自己満小説が神話になってた件。   作:foooo!!

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2020年6月7日修正しました。





グランドオーダー

やぁ皆んなクロード・バネットだ。

我々は今、大聖杯の前にいる。

 

「これが大聖杯・・・超抜級の魔術炉心じゃない・・・なんで極東の島国にこんなものがあるのよ・・・」

 

団長ならぬ所長が大聖杯について目を見開いて驚いている。

生粋の魔術師であろう所長が唖然としているところをみるに、この大聖杯というやつは相当な代物らしい。

確かにサーヴァントである私から見ても大聖杯から禍々しく物凄い魔力を感じられる。

 

『資料によると、制作はアインツベルンという錬金術の大家だそうです。魔術協会に属さない、人造人間(ホムンクルス)だけで構成された一族のようです。』

 

ほう、この世界には魔術だけでなく錬金術もあるのか。

ハガレンキッズである私も例に漏れず、もしかしたらなんか出せるんじゃないかと思ってよく地面に錬成陣を彫って手をついたものだ。

街中で、ご近所さんを連れ回していたら街の人達に生暖かい目で見られてたのはいい思い出だ。

何故かご近所さんの顔は真っ赤だったが。

 

「悪いな、お喋りはそこまでだ。奴さんに気付かれたぜ。」

 

キャスター殿の言う通り我々の前に、所々赤いラインが入った黒い鎧とバトルドレスを身に纏い、同じく赤い模様が入った黒い剣を持った中性な顔立ちの人物がいた。

確実に件の人物がアーサー王なのだろう、彼の周りからはドス黒いオーラが放たれており今までのサーヴァントとは一味違う事を分からせられる。

・・・コレは強い(確信)

恐らくバトルドレスの下は鍛え上げられ、無駄のない筋肉で出来てるんだろう。

 

キッ!

 

・・・何故だろうか彼は私に人を殺せるレベルの目線を送ってくる希ガスる。それに怖すぎて足が産まれたての子鹿みたいになってるんだけど(ガクガクガク)

 

「・・・なんて魔力放出・・・あれが、本当にあのアーサー王なのですか・・・?」

 

『間違いない。何か変質しているようだけど、彼女はブリテンの王、聖剣の担い手アーサーだ。伝説とは性別が違うけど、何か事情があってキャメロットでは男装をしていたんだろう。ほら、男子じゃないと玉座につけないだろ?』

 

えっ?マジか。女の人だったのか、別に胸で判断した訳じゃ無い。

ご近所さんと比べたらちょっと・・・とか思ってないから。うん。

 

「え・・・?あ、ホントです。女性なんですね、あの方。男性かと思いました。」

 

「ブフォ!?」やばマシュえもんの天然のせいで吹き出しちまったじゃ無いか!これだから天然は・・・!

所でアーサー王の視線が更に強くなったのは気のせいでせうか?

 

「見た目は華奢だが甘く見るなよ。アレは筋肉じゃなく魔力放出でカッ飛ぶ化け物だからな。一撃一撃がバカみてぇに重い。気を抜くと上半身ごとぶっ飛ばされるぞ。」

「ロケットの擬人化のようですね。・・・理解しました。?どうしたんですか?クロード氏?」

「アッハッハッハ!マシュ嬢はロケットの擬人化とはまた面白い表現をするんだな、すまない。」

「はぁー、たく緊張感のねぇ坊主だな。取り敢えずヤツを倒せば街の異変は消える。いいか、()()()()()()()()()()()()()()()。その後はおまえさんたちの仕事だ。何が起こるか分からんが、出来る範囲でしっかりやんな。」

 

「ーーーほう。面白いサーヴァントがいるな。」

 

声の出所は我々の目の前にいるアーサー王からだった

 

「なぬ!?テメェ、喋れたのか!?今までだんまり決め込んでやがったのか!?」

 

「ああ。何を語っても見られている。故に案山子(カカシ)に徹していた。だがーーー面白い。その娘の宝具は面白い。構えるがいい、名も知れぬ娘。その守りが真実かどうか、この剣で確かめてやろう。そして娘の背後に隠れている物書。次は貴様だ。何故か無性に腹が立つ。絶対殺す。」

 

(私はもう)ダメみたいですね。

今すぐココからゲットアウェーしたい。

一体どうして私は殺害予告をされたのだろうか・・・

はぁ〜(クソデカため息)

 

「来ますーーーマスター!」

「うん、絶対負けない!」

「はい!マシュ・キリエライト出撃します!」

 

それを合図にアーサー王の剣にドス黒い魔力が集まっていく。

 

そして

 

「極光は反転する。光を飲め約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)!」

 

彼女の言葉通り目の前のにある光を飲み込まんとする極太の真っ黒なビームがマシュ嬢に向けて放たれた!

