」

 

桜歌「悪いんだけどお願いするね」

 

簪「うん」

 

こうして俺たち二人で暴走原因を探した

 

数十分後

 

簪「これかな?」

 

桜歌「ん、なにか見つけた?」

 

簪「うん、これなんだけど。

福音を起動させるときに、二人の人が福音に近づいてなにかをしてるみたいなの」

 

桜歌「どれどれ」ズイ

 

簪「(///ω///)」

 

桜歌「確かに福音になにかを打ち込んでいるみたいだね」

 

簪「うん、これが原因じゃないかな?」(///ω///)

 

桜歌「そうみたいだね、この二人のことなにかわかりそう?」

 

簪「今のところはまだ何も」(///ω///)

 

桜歌「じゃあこの事を先生たちに伝えるのと、捜索をお願いしてもいい?」

 

簪「うんいいけど、お兄さんは何をするの?」

 

桜歌「ん、そろそろ一夏が起きると思うから、一緒に福音を助けに行くつもり」

 

簪「なら私も」

 

桜歌「いや、簪ちゃんには今いったように捜索をしてほしいんだ」

 

簪「…………わかった、でも無事に帰って来てね」

 

桜歌「ああ、任せろ。

あと織斑先生に用があったら、通信するように伝えておいて」

 

簪「わかった」

 

こうして簪ちゃんはこの部屋を出ていった

 

数分後

 

一夏「ん、んん」

 

桜歌「一夏、起きたか?」

 

一夏「ここは?」

 

桜歌「宿の部屋だよ、自分がどうなったか覚えているか?」

 

一夏「確か福音と戦っているときに船を見つけて、そのあとに箒をかばって………っっっ」ガバッ

 

一夏「福音は、福音はどうなった?」

 

桜歌「今も健在だよ」

 

一夏「だったらまた行かなきゃ」

 

桜歌「やられにか?」

 

一夏「ちがう、倒しにだ」

 

桜歌「………倒しにか、俺は期待をし過ぎたみたいだな」

 

一夏「ん、何を言って?」

 

桜歌「いや、こっちの話だ。

じゃあ行くか」

 

一夏「ああ、いこう」

 

そういって俺と一夏は宿を飛び出した

 

桜歌(白騎士、お前はいったこいつの何を認めたんだ?)

 

30分後指令室

 

千冬「おい、百合姫大丈夫か?

返事をしろ、おい」

 

山田「ダメです、通信が切れています」

 

千冬「くそ」

 

コンコン

 

簪「失礼します」

 

千冬「どうした?更識、お前は桜歌の所にいっていたはず」

 

簪「はい、その桜歌から頼まれて戻って来ました」

 

千冬「なにか分かったのか?」

 

刀奈「どうなの?」

 

簪「はい、福音が暴走した原因がわかりました」

 

千冬「それは本当か!!」

 

簪「はい、暴走原因はこれだと思われます」

 

そして簪は先程まで調べていたものを千冬たちに見せた

 

千冬「成る程、この二人が原因か」(`Δ´)

 

束「束さんの娘に変なことしやがって」(`Δ´)

 

刀奈「……」(`Δ´)

 

簪「ああ、あと桜歌から伝言です。

[俺も一夏が起きたら一緒に福音の所にいきます]だそうです」

 

千冬「なにぃ、で今あいつは」

 

簪「たぶん向かっている途中じゃないかと」

 

千冬「山田先生」

 

山田「はい、二人の反応はどこにもありません」

 

千冬「っっっ」

 

束「ねぇ更識ちゃん?他になにかいってなかった?」

 

簪「えっと、用があったら通信をするようにって言われています」

 

千冬「わかった<桜歌、聞こえるか>」

 

桜歌<はい、聞こえています>

 

千冬<どういうつもりで、一夏をつれだした?>

 

桜歌<一夏自身が行くと行ったからです>

 

千冬<……そいつは怪我をしているだろ>

 

桜歌<そうですね>

 

千冬<普通は止めるんじゃないのか?>

 

桜歌<確かに普通は止めますよね>

 

千冬<じゃあなぜ止めなかった?

