起動戦士ガンダム・オンライン   作:グッドネイバー

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トウキョウエリアでの戦闘を終えた刹那は、ミッションプラン通り、ゼータにオプションブースターを換装した状態で、トウキョウエリアから先に飛び立っていたガルダ級大型輸送機「スードリ」の後を追う、レーダーに自身の位置を察知され、敵の迎撃が来るまでは想定の範囲だったが……そこからやってきたのは


ゼロの騎士

地球軌道上を移動する一つの宇宙艦船、二本のカタパルトデッキと特徴的なブリッジの形状を持った大型のスペースシップ

アーガマ級宇宙巡洋艦、ハンコックという名をつけられたこの船は、海賊をモチーフにした名称を持つ

反地球連邦組織の勢力に属したこの艦は、モビルスーツの降下をすべて終え、月のフォンブラウンへと寄港し、乗組員は艦を降りるため準備を始めていた

もっとも、準備といっても乗組員は総勢8名であり、ブリッジ要員が6名、メカニックや医務担当を含めてたったの8名である

モビルスーツ部隊の降下がすべて終了し、あとは地上作戦における隊の指揮のためアーガマをエゥーゴの秘密ドッグへと隠し、地上へと降下を行う予定である

 

フォンブラウンは宇宙世紀シリーズに登場する月面都市であり、連邦の支配とそれを支える経済の一大拠点である

「GUNDAM」において、MS開発などの兵器開発やその他経済活動もプレイヤーによって行われるため、実在しなかった企業や団体(これらは総じてギルドという基本携帯から成り立っている)は多数存在するが、この仮想世界においてもフォンブラウンにはアナハイム社の工廠が存在し、随一のMS生産能力を保有している

故に各経済勢力もこの地に集まっており、観光都市としての力も強く、地球上の広大なワールド以上に開発が進んでいる都市でもあるため、人口も多く、非戦闘員である者たちの殆どがこの月面都市に暮らしている

 

「見てくださいよ荒木艦長!めっちゃ綺麗ですよ街の明り!!これPCゲーだったらテクスチャだけで何ギガ行きますかねぇ!?」

 

寄港したハンコックのブリッジから、そんな都市の様子を眺める一人の女性、背丈は160かそのくらいで、ぱっちりとした目と金色に染めたガーリースタイルの髪型が特徴的

 

「お前、その見た目に似つかわしくないくらい詳しいのな、小日向くん」

 

「もち!こーみえてもうちそれが専門なんで!ギャップですよギャップ!艦長もそうゆうの好きでしょ?」

 

「ノーコメントだ」

 

対して、こちらの艦長はモヒカン頭に広い肩幅、無精ひげと清潔感のない風貌の持ち主である

 

「反応がつまんないですよ艦長ぉー、もう面白いのはそのレイダーみたいな見た目だけですね、フォールアウトの世界に帰ってください、プレイするゲーム間違えてません???」

 

「うるせぇ!!こっちはそーゆうファッションなんだよ」

 

小日向の余計な一言に荒木が激高するが、彼女のほうはあっけらかんとしたようすでそれを流す

 

「荒木君も茉莉ちゃんも……二人とも元気でいいねぇ……」

 

「ですねぇ……おねぇちゃんと荒木さん、正直お似合いだと思ってるんですけど……文岡さんもそう思いますよね」

 

そのやり取りの横で、ヒソヒソと会話をする二人の男性

片方はもう貫禄を迎えたような、額と頬に年齢を感じさせるような深い皺がくっきりと映った老いた男性、もう一人は、顔立ちは小日向によく似ているが、身長はもう10センチ近く高い少年

 

「おい裕也、何ジロジロみ・て・ん・だ・よっ!!」

 

声を上げ、荒木は少年の肩を強く叩いた

 

「街に出たらお前の姉ちゃんがどっかほっつき歩かないように見張ってろよ?俺はごめんだからな」

 

「艦長が一緒に行ってきてくださいよ!僕だってゲームの中でまでそんなストレス抱えたくないですって」

 

少年……小日向裕也もまた、苦笑いでそれを返す

 

