というか、書きたい子が多いので、はよ進めたい。
あと先に言っておきます。
我慢できなかった!!
デートに行ったら、いつの間にかフラグが
体育祭の次は職場体験。そのことについて、疑問に思ったことがある。多分、彼女を知っている人ならだれでも疑問に思うこと。
ティアがどこの職場体験をするか、いや、できるか。
トップクラスの戦闘能力と頭脳。判断力も高い彼女が普通のヒーロー事務所に行ったところで、その事務所を壊滅させる未来しか見えない。
大丈夫そうなのはエンデヴァー、ベストジーニスト、最近うわさで聞くホークスとかぐらい。問題はほかにもある。ティアが問題を起こさせないようにすること。あの子、気に入らないことあるとすぐに文句言うから。
で、結論として、イレイザー事務所に行くことになった。まず、あの人に事務所があったのかと思ったのは言うまでもない。
何の問題もなく職場体験が終わった。事前に相澤さんの携帯に俺の声を録音して、ティアをおとなしくさせる方法はうまくいったらしい。
そして、久々に何もない休日。家の中でティアに抱き着かれ、ソファの上でぐでっとしている今が朝から続いている。そろそろ昼だし、どうしようか。
「ねえティア、ちょっとどこかに出かけ、」
「デート、行こう」
「お、おう」
そういえば、近くに大きなデパートができたし、行ってみるかな。
「なあ、あれ、雄英体育祭で優勝した子じゃね?」
「あ、ほんとだ。じゃ隣の奴、誰?」
「まさか彼氏ぃ? めっちゃ普通の奴じゃん」
「いやでも、確かあいつも体育祭出てなかったか?」
「いたようないなかったような」
「いや後ろの怪しいやつなんだよ!? 誰か突っ込め!」
そうだ、雄英体育祭で優勝した上に、この目立つ容姿。注目されるにきまってる。こういうときは変なのに絡まれそうだからやだな~。
「ティア、一般人に手を出しちゃだめだからね。妥協して、護衛は
「なんだ、我が父たるシュウよ、我が母の提案が不服か? まさか俺の護衛が不満だとは言うまい?」
ティアがなぜかいつもより警戒をしていて、魔獣を護衛に着けると言い出し、妥協に妥協した護衛。初の人型形態魔獣、赤目シグルドことスルトさんである。この子は、個性によって体を作り上げるタイプでもともとは人型。というかそういう感じで案だしたら、実現してしまった。さすがティア。
「不満というか過剰戦力」
「ふ、当たり前だろう」
ちなみに第一再臨状態。いくらシグルドさんがイケメンだとしても、今は黒仮面付けた、目が赤く光る、全身タイツっぽい銀髪長身男性(槍持ち)だ。不審者以外の何でもない。
「スルト、ちゃんとしゅうを守るように。いい?」
「もちろん。敵味方識別」
「解除すんなよ? 絶対すんなよ?」
心配でしかない。原作が恋した女のために世界滅ぼそうとしたような子に護衛されるのは、不安でしかない。
「しゅう、下着選んで。襲いたくなるようなやつ」
「ちょっ、引っ張んないで、ティア! というか、女子下着売り場に堂々といられるわけないでしょ、ねえ!?」
「じゃあ、着替えるところに一緒にいればいい。むしろ、私が着替えるのをしっかり見て」
「それ、襲われるパターンでしょーが! 公共の場所は洒落にならないから! スルト、とりあえず事件は未然に防ぐように、約束!」
「ククク、了解。すべて全うする」
「しゅう、これは?」
「黒のガーターベルトか。うん、エロい」
「こっちは?」
「それもう紐じゃない?」
「どっちがいい? しゅうが選んで?」
試着室の中でティアの生着替えを見せられようとしているのは何の拷問だろうか。誰も見てないからって体擦り付けてこないでよ。
「ティア、やっぱり外にいるよ。別に下着売り場で男が待ってても不思議じゃないだろうしさ、着替えるのまって」
「選ばなかったらしゅうの服を剥く」
「ガーターでお願いします」
