ナイトオブマスクドライダーズ   作:さわたり

5 / 6
短い!!
しかも日常シーンねえ!
まあ変身のワクワク感は・・・あるかな?


2:【剛力】龍とゴリラの夜

評議会は今日もガラガラであった。いつも以上にイライラした顔で00は他の面々を眺めた。

 

「最少人数記録更新だな・・・09、12、13、26。今のところ皆勤は僕と09と12だけだぞ」

 

「時間の管理が適当じゃのう。ときに00。儂の隣に座っておる男は誰じゃ」

 

「そいつは13。人に感染するキモくて傍迷惑なウイルスをぶりまく感染源たる全ての元凶さ」

 

「元凶・・・か。その通りだな」

 

『キモく、傍迷惑』相変わらずの悪態である。だが、それを言われてもキレなかったという安心感を与えるのに一役買っているのも事実であった。

 

「おい。こいつに近づいても大丈夫なのか?」

 

「僕は予防手術済み。他のやつは知らん。でもそれに操られるようなやつはいるか?」

 

「いないでしょうね」

 

「で、26。君の言ってたダークサーベルは生み出せそうなのかい?」

 

ナインからグレイトの方へと振り返り、話題を変える。

 

「いや、失敗だ」

 

「そうかい」

 

そんな中、12が突然口を開いた。

 

「そうそう。天狗の末裔を一人探知したんじゃ。そいつへと狐を向かわせた。こういう行動は好きにしていいんじゃろ?」

 

「評議会に迷惑をかけないならね。好きにしたまえ」

 

そう言い残し、評議室を後にした。

 

「瀬島くんには少し迷惑がかかるがね。ま、頑張ってもらおう」

 

机の上の人事ファイルに目を向ける。瀬島鬼子(せじまきこ)。一号と二号へとどめを刺した女だ。

 

 

 

同刻。鬼子は狐に狙われていた。味方だという話を聞いてくれる様子ではなかったが、雑魚を狩るだけなら十分にできるので、適当に蹴散らして逃げていた。

 

「まずいな。こうなるとは思っていなかった!」

 

塀を飛び越え、背後の雑魚たる野狐に回し蹴り。再び逃げ去った。

 

「面倒くさいな・・・ったく!」

 

逃げても倒してもずっと追いかけられる。 面倒極まりなかった。

 

「おい・・・武器を持って女性を追いかけ回すとは・・・物騒なのもいるもんだな!」

 

突然、男が鬼子と狐の間に割って入る。

 

「逃げてな・・・こいつは俺が倒す!」

 

「ふん、まあ感謝しておこう」

 

一応敵だが、まだ倒すには早い。そう判断して反対側の道から逃げた。だが、そちらからも化け物が現れる。カボチャイメージにドレスとガラスの体。黒い本を持つその怪物はパンプキンシンデレラブックス。

 

「なんだ。貴様か」

 

しかし敵ではない。その化け物へ話しかけた。

 

「私だったら問題だったかしら?」

 

「いや、ありがたいさ」

 

そう言ってその場を駆け足に去った。

 

「いく先々で化け物・・・今度は狐か。いいだろう。ぶっ倒してやる!変身!」

 

男、防人剛士はゴングと闘技場を模したゴングドライバーを腰に巻く。左手で拳を作り、弧を描くように下に持って行き、右手でカーンとゴングを鳴らす。

 

[ワイルド!ステージアップ!!]

 

ガラスが割れるように、その姿を表す。ターザンとゴリラを合わせたような紫の戦士。仮面ライダーワイルドだ。

 

「うおおおおお!!」

 

目の前の狐たちに突撃。一体一体蹴散らして行く。

 

 

 

「逃すか、天狗」

 

逃げる鬼子だったが、再び狐が現れて囲まれる。

 

「一応私もWACのメンバーなのだが・・・」

 

「関係無い。貴様が天狗。それで十分だ」

 

その一言にため息。めんどくさそうに扇子を取り出す。

 

「だと思ったさ。そうなれば・・・力づくだ!」

 

全力でその扇子を握る。手に食い込み、血が溢れでる。

血を受けた扇子は突風を巻き起こし、鬼子の姿を隠す。

手をクロスし、こう、声を上げる。

 