「聞こえてっぞそこの二人ぃ!誰かストレスだって?」

 

そんな二人を睨み付け、あからさまに不機嫌な表情を返す

賑やかなブリッジの空間だったが、しばらくするとブリッジの扉が開き、一人の男が入ってくる

艦長と同じくらいの身長だが、体格は細く、おそらく年齢も上であろう眼鏡を掛けた男性だ

 

「楽しそうなところ悪いが、艦長。地上でのガルダの用意ができたぜ、カラバの現地勢力が手配してくれるって報告が入った」

 

「来たのか……ここまではミッションプラン通りだな、三枝さん……ガンダムの様子は?」

 

三枝は少し苦い顔をしながら、ゆっくりと口を開いた

 

「残念だが、ミッションプランの大幅な修正が必要になった……ガンダムが地上での交戦のあと、ティターンズのスードリの追跡中に追撃を受けた……撃墜されたわけでもないが、どうやら”ラウンズ”相手にガンダムの存在がバレてしまったみたいでな」

 

荒木もまた、その報告に険しい表情を見せる

 

「早いな……最低でも俺たちが地上に降りて作戦が本格始動するまではバレたくなかったんだが……」

 

「このままじゃ手を打たれちまうから、こっちも早く”ジャブロー”を叩かないとな……向こうもガンダムの存在を知った以上、すでに移動を始めるかもしれない」

 

「ジャブローのティターンズ本隊が移動する前にエゥーゴの主力が叩き、戦力差を埋める……そのために駆け足でゼータの開発とロールアウトを上が漕ぎつけたんだ……台無しにするわけにはいかない……少しまずいな」

 

二人は小さな声で会話を進めていたが、じきにその不穏な空気を周囲も察知したのか、先ほどまで騒いでいた茉莉と裕也の二人も押し黙る

 

「せっちゃん……上手くいくといいね」

 

茉莉が心配そうにするが、それを察した弟は「あ、お兄さんのほうはいいんすか?」などと茶化す

「余計なお世話よっ!」と茉莉が突っ込み返して、また姉弟そろって騒がしくなるが、先のような重苦しい空気はどことなく無くなっていた

 

「まぁ、あの兄妹なら心配いらねぇだろうな、方や元RX-78”オリジナル”ガンダムのパイロットで、元ガンダムマイスター。妹は最新鋭のガンダムを操る”良き隣人”のガンダムマイスター。やられちまう要素なんてこれっぽっちもねぇんだし、俺らが全力でサポートするだけだっつの!な?艦長さんよ」

 

三枝に激励され、険呑な雰囲気でやられていた荒木も、少し緩やかな表情を取り戻した

ガンダムマイスター……一般的なゲームでいう「称号」や「トロフィー」と同じように、一定の条件を満たすことで得られる称号である

しかし、このマイスターの称号は謎が多く、この仮想世界を構成するシステムが判断して適正なプレイヤーにこの称号を付与する

その条件は一切が不明であり、このゲームのブラックボックス的要素でもある、過去に2000人近くのプレイヤーがこの称号を手に入れたが、彼らの共通点からわかることは、「ガンダムに乗っていたこと」「ガンダムに乗らなくなると称号が消える」ということだけしかはっきりしていない

 

しかし、過去に「ガンダムマイスター」と名乗ったプレイヤーたちには、それぞれにゲーム内のパーソナルネームとは別に、”コードネーム”が与えられる

彼らは数々の場面で人目を集め、多くの戦績を出した

その名前が持つ影響力と、本人の実力は本物であることは、だれでもよく知っていることだった

 

「そうだな、アイツらが下手しないようにサポートするのは俺たちだ……」

 

ゆっくりと、モニターの向こうに青く輝く地球を見つめる

 

__本当に、あれがただの背景じゃないなんて嘘みたいだ

 

 

 

 

太平洋上を飛行する緑色の大型輸送機、ガルダ級「スードリ」と呼ばれる、全長317m、全幅524mの超大型輸送機である

内部の殆どが貨物スペースであり、多数のモビルスーツとサブフライトシステムを搭載、その最大積載量は9800トンを誇る

 

