ハイスクールD×D 気弱なイッセー   作:kue

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Life42

兵士八名と戦車二名を倒し、完勝した僕らは奥を進んでいると

数人の相手が待ち構えていた。

「そうね、二人のナイトは祐斗が、クイーンは私と朱乃で行くわ」

おぉ! 二大おねえさまが並んだよ!

「あらあら、私だけでも十分ですわよ」

「いくら雷光を覚えたからと言って油断は禁物よ。ダメージを受けるより

ここは二人で確実に言った方がいいわ」

朱乃さんは余裕の表情でそう言うが部長は冷静に朱乃さんに言って

半ば、無理やり2人で行くことを認めさせた。

確かに油断大敵っていう言葉があるくらいだしね。

すると小猫ちゃんが僕の服を引っ張ってきた。

「どうしたの?」

「兵藤先輩、朱乃さんをパワーアップさせる言葉があります」

僕は小猫ちゃんに耳打ちされた言葉に少々恥ずかしさがあった。

「言っちゃってください」

小猫ちゃんの真剣な表情に僕ははずかしながらも言う事にした。

「朱乃さ~ん。もしもあいつらに勝ったら僕とデートしましょう!」

その途端に魔力が凄まじいほどにまで膨れ上がった。

な、何これ。まさしく魔法の言葉だね。

「……うふふ! ハハハハハハハ! イッセーくんとデート!

その為ならばこの姫島朱乃! どんな相手でも勝ちますわ――――!」

―――――バチバチバチバチ!

おぉ! 朱乃さんの全身から雷が迸った! すごいよ!

「そ、そんな!私には言ってくれないの!?」

部長は悲しそうな表情を浮かべ僕の方を振り返る。

「ふふ、これが私とイッセーの愛よ」

朱乃さんは勝ち誇ったような表情を浮かべ、部長にそういう。

「愛!? そんな事よりも貴方今さっき呼び捨てしたでしょ!?」

朱乃さんの言ったことにイラッときたのか部長は慌てて朱乃さんの方を

振り返り言いあいを始めた。

あ、あの~お二人さん?

敵さんが怒ってらっしゃいますが。

「イッセーを呼び捨てていいのは私だけなの!」

「貴方達いつまで!」

「「うるさい!」」

部長の魔力と朱乃さんの雷光をもろに喰らったビショップとクイーン

のお二方はプスプスと煙を上げながら床に倒れ伏していた。

うん、多分もう再起不能だと思う。

2人の口論に口をはさんだが故に起こった悲劇……お悔やみ申し上げます。

でも、彼女たちの口論は収まらず!

ひと先ず彼女達はアーシアさんを救うのが先だという事に気づいて

ひとまず! ひと先ずは休戦として奥に向かった。

……正直この二人の喧嘩は戦争規模だよ。

 

 

 

ディオドラさんのナイトが待っているであろう神殿内部に入ると

そこには見たくもない奴がいた。

「フリード・セルゼン!」

そこにいたのは白髪で、狂った正義に走った神父がいた。

「やあやあ、俺ちゃんてばしっかりきっかり生きてたわけっすよ」

フリードは何やら口をもごもごさせて何かを吐きだした。

それは指だった。

「ああ、ここにいた騎士は俺ちんが食っちった。まずかったけど」

すると小猫ちゃんは鼻を押さえながらこういった。

「その人、人間辞めてます」

「たっくよー! 前の件でアザゼルからはリストラくらっちって

俺を拾ったのが禍の団でさー! 俺っちこんなのになっちったよー!」

神父の腕から化け物の腕が生え、背中にはコウモリのような大きな翼に

下半身はミノタウロスの様な下半身が生えた化け物になっていた。

「ところでさ~あいつの趣味知ってるかい? 女遊びなんだけどさ!

