魔神族の英雄が幻想入りしたようです   作:シャイニングピッグEX

8 / 14
あんま暖めててもめんどくさいだけなんでさっさとでる二人目。まあオリキャラ同然なんですが。


第七話 二人目の戦士

あの後一日経ち、霊夢達はある程度の情報を交換し終えていた。

 

  「ふーん、あんたは気がついたら見知らぬところに倒れていた、と。それで妖怪にも、私たちのような格好をした人間にも見覚えはないのよね?」

 

  「うん、ないよ」

 

  「間違いなく外来人ね。でも今は帰すこともできそうもないし、諦めてくれる?」

 

  「本当にどうしようもないみたいだから、諦めるよ」

 

  「それと、その魔力を解放するくせ治しなさい。悪魔か何かと間違われて退治されるわよ」

 

  「巫女に言われると説得力あるね。そうするよ」

 

 普通ならこんな簡単な会話にはならない。こんな常識人が幻想郷には何人いるだろうか。

 

  「聞き分けが良すぎる・・・魔理沙も5%くらい見習ってくれればいいのに」

 

  「お前がいうなよ、自分本意な巫女さんがよ」

 

  「あ、アハハ」

 

  気を遣って少年が笑うが逆に霊夢を貶す結果になっていた。

 

  「・・・あなたについては正直釈然としないところも多いけれど今はいいでしょう。傷も完治したわ、好きなところに行ってらっしゃい。ただし、当面の拠点をうちの神社にすることを条件だけどね」

 

  「それでも嬉しいよ・・・何から何までありがとう、霊夢それなら、僕も異変解決に行ってもいい?」

 

  「それは不味いわ。病み上がりでしょう?」

 

 「でも霊夢は異変解決、行くんだよね?」

 

  「ええ、仕事だもの。まさか、本当に来るの?完治したといっても・・・」

 

  「そのまさかだよ。今は少しでも恩を返したいんだ。自衛程度なら出来るつもりだしね」

 

  「そう冷たくすんなって霊夢。人数は多いに越したことはないんだからさ。けど、足を引っ張るなよ?」

 

  「うん、努力はするよ」

 

  「仕方ないわね・・・そういえばあんたって空を飛べるの?」

 

  「飛べるよ?見せてあげる」

 

 少年は黒色の羽を作り出すと空を飛び回る。

 

  「これなら問題なさそうだが、スペルカードルールはどうするんだ?」

 

  「・・・コイツは私たちと何の関係もないわ、いいわね魔理沙?」

 

  有無を言わさぬ霊夢の口調に、魔理沙は従うしかなかった。

 

  「お、おう」

 

  「それで、異変解決ってどこにいけばいいのかな?」

 

  「それならあっちよ」

 

  「理由は?」

 

  「勘」

 

  「なら仕方ないわね」

 

  「えっ・・・?そういうものなの?」

 

  「霊夢の勘はよく当たるからな、問題ないぜ」

 

  すごい信頼感であるが、それは魔理沙が霊夢のことをよく知っているから。魔理沙の目がとても純粋なものだったため少年もそうなのだろうと従うことにした。

 

  「それじゃ、僕が先に行くでいいかな?霊夢との関係がバレちゃまずいんだよね?」

 

  「そういうことね。それじゃあ先に行ってらっしゃい。なんなら全部一人でやって来てもいいのよ?」

 

  「面倒だからって・・・さすが霊夢だな」

 

  「あはは、すごい冗談だなぁ。でも頑張るよ!それじゃ!」

 

  少年は再び黒い翼を展開すると霊夢に言われた方向に向けて飛び立つ。

 

  「・・・私たちもつけましょうか、魔理沙?」

 

  「もちろん。じゃあ行こうぜ!」

 

  ━10分後、図書館にて━

 

  「メリオダス、どう思う?あの子供は・・・」

 

  映像を空に写し出すパチュリーとそれを横で見るメリオダス。フランの方から連絡があればすぐに移動できるように準備もしてあった。

 

  「よりによってアイツか、参ったぜ」

 

  メリオダスは映像を見てとても辛そうな顔をしている。純粋に嫌い、というわけではなさそうだが、そこまで負い目を感じることがあるのだろうか。

 

  「そんなに危険なの?」

 

  「残念だが、アイツは━━━」

 

  趣味の悪い館であると、この少年はメリオダスと同じ感想を抱いた。そして門番が予想以上に警戒心を露にしているため、おそらくここが黒幕なのだろうと当たりをつける。

 

  「貴方が・・・いえ、貴方は博霊の巫女の一派ですね?言葉は必要ないでしょう」

 

  「・・・えっ!?」

 

  少年が構える前に美鈴は攻撃する。さすがの少年もこれには予想外であった。

 

  「申し訳ありません、以前の侵入者のときのように不覚をとるわけにはいかないのです」

 

  「先に手を出したのはそっちだからね・・・?」

 

  少年は何もないところから黒い剣を取り出す。

 

  「面白い手品を使うんですね?」

 

  「ただの手品かどうか、受けてみなよ!」

 

 少年はとてつもない速さで剣を振るう。始めこそ美鈴は対応が遅れていたが、じきに慣れ少しずつ手で受け流せるようになっていく。

 

  「・・・フィジカルの高さに比べると、少々粗い剣ですね」

 

  隙を突き美鈴は反撃する。それを少年は体に直接受けてしまうがあまりダメージは無かった。

 

  「拳法家か・・・!」

 

  「驚きましたか?ですが、武器を使う貴方にも劣るつもりはありませんよ」

 

  「いいや、むしろ好都合だよ!」

 

  「そのなめた態度は・・・いただけませんね!」

 

  「・・・!」

 

  「何ッ!?」

 

  ━再び図書館にて━

 

  「メリオダス、今のは・・・!?」

 

  映像を見ていたパチュリーは魔術師として興奮が抑えられない様子だ。無理もない、単純な魔力もとい能力としてはあれほど強力無比なものはないのだから。

 

  そしてそれにメリオダスは心当たりがあった。自らの魔力に酷似しているのだから当然だ。それだけない、彼の容姿はあるでメリオダスに瓜二つで・・・

 

  「明らかに遅い、見てからの反撃で物理攻撃を無傷で跳ね返した。それも倍返しで。この魔力は全反撃(フルカウンター)・・・つまりアイツは」

 

  ━舞台は戻り、紅魔館の前━

 

  「俺の名前はエスタロッサ。これから君を倒す者の名前だ!」

 

  「ずいぶんと、傲慢ですね!」

 

  二人目の魔神が幻想郷へ降り立つ。

 

  彼は果たして希望なのか、絶望なのか。

 

  そして彼らが邂逅したときどうなるのか。

  ━to be continued




エスタロッサの闘級はあえて言いません。
魔力や技は原作と変わりませんが。
そして予約投稿のやり方が分からない新事実と雑な文は気にしないでください(震え
感想などありましたらよろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。