拒否権がない。ため息をついている間に、ティアが今着ている服を少しづつ脱ぎ始める。ちゃんと見ないと怒るので、しっかり見ます。その上もちろん眼福なので。
「えへへ、しゅうに見られてるぅ。もっと見て、私の全部ぉ」
ティアが顔を赤色に染めながら、スカートとシャツを脱ぎ切る。今のティアの下着は薄いピンク色のもの。ティアの白い体と相まってすごく扇情的だ。
あとティアは体つき細い割には、結構胸がある。というか、最近やけに大きくなったような……。
「しゅう、おっぱいばかり見てる。えっち」
「……ティアに言われたくないなぁ」
顔が熱くなったのがよくわかる。ティアはたまに素で照れるから、こっちも恥ずかしくなる。夜は恥ずかしがるどころか、自分のほうから襲ってくるくせに。
「しゅう、着替えさせて、ね」
下着をもってすり寄ってくる。さすがにこの状況だとさすがに我慢するのも限界に近い。
「ティア、そろそろほんとにやばいから。その二つ買って、続きは家にして」
下着姿の彼女を抱きしめて言う。こうしてないと、俺のほうが持たない。
「……うん、いいよ。どっちもしっかりしゅうが味わってから、どっちがよかったか、きかせてね、しゅう」
「……!」
耳元で言うのやめてくれないかなぁ。すっごいぞくぞくする。別に、俺はティアを襲わないわけじゃないんだよ?
簡単な任務だったはずだ。ただ、デパートにきているある小学生の小娘を攫うだけの。
「事件を未然に防ぐのが俺の役目だ。つまり、我が父と母の邪魔をするようなことが起きると俺の責任になる。それは俺にとって起こってはならないことだ」
それなのになんだこいつは!? 赤目の黒タイツの変人がいきなり出てきたと思ったら、周りの仲間が一瞬で倒された。
「うむ、来るときにグミを買っておいてよかった。おれの氷で作ったナイフでは殺しかねないからな。グミのやわらかさなら死なない、違うか?」
くそっ、意味が分からねえ。とにかく逃げっ、
「敵味方識別解除、すべて潰す。そういったはずだが?」
痛みとともに意識が消える。畜生……。
なんで、なんでこいつがここに。なんでこの場所にあなたがいるの。私は、私を攫おうとした男たちをなぎ倒したその人物を見て、体を固まらせていた。
「まったく、面倒だ。我が母の命令は難しいことが多い」
母? そ、それよりもなぜ、彼が私を助ける? 私を恨んでいるのではないの?
「さて、小娘。我が父との約束を守るためにも、勝手だが保護させてもらおう」
今、なんて? 父? 小娘? 保護? まさか私のことを知らない?
「ああ、そうだ。名乗るのを忘れていたな。俺はスルト。名を聞いておこうか、小娘」
……。もし、あなたがあのスルトなら私を焼き尽くすはず。あなたを裏切った私を。
「オフェリアよ。オフェリア・ファムルソローネ」
「ほう、オフェリアか。ふむ、いい名だな。その目のように美しい名だ」
!! ほ、本当に私のことを知らないの? 私の目のことには気づいているみたいだけど……。
「柄にもないことを言ったか? 許せ、なぜか呼びやすい名だったからな」
「……構わないわ。あなたは私にあったことがあるの?」
「あいにくだがないな。これも、我が父との約束だ。行くぞ、オフェリア、グミでも食うか?」
「いらないわ」
「ふむ、小学生のような見た目をして、なかなか凛々しい。その凛々しさは好みだ。母のようだからな」
この後、私はデパートの事務所に預けられた。彼は、異聞帯でのスルトの後ろ姿を見せて帰っていった。
異聞帯で、マシュたちのために
何の因果か、ここに私が転生してから十年。キリシュタリア様もマシュもだれもいないこの世界で。
最初に会ったのがあなたなんて、私への罰なのかしら。
やってしまった。だが後悔はない。
ということで、オフェリアさん、参戦です。
スルト
個性『終わりの氷炎』
?具『太+*@えて。&%#炎!¥』
仮免、誰がいい?
-
炎の厄災
-
獣の厄災
-
呪いの厄災
-
奈落の虫