これがおっかなびっくりな内容でさ! そいつらの女はみ~んな熱心な

信徒やら各地の聖女さんだってさ! 下僕も全員そう! 元信徒や元シスターばっかし!」

……おい、ちょっと待てよ。そんな事言ったら

「じゃ、じゃあ、アーシアさんは」

僕の言葉にフリードが嘲笑を浮かべる。

「元をただせばアーシアちゃんが魔女になったのはディオドラのせいなんだぜ~。

ストーリーはこうだ。ある日、シスターとセ○クスをするのが好きすぎてたまらない

坊ちゃんはチョー好みのシスターちゃんを見つけちゃいましたがその子を教会から

離すのにはかなり骨が折れる。そこで神器に詳しい奴に聞くと

悪魔すら治す神器だって聞いてその坊ちゃんは自分で傷をつけて治してもらったのさー!

そんで教会に言いふらしておいだされたお譲ちゃんを拾えばエンドだじぇ!」

ちょっと、待ってよ! それじゃあ、アーシアさんは!

僕の頭の中にあの、何を考えているか分からない笑みを浮かべた

ディオドラの顔が浮かんできた。

「ディオドラァァァァァァァァァァァァァァァァ!」

『Boost!』

倍加がなされると、辺りの地面にいくつものヒビが走った!

「落ち着くんだイッセーくん。あいつはディオドラじゃない」

僕が感情のままに掴もうとするが彼の目を見て思いとどまった。

彼の眼には怒りと憎悪があったからだ。

「あのうるさい口は僕が塞ごう」

剣をもった木場君がフリードと対峙した。

「てめえの所為で俺はこんなんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

フリードが動き出した瞬間、聖魔剣を持った木場君の姿が消え、

肉を切り裂く音が聞こえ、鮮血が宙に舞った。

斬られた両手、両足は何回か回転した後、ボトッと嫌な音を

立てながら地面に落ちた。

そうだ……アーシアさんの真実を知って怒っているのは僕だけじゃないんだ。

「まだ人間だった時の方が強いかな」

「あ、あり得ね」

四肢を斬られたフリードは未だに、生きて喋っていた。

木場君はフリードの話など、耳にも入れたくないのか何の躊躇もなく

剣を頭に刺し、殺した。

 

 

 

 

フリードを倒した僕達は奥へと進んでいくと神殿の最深部に辿り着いた。

そこには大きな装置があり、その中心にはアーシアさんが貼り付けられている。

「アーシアさん!」

「やあ、ようやく来たかい」

装置の横から屈託のない笑顔を振りまくディオドラが出てきた。

何も知らなければ好印象を持ったけど今の僕には逆だった。

しかもよく見てみるとアーシアさんの目には涙の跡が見えた。

「まさか、事の顛末を話したのか」

「ああそうとも! その時の表情は最高だったよ! 君たちにも見せたかった!」

ディオドラは笑みを浮かべる……だけど、その笑みは

余りにも濁った汚い笑みだった。

「アーシアさんは君を助けたんだよ」

「ああ、そうだね。でもそれは僕のシナリオ通り」

「君のせいでアーシアさんは地獄を見たんだぞ!」

「そうだね。あの時、堕天使レイナーレに殺されたアーシアを

駒を与え転生させ目の前で殺す。そうすれば彼女は僕に落ちる

予定だったんだ。でも君が倒してくれたせいでガタくずれだ」

さっきからあのニコニコしてる顔を潰したくて仕方がない。

でも、そんな事をすれば彼女はきっと僕を怒る。

だから、僕は。

「彼女の心を支えているのは薄汚い君だ。君さえ彼女の前で

殺す、もしくは死体を見せればお終いだ」

目の前にいるこいつを!

「あ、寝とるのも良いね。もしくは泣き叫ぶ彼女を無理やり」

「うおおあぁぁぁぁぁぁ!」

『Welsh Dragon バランスブレイカー!』

僕が赤色の鎧を身に纏うと魔力の増大によって周りの地面に大きな亀裂が入ると

とともに神殿が大きく揺れた。

「お前の運命は僕が決める!」

あいつを倒す! 殺しはしない! それが彼女の望みだ!




バンバン更新していくぜ! なんたって、12巻の内容まで
書きためがあるんだから!
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