魔神族の英雄が幻想入りしたようです 作:シャイニングピッグEX
好戦的な性格なので仕方ないですケド。
そしてタグ通り将来的にはインフレ自重しません。そうしないと主人公最強状態なってまう。
更新できる内に(モチベ保てる内に)更新してくスタイル。多分早いの今だけです
「外から見ると普通に妙だが内から見ると変に妙だな、この館は・・・」
この大広間・・・明らかに外観よりも中が広い。しかもやたらと廊下と扉が多い。これでは少し探索するのも一苦労だろう。
「さて、順当に霧を張った魔術師に挨拶にいくとするか」
魔力反応がする場所に向けて、大広間を抜け廊下を歩きだす。あとは道にさえ迷わなければいいのだが。
━15分後━
ああ、迷った。案の定迷った。
「・・・おかしいな、絶対に何かがおかしい。ずーっと歩いているのに廊下の奥が見えねえ、どうなっている?」
ただ迷ってるだけなのかどうか、少し試してみるか。軽く床を殴り、傷を作っておく。
━5分後━
「やっぱりか。この床の傷、もう見るのは三度目・・・方向も変わっちゃいない。間違いなく戻ってるな。そういう仕掛けか」
例の魔術師の仕業だろうか。しかしそうならその魔力を辿って移動している今なら気づくはずだ。つまり別人。
「そこの誰か、いるのは分かってるんだぞ。さっさと出てこい。そうじゃねえとこの館は無惨に瓦礫へ変わっちまうぜ?」
しばらく待つが出てくる気配はない。
「三秒以内に出てこい。さーん、にーい、いーち、ぜーろ。まいなs・・・っと、出てきたのはそっちか、とんだ歓迎だな。そっくりそのまま返すぜ」
首めがけて ナイフが飛んできたので指で摘まみ止めると飛んできた方向に向けて投げ返す。
「・・・気配が消えた?逃げたのか、いや━━━これは背後からの不意打ち」
━━━と、見せかけて上からだ。
背後に飛んできたナイフはどうにか剣の鞘で防ぎ、上は剣で弾く。
「・・・とんだ手品だ、距離感も手応えも全く掴めないとはな、さて」
難しい相手だ。しかしやりようはある。取り合いにくい相手ならば最初からまともに戦うのはやめだ。
「何者だ貴様は?」
「━━━━━ッ!?」
その時、私は、十六夜咲夜は全く身動きがとれなかった。まるで悪魔か何かかに心臓を鷲掴みにされたような感覚を覚えると、気がつけば地に堕ちていた。
「・・・やるじゃねえか、オレの手から逃れるとはな。だが、次はねえぞ?」
しかし咲夜は何のダメージも与えられていないことに気がつくと時間を止め奇襲をかける。
「時よ止まれ、博霊の巫女でもない人間にかける時間はないの」
ナイフを何本も設置、そして体力を回復する。あくまでも弾幕の手加減ナイフだ、死にはしないだろう。
「そして時は動き出す・・・」
「・・・はぁっ!」
しかしナイフはメリオダスの身体に届くことなく弾かれる。
「危ねえ危ねえ、魔力壁張ってなきゃ終わってたな・・・無駄に使わせやがって、その余裕綽々とした顔、崩して見下ろし返してやるよ」
メリオダス自身は魔術師ではないため、今のは師匠の見よう見まねといっていい。あまりに雑で勿体ない魔力の使い方だ。
さらに咲夜は飛んでいるのに対してメリオダスは地上からどうにか対処しようとしている状況、咲夜に苛立ちを感じているのは確かだった。
「下卑た侵入者ごときにできるならばね」
「下卑た召し使い如きがおこがましい・・・それも人間が大きい顔をするな」
「それを言うなら博霊の巫女だって人間よ?・・・しかし貴方は随分と禍々しい魔力をしてるのね」
メリオダスは幻想郷のルールについてはいまだよく知らない。というより知るためにも巫女仕事しろと言いたいがそれはそれだ。
「それを突くのは無粋ってもんだぜ、メイドさん?オレはメリオダスだ。今からお前に勝つやつの名前くらい誰かに言い伝えるんだな」
「私は十六夜咲夜、傲慢なガキを負かす女の名よ」
「ガキはどっちだ・・・よっ!」
メリオダスの前にはまたも突然ナイフが現れる。だが、次はもう受けない。剣で全て叩き落とす。
(・・・どういう能力だ?意識を操作しているのか?だとすればオレ自身の感覚に違和感が無さすぎる。透明化や瞬間移動・・・これもおかしい。それならオレが速度負けして後手に回ることはなかった)
その後何度も咲夜が時止めしてナイフを投げ、メリオダスが反応して防ぐのを繰り返した。優に10分は経過してからメリオダスが言った。
「・・・おおよそ割れてきたぜ、その手品の種」
「種も仕掛けもありませんよ?」
それを聞くとメリオダスは笑みを浮かべる。その笑みに咲夜はあの時のような恐怖を感じる。だがそれを振り払うと戦闘へ意識を戻す。
「なら上手くかわせよ?」
なんとメリオダスは剣を飛んでいる咲夜に向けて放り投げる。しかしそれは咲夜へは僅かに届かない。
(・・・こんな見え透いた手をなぜ?しかもミスをするなんて)
咲夜の問いへの答えはすぐに明かされた。
ほぼ同時にメリオダスが咲夜の後ろへと、それも頭上に回り込み拳を降り下ろす姿勢を見せる。
(まずい、私の能力の発動猶予からしてギリギリ・・・!?まさかこれまで防戦一方で自分から攻撃しなかったのはこの状況へ持ち込むため?)
