歩けば世を馴らすモモンガさん   作:Seidou

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幕間「各国動向録」

 スレイン法国、それは人類至上主義者の集まりである国家。亜人すら容赦せず断罪する非道の国家だ。だが彼等を責められるものではないだろう。なぜなら人類は弱すぎるのだ。法国が無ければ瞬く間に人類の領域は犯され、ただ食料として食べられるのを恐れながら過ごす日々が訪れるのだ。それを避けるためにも彼等は人類以外を認めない。数百年前までは森妖精(エルフ)とは共存関係だったがそれもかの国の狂った王のせいで終わりを迎えた。

 最早人類の最終防衛線と言って良い存在なのだ、法国とは。

 

 

 

 そんな法国最高執行機関、六色の神官長とそれを纏め上げる最高神官長。それに司法・行政などの機関長達、そして軍事部門の大元帥達が一同に集まり、会合を開いていた。

 

「まさかニグンが生きておったとは」

「恐らくは”黄金”でしょうね。あれ以外に後のことを考えて交渉の切り札を残せる人物はいない」

 

 火の神官長が水の神官長へ自分の意見をかえす。

 死んでいたと思われていたニグン。その存在が唐突に現れ、かつ重要な情報をもたらしてくれたのだ。その情報―――神人の到来の可能性を。

 だが、報告はそれだけではない。彼の部隊は崩壊しているのだ。王国ではニグン以外の者は全て処刑されたと伝え聞いている。それが最重要なわけではない。今もって重要なのはニグンがもたらしてくれた情報、それは―――

 

「なんてことだ…スルシャーナ様と同じ容姿だと?」

「つまりは新たなぷれいやー様の降臨ということだな…」

「それも、人類に敵対的と思われる…が付くがな」

 

 光の神官長が憎々しげに呟く、彼は陽光聖典の上官でもあるのだ。その陽光聖典が壊滅した切っ掛けと思わしき存在がプレイヤーでしかもこの国の神と定められた黒の一柱、スルシャーナと同じ容姿だというのだ。光の神官長にとっては新たな神到来などと思いたくはないのだろう。死んだと思われていたニグン・グリッド・ルーインから送られてきた<伝言>での報告には忌々しい思いがあるようだ。

 

「かの国…アーグランド評議国、真なる竜王が隠しているというモモンガ様。かの御人の可能性は無いのでしょうか?」

 

 紅一点である火の神官長が発言する。評議国にはモモンガが長年いたのだ。死んだと評議国側は言っているが、戦いで死んだという記録は確認されていない。死者(アンデッド)であるモモンガに戦い以外の消滅方法はない、法国の重鎮たちは評議国が嘘をついていると見抜いていた。

 

「モモンガ様が人類と敵対などするものか!!不敬だぞ貴様!!!」

 

 黒の神官長が怒りをあらわにする。彼の統率する組織の中に漆黒聖典―――黒の神、スルシャーナを主神として信仰する法国最強の特殊部隊が存在するのだ。それだけでなく、自身も神であるスルシャーナを信仰する神官長として職についているのだ。当然の反応なのかもしれない。

 

「過去の記録では約250年前にかの御人と偶発的接触、奇妙な仮面、ありえぬほど豪華な装備の数々。ぷれいやー様と睨み漆黒聖典が接触…そして運悪くも他異形との偶然の戦闘により一時的敵対。―――最初は人類の敵と思われておったそうだな?」

「それも最初だけです。連れていた”国堕とし”さえ手にかけなければ話は出来るお方だと言う記録が残っております」

 

 一番若い土の神官長が発言する。彼は元漆黒聖典の為、スルシャーナ信仰も当然ある。モモンガに対して好意的な発言を続ける。

 

白金の竜王(プラチナム・ドラゴンロード)と出会ってからは評議国で静かに暮らしていたと思われます。そして十三英雄時代…ついに人間の味方となられたのです」

「それとて異形と協力しておったことに変わりは無いではないか。亜人、異形は我々にとっては排除すべき存在ですぞ!」

 