 

同時にマシュ嬢も力を込め

「宝具、展開します・・・!」

 

盾を中心に私達を守るように展開され、魔力で構成された壁が極太真っ黒ビームを受け止める!

 

「うぉぉぉぉぉーーー!」

 

そして、見事アーサー王の宝具を受け切ったのである。

 

「やったね!マシュ!」

「はぁ・・・はぁ、やりました。先輩。」

 

「後は任せな、嬢ちゃん。坊主!」

 

「ああ、了解した!キツイのを一発お見舞いしてやる!

選択ーーー妖精達の戯れ(エルフ)!」

 

持っている本が緑色になり、形を変えて銀色の弓と矢になる。弓と矢に魔力を一気に込め、そして

「翠を束ねる、粛清の銀。白銀の矢よ、我が敵を滅せよ」とお飾りの詠唱が終わり弓を放つ。

銀色に輝く軌道を描きながら吸い込まれるように白銀の矢はアーサー王の心臓部、霊核に刺さって・・・

 

 

は、いるが致命傷にはならなかった。

 

 

マシュ嬢の表現の正しさを今更ながら思い知らされる。

矢に射られる寸前、魔力放出行い矢の勢いを殺したのだ。

ロケットのような噴出力で。

 

「ただの物書きかと思えばそうでは無いらしいな。危うく霊核を貫かれていたところだ。」

 

矢は確かに彼女の鎧を砕き刺さってはいるが、心臓まで届かなかったようだ。

そして平然と立ち上がり剣を構え直した。

 

「マジか、これならイケると思ったんだが流石は世に名高きアーサー王と言ったところか。自信無くすわ・・・」

 

無情にもアーサー王の剣に膨大な量の魔力が集まっていく。

マシュ嬢が盾を構えているが、体の所々に痛々しい傷がみられる。恐らく次のビームは防げない。

私も先程の矢に殆どの魔力を込めたせいで、今は魔力がスッカラカンだ。

クソ!どうしたらいい!

 

絶体絶命に陥ったその時!

 

「思ったよりやるじゃねぇか坊主。後は任せな!焼き尽くせ木々の巨人焼き尽くす炎の檻(ウィッカーマン)!」

 

「「「キャスター(殿(さん))!?」」」

 

キャスター殿が宝具を放ち、木で出来た巨人が文字通りアーサー王を焼き尽くした。

最後は呆気なかったが焼け跡からアーサー王、上半身だけだが、まだ消滅していない。

 

「聖杯を守り通す気でいたが、己が執着に傾いたあげく敗北してしまった。結局、私1人では同じ末路を迎えるということか。」

「あ?どういう意味だそりゃあ。テメェ、何を知ってやがる?」

「いずれ貴方も知る、アイルランドの御子よ。

グランドオーダー ーーーー聖杯を巡る戦いは、まだ始まったばかりだという事をな。それと物書き、いやクロード・バネット。次に会った時は覚えていろ。」

 

それを言い残し、アーサー王は謎の水晶体を残して黄金の光となって消えていった。

何で私の名前知ってるんですかねぇ・・・?

あと、夜道に気をつけて帰らないといけなくなった。訴訟。

 

「オイ待て、それはどういうーーーおぉお!?やべぇ、ここで強制送還かよ!?チッ、納得いかなぁがしょうがねぇ!坊主、後は任せたぜ!」

「ああ、任された!また会おう、キャスター殿!」

「また会おうね!キャスター!」

「おう!嬢ちゃん、次があるんなら、そん時はランサーとして喚んでくれ!」

 

そしてキャスター殿もアーサー王同様、黄金の光となって消えていった。

 

「セイバー、キャスター共に消滅を確認しました。・・・私達の勝利なのでしょうか?」

『ああ、よくやってくれたマシュ、クロード氏、立香ちゃん!所長もさぞ喜んでくれて・・・あれ、所長は?」

 

所長殿は何か考え事をしているのだろうか何も喋らない。

そしてどこか焦っているような表情をしている。

 

「・・・冠位指定(グランドオーダー)・・・あのサーヴァントがどうしてその呼称を・・・?」

 

「団長、何か気になることでもあるの?」

 

「え・・・?そ、そうね。よくやったわ、立香、マシュ。不明な点は多いですが、ここでミッションは終了とします。まずあの水晶体を回収しましょう。セイバーが異常をきたしている理由、冬木の街が特異点になっていた原因は、どう見てもアレのようだし。」

 

「はい、至急回収ーーな!?」

 

「いや、まさか君達がここまでやるとはね。計画の想定外にして、私の寛容さの許容外だ。」

 

そう言いながらモスグリーンのタキシードとシルクハットを着用したいい笑顔を浮かべた男性が先に水晶体を拾い上げた。

 

「48人目のマスター適性者。まったく見込みのない子供だからと、善意で見逃してあげた私の失態だよ。」

 

