蛙が鳴いたら雪が降る   作:星森アキラ

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会話が特別多い回
誰が話してるかわかるように頑張った…がんばったんや!


10.自己紹介

「ゔおぉい!!ガキィ!!」

 

「ひゃいっ!!」

 

あまりの声の大きさにビクッと身体を揺らしてしまった。

やっちゃった…と思いながら恐る恐る後ろを振り向こうとしたが怖くて向くことができなかった。

 

ふるふると震えていると脇に手を入れられ途端に脚が宙に浮いた。

 

「わっわっ!高い!怖い!!」

 

そう叫ぶとくるりと向いてる方を変えられ地面に降ろされる。

 

「はい!大丈夫よ。さっきのベルちゃんみたいに怖い思いはさせないからね!」

 

「ほん…と?」

 

「えぇ、本当よ!そうよねベルちゃん?」

 

「まぁ、そのヘンテコな力に王子キョーミあるし?今は手は出さねーよ」

 

ししっと笑いだから軽々しく言うもんだから一回引っ掻いてやろうかと思ったけど脇に手を入れられたままで動けなかった。

シャーッと軽く威嚇してると余計笑われた。

 

「それじゃあ、先に自己紹介するわね!私はルッスーリア

気軽にルッス姐さんと呼んでくれたら嬉しいわ!」

 

「ルッス…姐さん?」

 

「そう!はーい次はスクちゃんしっかり仕切ってちょーだい!」

 

スクちゃんと呼ばれた人はノエルと同じか少し暗めの銀髪で、とても髪が長い人だった。

同じような髪色の人を見るのは初めてだったので声がうるさくてビクビクしていたがノエルが一番気になっていた人だ。

 

「あ゛ぁ!?ま゛ぁいい…俺の名はスクアーロ。S・スクアーロだ。」

 

「スクちゃん!かわいいね!!」

 

「あらま!」

 

声からして男の人だとは思ったがスクちゃんと呼ばれる彼がかわいくて自分もスクちゃんと呼ぼうと決意した。

 

「だぁれがスクちゃんだぁ!!だれがぁ!!」

 

怒られたのでたまににしといてやろうと決意をしなおした。

 

「はいはい、でそこにいるのが…」

 

「俺はレヴィ。レヴィ・ア・タンだ。」

 

「通称ムッツリスケベのエロオヤジ」

 

「ベル!!貴様なに嘘を!!」

 

「まぁ、半分嘘じゃね゛ぇ…お前はあまりあいつに近づくな。」

 

な、と言いながらスクアーロもノエルの横にしゃがんで頭を撫でてくれた。

やっぱりそこまで怖い人じゃないんだなって少し嬉しくなった。

ところで…

 

「ムッツリスケベってなーに?」

 

「だっ!?あ゛ぁ…まだお前は知らなくていい…」

 

「まっ!珍しく隊長が困ってるわ!」

 

「ゔお゛ぉい!!うるせぇ!んでそこにいるやつがベルだぁ」

 

ビッと指を指した方向を向くとノエルにナイフの攻撃をしてきた人が立っていた。

 

「オレはベルフェゴール。よろしくなヘンテコな炎のチビ」

 

そうだ、この人達はフランとボクを殺そうと…

思い出したら脚が震えてきた…。

 

「こら!ベルちゃん毎回毎回ノエルちゃんのこと怖がらせないの!

女の子だって聞いたばかりでしょ!」

 

「ししっいーじゃん。だってオレ王子だしっ!…んで…あれマーモンは?」

 

「ボクはここにいるよ」

 

いつの間に!?と言わんばかりにみんな驚いた。

そういえばすっぽ抜けてたけどおばあちゃんにフランのことを聞きにきてたのはこの子だ。

 

「マーモンどこにいたんだよ」

 

「ちょっと気になるものがあって席を外していただけだよ」

 

「あの時の赤ちゃん…このチームのメンバーの一人だったのね…」

 

「ムッあの時の失礼なチビじゃないか。こいつをどうしたんだい?」

 

「ヘンテコな炎が出たからボスへのプレゼントにするんだって」

 

「へぇ…面白いね。今見せてもらえるのかい?」

 

みんなの視線が今度はノエルへと向かう…が、ノエルには炎の出し方なんてさっぱり分からない。

いつも泣いて悲しい時に出るようなら気もするが泣くと必ず出せるわけじゃない。

フランがコントロールしてと言ったのも頷ける。

 

「ボク…炎の出し方なんて知らないよ…。」

 

「まだコントロール出来ないというのは本当のようねぇ…」

 

「マーモンは白色の炎ってのは聞いたことあるかぁ?」

 

「いや、聞いたことも見たこともないね。こいつはその白色の炎とやらを出せるのかい?」

 

こくんと首を縦に動かす。

嘘をつくと殺される気がして怖かった。

 

「そうそう、こいつナイフからワイヤーに沿って氷を伸ばして攻撃してきたんだぜ!殺しがいがあるって思わね?」

 

またナイフをチラつかせて言うもんだから恐怖で肩を揺らしくるりと反転してルッスーリアの胸に飛び込んでいった。

もうベルちゃん!なんて怒ってるけど一向に反省しない態度に腹が立った。

 

「恐怖で炎が出てるわけじゃねーのか。マジでわっかんねーな」

 

「どういうこと?」

 

「ごめんねぇ…ベルちゃんは言葉足らずなだけで炎の出し方を知りたいだけなのよぉ…。」

 

ふーんと思ってベルの方をもう一度見た…けどニヤニヤしてるだけでそんな素振りこれっぽっちもなかった。

怖さがピークに察したら怒りに変わるとかあるのかな?

全くわからないけどなんだか腹が立ってきた!

キッと睨み付けると嬉しそうにししっ!と笑ってくる。

 

「やだ!ボクこいつ嫌い!!フラン殺そうとした奴なんかいい人じゃないもん!!」

 

「嫌いでケッコーだよチービ。」

 

ぐぬぬっと睨み合い火花が飛びちるがルッス姐さんにこらこらやめなさいと止められたのでふんっ!と顔をそっぽ向け一時休戦となる。

 

ここから私とヴァリアーとの生活が始まるのである。




プロローグはここでおしまいです。
ここからガッツリオリジナル展開を交えてのヴァリアーとの生活が始まりますよー!!
お楽しみに!
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