この力、この世界で役立つか? in 魔法科高校の劣等生 作:zaurusu
その辺は後日、設定で説明したいと思います。
第6話
九島烈の訪問から一ヶ月が経った。
何故かは、わからないが、あれから着々と烈さんが家に訪れるようになった。
仕事とか関係なく、プライベートでわざわざ九島秘伝の
本人は世間話をしにきたとか、茶を飲みにきた、たまたま近くを通りかかったとか、いろんな理由なんだけど、多分、何かしらの理由があるんだろう。
まぁ、ぶっちゃけ暇だから付き合え
そんな感じだと思う。
そんでもって、たわいのない世間話をする中、学校に行ってない方を言うと
「君みたいな人材を放っておくのはもったいない」
と一括され
学校へ通うよう説得され、俺に両親がいない事を確認すると
「なら、私が何とかしよう」
と後日、戸籍や経歴を作ってくれた。
次狼
京都府出身 14歳
両親なし、身内なし
東京都内の一軒家に一人暮らし
出身小学 京都府市立小学校卒業
保護者 九島 烈
ざっくり紹介するとこんな感じだ。苗字は自分で考えてそれを登録するようにとの事。
その後は、近くの中学校に編入手続きを行い、ただ今、絶賛学生生活を謳歌しています。
中途半端な時期の編入に最初は変な目で見られたりもしたのだが、とある男子生徒のお陰で事なきを得た。
その男子生徒と言うのが
「よう、次狼。相変わらず眠そうな顔だな!」
「あー、レオか。おはよう……」
レオこと西城レオンハルトだ。
レオとの出会いは、編入初日に魔法科の生徒と合同で体育を行った時に、声をかけられたのが始まりである。
俺が一般科でも気にしないで話しかけてくれるし、昼飯もよく誘ってくれる事もあり、その甲斐あって、今では沢山の友人が出来た。
更に、俺が一人暮らしで親がいない事を知ると、家に招待され、夕食をご馳走にもなった。
気さくな人柄で、頼れる兄貴分みたいな感じだ。
実際に、後輩からレオの兄貴って呼ばれてるみたいで、めちゃくちゃ親しまれてる。
ただ、本人は少し恥ずかしいらしく、からかってみたら、全力で追いかけられ、パンツァーされるところだった。
まぁ、途中で教師に捕まってみっちりと絞られたけど
ちなみにだが、レオ曰く、俺は学園屈指のトラブルメーカーと認識されているらしい。
放課後に、実験室で試作品の武装一体型CADをレオに試させて、崩壊させ、後片付けする羽目になったり
またある日には、観葉植物に成長を促す作用の薬を誤って落として、大量にかけ、学園全体を草や花で覆ってしまい。後日、魔法科の生徒に駆除を手伝ってもらうなど、きりがない。
まぁ、全部事故なので今のところは反省文だけで済んでいる。
ただ、教師の目線がものすごく鋭い気がするのだが……気のせいだと思いたい。
今日は何事もなければいいな〜(棒)
「なんだ、またやからしたのか?相変わらずだな」
「あー、今回は特に何もやってないよ。ただ、剣術部の奴に試作品の武装一体型CADを試させただけだってのに……」
「今朝、体育館が真っ二つになったて聞いてたが、やっぱりおまえだったのか……」
「いやな、俺は軽く振って、起動させるだけでいいって言ったのに、あいつらカッコつけて、思いっきり振りやがってやがって……おかげで、放課後は修繕をする羽目になったよ。それに比べて、剣術部の奴らは、魔法の不正使用はなかったからお咎めなしだぜ?酷くないか?CADも没収されたし!」
「俺が教師だったら、振っただけで体育館を真っ二つにするものどうやって作ったか知りたいところだな」
「それは企業秘密です」
やっぱり、レオドラゴンの牙はやり過ぎたか。デロウスやギネスの牙よりはマシかと思ったんだが……もう少し、材料の質を落とすか。
「まぁ、なんだ。手伝ってやるから元気出せ。なんなら、他のクラスの連中にも声をかけるからよ」
「ありがとうレオ!持つべきは親友だな!!」
「ただし、寿々苑で焼肉食べ放題な」
「任せろ!一人でやる事を考えたら、安いもんだ!」
「あそこ、肉なら最低でも一皿3500円するんだが……」
そんな事はしらん。多くでも人が集まるならなんだって構わない!
放課後、レオが魔法科の知り合いを数人読んでくれたおかげで3時間で治すことができた。
後日、約束通りレオ達を連れて寿々苑に連れてったんだが、みんなが体育会系であったばかりに、肉ばかり頼み、食べるに食べた結果、20万円奢ることになった。
解せぬ!
体育館を真っ二つして、20万円で済むなら安いかもしれない
今回は短めです
レオくんの登場。ここでは、次狼と同じ中学で魔法科に所属している設定です。