「レフ教授!?」

 

『レフーーー!?レフ教授だって!?彼がそこにいるのか!?』

 

「うん?その声はロマニ君かな?君も生き残ってしまったのか。すぐに管制室に来て欲しいと言ったのにまったく、どいつもこいつもどうしてこう、定められた運命からズレたがるんだい?」

 

「ーーー!皆さん、下がってください!あの人は私達の知っているレフ教授ではありません!」

 

「レフ・・・ああ、レフ、レフ、生きていたのねレフ!」

 

レフ、確か所長殿の恋人だったか?だが、それにしても・・・

 

「良かった、あなたがいなくなったらわたし、この先どうやってカルデアを守ればいいか分からなかった!」

 

マシュ嬢の忠告も虚しく所長殿は前にドンドン行ってしまう。

 

「所長・・・!いけません、その男は・・・!」

 

「やぁオルガ、元気そうでなによりだ。君も大変そうだね。」

 

「ええ、ええ、そうなのレフ!管制室は爆発するし、この街は廃墟そのものだし、カルデアには帰れないし!でもいいの、あなたがいれば今までと同じでたすけてくれるんでしょ?」

 

「勿論だとも。本当に予想外の事ばかりで頭にくる。その中でもっとも予想外なのがきみだよ、オルガ。爆弾は君の足元に設置したのに、まさか生きているとはね。」

 

「ーーーえ?あ、あの、レフ、それはどいういう、意味?」

 

「いや、生きているとは違うな。肉体はもう死んでいる。トリメギストスはご丁寧に残留思念となった君をこの地へ転移させてしまったんだよ。ほら、君は生前レイシフトの適性がなかっただろう?肉体があったままでは転移出来ない。だからカルデアにも戻れない。だってカルデアに戻った時点で、君のその意識は消滅するんだから。」

 

なん、だと!?ならば私は今まで幽霊と話していたのか!いや、そんなこと言ってる場合ではないな、なんだろうか何か嫌な予感がする。

 

「え・・・え?消滅って、わたしが・・・?ちょっと待ってよ・・・カルデア、に戻れない?」

 

「そうだとも。だがそれではあまりにも哀れだ。生涯をカルデアに捧げた君の為に、せめて今のカルデアがどうなっているかどうなっているか見せてあげよう。」

 

そう言うとレフは真っ赤な太陽のような球体を出現させた。

 

「な、なによあれ。カルデアスが真っ赤になってる?嘘、よね?あれ、ただの虚像でしょう、レフ?」

 

「本物だよ。聖杯で時空を繋げてあげたんだ。さぁ、よく見たまえアニムスフィアの末裔。あれがお前たちの愚行の末路だ。人類の存続を、示す青色は一片も無く、燃え盛る赤色だけ。今回のミッションが引き起こした結果だよ。良かったねぇマリー?今回もまた、君のいたらなさが悲劇を呼び起こしたワケだ!」

 

「ふざ、ふざけないで!私の責任じゃない、私は失敗してない、私は死んでなんかない!アンタどこの誰なのよ!?私のカルデアスに何したって言うのよぉ!

 

「アレは君の、ではない。まったくーーー最期まで耳障りな小娘だったなぁ、君は。」

 

あ、コレは不味いな予感的中だ。

このままだと所長殿は死んでしまう説が濃厚だ。

確かレフは残留思念と言っていたか。ということは魂の状態ってことか?それとも精神?

取り敢えず、魂に関連したやつ・・・ネフティス?危険だなどんな代償があるか分からん。

 

「ね、ねぇクロードさん、どうにかなんないの!?所長浮かび始めたよ!?」

「待ってくれ!マスター、今考えてる!」

 

何か他には・・・いるな、1人だけ魂に関連してそうな奴。思いつけたけどコイツも危険そうだよなぁ、しかし背に腹は変えられん。

ネフティス程ではないだろう!多分、きっと、メイビー!

 

「マスター!令呪で私に魔力を回してくれ!」

「わ、分かった!クロードさん所長の事を助けて!」

 

マスターの手に刻まれた令呪の一画が消えると同時に、私に魔力が流れ込んでくる。

コレだけ有れば、イケる!

 

「選択ーーー還らずの魂達(ネクロマンサー)!永劫を求め全能に近付き己の為のみ追求する者よ我が呼びかけに応えよ!来いケリドウェン!」

 

 

目の前にロン毛の白髪、赤目の美少女が立っていた。

 





ギャグ要素出せなかったんじゃあー、すまぬ。

追加、ケリドウェンについて
ゴールド、レジェンドの2種類がありリアニメイトという墓場にあるカードを場に復活させる事が出来る

次回は 「帰還」ヨロシクゥ!
白髪赤目って男だとカッコイイっすよね、女だと美少女なのが御約束、

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