ISB<インフィニット・ストラトス・ブレイヴ> 作:SXIYON
よろしく!
翔夜「ふぅー。」
今日は臨海合宿...旅館に着き俺は真っ先に温泉を楽しんでいた。
翔夜「極楽♪極楽♪」
え?海はってか?あぁー行きたいけど俺は旅館と言ったら温泉だろ。
ざぱぁーん
それに今は自由行動だし。
翔夜「くぅーーー!!」
貴音「あら....貴方も温泉が先なのね?」
翔夜「貴音.... 」
貴音は俺の隣に座った。
貴音「どうかしら?あの例の機体は?」
翔夜「順調だよ。それに一夏のも完成した。」
貴音「どういうこと?一夏には白式があるはずよ?」
翔夜「言うと思った。お前が転校する少し前のことでな...一夏も忘れてると思うけどあれには俺と同じシステムがつぎ込まれている。」
貴音「つまりは....」
翔夜「マルチロックチェンジシステムは、白式にもあるということだよ。」
俺は白式のデータを貴音に見せた。
貴音「これは....」
斬「話せば1ヶ月前か?」
翔夜「お前まさか盗み聞きしてたのか?」
斬「NGだった?」
翔夜「別にいいけど....」
さかのぼるは、ラウラの一件の後だった。
千冬「なるほど...一夏にも城凪の装鉄と同じシステムがあると言うことか。」
翔夜「一夏だけじゃありません。白式のデータを見たあと、セシリアたちのも見たら...同じものが仕組まれてました。それと、箒の二機目のIS、紅椿にも....」
千冬「篠ノ之のも作れそうか?」
翔夜「おそらく。しかし、合宿時中の緊急時には間に合わないかと...ですが、白式だけは間に合います。」
千冬「そうか....それで?何故一夏の白式だけは間に合うのか?」
翔夜「以前にトニーさんが贈ってきた、バエルを覚えてますか?」
千冬「バエル.....なるほどそう言うことか。」
翔夜「えぇ、あと、先生の暮桜を改良しました。」
そういうと城凪は私にブレスレットを渡した。
千冬「これは....」
翔夜「暮桜の改良型、暮夜桜です。スカイティアールの性能を最大限に活かした奴です。二本の刀が基本的な武器ですが、他に4本がストック可能です。」
千冬「六本もか?流石はトニーの弟子だな。」
翔夜「いえ...こちらも臨海合宿の部屋を一夏と同室にしてくれて助かりました。」
千冬「言うのか?」
翔夜「一夏だけ....ですけどね。」
千冬「......」
山田「どうかしましたか?」
千冬「いや...なんでもない。」
山田「みんな、楽しそうですね。」
千冬「そうだな。」
山田「翔夜くんは?」
千冬「温泉に行っている。アイツ、海よりやりたいことがあるみたいだからな。」
その夜、俺は海の近くの防波堤を歩いていた。すると俺とそっくりの奴がいた。
まてよ、花月......
翔夜「兄さん?」
花月「よう翔夜。」
そう、花月は俺の双子の兄だった。
翔夜「なるほど.....だから拒んでたんだな?俺と四条財閥に行くのを....」
花月「悪かった....」
翔夜「なぁ兄さん....兄さんは何で...死んだんだ?俺と同じで、家族が嫌で死んだから?それを理由に女の子を助けたじゃないか?」
花月「悪かったな。俺は今16だ...今、入学の手続きをしてる。無理やり一年に入らされるみたいだがな。」
翔夜「城凪って名前は俺と一緒か...それで?ここには何しに?」
花月「銀の福音を知ってるか?」
翔夜「まさか...」
花月「あぁ、めんどくさいことになるぞ。」
翔夜「兄さんはどうするんだ?」
花月「悪いが、まだ入学してないせいか、関与出来ない。」
翔夜「そうか。悪い、もう宿に戻らないと....」
そうやって、翔夜はさっていった。
輝夜「翔夜の兄だったのね?」
花月「?、輝夜.....」
輝夜「あれが来るのは本当なの?」
花月「あぁ、翔夜を頼んでいいか?」
輝夜「物の頼み方を考えなさいよ..分かったわ。」
時刻は22:00俺は一夏を起こさせてとある準備に取りかかる。前のラウラの一件で、一夏がセカンドシフトしたと箒から聞いたので白式を白式・天剣に変えそれを一夏にならせる特訓をさせる。
一夏「なぁ...何が始まるんだ?」
翔夜「ISの模擬戦闘だよ。」
一夏「こんな小さな部屋で出来るのか?」
翔夜「取って置きの機械がある。」
俺はとある機械を取り出した。
翔夜「一夏はVRは知ってるよな?」
一夏「あぁ、そうだけど。」
翔夜「それじゃあ白式にマルチロックチェンジシステムが入ってるのは?」
