グラブル 復活!サイコガン   作:zunda312

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ふだんはベットの上じゃクツはぬぐんだけどね、ズボンも・・・

アンリエットとゼタを庇ったことにより倒れたコブラを、バザラガが担ぎ洞窟まで撤退した一同。

 

コブラのサイコガンによってダメージを受けた影響か風神雷神は撤退していたゼタ達を追いかけてくることはなかった。洞窟に到着するとバザラガはそっとコブラを地面に横たわらせる。

「コブラ…」

先ほどまでバザラガに担がれていたコブラに目を向け、申し訳なさそうにするアンリエット。そんな彼女の姿を見て、ゼタは声を上げる。

「ああっ!!もう 別に助けてほしいなんて私は言ってないって言うのに!!なのに、この男は!」

ゼタはバザラガが容態を確認しているコブラに一度目を向けた後、近くの洞窟の壁にもたれかかりながら呟いた。

彼女のイライラは、助けられた自分に向いているようだ。

 

 

 

洞窟に到着してから少し時間が経過した後、ふとアンリエットが声を2人に声をかける。

「あなた達の目的は星晶獣を倒すことでしたよね?」

 

 

アンリエットの言葉にゼタが反応する。

「ええ、そうよ。アタシもコイツもアイツらを倒すのが目的」

「おい。あまり喋るな」

静止するバザラガを気にせず、ゼタは続ける。

「いいじゃないの。守秘義務は破らないよ。…それに癪だけど、彼女たちには迷惑をかけたのは事実よ。なら、ある程度は教えないと私の気が収まらない」

「‥‥‥」

バザラガはゼタの言葉を聞き押し黙った。しかし、アンリエットはゼタにこれ以上質問をすることは無く、彼らを驚かせる提案を持ち掛けたのだった。

 

 

 

 

