学戦都市アスタリクスに話題の人物がいる。
ド派手な服を見にまとって、商店街をうろついている。
2メートルはあるであろう、長柄の刀を腰に携えている。
毎晩、歓楽街のカジノで数千万円使っている。
そいつが、飲みに行くと店は宴会場にとかす。
この男が、いるところに平穏はない。
いつも、とんでもないことをやらかす。
でも、不思議と人を寄せ付ける。
学戦都市に住む者は彼のことをこういう。
学戦都市の傾奇者
と
その男の名は、前田慶二
俺は、前田慶次の生まれ変わりだ! と本人は言っている。
なにかと話題の絶えない男である。
さて、そんな彼は今何をしているのか。
それは、誰にもわからない。
ここで、一つ、立花に伝わっている彼の豪快な話をする。
歓楽街エリアにて、手八丁口八丁な客引きでお客を捕まえると泥酔するまで酒を飲ませ、目覚めた時にとんでもない額の酒代を要求、記憶がない方をいいことに恐喝し金をむしり取るなどあくどい商人がいた。
特に観光客が被害にあい、このままでは、立花の名が落ちるとあって、関連企業が警備隊を送り、定期的に監視させているが決定的な証拠が見つからなく、立ち退きさせることが出来ないでいた。
そんな時、偶々、歓楽街のカジノで大勝利した慶二が通りかかり、男の手八丁口八丁ぶりを見てこう言った。
「お前はかなりの手八丁口八丁な奴だな。俺も見習いたいもんだ。もし、その手と口を売るとしたらいくらだ?」
それを聞いた商人は、なんか頭がおかしい奴がきたと思った。だが、男の格好を見るとかなりの金を持っていると見て、カモがネギを背負ってきた! 有り金を奪い取ってやろう思い、つい調子に乗って
「そうだな、ざっと50億ぐらいな売ってやってもいいな!」
と豪快に笑った。
それを見た慶二は
「なら、その手と口買った!!」
と、カジノでとある大富豪と勝負した際に手に入れた、大量の宝石をその商人に投げつけると、おもむろに刀のを取り出し
「買ったからには、その手と口は俺が貰い受ける!」
と商人の手と口を切り落とそうとした。無論、商人は大声をあげて抵抗したために、警備隊が駆けつける始末。
後に、これがトラウマとなったこの商人はアスタリスクから姿を消し、店は潰れた。
後々、わかったことだが、この店、裏で歓楽街エリアを管理する企業の幹部と裏で繋がっていたようで、警備隊が監視しにくる時間や覆面の顔まで知っていたそうだ。
慶二はというと、本来なら傷害未遂で逮捕されるところだったが、あのあくどい商売人を追い出し、企業の腐った幹部供を逮捕するきっかけを作り、立花の名誉を守ったということになり、お咎めなし。それどころか、関連企業から立花の名誉市民の称号と立花の永住権をもらった。
これを機に、慶二の名は立花中に伝わった。
それはもちろん、腹黒女狐、世界の歌姫、悪辣の王、狂いの聖騎士、戦闘狂のチビ達にも。