その後は全て予定通りに進んだ。たくさんのごちそうは素晴らしい味だった。ホグワーツに入学できたことは嬉しいが、アンバーと会えないのは寂しい。時々は会えるように頼んでみようかなとシャーロットは考えた。
シャーロットの空腹が治まった頃、チラリと少し離れた席にいるハリー・ポッターを見た。ロンや他の生徒との会話を楽しんでいるようだった。ここら辺で関わりを持っておくか。シャーロットは席を立ち、ハリーの元へ向かった。
「あの、ハリー?ミスターハリー・ポッター?」
「え?なに?」
ハリーは突然見知らぬ生徒に話しかけられキョトンとしている。シャーロットは出来る限りニッコリと笑い、挨拶をした。
「はじめまして。私はシャーロット。あなたは知らないと思うけど、あなたとは親戚同士なの。」
シャーロットがそういうとハリーはポカンと口を開けた。
「し、親戚?まさか、ぼくの親戚は叔母さん以外いないって…」
「私もよく知らないけど、あなたのママと私のパパが親戚に当たるらしいわ。もっとも、私のパパはマグルらしいけど」
シャーロットが説明するもハリーは訳が分からないという風に驚いた表情を崩さなかった。ちなみに隣のロンもステーキを咥えたまま驚いていた。
「親戚のよしみで仲良くしてくれると嬉しいな。ハリーって呼んでもいい?私はシャーロットでいいから。」
「あ、うん…。よろしく。シ、シャーロット。」
「隣の彼も。よろしくね。ロンでいい?」
ロンに話しかけると、我に返ったかのようにブンブンと無言で頷いた。
その後はお決まりのようにダンブルドアからの注意事項に校歌斉唱。
全てが終わり、寮の部屋に着いた頃にはシャーロットは疲れきっていた。それでも赤色が多い寮の談話室はシャーロットの気分をよくさせた。ここで勉強したり読書したりするのはさぞかし心地いいだろう。
寮の部屋は四人部屋だった。
「私、ラベンダー・ブラウンよ」
「パーバティ・パチル。よろしくね」
「私はハーマイオニー・グレンジャー。よろしく。」
おお、原作の登場人物達だ。シャーロットのテンションは更に上がった。とくに栗色の髪のハーマイオニー・グレンジャーと会えたことは心から嬉しい。シャーロットも挨拶を返す。
「シャーロット・ダンブルドア。七年間よろしくね。」
ハーマイオニーはシャーロットが挨拶すると少し複雑そうな顔をした。なぜそんな顔をするのか気にする間もなく、眠気が襲い、会話もそこそこに四人はベッドにもぐり込んだ。