 この国の軍部を一手に担う大元帥が否定的な発言をする。彼は特殊部隊のような圧倒的な力を持つ部隊を保持しているわけではないが、何万もの部下を持つ以上、慎重でかつ冷徹な判断を求められるのだ。敵になる可能性に目を瞑るわけにはいかないのだ。

 

「彼の御方は人と一番仲良くなっておったといわれておる。決して悪い存在ではありませんぞ」

「少なくとも敵対する理由が無ければ何もしてこないですからな―――やはりアインズ・ウール・ゴウンとは別物でしょう」

「ニグンとの話を照らし合わせれば土の巫女姫が爆死したのもそのアインズなる存在が原因と見られるからのぅ―――だが蒼の薔薇の魔法詠唱者―――”国堕とし”を傷つけると怒りを露にしたというぞ?」

「それは―――見初められたということじゃなかろうか?攫われたというし、奴隷と言っておったそうだからな」

「モモンガ様と見られる剣士モモンはそれより前から蒼の薔薇と接触していたといいます、恐らくは今回の出来事に対応するためだったのではないでしょうか?」

 

 土の神官長は相変わらずモモンガを擁護する形で話を進める。黒の神官長もそれに続くように発言する。

 

「モモン―――モモンガ様とするならば、何らかの危険を察知し守ろうとしておられたのでしょう。丁度そろそろ100年ですからな」

 

 100年ごとに訪れるユグドラシルプレイヤー。――そんな存在を警戒して国堕としを守護しにきたのならば納得だ。そう黒の神官長は結論付ける。それに火の神官長が慎重な意見を差し挟む。

 

「ですが確定したわけではないでしょう。モモン――というのがモモンガ様なのは可能性が高いでしょうが、一度接触してみなければわからないでしょう」

破滅の竜王(カタストロフ・ドラゴンロード)の復活の予兆もある。なんにせよ潜入は必須だ」

「ならば漆黒聖典しかあるまい、モモンという剣士に接触するにしても神人の居る漆黒は最適だろう」

「ぷれいやー様ではなく神人であったとしても、丁度つりあいますからな―――いいでしょう。彼等を動かしましょう」

 

 黒の神官長は大きく頷き、今後の方針は定まった。

 

 

 

 

 

 

「あんたたち、出撃だって?」

「はい―――どうやらぷれいやー様が現れた可能性があるとのことです」

「ふぅん…そいつ、私より強い?」

 

 目の前の少女―――頭髪の半分が白と黒で別れ、耳を不自然なほどに隠す髪型をしている少女―――”番外席次<絶死絶命>”は目を細めて青年を睨む。強者たる少女の睨みに臆することなく青年―――実際には仮面の効果で成人に見えるだけの少年”第一席次”は語る。

 

「あなたよりは弱いかと―――」

「ふぅん、つまんない。ぷれいやー様って街一つ簡単に消せるんでしょう?」

「まだぷれいやー様と決まったわけでもありません、それに街は結果的に壊滅していますが、消しきれてはおりませんから」

 

 はきはきと説明をしていく、一瞬でも迷いを見せれば見抜かれてしまう。恐らくこの番外席次よりぷれいやー様の方が強い可能性は高いのだと。だからこそ彼女に気づかれるわけにはいかない。そして数百年前から存在なさるモモンガ様の存在も、知られるわけにはいかないのだ。モモンガ様が活動していることを知ってしまえば彼女は止まらないだろう。それが分かるからこそ漆黒聖典第一席次は嘘をつく、実年齢の割に身についてしまった処世術に少しばかり思うところもないではないが、今は目の前の存在を騙すことが重要だ。

 

「なぁんだ、つまんないの―――私より強い男に出会いたいんだけどなぁ」

 