「変身!」

 

開いた扇子で風を払うそれは、鬼子ではなかった。赤い鎧の戦士だ。最後に腰に掛けられたペストマスクを被るのは仮面ライダーサロウ ハナタカ。鬼子の変身する仮面ライダーだ。

 

「しかし・・・数の暴力に勝てるかどうか」

 

刀を抜き、狐たちへと突撃した。

 

 

 

「くそっ・・・何でやられねえんだよ!」

 

一方、ワイルドは苦戦していた。どれだけぶっ飛ばしても立ち上がる。死なない雑魚をずっと相手するのは疲れるのだ。

 

「ぐぁ!」

 

さらに、パンプキンシンデレラブックスがタキシードのアリのような雑魚、下級ブックスを呼び出して攻め込む。囲まれ、どうしようもない状況だ。

 

 

そんな中、一筋の希望。

 

「あれが・・・噂の仮面ライダー・・・って、言ってもられねえか!俺も助けねえと」

 

男、風上竜慈はベルトを取り出し、腰に巻きつける。

そしてトランシーバー、ドラゴンサバイブシーバーのボタンを押し、ドラゴンの咆哮が鳴ったのを聞くと腰に巻いたサバイバルドライバーへセットした。

 

[セット、ドラゴン・・・]

 

「変身!!」

 

派手で大きく体を動かす変身ポーズののち、サバイバルドライバーのトリガーを引く。

 

[キキキキキーキル!レレレッツシャウト!ドドドラゴン・・・!]

 

ドライバーから竜が現れ、鎧へと変化。竜慈の体へと定着して変身を終えた。

 

青目と金と迷彩鎧の戦士、仮面ライダードラーサヴァル ドラゴンサバイバーである。

 

「でや!」

 

ワイルドへ背後から襲いかかるブックスへ蹴り込み。パンチでさらに追撃。

 

「一人相手にこの大勢とは感心しねえな!おいあんた!俺が手伝うぜ!」

 

「誰だか知らないけど助かる!」

 

槍、サヴァルブレイカーを構えてブックスたちと戦い始めた。一体一体下級ブックスを潰していく。

 

「くそっ・・・」

 

だが、キリがない。真っ先に隊長らしきブックスを倒す方へとシフトチェンジした。

 

「甘いわね」

 

だが、振り下ろした槍は掴まれてしまう。動くすべはなかった。

 

だが、動く必要もない。このまま押し切るのみ。

 

[キリングアウト・・・!]

 

ベルトから外したサバイブシーバーのボタンを押し、槍に装填して必殺を発動した。

 

「ハウルスラッシュ!」

 

ドラゴンの咆哮とともに槍を押し込む。押さえていた手が悲鳴をあげ、砕ける。ブックスの手()()()それはただのガラスとして地面に転がった。

 

「うう・・・!」

 

「そっちこそ詰めが甘いぜ。しかし掴まれちまうんじゃ勝ち目は薄いな。押してダメならもっと押せ。こいつで行くか」

 

もう一つサバイブシーバーを取り出し、ボタンを押す。

アオーンと高い咆哮が鳴り響く。

 

[セット!ウルフ!]

 

 

 

一方のワイルドは相変わらずの苦戦だった。それもそのはず。妖力を活かした武器ではないワイルドの拳は妖怪には届かない。アプレイションの改造妖怪ではなく、純粋なモノノケたる狐には、なおのこと効かない。

 

しかしそれで諦めるワイルドでもない。武器は破壊し、敵は立てなくなるまでぶちのめす。

何となく自分ではない誰かが相手すべきであることは分かっていたので、時間を稼ぐ。

それが剛士の作戦だった。

 

 

[デスデスデスデース・・・レッツハンハンハンハンハンティング・・・ウルウルウルーフ・・・]

 

ドラーサヴァルはその姿を変えていた。銀の狼だ。

仮面ライダードラーサヴァル ウルフサバイバーである。

 

「おらあ!」

 

今度は強く、速い。

防御力が下がるが、他のステータスは強い。それがウルフサバイバーだ。

 

「結構・・・強いじゃないの!」

 

ブックスの方も、両手が吹っ飛んだ為にまともに戦えてはいなかった。防戦一方。しかし負けるわけでもない。

 

何も進まない時間がただただすぎて行く。

 

「めんどくせえな!」

 

「こっちのセリフよ!」

 

お互いのキックがぶつかる。どちらも同じ距離吹き飛ばされる。

 

「こうなりゃ・・・!」

 

[キリングナウ・・・!]

