この力、この世界で役立つか? in 魔法科高校の劣等生   作:zaurusu

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最近、原作にFateをクロスオーバーさせてる作品にハマってるので自分も書いてみようかと考えています。
特に、サーヴァント達との日常を描いた平和な話とか面白かったので、書くならそういう系がいいと思っています。

あと、何気に俺ガイルの八幡を使ってる人が多いですね。まぁ、面白いので好きです。私も八幡が主人公の話が書けたらいいなと思っています。割と万能キャラなんですね八幡って。捻くれてるけど……

それでは、本編どうぞ!


第3話

なんやかんやあって三年経った。

 

え、適当?

 

なんとも濃ーい、出来事のオンパレードで説明しきれない。

 

大きく変わった事と言えば、魔法師に対する世間の目だ。

 

沖縄海戦での勝利をもたらしたのは、なんといっても魔法師達のおかげといっても良い。

 

そのせいなのか、国は更に魔法師育成に更に力を入れるようになった。魔法師の適性があれば、国からの補助を受けることができるようになったり、様々な面で優遇されたりなどあっという間に日本は魔法師優遇社会となっていた。いや、もとから優遇されていたので、更に強くなったという方が正しいだろう。

 

だが、そのことが仇になり、魔法師に対する世間の目が冷たくなっていった。

 

魔法師が優遇され、一般人は蔑まれる。

 

代わりと言って、魔法師には独特の制約や法律があったりするのだが、正直ちゃんと機能してるのかわからない。新聞やテレビで魔法師関連の犯罪を取り扱った所を見たことがない。というか、魔法師が活躍した場面しか見たことがない。

 

魔法に対抗するには魔法しかない。それを出来るのは魔法師だけ。

 

世界的に魔法師に対する不満の声が上がっている。

 

特に、魔法先進国の日本はその傾向が強いこともあって、国内には魔法師に対して過激な思想を持った者が集まる反魔法政治団体によるテロが近年、数えきれないくらい増えている。

 

「魔法師は人間じゃない。世間から排除するべきだ!」や、「第三次世界対戦が起こったのは魔法師達がいるからだ!」とか極論もいい所だ。

 

とは言え、魔法師自体が悪いのではなく、国が魔法師に頼りすぎてるのがいけないだけであって、彼らを責めるのはお門違いだ。

 

もし、戦争が起きれば魔法師は最前線で戦い、死を覚悟しなければならない事や常に過激派に狙われ、海外旅行にもいけず、幼き頃から国から徹底的に管理されていることを考えると優遇されてもいいのではないかと次狼は思っていた。

 

魔法師には魔法師なりの大変さがある。わかり会えば、共に生きていけると俺は思っている。

 

 

それは、そうと話を戻そう。

 

まず、この世界で俺がやったことは資金集めだ。海の家で数日間を過ごした後、近くの安い旅館で寝泊まりし、家具家電センターで手頃なパソコンを買った。

 

仮装型だとかスクリーン型だとかよくわからないので、キーボード式のノートパソコンを買ったのだが、店員から「そんな、アナログでいいんすか?」と聞かれたのだが、俺の世界じゃこのパソコン、某林檎社の最新型だぞ?

 

それが超旧型扱いで、一万円とか、安すぎて不安だったが流石は世界的企業。なんの問題もなく、とても使いやすい。

 

古すぎて、売れないから博物館へ寄付する所だったらしく、在庫処分ができるとあってかなりまけてくれた。

 

ついでに、ハードディスクも数枚貰った。

 

そして、それらを使って何をやるのかというと、投資である。

 

まぁ、沖縄海戦が終結して多少は落ち着いたとしても株価は大暴落。まぁ、仕方がないことだ。

 

でも、これから達也君がトーラス・シルバーのシルバーとして活躍することがわかっているので、彼が所属しているFLT社や十師族が経営する企業への投資した。

 

特に、トーラス・シルバーがループ・キャストを世界で初めて実現し、特化型CADの起動式展開速度を20%向上させ、非接触型スイッチの誤認識率を3%から1%未満へ低下させるなど、目覚しい功績を次々と上げて魔法界全体の進歩させた時なんて、株価はバブル顔負けで上がる上がる。

 

所持金ゼロから始まった俺の手には、腐る程の資金が集まった。そして、落ち着いた頃に、沖縄を出て、将来達也達が通う国立魔法大学付属第一校から車で15分くらいの所にある家を買った。

 

家も買い、貯金もたんまりある俺が何をしてるかというと

 

「この食材の再生方法は……」

 

特典のおまけとして貰った、再生屋の力を活かして再生屋をしていて、過去に人間の勝手な都合により絶滅した、動物や植物を蘇らせている。

 

ついでに、トリコの世界の食材を再現できないかと日夜努力している。つい先日、フグ鯨を再生に成功したばかりだ。

 

その他にも、再生した素材からいろんなもの作って売っていたりもした。家庭用品やら調理器具など多種多様な中、特に魔法師を中心に武器がよく売れた。

 

どうやらトリコの世界の素材はこの世界の想子やら霊子と相性がいいらしく、魔法演算領域の拡大や魔法処理能力の向上、更に、CADと組み合わせて使えば凡用型を使いながら特化型を超える速度で魔法を発動することができるとあって、瞬く間に魔法師の間で広がり、次狼の元には連日、製作依頼の電話や手紙が後を絶たない。

 

最近は、大手CAD開発企業から共同で武装型CAD開発しないかと誘われたりもしていのだが、次狼の仕事は絶滅動物や食材の再生が主な為、あまり乗り気はしなかったのだが次狼もCADを作る技術が丁度欲しかったので、技術交換を条件として協力することにした。

 

そして、できたのが神器シリーズである。

 

従来の武装一体型CADよりもはるかに展開速度がはやく、誤認識率もほぼゼロに近い。

種類も多種多様で刀や剣などのオーソドックスなものや斧や槍、変わったところで、三節棍や弓、籠手、双剣などもある。

 

完全受注製の為、時間もかかる上に、値段もそれなりにはる。それでも、依頼は後を絶たない。性能がいいことも理由だが、大半の理由は武装一体型CADを作る企業が少ないことにある。

 

特殊な技術が必要で、エンジニアが足りない事とコストが高く、買い手が大体、CADマニアか金を持て余した魔法師ぐらいだからで、殆どの企業は需要がある軽くて持ちやすいタブレット型や拳銃型に移行する。

 

まぁ、次狼趣味で作ってる程度だからそんなことを気にはしていない。

 

だけど、そんなことを言ってる場合ではなくなることが起きてしまった。

 

それは、いつものように食材の再生を行なってる時だった。

 

ピンポーン!

 

インターホンがなったので、扉を開けるとそこには

 

「やぁ、君が次狼君かね?はじめまして、私の名は九島烈。突然の訪問で申し訳ないが、少し話があってここにきたのだが……お時間よろしいかね?」

 

かつて、世界最巧と言われた魔法師がそこにいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




早くも九島烈登場

果たして、どうなるやら。

突然ですが、次狼の相棒をどうしようかと考えています。IS版ではバトルウルフでしたが、どうせなら他のやつを出したい。
なにか、こいつがいいとかありましたら、募集していますのでよろしくお願いします。



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