 そういいながら、興味をなくしたように番外席次は手に持つ道具―――ルビクキューをカチャカチャと回し始める。かつて神が残していった遊び道具の一つであるそれを一面揃えることは出来ているが、二面は中々揃えられないようだ。

 

「私より強い男ならどんな奴だっていい―――どんな性格だろうと、どんな見た目でも。異形でもなんでもかまわない」

 

 そういって、スッと自身の下腹部へ手を伸ばしお腹をさする。

 

「そんな男の子供を宿さなきゃ、もったいないわよね」

 

 歪な笑顔を見せながら、少女は笑っていた―――。

 

 

 

 

 

 

 

「神よおおおおおおおお!!!おお神いいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」

 

 叫び散らす爺の姿がそこにはあった。

 

「爺!!いい加減にしないか!!!!」

 

 黄金の髪の毛にはウェーブを宿し、濃い紫色の瞳は秀麗さを彩る。その全身はまさしく高貴なる者たる存在感ある人物―――バハルス帝国皇帝、ジルクニフ・ルーン・ファーロード・エル=ニクスは彼が生まれた頃から傍に居る魔法詠唱者(マジックキャスター)にいきり立つ。このバハルス帝国の皇帝と言う地位についている彼をもってしても御しきれない男。そんな男は叫び続ける。

 

「ンぉおおおおおおおおお!!神の再来に違いありませんぞおおおおおおおおおおおお!!!!」

「爺!!!神とはなんだ!!!?此度のリ・エスティーゼ王国の事件に関係あるのか!?」

「まさしく!!!死の騎士(デス・ナイト)を操りし存在は私が230年前に出会ったあの愛しの神に違いありませぬ!!!!」

「い、愛し…!?」

 

 齢250年のジジイから愛しという単語が出て思わずジルクニフは口を固まらせるしかなかった。

 だがジジイ―――フールーダ・パラダインは止まらない。それどころか語り続けるほどだ。

 

「かの御仁はアンデッドを際限ないほどに使役でき、その力はデスナイトすら軽く操れるほどだったのです!いつの間にかお隠れになられましたが…アーグランドめ、やはり死んではいないではないか!」

「どういう意味だ!?あの地下にいたあれがそのデスナイトとやらで間違いないのか!!爺!!!」

 

 説明不足のフールーダの発言に苛立ちながらも会話の主導権を握ろうとひたすらに宥めすかせることを選ぶジルクニフ。魔道の心に囚われるフールーダには何度も苦しめられてきていた。だが、この帝国においてフールーダは欠かせない存在なのだ。彼の力は一軍―――いや、それ以上を崩壊させるに等しいのだから。

 第六位階を単独で使いこなせる存在というのはこの世界においてあまりにも貴重だ。その点でこの爺はまさしく重要人物なのである。

 

「左様でございます。かの御仁は地下に封印しておりますデスナイトを自由自在に操れる人物でありました」

「そんな存在がなんで今まで表に出てこなかったんすかねぇ?」

 

 ジルクニフが抱える帝国四騎士、その中の一人である顎鬚を生やした男―――バジウッド・ペシュメルが軽い口調で問いかける。皇帝であるジルクニフはその地位にありながらこういった態度を押さえつけるつもりはない。優秀ならば採用する。それが彼の方針だからだ。

 

「かの御仁は目立つことを避けておった…あの竜王め、抱え込み、更には死んだとまで嘯いておったのです!!!!これが許せるか!!?いいや許せる訳がない!!!」

 

 自問自答を始める白髪の老人に誰もが冷や汗を流すしかない。彼に暴れられれば現状誰も止められないからだ。

 

「爺よ、気持ちは分かった。だがその御仁とやらの詳細をまずは、()()()そして()()()()と教えてくれ」

 

 ジルクニフは生まれた頃からのフールーダとの付き合いがある。流石にこういう状況での対応には慣れていた。慣れているといっても対応しきれるのとはまた別だが。

 