しかもどちらもかなり複雑な距離だ。お嬢様のメイドとして自分は僅かでもお嬢様の忠義に答えず、粗相をするようなことがあってはならないのだ。どうにか時間よ止まってくれ━━━!
そして、その願いは届いた。彼の賭けは失敗に終わった。私の勝ちだ。
思えば博霊の巫女の前哨戦だというのに手間がかかりすぎだ。お嬢様にどう説明しようか、そう考えながらメリオダスと剣の挟み撃ちを抜け出し、空中で無防備なメリオダスに向けてナイフを投げる。
「そして時は動き出す・・・!私の勝ちよ、メリオダス!」
改めて口に出すと、安心感がどっと襲ってくる。メリオダスは地上へ倒れ、またも私を見上げている。
「そうだな、お前の勝ちだ。だが、その前に一つオレの話を聞いてけよ」
そんな彼の元へ空を飛ぶのをやめ降り立つと話に付き合ってやることにした。勝利の余韻を味わうためだ。
「時間稼ぎでもする気?あえて乗るけれど、今更勝敗は動かないわ」
「そうだな、勝敗は動かない。だから手を貸してくれよ、いいだろう咲夜?」
そう言うとメリオダスは咲夜の手を勝手に掴み起き上がろうとする。
「気安く触るな。・・・私の身体はお嬢様のためのものよ」
「哀れな女だな━━━お前の能力、時間操作だろ?」
「・・・」
「とぼけても無駄だぜ。さっきわざと当たるかが当たらないか距離で挟み撃ちをしかけたのは本当にそうか確かめるためだ。お前がオレと同じように軌道を描いて移動するなら上にいっても下にいってもかすり傷は避けられないからな。そしてお前の服には今傷がある。瞬間移動なら発動のタイムラグからして無傷で乗り越えられるはずだったのにだ」
「だから今更そんなことを・・・負け惜しみかし、ら!?」
咲夜は突如として体制を崩す。力が抜けて何時も通りの姿勢を保ってられない。有り得ない。先ほどまで絶対的優位を誇っていたのに。
「最初にオレの闇の魔力をこんなに浴びといてここまで粘るとは大した人間だ・・・吸血鬼には勿体ない。だが今はそんな会話する余裕もなさそうだな、残念だ」
「これは━━━毒?いつの、まに・・・」
「始めお前に少し挨拶しただろ?あの時からさ・・・お前の言う禍々しい魔力を思いっきり浴びせてやった。道を進むのをあんなで阻害するような奴は厄介そうだから保険にな。だが正直お前の能力が時間操作じゃなきゃ負けてたぜ。オレの時間が0の間もお前はずっと蝕まれてたわけだ」
「・・・」
「もう寝ちまったか・・・呆気なかったな」
「・・・はあっ!」
気絶したふりをしていた咲夜が後ろから斬りかかってくるが、これだけ消耗して時間を止める気力もない彼女の攻撃を止めるのはメリオダスにとって容易いことだった。
「気づいてないとでも?気安く触んな、支配されることしか能のない人間が」
最後の反撃の蹴りで咲夜は今度こそ本当に気絶した。
「さて、また魔術師の元へ向かうか・・・その前にトドメ、を刺すわけにはいかないんだったな。そう考えるとこのメリオダスと相対して生き延びられる幻想郷のやつらは幸運なこった」
そう言うと再び紅魔館の探索を続けるのだった。
咲夜 武力200 魔力300 気力1500 闘級2000
まあここに書いてるのあくまで参考ですけどね。矛盾してても気にしなーい気にしなーい 変更する恐れあるし(ボソッ
そういえばメリオダスは擬似夜の効果で
メリ(夜) 武力900 魔力1100 気力2000 闘級4000に上昇してます。
いつもどおり質問・意見・指摘とかありましたらよろしくお願いします