 

~~~~~~~~

 

 

 

「やめておけ、あいつらの攻撃を食らえば、おまえの体では耐えられん」

「私はいいけど? アンリエット…あなた死ぬかもしれないわよ?」

アンリエットの提案を聞き、かれらの意見はまちまちだった。

 

「大丈夫ですよ。私はこう見えて強いんですよ。わたしのことはエティと呼んでくださって結構よゼタさん。それと、バザラガさん。私は足手まといにはならないわ。あなた達の手柄も取らないし、援護するだけよ。なんの問題があるの?」

 

「お前がここで危険なことをする必要はない。それにここでコイツを看病する奴も必要だ」

「大丈夫です。わたしこう見えても結構役に立つと思いますよ。それと…コブラに看病はいらないわ。私よりの適任がそろそろ来るみたいだから」

 

 

アンリエットの提案とは、今現状動ける3人で風神雷神を倒すというものだった。それからしばらく話し合いをした結果、アンリエットの発した「彼らは合流してからもどんどん強くなる可能性がある」という実際には本当かどうかもわからない一言を受けたのと、ゼタの後押し受け、渋々バザラガが頷いたことで、アンリエットの提案は受け入れられた。

 

 

 

 

 

 

「いいか、戦闘中は後ろにいろ」

「そう、何度も言われなくても分かっていますよ。バザラガさん」

「で? エティ。あんたの武器ってその楽器でしょ。その剣なんでもっていくの?」

「これですか? ん~お守りですかね」

 

 

倒れているコブラは簡易的なベットに寝かされ。体温を下げないよう、いくつもの服がかけられている。準備が終わったアンリエットが眠っているコブラに近づき、膝をおると…

「コブラ、借りっぱなしは嫌なので、あの時庇っていただいた恩を返しに行ってきますね。あなたの仲間がくるまで、お眠りになっていて」

 

そういって手にもつリラを軽く撫でるアンリエット。コブラに何か変化が起きた用には見えないが、アンリエットは立ち上げり、洞窟入り口からこちらに目を向けている2人のもとに向かって歩き始めた。

 

 

「敵の行動は把握した。ゼタ、おまえは後ろで彼女を守っていろ」

「あ、アンタ!!さっきまでと言ってることが違うじゃない。アンタが守ってやりなさいよ!でかい図体してんだから、壁でしょ!壁」

「荒事は俺の方が得意だ」

「お二人とも、喧嘩はいいですが、予想以上に強かったら提案通りに協力することを忘れないでくださいね…

洞窟から離れていく、どちらの手柄にするのか言い合う2人の声。やがてその声が聞こえなくなる。

 

暫くした後、コブラの眠る洞窟に小さな揺れが発生する。その揺れは次第に大きくなっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうやら・・・・・・先ほどよりも、強くなっているようですね」

洞窟から先ほど戦っていた戦場に戻ったバザラガ達は。戦った場所から動いていなかった風神雷神の姿を確認し、アンリエットが呟いた。

 

「なーるほど? 面白いじゃない。じゃ、いきますか!足引っ張らないでよ、バザラガ!」

「お前こそしくじるなよ、ゼタ」

「うっさい!・・・ともかく、エティ。まずは身の安全。出来ると思った範囲での援護で良いからね!」

「ああ、死ぬんじゃないぞ」

 

そう言いながら、二人がアンリエットに顔を向ける。

アンリエットは安心させるように言葉を紡ぐ。

「ええ、無理はしません。お二人もお気を付けてください」

 

 

三人は再び風神雷神に向き直る。彼らも気がついたようでこちらを威嚇するかのように雄叫びを上げた!

 

この雄叫びが第二ラウンドの幕開けの号令となり、ゼタとバザラガが武器を構え、風神雷神に向かって突き進んでいく。

 

 

 

 

「――くかかかか・・・貴様らなどわれらの敵にあらず・・・――」

体の体格の影響か身軽なゼタがバザラガの前を先行する形となりながら突き進む2名に向かって、雷神が無数の雷を差し向けられる。

 

 

「どんな、威力の攻撃だってね!! 当たらなきゃ意味なんてないのよ!!」

迫り来る、雷撃をスレスレで躱し、弾き。走る速度を落とすことなく、放たれた矢のように突き進む。

攻撃範囲を抜けたゼタはさらに加速し瞬く間に雷神の懐にまで駆け抜けると狙いを定め、人間でいう心臓がある付近に向かって槍をくりだした。

「―――!!!―――」

 

移動から攻撃までの流れに、不要なものが何一つなく、洗練された動きから繰り出された一撃を雷神は避けることが出来るはずも無く。防御しようとしたした時

「♪♪~」

メロディーが響き、雷神が気を失ったかのように動きが止まり、槍の攻撃は確かに雷神の体を捉えた。

 

 

 

しかし、ゼタの一撃は確かにダメージを与えたものの致命傷にはならず、雷神を大きく怯ませた程度のものとなった。

「チッ!火力が足りなかったか、なら!!!」

舌打ちをしながらも、ゼタは一撃で雷神を倒せる程度に槍の力を解放しようと意識を傾けたところで――――

「――――れ・・・で・・・お、わりだ・―――」

 

風神の竜巻を纏った拳の攻撃が迫る。ゼタに回避する手段はなく。攻撃は直撃し、体がバラバラに吹き飛ぶ――――――と思われたが。

 

「ブラッディ・ムーン!!」

バザラガが追いつき、ゼタに迫っていた風神の放つ攻撃と風神諸共吹き飛ばした。

バザラガの鎌による切断は出来なかったが、風神の片腕の一部を抉り取り、再起不能にしたのだった。

 

その光景を目の前で見せられたゼタは・・・

「助けられたなんて思ってないわよ」

バザラガもゼタの言葉を気にした様子はない

「別に助けたつもりはない――ッ!!」

 

突如、バザラガの腹に衝撃が加わり、彼の言葉をかき消しながら肉体が後ろに後退した。

 

その直後、バザラガのいた箇所にはるか頭上から雷が落下し、辺りに爆発と爆風が吹き荒れる。

 

もし仮に、先ほどの雷がバザラガに直撃していたら、流石の彼の体でも、相当なダメージを負ったであろう。

 

 

爆風により雪が舞い、一時敵に辺りの視界がおぼつかないタイミングで言葉を交わす2人。

「なかなか、厄介ね2体同時っていうのも、どちらの攻撃も当たれば致命傷になり得るか~」

「俺は問題ないが、ゼタ・・・お前は即死すら考えられるな」

「うっさいわね!体の自慢ならもう聞き飽きたわよ!・・・それにしても彼女凄いわね。星晶獣も寝かしつけられるってどうゆうことよ?」

「ああ、それに関しては同感だ」

視界がおぼつかない中、迫り来る風の刃や、雷撃をアンリエットに援護について言葉を交わしながら各々で対処する。

 

 

やがて、爆風が落ち着き、耐性を立て直した風神雷神と2対2の形で向き合う形となったゼタとバザラガ。

 

ゼタが再び攻撃を仕掛けようとしたタイミングで―――

「~♪♪~♪~♫」

 

再び音色が聞こえ、今度は風神雷神共に動きを止めた。

 

音色が聞こえた時、ゼタとバザラガは既に走り出しており、彼らとの間合いをつめ各々の技を繰り出した。

 

「大鎌グロウノスよ、力を示せ!ブラッディ・ムーン!」

「アルベスの槍よ、その力を示せ! プロミネンスダイヴ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――時は少し遡る――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バザラガたちが、洞窟を出てから少しして、何もなかったはずの洞窟の前には、一隻の船が着陸していた。

 

 

 

入り口から金属の足音が聞こえてくる。やがて足音は眠るコブラのもとにたどり着くと‥‥‥。

 

「あら、コブラ。こんなところで眠ってるなんて、アナタらしくないじゃない?」

女性の声に反応する声が一つ。

 

反応する者はいないと思いきや、ベットの上から声が帰ってくる。

 

 

「へへへッ、俺としたことが少しばかり寝過ぎたようだ」

コブラはベットから体を起こす。コブラは声をかけてきた人物に顔を向けると穏やかな表情をしつつ、声をかけた。

 

 

「久しぶりだな・・・会いたかったぜ、レディ!」

「ええ、私もよコブラ」

久々に再会する二人。再会の挨拶を済ませ。軽く現状をコブラが説明し、レディと情報交換を終えたところで―――。

 

 

 

 

「タートル号でディアンサちゃんが待ってるわ。早く行きましょう」

 

「ヘヘッ、モテる男は忙しいぜ」

レディの言葉を受け、コブラは簡易ベットから跳ね起きると、気絶から回復した体を確認するように動かす。やがて確認し終えたコブラは葉巻を取り出した。

 

 

洞窟の出口に向かって歩く二人。歩きながらコブラがレディに問いかけた。

 

「レディ、タートル号の調子はどうだ?」

少し、悩む素振りを見せたレディだが―――

「万全とは言わないけど、問題は無いと思うわ」

カリオストロに頼んで錬成して貰い。ディアンサが運んだ部品が無事に機能しており、タートル号に問題がないことを説明する。

 

 

 

レディの返事を受けコブラは表情が切り替わる。

「そうか、カリオストロには礼を言わなくちゃな。―――レディ!!発進準備だ。この近くで戦ってる連中の援護に向かう!!」

 

 

 

再会した相棒とともにアンリエット達のもとに急行するコブラ達であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




誤字脱字、評価、感想 ありがとうございます。


楽しみに待っていただいた方いらっしゃいましたら、遅くなってしまい申し訳ありません。

次話で、このイベントストーリーは終わる予定です。





上手になりたいものです。




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