ハイスクールD×D 気弱なイッセー   作:kue

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Life41 取材だって!

翌日の朝、僕たちは冥界にあるスタジオに来ていた。

なんでも僕たちグレモリー卷属にインタビュー企画があるらしく

全員にお話を聞きたいとオファーがあったので休みの日を利用して冥界に来ていた。

僕達がスタジオを歩いていると前からスーツを着た女性が歩いて来て

僕たちの前で立ち止まった。

「リアス・グレモリー卷属の皆さまですね?

私は第一放送の局アナをしております」

そこから担当の人に連れられ、入ったスタジオは結構な広さが

ある部屋で既に観客席にはお客さんも入っていた。

これってお客さん込みのインタビューなんだ……

そこからいくつかインタビュー時の説明を聞かされて、インタビューは始まった。

終始、部長や朱乃さんに質問が行き、二人が答えるたびに男性の

黄色い視線が飛び、木場君に質問が行くと女性の熱っぽい視線が飛んだ。

 

 

 

 

 

 

 

「お疲れ様でした!」

インタビューは三十分ほどで終了し、僕達が帰ろうとした時だった。

「あの~兵藤一誠様は」

「あ、僕です」

ディレクターさんが僕の名を呼んだから僕は手を上げてその人の元に歩いていった。

「あ、貴方が兵藤さまですか。貴方にはこの後。別のスタジオでもあります」

突然、ディレクターさんに言われた僕は素っ頓狂な声を上げてしまった。

「はい? 別?」

「ええ、今冥界の子供たちの間では貴方は仮面の戦士と呼ばれて大人気なんです」

それを言われた時は一瞬、何を言っているか分からなかったけど

数秒かけて再思考してようやく理解が出来た。

………最高だあぁぁぁぁぁぁ!

僕も! 僕も! なれたんだ!

『うおぉぉぉぉぉぉぉんんっ』

心の中で歓喜の声を上げていると突然、僕の中でドライグが泣き叫び始めた。

ど、どうしたの?

『二天龍と呼ばれた俺が……赤龍帝と呼ばれ畏怖されたこの俺が』

う、うわ~まじ泣きしてるよ。

ひと先ず僕はドライグを慰めつつディレクターさんに連れられてスタジオへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

「疲れた」

皆よりも、三十分ほど遅く控室に帰ってきた僕は床に寝転がった。

スタジオに入った途端に驚いたのはお客さんが幼い子供たちだったことだ。

五歳~十歳くらいのお子様がお母さんと一緒にスタジオに来ていて僕がスタジオに

入るや否や凄い歓声を送られた。

「ところでイッセー、別のスタジオで何を撮ったの?」

そう、実はインタビューの他にもあるものをスタジオで撮っていた。

「ふふ、内緒です。本放送まで秘密です」

僕はニヒヒと悪戯っぽく笑いながら言った。

「分かったわ。本放送まで待ちましょう」

部長も楽しげに期待してくれている様子だった。

―――――――コンコン。

「はい?」

僕達が帰ろうと立ったときドアが叩かれ、一人の女の子が入ってきた。

「イッセー様はいらっしゃいますか?」

「あ、レイヴェルさん。どうかしたの?」

さっきまで輝いていた表情が何故か僕と視線を合わせた途端に

不機嫌なものになり、持っていたバスケットをこちらに渡した。

「こ、この局に次兄の番組がるものですから!」

バスケットの中身を見てみるとそこには、美味しそうなケーキがいくつか並んでいた。

「おいしそ~。あ、木場君!」

僕は木場君に頼んで小さなナイフを作って

もらってケーキを一口食べるととても美味しかった。

甘さもあってイチゴの甘酸っぱさもあり生地のふんわり感も

あってめちゃくちゃ美味しかった。

「めちゃくちゃ美味しいよ! また今度作ってね!」

僕がニコニコ笑いながら彼女にそう言うと彼女は顔を真っ赤にして

嬉しそうに笑った。

「そ、そうですか……次のゲームも頑張ってください!」

そう言って嬉しそうに帰っていった。

 

 

 

 

 

 

ちなみに余談なんだけど、数日後に撮ったものが

届いて中身を見てみると僕はその中身に感動した!

きっと部長も喜んでくれるはず!

 

 

 

 

 

 

 

「プハ~」

僕はゲームが近いということもあり結構遅くまで練習をしていた。

その練習も切り上げてお風呂に入り今はジュースを飲んでリラックスしてる。

夏休み中に大豪邸になった兵藤家は凄いことになってるんだけど両親は喜んでるから良いか。

僕は空になった缶を捨てて部屋に帰ろうとすると向かいにある大広間の明かりがついていた。

少し扉が開いていたので見てみると、ゼノヴィアさんが練習用の剣をふるっていた。

「イッセーか?」

僕の気配を感じたのかゼノヴィアさんが剣を振るうのを止めてドアの方へ顔を向けてきた。

「あ、うん。お邪魔だったかな?」

「いや、丁度終わろうとしていたところだ」

ゼノヴィアさんは練習用の剣を壁に立てかけ、床に座って話し始めた。

「私は木場よりも弱いからな」

ゼノヴィアさんは表情を暗くして俯いた。

「……木場君は木場君だしゼノヴィアさんはゼノヴィアさんだよ」

それから二,三個話をしていると時間も時間なので切り上げることにした。

「ハハ、なんだかイッセーと話していると

張りつめていた物が無くなったよ。ありがと」

ゼノヴィアさんは僕の頬にキスをして部屋から出ていった。

僕は突然の事に頬をさすることしかできなかった。

 

