ハイスクール・フリート~北の海より愛をこめて~ 作:葉桜照月
ハーメルン投稿第一作です。
構想してる小説のイメージです。
一話は実はほぼ完成しているのですが、それに続く形になっているので、0話自体はぶつ切りです。
世界観というか、設定の説明的な小話です。
生暖かい眼でご覧ください。
舞鶴海洋学校所属のとある教育艦。
その名は「大和」。
奈良の旧国名を冠するその艦艇は、今、故あって知床半島の沖にいた。
ここで大和はある重大な任務に就いていた。
海洋国家たる日本という国をささえる、重大な重大な任務を・・・。
船員はいずれ劣らぬ優秀な者ばかり。
今日も羨望と期待を一身に受けて、彼女らは戦い続ける!
ゆけ大和! 日本の未来のために!
どんな困難があっても、その46cm砲で破壊するのみ!
巨艦、巨砲、高速、高燃費。
艦齢、130オーバー。
我が国の誇る稀代の名鑑、その艦長帽を被る女・七島珠洲が今、高らかに宣言する!
「大和、発進!!!」
戦艦大和大勝利!希望の未来へレディ・ゴーッ!!
―――――――――
「艦長ー?」
「げ、副長・・・」
「何を書いてるんですか?」
「妄想」
「妄想っていうか・・・完全にウソ、ウソofウソじゃないですかこれ!!」
「だって妄想だし」
「ええ・・・」
「いいじゃん別に」
「だめです!いい加減に現実を見てください!」
「妄想なのにダメ出しされた」
「正しいのは『船員はいずれ劣らぬ優秀な者ばかり』までですよ!」
「あっそこはいいんだ」
「いいですか、改めて説明するまでもないですが、・・・一応言いますよ。
・たしかに『大和』ですが、呉の超大型直接教育艦とは別物です。
・舞鶴の測量支援教育艦・大和です。
・こちら排水量はなんと1/32!すごいでしょう?
・艦齢130オーバーはマジです。日露戦争も経験したロートルです。
・なんで三笠は係留・保存されてるのにまだ現役なんでしょうね。
・既に10回近い大改装を経て、もとの大和とは所謂「テセウスの船」状態です。
・46cm砲は積んでません。搭載されたてのボフォース40 mm L/70機関砲があるだけです。
・巨艦でもありません。65mしかありません。
・そして半分帆船なので燃費は風次第です。
・もう我々がこの船のってから1年経ちますから、いい加減覚えてください!
・・・わかりましたか?
・・・・・・・・・・・
・・・って、いないし!どこ行ったんですか艦長!!」
「んー?艦長なら釣りに行ったー」
「はぁ何で止めてくれなかったんですか!?」
「独り言ウケルw」
「ひどい!」
「(笑)」
「ひどい!!いつからですか!?」
「たしかに『大和』ですが~の時点で居なかった」
「めちゃめちゃ最初の方じゃないですか」
「マジ卍」
「ひどい」
「・・・(トントン)」
「あら、国東さん? 紙?これは・・・電報?」
「・・・(コクッ)」
「あ、舞鶴からの指示ですね。艦長に渡してきます。常陸さん、国東さん、一旦艦橋を任せます」
「りょ!ウチにまかせて、副長!」
「・・・(コクッ)」
「じゃあ、回収してきます」
「ほーい」
「・・・」
「釣りって言ってたから・・・多分甲板ね。行ってみよう」
―――――――――
あとがき
はじめまして。
葉桜です。
構想中のはいふりオリ主スピンオフ、その0話です。
まだ全体が完成しておらず、ほぼプロット段階ですから、おそらく不定期更新になると思います。
時代設定は本編はいふりと変わりません(2016年4月ごろ)が、学年はミケちゃんたちの一つ上です。
一つ上なら呉女子海洋学校のはずですが、測量艦大和の乗員は舞鶴の所属です。まあその辺は追々整合性を取っていくとして。
一応戦闘要素も盛り込む予定ですが、なにせ機銃しか積んでないので…。
ボフォース40 mmL/70も射程が12000くらいなのでまあまあ長いかな、と採用しただけです。25mm単装機銃は8000くらいしかありませんし。
では、ここらへんで失礼します。
葉桜先生の次回にご期待ください!