ハイスクールD×D 気弱なイッセー   作:kue

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Life5 

「な、なんで? フ、フリード神父、これはいったい」

声のした方向を見るとそこには先日、教会まで送り届けた

金髪シスターさんがいた。

「んん~?そう言えばアーシアちゃんはビギナーですたな~。

教えてあげますよ! 目の前にいる悪魔に願いをかなえてもらおうとする 

奴らはこんなふうに皆殺さないといけないんですよ!」

白髪神父はもう死んでいるのにも関わらず平気な顔をして……いや、楽しそうな顔をして

壁に張り付けられた遺体に何発も、銃弾を撃ち込んだ。

「イ、イッセーさんがあ、悪魔?」

アーシアと呼ばれたシスターの女の子は僕の顔を見て

悲しそうな表情を浮かべていた。

……そうだよね。初めて会った人が敵対してる悪魔だって知ったら仕方ないよね……。

しかし、アーシアさんは急いで近づいてきて

手から淡い光を出して僕の傷口に光を当て始めた。

淡い光が当てられたか所の傷が徐々に治っていく。

「まさか君もセイグリッドギアを?」

「はい、傷を癒す光です」

「はぁぁぁぁぁ!? 何悪魔を治しちゃってんのかな!?」

「きゃ!」

「アーシアさん!」

あの神父はアーシアさんを壁に押し付けると銃をちらつかせて脅し始めた。

「悪魔なんざ全員殺せばいいんだよ! その悪魔を治したせいで

てめえは教会を追われたんだろうがよぉぉ!」

「悪魔にも良い人はいます!」

「いねえっつうの! たっく新人シスターが悪魔に

魅入られてるんじゃ……殺すわ」

……こ、殺す?

アーシアさんを殺す?

 

 

 

 

 

ダ、ダメだ……あんなにやさしい子が殺されていいはずがないんだ!

「じゃあ、ぐっば……ありゃりゃ? まだ立っちゃう?」

僕は震える足を何度も叩きながら白髪神父と対峙した。

やらなきゃダメなんだ……やらなきゃダメなんだ!

『Boost!』

宝玉から光が溢れ出してきてそれに伴って倍化がかけられ僕の

魔力は何倍にも膨れ上がった。

膨れ上がった魔力を感じ取った白髪神父は顔を歪めて叫び始める。

「な、なんなんすかー!? そのおっかなびっくりの魔力ちゃんの量はよー!」

「う、うわあぁぁぁぁ!」

僕は体の動くままに殴りつけるけど神父はそれを避けた。

避けられた拳はそのまま床にぶち当たって大きな穴をあけ、

家全体がぐらぐら揺れた。

『相棒落ち着け!』

「あ、はっ」

「今がチャンス!」

神父が僕に向かって何発も弾丸を撃ってきた

けど、その弾丸は僕に当たること前に突然、

現れた木場君の剣によって全て落とされた。

「私の可愛い下僕に手を触れないで頂戴」

僕の目の前に光輝く魔法陣が出現し、そこからオカルト研究部の皆がドンドン

でてきて、僕の目の前に立った。

「ぼくちゃんテンションフォルテッシもだよー!

ザクザク切り殺してやっちゃうんだからー!」

「させないよ」

「ふん!」

「ぐうぇ!」

神父の剣を木場君が真っ黒な剣で防ぐと、小猫ちゃんがとても大きなタンスを

バットの様に振り回して神父を弾き飛ばした。

「あ、あぁぁ」

「イッセー! しっかりしなさい!」

そこで僕の意識は途絶えた。

 

 

 

 

 

 

 

「部長、ジャンプの準備ができましたわ」

「分かったわ! 小猫! 祐斗!」

「「はい!」」

「逃がすもんですかー!」

神父は僕たちに弾丸を何発も放つけどそれらは全て小猫ちゃんが持っていた

大きなタンスによって防がれ、その次の瞬間、僕達の周りを光が包み込み

ジャンプが完了した。

「イッセーさん、また会える日に会いましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

『まあ、命に別条がなくてよかったな』

あれから、一晩開けた翌日、僕は放課後に河原で座っていた。

「ねえ、ドライグ」

『なんだ』

「僕でも強くなれるのかな?」

『……』

僕の質問にドライグは答えなかった。

「こんな弱っちい僕がドライグを宿していても宝の持ち腐れだよ」

『そんな事はない。今までの所有者の中で一番早くに俺と対話ができたのは

お前だしここまで仲が良くなったのはお前が初めてだ』

ドライグは必死にフォローしてくれてるんだけど今の僕にとってその言葉は重くのしかかった。

逆を言えば僕はそれ以外は最低ランクなんだ。強さも、魔力も。僕はジャンプができない。

理由は魔力があまりにも少なすぎるから。僕の魔力量は赤ちゃん以下だってさ。

「赤ちゃん以下の魔力しかない僕がどう足掻いたって強くなれるはずがないよ」

『………』

はは、ドライグも黙っちゃった。まあでもそれが一番正しいんだけどね。

「……痛いな、足の傷と腕の傷」

治療してくれた姫島先輩曰く、悪魔は光の力に弱くそれによる傷は

悪魔による治療では治りにくいとの事。

「私が治しましょうか?イッセーさん」

「え? ……ア、アーシアさん!?」

誰が話しかけてきたかと思うと後ろにいたのは何とアーシアさんだった。

「な、なんで」

「とにかく傷を私に見せて下さい」

そう言って僕の足の傷に手を近づけると手から淡い光がポワっと出てきて

徐々に傷を治していった。

「す、凄い。これが君のセイグリッドギアの力」

「はい。トワイライト・ヒーリングっていうみたいなんです」

「聖母の微笑みか……アルジェントさんにはぴったりじゃないかな?」

「ふふ、私は聖母じゃありませんよ」

それから僕たちはいろんなことを話し合った。

身近な事でいえば誕生日はいつだとか兄弟はいるのかだとか、

そんな事を話しているといつの間にか日が暮れ始めていた。

「もう、こんな時間か」

「そうですね……イッセーさん」

「ん? 何かな」

「私のお友達になってくれませんか?」

「……うん、良いよ。ってかもう友達だよ」

僕は手を出すとアルジェントさんも小さくて可愛い手を

出して握手をしようとした瞬間、

「あら? 生きてたの? しかも悪魔に転生だなんて最悪じゃない」




こんにちわ~。
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