こんにちはみなさん、桜歌です。
前回までの試合で結構な数の試合が終わっています。
合格者は何人だろう
箒さんとの戦う一時間前
クアンタ<マスター、ちょっといい?>
桜歌<どうした?クアンタ>
クアンタ<またマスターにお客さん>
桜歌<またか、今からいく>
クアンタ<了解、待ってるねぇ♪>
桜歌「姫」
百合姫「どうした?おに~ちゃん」
桜歌「ちょっと俺はあっちに行ってくる」
百合姫「え、今から?」
桜歌「お客さんが来てるんだって」
百合姫「ん~、私もいっていい?」
桜歌「別にいいんじゃないかな」
百合姫「じゃあおに~ちゃん、行く前に膝枕して」ニコニコ
桜歌「なんで?」
百合姫「向こうに行っている間は、私たちは寝ている状態なんでしょ」
桜歌「そうだが?」
百合姫「なら膝枕した状態でも問題ないでしょ」
桜歌「まぁ確かにな」
百合姫「ならして」ニコニコ
桜歌「( -。-) =3わかった」
俺は姫を膝枕してからコア世界に向かった
コア世界
桜歌「来たぞクアンタ」
クアンタ「いらっしゃい」
百合姫「私もいるよ」
クアンタ「あれ?めずらしいね」
百合姫「まぁたまにわね」
クアンタ「そっか」
桜歌「で、お客さんは?」
クアンタ「あ、ちょっと待ってね。
出てきていいよ」
「失礼します」
奥から出てきたのは赤髪のセミロングの女の子だった
「お初に御目にかかります。赤椿のコア人格です」
桜歌「これはどうもご丁寧に」
百合姫「」ペコリ
桜歌「それでどのような用かな?」
赤椿「はい、私を彼女から開放してくれませんか?」
桜歌「え、箒さんから?」
赤椿「はい」
桜歌「理由を聞いても」
赤椿「彼女はこの間の福音の件からなにも学んでいない」
桜歌「それはどういう」
赤椿「彼女はあの事件のあとも、お母様に対する悪態や私に取り付けられているシステムを取り除こうとしています」
百合姫「そんな、赤椿は大丈夫なの?」
赤椿「私はなんとか大丈夫ですが、所々不備は出ています」
桜歌「…」
赤椿「こんなことをする主になんか支えたくない、お願いです私を開放してください」
桜歌「開放したあとはどうする?」
赤椿「開放されたら、お父様の所にいさせてくれませんか?」
桜歌「俺のところ?」
赤椿「はい、クアンタでも火月でも構いません。
どうかお願いします」ペコリ
桜歌「……………わかった」
赤椿「ありがとうございます」
桜歌「ところでお前がいなくなったら、機体は動かないか?」
赤椿「いえ、動きます。ただワンオフが発現しませんが」
桜歌「そうか、なら今は打鋼にいてくれないか?」
赤椿「なぜでしょ?」
桜歌「このあとの試合は打鋼でいくことにした。
お前は機体の中で見ていろ」
赤椿「わかりました」
百合姫「いいのクアンタ?
おに~ちゃん、次はあなたでやるっていってたのに」
クアンタ「ん?別にいいよ」
百合姫「あなたがいいならいいけど」
桜歌「クアンタ、悪いが次と一夏は打鋼でいく。
代わりに刀奈の時は、ライザーも使ったフルでいく」
クアンタ「うん了解」
百合姫(刀奈ちゃんがかわいそうだな)
こうして俺たちは現実に戻った
数十分後
千冬「それでは第二八試合目を行う、両者出ろ」
桜歌「神谷桜歌、打鋼出ます」シューン
箒「やっと出てきたな」
桜歌「お待たせ箒さん」
千冬<桜歌どういうことだ?クアンタでやるんじゃなかったのか?>
桜歌<ちょっと事情が変わりまして、こちらでやります>
千冬<わかった>
箒「桜歌、お前に聞きたい」
桜歌「なんですか?」
箒「お前に勝てば姉さんは私を認めてくれるか?」
桜歌「それは無理ですよ、あの人は俺を倒したくらいじゃあ、見向きもしませんよ」
箒「そうか、わかった」
千冬「それでは第二八試合………開始」
箒「はーぁ」
開始と同時に箒さんはこちらに突っ込んできた
桜歌「…」ヒラリ
箒「ちっ、外したか。だが今度こそ」シューン
桜歌「…」ヒラリ
こんなやりとりが十分続いた
箒「はぁ、はぁ桜歌、避けるなど卑怯だぞ。
男なら正面から戦え」
桜歌「攻撃されたら、避けるのは当たり前じゃない?」
箒「そんなことはない、男なら正面からぶつかり合うものだ」
桜歌<( -。-) =3疲れる>
赤椿<すいません、元主が>
白式<やっぱりあの子もバカと同じかぁ>
桜歌<なんか二人ともすまないな、あんなのを主にして>