「艦長、後方のレーダー施設からの所属不明機データをキャッチしました、かなりの速度で接近しています……」

 

デッキ中央にてふんぞり返る栗色の髪の青年……恐らくだれが見ても艦長には見えないであろうその西洋人の青年は、待っていたといわんばかりに椅子に深く座ったその体を起こした

 

「来たのか、アシュラの言っていた新しいガンダムが……会敵までどのくらいだ?」

 

「恐らく、4、50分でこちらを視認してくると思います……ですが、単機で攻撃はしないのでは?こちらの後をつけるのが目的かと……」

 

言いかけて、艦長を名乗る青年は怒鳴った

 

「そんなことわかっている、どっちにせよあのガンダムを連れたままこちらの航路を読まれるわけには行かない……時間稼ぎとデータ集めも兼ねてモビルスーツに対応させろ!」

 

「言われずとも、私が行きましょうヘンリー大佐殿」

 

デッキ後方の扉を開け、やってきたのは一人の少年

東洋人らしい黒髪と、それに似つかわしくない異国風な顔つき……以前トウキョウエリアで港湾区画の一部始終を眺めていた男、アシュラだった

 

「なぁに?お前がやるのかアシュラ……」

 

「マラサイを一機、アカリにベースジャバーを使わせて、それで出撃します」

 

聞き終わり、けらけらと艦長は笑い出した

 

「第二世代モビルスーツとはいえ、向こうはさらに上の第三世代、それもガンダムときたもんだ。やれるのか?」

 

「モビルスーツの性能さだけで、後れを取るようなことはございませんよ」

 

「ふむ、そうかい……まぁ我々のスードリがティターンズに付いていることもエゥーゴは承知なんだろうしな、迎撃しても上は構わんだろう……よろしい!マラサイを一機出撃準備!それとベースジャバーも袋を剥いで一機用意させろっ!我々は”ラウンズ”指揮下の元、ガンダムを迎撃させる!」

 

 

 

 

 

太平洋横断には、本来モビルスーツの航行能力では泳ぎ切ることも、空を飛び切ることもできない

飛行形態への可変が可能な第三世代MSであるゼータであっても、この広い海を横断するためには積載できる推進剤だけでは足りないため、長距離飛行の際にはオプションパーツとして、予備のブースターを装備して飛行する

変形の際にはブースターの切り離しが必要になるが、あくまでも今回の飛行目的は敵機の追跡であり、迎撃およびその他の戦闘行為が目的ではない

 

「……接近する機影?」

 

ガルダ級航空輸送機のレーダー視認範囲外を飛んでいるはずだったが、恐らく何らかの方法でこちらの位置を確認したのか、なんにせよ、この程度はミッションプランの想定範囲内だった

ただ一つ疑問点があるならば、それは相手側が”たったの一機”であるという点である

水平線の向こう側から段々と近づいてくる……赤色と黒い飛行物体、恐らくはサブフライトシステムと……

 

「マラサイか……」

 

現行のティターンズ戦力の中では主力最新鋭機の、第二世代モビルスーツ

RMS-108、ジオニック系技術を応用し開発された機体であるが、その性能は現在エゥーゴ以下の連邦組織の大半が運用を続けているジム系統の機体とは比べられないほどに優れている

しかし、この機体の存在が知られてしまうことを避けるためにも、敵機にとっても母艦との通信範囲外であるこの空域で全滅させなければならない

トリガーの安全装置を解除し、機体高度を若干下げつつ、照準を定める

 

一撃で仕留めることができれば、プレイヤー自身に詳細なデータをつかまれることなくミッションを続行できる

 

「脅威目標を確認、ゼータガンダム。目標を撃破する」

 

カチリ、とトリガーを迷いなく引き、ビームライフルを射撃した

ビーム兵器は、雨や雪などの悪天候、またはミノフスキー粒子散布下において出力が減退してしまうが、弾速もはやく、弾道に左右されず直線で飛ぶため、立ち回り次第では一方的に敵を攻撃することも可能である

狙い通り、この一発のビームもまた、直撃コースを狙ったはずだった

 

直後、光の速さで飛翔する閃光を、急な角度をつけた旋回でそれを躱す

 

