この力、この世界で役立つか? in 魔法科高校の劣等生   作:zaurusu

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追憶といっても、作者は小説3巻とアニメ知識しか持っていないので沖縄海戦の話はごちゃ混ぜになってるかもしれません。というか、オリジナルに近いかもしれません?
あー、なんで消しちゃったのかな。ものすごく後悔してる。


第2話

達也side

 

大亜連合の侵略によって、一時、基地での待機せざるを得なくなったのもつかの間、仲間の裏切りによって深雪を失うところだった。

 

だがそれもつかの間、達也と風間大尉率いる独立魔装大隊の活躍により大亜連合は撤退を余儀なくされ、岸から20キロ先の沖合にて大亜連合の艦隊が密かに沖縄から撤退していた。

 

しかし、それを許すほど甘くはない。

 

「成層圏監視カメラとのリンクを確立」

 

藤林響子が端末で敵戦艦の位置を確認。

 

達也の精霊の目(エレメンタル・サイト)を通して、脳内に敵の情報が事細かく分析されていく。

 

そして、大型ライフル型の特化型CAD、「サード・アイ」を構え、引き金を引いた。

 

「マテリアルバースト発動」

 

刹那

 

膨大な熱エレルギーと閃光が艦隊を包み隠さず飲み込む。

後を追うかのように、耳をつんざくような爆音が鳴り響き、爆風と地響きが20キロ離れたここからでも伝わってきた。

 

「敵戦艦、消滅を確認しました」

 

成層圏監視カメラからの映像はマテリアルバーストの影響でノイズが走っていたが、しばらくすると回復し、確認するとそこには綺麗な円状に広がる波以外何も写っていなかった。

 

「ご苦労、大黒竜也特尉」

 

一部始終を見ていた、風間大尉が達也に労いの言葉をかける。

 

「いえ、自分はこれくらいのことしかできませんので」

 

仮面越しだが、達也は無表情でそう答えた。

 

「風間大尉、本隊からの連絡です。敵工作員及び、裏切り者を捉らえたそうです」

 

「そうか、捕虜は逃さぬように厳重な警備のもと、独房に入れておけ。裏切り者に関しては後で私の元に連れてくるように」

 

「わかりました」

 

本隊からの連絡をうけ、風間大尉に伝え、そして、新たに命令を本隊に伝える。

 

こうして、後に沖縄海戦と呼ばれる戦争は日本の勝利に終わったのだ。

 

しかし、彼らにはまだやることがある。

 

捕虜及び裏切り者への尋問と言う名の拷問だ。

 

捕虜はまだいいとしても、裏切り者に関しては大尉自ら尋問を行うことを考えると、極刑も当然だろう。

 

少なくとも、今は戦争に勝利した余韻に浸りたい。誰もがそう思っていた。

 

その時、

 

基地に帰ろうとすると、不意に達也は何かを感じとり、その方角へと向いた。

 

そして、響子が持っていた端末にもそれは反応していた。

 

「大尉!! 何かきます!!」

 

「なに!? 敵か!?」

 

「いえ、未知のエネルギー反応です。それにとんでもない速度でこちらに向かってきています!! しかし、このエネルギー量は……」

 

マテリアルバーストと同等かそれ以上の……そう言う落とした時

 

ドルルルルァアアア!!

 

獣のような雄叫びをあげ、思わず耳を塞ぎこむ。

 

一体なにがと、振り返るとそれはすぐそこにいた。

 

大きな口を開けた狼が今にも自分達を喰らい尽くそうとする姿を。

 

気付いた時には既に遅かった。自分達はもう死んだも当然だと誰もが思った。

 

しかし、一足先に気づいていた達也は咄嗟に全員を魔法で地面に倒し自身の固有魔法である分解を使おうと思ったが、展開が間に合わないと判断し

地面に伏せた。

 

 

「くっ!」

 

しかし、全員に魔法をかけたのがあだになり、頭上部をかすめ、衝撃が体全体へと響き渡ってしまった。

 

達也はすぐに体勢を立て直し、その魔法が飛んできた方向を精霊の目を使い発動者を探索したが、見つからなかった。

 

恐らくはBS魔法か固有魔法による攻撃、術者は既に逃亡。

 

達也はそう結論づけた。

 

スッと、達也から力が抜ける。

 

スーツを脱ぐと、やはり頭部分は先ほどの攻撃でごっそり削られていた。

断面が鮮やかなこともありあの魔法の威力がうかがえる。

 

あと、コンマ数秒避けるのが遅かったら自分は死んでいただろう。

 

再生が使えるとはいえ、今の攻撃に自身の再生が間に合うのだろうか。

 

達也はこの時、初めて死という恐怖を感じた。

 

だが、それと同時に、これ程の魔法を使う魔法師に興味を持ち始めた。

 

知らずのうちに口元がにやけている事にに達也自身は気づかなかった。

 

取り敢えず、叔母上にこのことを報告し、反応を伺う事にした。

 

「………さて、どう説明すべきか」

 

あっけにとられている、独立魔装大隊をよそに達也は真っ二つに割れた海を見ながらそう思うのだった。

 

 

side out

 

 

 

 

次狼side

 

「あれが、マテリアルバーストか……もう、チートだね」

 

マテリアルバーストは小説とアニメでチラッと見て、凄いなーとしか思わなかったけど、実際に見るととんでもないチート魔法だった。

 

音はうるさい、爆風で飛ばさせるそうなるなど、もう核兵器とかいらないと思った。

 

あれで、非公式の戦略級魔法師なんて信じられない。

 

いくら、自分がノッキングマスター次郎の力を持っていたとしても、使い方もまだわからない上に、戦闘経験がない今だと確実に負けるであろう。

 

あー、色々考えたら疲れてきたな。この話はやめ。

 

取り敢えず、今はこのあたりで隠れよう。戦争は終結したが住民はしばらく落ち着くまで避難所ですごすだろうし、そんな中、街を出歩いて偶然、軍人に会って仕舞えば怪しまれるかもしれないからそれだけは勘弁だ。

 

幸い、海の家も無事だし、ここで釣りかなんかしてすごす事にした。まぁー、ここの主人にあったとしても逃げ遅れたとか言って誤魔化せばなんとかなるだろう。

 

「さて、食材確保と行きますか。」

 

不幸中の幸いと言うべきなのかはわからないが、マテリアルバーストの影響なのか魚がプカプカ浮いている。死んで、そんなに立ってないだろうし大丈夫だろう。

 

そんな感じで、次狼の沖縄海戦は終了したのである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




アニメ見るまでは、マテリアルバーストを勘違いしていた。

エヴァンゲリオンの陽電子ライフルの発射みたいに思っていた。

あれでしたね、スマブラの亜空間爆弾みたいでした。


見てみて、まぁー、驚いた。

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