「―――かの御仁は250年前にこの世に現れたといわれております。その御仁は謎の仮面をつけ、高位の魔法を操ることが出来る謎の少女と何十年も旅をしておりました。…私は当時若く、まだ髪もフサフサでしたが、中々進まない自身の魔法技術の向上に不安を抱いておったころです」

 

 そう、しみじみと…どころかかなり饒舌に爺が語り始める。

 その御仁の話は長かった。まず何よりフールーダが持つ生まれ持った異能(タレント)によってこの世界最高峰の魔力の持ち主であることが知れた。そしてその男はアンデッド等を使役する死霊系魔法詠唱者であることも。

 更には連れていた少女というのもこれまた凄い、なんと少女ながらに第四位階を当時から使えていたとの話なのだ。流石にそれには肝が抜かされた。この世界の標準は第二位階までが立派どまりのレベルなのだから。

 そんな話の中、何より驚かされるのは実は十三英雄の隠された英雄の一人ということだ。その実態は不明瞭なまま伝承の裏に残されているらしい。

 

「それは本当なのか?もしそれが本当ならば今までとんでもない存在をアーグランド評議国が独占していたことになるな…」

「そういうことです!!何度もアーグランドの首都に居るというデスナイトの存在について私はかねがねあの国の竜王に会わせてくれと申し込んでおったのです!!!それがかの御仁は既に亡くなり、今は彼の強い魔力でデスナイトが現存しているだけだと!!―――クゥ!!!くうぅぅう!!!なんと無駄な時間を過ごしたことか!!」

「爺、頼むから落ち着いてくれ!今のままでは話が進まんぞ!!!」

 

 ジルクニフのその一言を受け、やや冷静になったフールーダが改めて状況を説明しなおす。

 

「…とにかく、そのアインズ・ウール・ゴウンなるアンデッドは私が知るモモンガ殿―――いえ、モモンガ様に匹敵する御仁と捉えます。同一人物の可能性も非常に高いかと…さぁ、早く私を使者として送るのです、ジルよ」

「…素が出ているぞ爺。それにな、報告では王都の大半が破壊され、更には数時間で約5000人の死傷者が出たという話だ、爺を使者として送るのは危険すぎる」

「その話も今現在は全て<伝言(メッセージ)>を使ってのものです。信憑性には欠けるかと思います」

 

 ジルクニフの秘書であり、文官でもあるロウネ・ヴァミリネンがジルクニフの聞いた報告に口を差し挟む。

 だが皇帝たるジルクニフは怒らない。彼は有能であれば採用し、無能ならば斬り捨てる―――その方針を貫く事で、鮮血帝とまで呼ばれることになったのだから。有能なロウネの言葉を咀嚼しつつも考え、言葉を出す。

 

「だが上がる報告は全て同じ内容なのだろう?潜入していた者達が全員惑わされていない限りは」

「それは…確かにそうですね。漆黒のペド・ゲスなる人物も気になるところです」

「その伝説級のアンデッドを倒しつくした剣士か…気になるところではあるが―――凄い名前だなしかし」

 

 既に広まりつつある剣士の情報も注目を集めていた。フールーダが自身が育て上げた師弟達を使ってようやく一体捕縛できたという存在を一人でものの数分で切り崩したのだという。それが注目を浴びないわけが無い。

 

「陛下、差し出がましいですが。その人物だけでもコンタクトを取ってみるべきではないでしょうか?」

 

 帝国四騎士の一人、ニンブル・アーク・デイル・アノックがその端正な顔を引き締めながら礼儀正しい姿勢をとりつつ、意見を出す。彼は戦力として必要だと訴えかけているのだろう。

 

「そうだな…だが王都は今も荒れているのだろう?使者を送ることすら出来ないな。それにそのアインズ・ウール・ゴウンは行方を眩ましたというならば動向を探らねばなるまい。爺、悪いが接触は出来ないぞ。居場所すら分からんのだからな」

 