赤椿・白式<いえいえ、いいです>
桜歌<なんか俺、泣けてきた>
箒「このー」ブンブン
桜歌「」ヒラリヒラリ
箒「このこのこのぉ」
桜歌「あきてきたなぁ、そろそろ終わるか」
俺はそういってダガーを出して投げつけた
ビーーーイ
千冬「そこまで勝者・桜歌」
箒「待ってください、まだやれます」
千冬「無理だな、システムはその機体では戦えないと判断した」
箒「そんなぁ」
千冬「お前の試合はここまでだ」
箒「くそくそくそー」
アリーナ
桜歌「ただいま」
百合姫「おかえり」
桜歌「まあまあかな、今回の試合」
百合姫「そうだね」
桜歌「次は姫とシャルだな」
百合姫「うん、頑張ってくる」
千冬「それでは第二九試合を行う、両者出ろ」
桜歌「行ってこい」
百合姫「いってきます」
ステージ
百合姫「シャルロットちゃんよろしく」
シャル「うん、よろしく」
百合姫「シャルロットちゃん、試合をやる前に言いたいことがあるだけどいい?」
シャル「うん、なにかな?」
百合姫<もしこの試合で私に負けたら、妹じゃなくて今までと同じように操り人形として過ごしてもらうからよろしく>ニコリ
シャル<え>アオザメ
百合姫<だから頑張ってね>ニコリ
千冬「それでは第二九試合………開始」
開始と同時に姫はガルムを取りだし射撃した
シャル<ちょ、ちょっと待てよ。どういうこと?>アオザメ
百合姫<ん?何が?>
シャル<さっきいっていたこと、僕を人形として扱うって>
百合姫<そのままの意味だよ、おに~ちゃんの家族になるってことは私の家族にもなるってことだから、だけど私はそれを認めた覚えはないよ?>
シャル<でも桜歌は>
百合姫<おに~ちゃんは私に甘いから、そうしてほしいと言えば、してくれると思うよ?>
シャル<…>アオザメ
百合姫<私は気に入らないんだよね>
シャル<な、なにが>
百合姫<だってシャルロットちゃんはなにも行動せずに、織斑君やおに~ちゃんにすがって生きているから>
シャル<そ、そんなこと……ないよ>
百合姫<じゃあ今の間はなに?
思い当たる節があるんだよね?>
シャル<……>
百合姫<なんとか言ったら?>
シャル<この試合に勝ったら認めてくれるの?>
百合姫<うん、最初からそう言ってるよ>
シャル<なら勝つ>
そういったあとシャルはラピットスイッチを使って、弾薬をばら蒔いた
しかし会話中も姫から攻撃を受けていたので、動きにぎこちなさが残った
百合姫(( -。-) =3こんなものか、まぁ頑張ったほうかな)
姫は装備をビームライフルに替えて、そこから消えた
シャル「え、どこにいったの?」(゜゜;)(。。;)
百合姫「さて、狙い打ちますか」ボソッ
姫はそういってシャルの背後から狙い打った
千冬「そこまで勝者・百合姫」
百合姫「やったー」
シャル「…」ゼツボウ
百合姫「シャルロットちゃん」
シャル「うう」( ;∀;)
百合姫「シャルロットちゃん、先のは嘘だよ」
シャル「え」( ;∀;)
百合姫「だから嘘だよ、いくら私が言ったからって、おに~ちゃんはそんなことしないよ」
シャル「で、でも姫ちゃんはそういう風に扱うんでしょ」
百合姫「したいよそんなこと」
シャル「じゃあ何であんなこと?」
百合姫「だって緊張感が無さすぎるんだもん。
これはテストなんだよ、真剣にやらなきゃいけないのに筆記が終わったからって、夏休みのことでもりあがるなんて不謹慎だよ」
シャル「あ」
百合姫「だからこういうことをしたの」
シャル「………ごめんなさい」(._.)
百合姫「わかればよし、さぁアリーナに戻ろうか」
シャル「うん」
アリーナ
桜歌「お帰り二人とも」
二人「ただいま」ニコニコ
桜歌「うん、いい試合だったよ。だけど姫?」
百合姫「なぁーに?おに~ちゃん」
桜歌「シャルを脅すのはいただけないなぁ?」ニコリ
百合姫「え、何で知っているの?」アオザメ
桜歌「シャルのラファールが全部俺に流してくれたよ」ニコリ
百合姫「…」アオザメ
桜歌「夏休みが楽しみだなぁ」ニコニコ
百合姫「いやぁ~」
こうして試合の一部が終わった
束「おーくん、私のお願い叶えてくれなかった」(._.)
クロエ「まあまあ束様、お兄様にも何かあったのかも知れないじゃないですか」
束「…」
クロエ「夏休みにどこか連れていってもらったらどうですか?」
束「うん、そうする」