一夏「え...それ聞いてない。てか!?本当か!?」
翔夜「あの時バエルが贈ってきたのを覚えてるだろ?」
一夏「あぁ、そういえば....」
翔夜「あれと白式が共鳴して、一夏の知らないうちにバエルのデータとスカイティアールをコピーした奴がここに送られたんだ。」
一夏「それで?どうするんだ?」
翔夜「慣れさせるために俺と朝まで決闘。白式・天剣(あまつるぎ)はティアールのビットが 無い分、四本の剣が収納されている。
雪片弐式と雪羅以外にも天剣、雪輪刃(ホワイトファングリング)、雪獣剣(ホワイトベルクソード)などを付けてる。」
一夏「はぁ.....」
翔夜「ほら。」
俺は前世の世界で気合いを出すために兄とよく飲んでいた、モ●スターエナジーを一夏に渡す。
翔夜「徹夜での特訓だから飲んどけ。俺も新しい機体試したいから本気で来いよ。」
一夏「おう!」
一夏「こんな風になってるのか。」
翔夜「どうだ?凄いだろ?」
一夏は俺の方を向く。
一夏「なぁ!?翔夜!なんだそれは!?」
翔夜「デルタ・フェニックス、ティアールのビットを外し、ノーマルズアクターの性能を付けた、今のところの最強機体の一つだ!」
こうして一夏との徹夜特訓が終わって。朝御飯。
セシリア「昨日何かうるさくありませんでしたか?」
シャル「確かにそうだね。」
『じぃーーーーーーーーーー』
目線が俺たちの方へ向く鈴たち。
翔夜「一夏、昨日何本飲んだっけ?」
一夏「多分3本だと思う。」
翔夜「クマ出来てるぞお前....」
一夏「そういうお前もな。徹夜してゲームもしたよな?」
翔夜「あぁ、だが問題は.....」
俺と一夏は斬に目線に目線を向ける。そこには疲れたそうにした斬がいた。そう、斬も同室だったため、一緒に特訓することになった。しかもモ●スターは10本飲んだらしい。
姫「お兄ちゃん大丈夫?」
斬「フェお花畑デスゥー。」
翔夜・一夏「精神病棟にいけ。」
しかし、俺の隣にいた輝夜と華夜も俺と同じものを使って、朝まで特訓したそう。
華夜「輝夜....もうだめ.....水ちょうだい。」
輝夜「もう、燃焼し過ぎよ。」
華夜「あ、アハハハ。」
そして今日は海に行くことにした。
鈴「セシリア!いくわよ!」
セシリア「あ!待ってください!」
翔夜「皆楽しそうだな。」
一夏「あぁ。それに比べて俺たちは。」
輝夜「ほら!休まない!」
翔夜・一夏「ヒィーーーーーーーーーー!」
輝夜「あと50回!」
翔夜・一夏「は!はい!」
箒「あっち...大変そうだな。」
華夜「輝夜、結構スパルタだからw」
輝夜「何かいった?」
華夜「イッテナイデスゥーーーーーー!」
翔夜「ヲワタ......」
一夏「あぁ。」
プルルル
翔夜「むすもす??」
千冬「城凪か?」
翔夜「どうしたんですか?」
千冬「専用機持ちを至急こちらに集めてくれ。」
翔夜「分かりました。」
『こっちに接近中!?』
ノカ「銀の福音.....確かアメリカが開発した...」
カズマ「まさか、暴走してこっちに向かってきてるとはね。」
姫「どうするの?お兄ちゃん。」
斬「取り合えず、俺ら財閥組はここの安全を確認だが、俺だけ、戦闘に参加する。」
束「ちーーーーちゃーーーん!会いたかったぞーーーーーーー!」
千冬「邪魔だ。」
束「痛い!」
箒「姉さん!」
束「箒ちゃん!」
二人は抱き合う。こんな設定だったけ?崩壊してる?してない?
束「3ヶ月ぶりだね?」
箒「姉さん、今までどこに?」
束「対策会議に行ってたんだよ。連続で続いているIS学園が奇襲されてる件、それを報告しに、ってその前に箒ちゃんにプレゼント。」
箒「これは....」
束「新しいIS紅椿だよ!」
箒「紅椿...」
翔夜「それが、箒の新しいIS。」
千冬「話の途中で悪いが作戦を教えよう。凰とオルコット、ボーデヴィッヒ、シャル、剣凪、夕凪は前衛へ、城凪と織斑、篠ノ之、花切は後衛。残りの物はここで一般生徒を介護。待機してくれ。」
『了解!』
一夏「翔夜、フェニックスは大丈夫なのか?」
翔夜「なんとかな。」
一夏「良かった。あの時の語りかけは?」
翔夜「まだない。フェニックスに以上は無いし。お前の白式は?」
一夏「大丈夫だぜ。頑張ろうぜ。」
翔夜「あぁ。」
こうして防衛戦が始まろうとしている。
箒は束を嫌いになってない。どちらかと言うと姉妹愛。
そしてフェニックスに以上は無い?語りかけてくるもの?
それはいったい何?
次回・大空と大地と、翼と。