 これでいい、これでこの魔道馬鹿爺は収まりを見せるだろう。その程度にはジルクニフは理解していた。生まれた頃からの付き合いは伊達ではないのだ。

 

「むぅ…仕方ありませんな。それでは弟子達を使ってなるべく気づかれないように存在を調べるといたしましょうか」

「あぁ、頼む。―――ロウネ、軍に警戒待機の指示をだしておけ。そのアインズなる存在がひょっとすればこちらに来るやもしれないからな」

「かしこまりました」

「それとその漆黒のペド・ゲスだが、接触させるならワーカーだな。どんな人物か確認させるんだ。性格的に取り込めそうなら取り込めばいい。無理なら自由に行動させるべきだろう。ワーカーなら王都に潜入して帰ってこなくても問題はない、なんにせよ今は情報だ」

 

 迷うことなく、的確に指示を出していくジルクニフ。彼の手腕は確かなものだ。情報を重要視するその性格が彼の立場をドンドンと押し上げていく。若くして皇帝となった彼は鮮血帝と呼ばれる血の粛清を行った冷酷な支配者だ。だがそれは決して無慈悲なのではなく、何が有益なのかを取捨選択し、それでいて先を見通した判断を行えるからこそなのだ。

 瞬く間に指示を出し終え、自身も取るべき行動に移るべく煌びやかな椅子から立ち上がる。

 

「全く、アインズなる存在のおかげで今までの計画がご破算になる可能性も出てきたな。これから忙しくなる―――」

「失礼いたします!追加の情報が入りましたのでご報告いたします!」

 

 伝令官が扉を開き、ジルクニフへの挨拶もそこそこに用件を伝えてくる。

 

「よし!話せ!」

 

 前置きなどいい、とにかく今は情報だと皇族へ向けた礼節も端折る事も厭わない。情報こそが命なのだとジルクニフは知っているからだ。その無用なものを斬り捨てる方向性が彼を偉大な皇帝へと導いていったのだから。

 

「蒼の薔薇の魔法詠唱者だけでなく、ラナー王女までもが攫われたとの情報が入ってまいりました!!」

「何!?あの女狐が!?!?」

 

 ジルクニフの嫌いな女ナンバーワンであるラナーが攫われたという情報だ。それがどういうことか、ジルクニフは瞬時に思考に耽る。

 

(この状況から更にあの女狐を攫うだと?いったいどういう意図があるというのだ?単に見初めただけか?いや、それほどの力を持つ存在が女に困るものだろうか?だが容姿は確かなものだ…好色漢、いや好色骨ということだろうか?)

 

 わからない、この状況で王女を攫う異形の思考などジルクニフには分かるはずも無かった。

 

「もうひとつ、こちらは重要度が低いかと思いますが…漆黒のペド・ゲスなるものの本名はモモンというそうです」

「偽名か、それ程の強者ならば名を隠すのも不自然では―――モモン?」

 

 モモン―――モモンガ?フールーダが語った話の中で出てきた名前に似ている、偶然だろうか?

 

「神イイイイイイイイイイィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 またか、またなのか爺。そうジルクニフは睨み返す。見ればフールーダは唾を撒き散らし、両手を広げ天を仰ぎながら涎を垂らしている。汚い、そう思うのは無理もないだろう。

 次はどうやって押しとどめようと瞬時に考え始める。最早生まれた頃からの慣れきった対応方法に少しばかり頭を痛くしながら、押しとどめるいい訳とその論理的根拠を考え挙げていく。

 ―――どうやら今日はこれで一日が過ぎるだろう。それが分かる程には、この爺との付き合いは深いのだ。

 

 

 

 

 

 

 それぞれの陣営はそれぞれの思惑があって動き出す。それすらも結果的にアインズ・ウール・ゴウンを止めることは出来ないのだ。




法国、動き出す。
そして古田さん独自にアップをはじめる。
そう、230年築き上げた対策をこしらえて。

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