一夏が死んでもいいと思ったからか?>

 

桜歌<それは違いますよ。

例え止めたとしてもこいつは隙を見て行こうとしたと思います。

なら無駄なことをせずに行かせ、それについていってサポートをした方がいいと思ったからです>

 

千冬<お前に一夏を守れるのか?>

 

桜歌<いいえ、俺はみんなを守るんです。

一夏もセシリアも鈴もシャルもラウラも箒も百合姫も、そして福音さえも守るためにここにいるんです>

 

千冬<…………わかった、ならすべてを守って見せろ>

 

桜歌<はい>

 

こうして通信は終わった

少しして

 

一夏「見えてきた………え」

 

見えた先にはセカンドシフトした福音とボロボロになりながら飛んでいる箒とシャルロットしかいなかった

 

一夏「な、なんで……他のみんなは?」

 

桜歌「落とされたんだろうな、少し遅かったか」

 

一夏「っっっ」

 

桜歌<シャル、聞こえるか?>

 

シャル<桜歌!!来るのが遅いよ>

 

桜歌<すまん、でどういう状況が?>

 

シャル<セシリアとラウラは、落とされた鈴と姫ちゃんを近くの島まで運びに行ってる>

 

桜歌<姫が落とされたのか?>(@ ̄□ ̄@;)

 

シャル<うん、福音に攻撃をしたあとに少し隙が出来ちゃった見たいで>

 

桜歌<………わかった、ここはあとどれくらいもつ?>

 

シャル<もって5分かな>

 

桜歌<わかった>「一夏、俺は落とさせたやつの所に行ってくる。ここを任せていいか?」

 

一夏「ああ、俺があいつを倒しておく」

 

桜歌「………任せた」

 

そういって俺は姫たちがいるという島にいった

 

 

ラウラ「姫、おい眼をさませ」ユサユサ

 

セシリア「姫さん、眼をさましてください」ユサユサ

 

鈴「っ 姫 ちゃん、 め を さま して」ユサユサ

 

セシリア「全然反応がありませんわ」( ;∀;)

 

ラウラ「こんな状態では」( ;∀;)

 

鈴「いやぁ~」・゜・(つД`)・゜・

 

桜歌「なにやってるんだ?三人とも」(-_-;)

 

桜歌以外「桜歌(さん)」

 

セシリア「姫さんが福音に落とされてから、動かないです」( ;∀;)

 

桜歌「そ、そうか」

 

鈴「あ、あんた妹がこんな状態なのに、よく平気な顔していられるわね」( ;∀;)

 

ラウラ「見損なったぞ」( ;∀;)

 

桜歌「と、いわれても」<クロ、姫は死んだのか?>

 

黒鋼<いえ、体にかなりのダメージがあったので、こちらに意識を保護しています>

 

桜歌<やっぱりか>

 

黒鋼<それでどうしましょうか?>

 

桜歌<少し待ってくれ>「三人ともそこをどいてくれ」

 

桜歌以外「はい」

 

俺は三人が姫のそばを離れたので、小太刀を取りだし姫に刺した

 

桜歌以外「なぁ」

 

桜歌<キャロ、治療をはじめてくれ>

 

キャロ<はい>

 

セシリア「桜歌さん何してますの!!」

 

鈴「あんたぁ」(`Δ´)

 

ラウラ「……」(`Δ´)

 

桜歌「落ち着け三人とも、これは治療行為だ」

 

桜歌以外「え」(・_・)

 

小太刀を刺してから少しすると、姫の体が光だした

そしてみるみるうちに怪我が治った

 

桜歌<クロ、意識を体に戻してくれ>

 

黒鋼<わかりました>

 

百合姫「ん、んんおに~ちゃん?」

 

桜歌「なにやってるだよ姫」ジー

 

百合姫「アハハ」ニガワライ

 

桜歌・百合姫以外「姫(ちゃん)」ガバッ

 

百合姫「うぁ」

 

セシリア「心配したんですよ」( ;∀;)

 

鈴「うぁぁ」( ;∀;)

 

ラウラ「この馬鹿者め」( ;∀;)

 

百合姫「ごめんみんな」

 

桜歌「とりあえず俺は行くぞ」キューイ

 

百合姫「待ってよ、おに~ちゃん」キューイ

 

桜歌・百合姫以外「ちょ、ちょっと」

 

桜歌「三人はそのまま休んでな」

 

百合姫「行ってくるね」

 

こうして俺と姫は福音の所へ向かった

 

桜歌<姫、体は治したけど大丈夫か?>

 

百合姫<うん、大丈夫だよ>

 

桜歌<よかった>

 

百合姫<でもどういう原理?>

 

桜歌<ISの自己修復プログラムを応用した、肉体の再生かな>

 

百合姫<へ~すごいね>

 

桜歌<まぁ研究段階で、この効果を知ってるのは俺とさっきいた面子だけだけどね>

 

百合姫<それって危ないんじゃないの?>

 

桜歌<まぁ普通なら危ないよ。

だけどそんなの実証もせずに姫に使うと思うか?>

 

百合姫<じゃあ>

 

桜歌<ちゃんと実証して使える段階だから使った>

 

百合姫<やっぱりおに~ちゃんはすごいね>

 

桜歌<そうでもないよ。さてもうすぐ戦闘場所だ、気を引き締めろ>

 

百合姫<うん>

 

こうして俺たちは戦闘場所に飛び込んだ


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