 

ボタンを二回押し、ベルトに再びセット。巨大化した爪を構え、黒い瘴気とともに突撃した。

 

「クロウエンド!」

 

爪の一撃を腕で防ぐ。バリバリとヒビが入るが、ギリギリで抑える。

 

[ナックルチャージ・・・・・・グルルル・・・]

 

そこに、紫の拳が打ち込まれる。

 

[KO!!]

 

吹き飛ばされ、粉砕音ののち爆発。

 

 

 

結論から言って、剛士の作戦は成功だった。

 

「あらかた片付いたな。一人逃したが大したことにはならんだろ」

 

サロウは野狐を片付け、ワイルドが追い詰めた野狐にもトドメを刺していた。

 

「逃げろとまどろっこしい事を言うより私が初めからやった方が早かっただろ」

 

「それを言うなよ・・・その通りだけどさあ」

 

その場は片付き、変身を解除してそれぞれ自分の居場所へと帰っていった。

 

 

 

「一応助けに行ったほうがいいかなあ」

 

外での仕事を終えた00は何だかんだで鬼子が心配だった。彼女の元へ向かう事を決め、妖力探知機を開いた。

 

「結構近そうだね」

 

地図上を真っ直ぐに走る点を見て、準備をした。

 

 

「上遠野誠司・・・人を殺める上俺の邪魔をするなど・・・許せん。それにWACとやらをまとめるのも貴様だろう?・・・有罪だ」

 

00が銃を構える中、ベルトを巻いた男、雨神一条が現れる。突然のことで驚く00だが、すぐにどう言うことかを理解した。

 

「・・・フフフ・・・あっはっはっはっはっは!!君見込みあるぜ。仮面ライダーの中で僕の存在に気づき、そして何者かまで理解したのは君だけだ!彼女はまあ一人で何とかするだろう。最優先は君だ、ミカエルの特異点」

 

自販機を模した拳銃「エンジェルドリンカー」をリボルバー式拳銃のように曲げ、露出したスロットに銀色のコインを入れ、戻す。

 

[サリエル!]

 

 

また、一条もカードライセンスをベルトに挿入した。

 

[クラッシュ]

 

「「変身!」」

 

誠司は弾丸をを空へ放ち、一条はレバーを引く。

弾丸として空中に飛び出た缶が弾け、液体が誠司へなだれ落ちる。

ドライバーの回転に合わせ、アーマーが一条へ纏われる。

 

[コールド!神の命令こそお前の名前!月治めるは銀の大天使!]

 

[ヴィラン・オブ・ザ・ジャッジメンター!]

 

現れたのは女性体系の銀の体と白い翼の天使、仮面ライダーインファマス。

そして黒く、シンプルな断罪人、仮面ライダーヴィラン。

 

「神はどうやら・・・偽善のぶつかり合いをお望みらしい!」

 

「判決、死刑だ」

 

向かい合う漆黒と白銀が、お互いへと走り出した。

 

see you next night




混ざらず。エントロピーは、依然0。次回、【正邪】モノクロぶつかる夜。

はいみじかーい!4000いかなーい!
待たせといてこれだよ!!お兄さん許して!
汚い命乞いをするわけにも行かんのでいいとこ探しをしましょう。
・・・・・・・・・ねえわ!あったらおせーて(露骨な感想稼ぎ)
真面目な話season1は登場編なので、出てきて戦うだけの話が大半です。面白くなるのは最終回周辺だけだと思うの。
あ、最終フォーム頂かないと話が進みません!書いてない方はお早めに〜。頼んますよ!ではまた次回!一週間ぐらい後にお会いしましょう!というか後書き長いね。後書きのサードニクスだよ。ではまたー
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