「……っ外した!?」

 

射的距離外というわけでもない、射撃システムに問題があるわけでもないはずだった

 

 

「よくぞ躱したなアカリ!!」

 

ベースジャバーの上にまたがるマラサイのコックピット内で、アシュラは満遍の笑みを浮かべた

 

「うるさい射撃に集中しろ、もうこっちは向こうの有効射程範囲内に入ってるよ」

 

「そんな冷静さも大好きだっ!もっと接近して上空をとるんだ!奴とは格闘戦でやり合いたい!」

 

「ハイハイ……ならお望み通りに」

 

呆れた様子を見せながらも、アカリは機体の機種を勢いよくあげて高度をとる

 

「上に逃げる?……とにかく、今のうちに撃ち落とせばっ……!!」

 

二発、三発とビームを連射するが、ベースジャバーは機体高度を上げながらもそれらをひらりと躱していく

 

「アイツ……足元に目でも付いてるっていうの……当たれぇ!」

 

次第に焦りを感じ始め、一回の射撃間隔が短くなっていく

 

「今だよっ!アシュラ!」

 

「任せろ!」

 

ベースジャバーがゼータの頭上を交差したとき、一つの機影が直上から降りてくる

マラサイがベースジャバーから飛び降り、ライフルによる射撃とともにゼータに向かって一直線に突撃する

 

「不味いっ……」

 

ビームライフルがブースター中央を貫通し、推進剤に点火したと同時に爆発を起こす

刹那は咄嗟にそれを切り離し、機体を”変形”させてサーベルを振りぬく

マラサイもまたサーベルを引き抜き、閃光の刃が互いにぶつかり合う

 

「初めましてだなぁ!!ガンダム!!」

 

有視界通信、一定の距離でパイロット同士がおこなうことのできる音声通信

 

「誰だっ!?」

 

「何ィ?女の声かっ!?」

 

アシュラは驚いたように声を上げるが、一幕置いて名を名乗った

 

「阿修羅……”ラウンズ”第零位階騎士、君の存在に心惹かれたものだっ!!」

 

刹那はそれにこたえることなく、ロングテール・スタビライザーを上部へ動かし、バーニアの出力を使って鍔迫り合いから一気にマラサイを押し切った

 

「機体出力と機動性ならこっちが!!」

 

「機体の性能さだけが決定的な差ではないぞ少女よ!」

 

ゼータが機体姿勢を持ち直し、サーベルを突き立てる

しかしマラサイは__躱すことなく、肩のシールドを展開してそれを受けた

熱線は徐々にマラサイの肩を焼き切る……直後に、機体全身を下に反らし、右足を使ってゼータのコックピットめがけて勢いよく蹴りを入れた

 

「阿修羅という名は伊達ではないっ!……名付けて、アシュラ・スペシャルだ!」

 

マラサイの渾身のキックを受け、刹那はコクピットに伝わる大きな衝撃に悶絶した

機体は徐々に高度を下げて海へと真っすぐ落ちていく……水面が目の前に迫ったその瞬間、機体が起き上がり、姿勢を変えて変形する

 

「ミッションレコード!刹那、ゼータガンダムはミッションに失敗、これより撤退する。」

 

 

飛び去って行くゼータを後ろ目に、マラサイはベースジャバーへと飛び乗る

 

「いいの?追撃」

 

「いや、その必要はないぞアカリ……奴とはこの先また出会うだろう、その時の戦いを楽しみにする」

 

「あっそ……ていうか、何なのあの”何とかスペシャル”って、恥ずかしくないの?」

 

「一体何が恥ずかしいというのだ!?あれで彼女も私の名を覚え、そして自覚するだろう……自らの機体性能に頼りすぎた戦闘の愚かしさをな!」

 

「さっきの、普通に強かったと思うよ?アンタのあの攻撃に咄嗟に対応できてたし、蹴りも避けきれなかっただけで攻撃を見抜いてた」

 

アシュラは目をさらに見開き、感嘆の息をもらす

 

「流石だな!あれが私の一方的な蹂躙には見えなかったか!その通りだとも……」

 