 

 

 

 

 

「そろそろ時間ね」

僕たちは深夜、駆王学園に集まっていた。

アーシアさんはいつもの通りシスター服、ゼノヴィアさんは露出が

少し多めの黒い服、他の僕たちはいつもの夏服。

そして全員が魔法陣内に入ると輝き始め、転移が始まった。

するとアーシアさんが僕の手を不安そうに握ってきた。

僕は何も言わずにそのまま強く握ってあげた。

アーシアさんは誰にもあげないよ。

 

 

 

 

 

 

 

たどり着いたのはギリシャなんかにありそうな神殿がある広い場所。

だけど部員の皆は首を傾げていた。

「おかしいわね」

部長がそういったとたんに僕たちのあたりをいくつもの魔法陣が現れて

かなりの数の悪魔が転送されてきた。

「顔ぶれからみるにカオスブリゲートの旧魔王派に傾倒している者たちね」

つまりテロって訳すか。

「偽りの魔王の血筋を持つグレモリーよ、ここで死ぬが良い」

無謀な一人が早速飛びかかってきたけど僕と木場君の攻撃で一瞬で散った。

「死ぬのはお前たちだ」

「部長はやらせないよ」

部長を護るように剣をもった木場君と籠手を出した僕が立っていた。

「キャッ!」

悲鳴! アーシアさん!

アーシアさんの方向を見るけどそこにはいなかった。

「イッセーさん!」

上から聞こえてきて上を見るとそこにはディオドラに

捕まっているアーシアさんがいた。

「やあ、アーシア・アルジェントは貰」

――――――ドォォォォォォォォォン!

目の前のあいつが言いきる前にアスカロンを持ったゼノヴィアさんと

僕の魔力の弾が彼に襲いかかるけど宙を舞うようにしてかわされた。

「これだから薄汚いドラゴンは嫌いなんだ」

そう言ってどこかへと消え去った。

辺りにいる悪魔たちの手元が輝き始めた。

『Boost!』

「邪魔をするなぁぁぁぁぁぁぁ!」

「落ち着いてイッセーくん!」

「その通りじゃぞ。赤いのよ」

部員の誰でもない声に僕は驚いて、辺りを見回すと少し離れたところにオーディン様がいた。

「お、オーディン様!? 何故ここに」

「まあ、アザゼルに言われての。ゲームが

乗っ取られたんじゃ。まあここは老いぼれに任せい」

僕たちはオーディン様のお言葉に甘えて神殿に走っていった。

 

 

 

神殿の中は広大な空間だった。

ずっと奥まで続いている感じがする空間。

そして前方にはフードをかぶった女性が十人。

『やあ、君たち。よく来たね、僕は一番奥にいるからさ。

無くなったゲームの続きと行こうか。それぞれの戦いで使った駒は

僕のところに来るまで使用不能、どうだい?』

どこからともなくディオドラの声が空間に響いてきた。

「良いわ、あなたの戯言に付き合ってあげるわ!

イッセー! ギャスパー! ゼノヴィア!」

『はい!』

最初に出るのはこの三人だ。

「はい、ギャスパーくん」

「ぺろ」

僕は少し、指の腹を切って血を出すとギャスパーくんが

僕の血を舐めさせると胸がドクンと打ったのが分かった。

双眸の赤色は怪しく輝き始めていた。

「じゃあ、行こうか」

―――――ダッ!

スピードのあるルークの人がゼノヴィアさんに向かっていった。

「私には友と呼べるものがいなかった」

ゼノヴィアさんは相手の攻撃を避けながら独白を続けている。

「だが、アーシアという友人ができてからは毎日が楽しかった!

そんな友人をさらった貴様らを私は許さん! デュランダル!

私の親友を助けるべく力を貸してくれ! デュランダァァァァァル!」

ゼノヴィアさんの叫びに呼応して聖なるオーラが増大していき

何もしていない僕たちの皮膚をちくちくとさして来ていた。

「行くぞぉぉぉぉぉ!」

デュランダルとアスカロンを前でクロスした彼女は思いっきり

振るうと凄まじい衝撃波が放たれ戦車ルーク2人を巻き込み神殿の半分以上を消し去ってしまった。

………こ、怖いね。

「んじゃ、僕たちも行くよ!」

「はい!」

ギャスパーくんはコウモリに変化し、広い空間を飛び回り始めた。

「まあ、ひとまず喰らえ!」

僕はギャスパーくんに当たらないように

籠手から何発もの魔力の弾を放つと彼女達は翼を出して上に羽ばたこうとしていた。

その瞬間、彼女たちの時間と弾の時間が止まった。

コウモリの目が赤く輝いていた。

「ナイスだよ! ギャスパーくん! 止めと行くよ!」

『Expliosion!』

僕は高速で移動しながら時間を止められている彼女たち全員に拳を叩きこんでいく。

そして最後に大きな魔力の弾を放ち時間を再生させれば、後は簡単なもので連続して大爆発が起きた。




この作品はどこまでかこう……完結までって言われたら
確実にどっかで矛盾が発生する……キリが良い12までにしようかと
ただ今考え中。
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