既に夕焼けが見え始めた空を仰ぎ見ながら、アシュラはひとり呟いた

 

「楽しみだな……ガンダム、次は私も同じ”舞台”で戦ってやろう」

 

 

オート飛行に操縦を切り替え、刹那はインベントリから救急アイテムを取り出す

どうやらマラサイの格闘によりコクピットを蹴られた際に、”自分自身”に頭部裂傷と左足骨折の”状態異常”を受けてしまったようだった

一通りの治療を終え、刹那は自分自身のヒットポイントを確認……7割まで減っていたようだったが、すでに体に異常を知らせるために”痛覚”もなくなっていた

 

どっと大きな疲れが刹那を襲った……戦闘の緊張感、激痛ではないもののパイロット本人へのリアルさを与えるために用意された”痛覚”など、この仮想世界は、命の奪い合いにおいてどこまでも忠実だ、モビルスーツパイロットが全プレイヤーにとっての多数派ではない理由もこれらである

 

「”ラウンズ”……連邦のエリート部隊の中核、やっぱりスードリはただの定期輸送任務を請け負っているだけの輸送機じゃなかったんだ……」

 

ラウンズ、ゲーム稼働当初から組織されている連邦軍のエリート集団であり、円卓の騎士をモデルに、12人で構成されている

常に連邦のトップ組織であり、メンバーの12人は自分たち以外の命令系統には理由なく属することはない、独立部隊である

第一から第十二位階までの位が存在しているはずだったが……あの男、アシュラは自分を”第零位階”と名乗った

 

「ゼロの騎士……なーんか胡散臭いけど、あの強さはホンモノだったよ。……兄さん」

 

誰もいないコクピットの中、彼女もまた日の沈みゆく空を仰ぎ見ながら、少しだけ、ほんの少しだけ短い眠りに付いた

 

 

 

 

シャトルは無事日本へと降下し、すでにトウキョウエリアの飛行場にて、カラバの所有するガルダ級”アウドムラ”が格納庫を出ようとしていた

あれから三日、エゥーゴの主力部隊として集結したハンコックのクルーと、モビルスーツパイロットたち

そこにカラバの部隊も加わり、”ジャブロー攻略戦”の要となるチームが完成した

 

「先日のガンダムによる追跡任務は、本来であれば数少ないガルダ級大型輸送機スードリが、極秘でティターンズの輸送任務を行っているのかどうかの検証が目的であったが……どうやら”ラウンズ”までスードリに居合わせていた。ガンダムは多大な損傷を受けることはなかったが、これから先ラウンズは中立ではなくティターンズの一勢力として戦わなくてはならなくなった」

 

エゥーゴとカラバの地上作戦指揮官の会合にて、荒木が放ったその言葉はその出席者すべてを動揺させた

 

「まさか本当にラウンズがティターンズについたとは……」

 

「ただでさえ戦力差は開いているのに、余計に厄介になってしまったか」

 

「ですが!こちらにはまだガンダムがあります!」

 

荒木の一声で、周囲の動揺が少し収まる

 

「本来であればまだ存在するはずのない”Zガンダム”とそれを開発するだけの技術レベルがこちらにはあります……我々は一刻も早くティターンズの主力がジャブローから撤退を始める前に、早期決戦を行い戦力差を埋めなくてはなりません」

 

「しかしこちらの”Zガンダム”開発したロイドはティターンズに逃亡したではないか!それも同じ研究チームのプレイヤーを何人も連れてな!」

 

「そうかもしれませんが、全員ではありません……それに向こうが可変機体やさらに上の機体を作り始めるまで、まだ時間はあります……とにかく今は、最初の計画に沿って行動するべきでしょう……ここですべてを止めるわけには行かないのですから」




第二話です
実は色々設定が固まってない部分が多いのですが、今回は戦闘シーンを書いててすごく楽しかったです♪
ガンダム大投票ではもちろんゼータに投票したのですが……皆さんはどれに投票しました?
この作品では”刹那”という名前の女の子が主人公として登場しますが、実のところキャラ的にはロックオンが好きだったり……
話が脱線しましたが、これからもガンダムオンラインをよろしくです
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