これにてオリ回終わり。
短めですが投稿ペースを上げて行きたいが故にこれは仕方がない。
どうもみなさんこんにちは。課題が大量に残っているのに謎の余裕を持っている系作者の蓮根畑です。
fgo のイベントも取り敢えず終わって10連したらなんかでそうな気がして回したら礼装でした。心臓痛いです。
Lv.20 剣を作ろう 5
サクラが精神世界に入って二日。
シェラによると今まで石を使ったやつは二日で死んだという話だが・・・
「まだかなぁ・・・」
死んで欲しいわけではない。
まぁ日頃めんどくさい所は何十点もあるが、可愛らしい所もあるのだ・・・多分。
それにサクラが死んだりしたらギルドに帰ったらエルザやマカロフに殺される。
ということでなんとしても起きてもらわなければならないのだが・・・
「ほれ、起きろ」
頬をペシペシと叩いてみるが一向に反応がない。
尚、これはセクハラではない。
セクハラではないのだよ!(重要なため2回言いました)
「・・・」
しかし反応なし。
もはや生きているのかも不思議なくらいだ。
実は死んでるんじゃないかと思う。
マジで怖くなった俺は耳を近づけ呼吸音を確かめようとした。
その途端、頬に音速の平手打ちが打ち付けられ、俺は洞窟の天井に頭から突き刺さった。
「正直なことを言うと帰ってくるとは思わなかった」
「かなり危なかったんですけどこの通り無事で・・・」
「そうか。それはよかった。ところで何故お前は片方の頬だけ膨れ上がっている?」
「何でもねぇよ・・・」
片頬を真っ赤に染めらせながら虚しく返事をする俺。
サクラから殺意のこもった目を向けられている気がするがそれを華麗に受け流す。
「ところで剣はいつぐらい作れるんだ?」
「ん?今すぐにでも出来るぞ」
そう言うと、シェラは桜の使った赤い鉱石をポケットから取り出し口の中に放り込んだ。
バリバリと飴を砕くように鉱石を飲み込む。
そして片腕を伸ばし魔力を込めると、バチバチと音を立てて、一本の刀が作られた。
「はい」
「はい、じゃねぇよ!一体どんな原理で刀が作られたんだよ⁉︎」
武器とは5行で作られるものなのか。
というか某弓を使わない弓兵よろしくみたいな感じで手から武器作ってるけど、何で最初の鉄を温めるところから剣作ってんだよ。
「私の祖先である剣竜は一度喰らった剣を生成出来る。それと同じことをやっただけだ」
「でもあれって石ですよね?何で作れたんですか?」
「あの石には使った者の記憶が篭る。あんた向こうの世界で何かしらの武器を使って勝ったんだろう?その時の武器を再現しただけさ」
「あー、そういうことですか」
「一体全体どういうことだってばよ」
1人だけ取り残されている感が半端じゃない。
「ま、結局何がどうなったのかは分からんがこれにて終了だよな?」
「そういう事ですよね・・・?」
「おっと、まさかタダでそいつを貰って行く気かい?」
「「あ」」
流れで作ろうみたいになっていたがオーダーメイドの剣はとてつもなくお金がかかったりする。
ちなみに俺はルルチャスの首領やらララバイ編に出てきたエリ・・・エリナントカ君のおかげで俺の懐は温かいため何本か作れる。
「ちなみにお値段とかは・・・?」
「そうだね・・・あの鉱石で作る剣は初めてだからざっと300万ってところかね」
3 0 0万。う○い棒30万本分である。
もちろんサクラにそんな大金持っているわけがなく分かりやすく顔が青くなった。
まぁ俺は買える値段だけどな!
「と、言いたいところだが生還記念ということでくれてやる」
「えっ⁉︎いいんですか⁉︎」
「あぁ」
シェラが刀を軽く放り投げた。
すっぽりとサクラの手の中に収まり、喜びを抑えきれないサクラは立ち上がり謎の踊りを踊り始めた。
「あれは放っておくとして、いいのか?
かなり貴重なんじゃないのか?」
「同じことを二度言わせるんじゃないよ。
私がいいと言ったんだ」
本人がそう言うなら俺がいうことも何もないだろう。タダで済んでよかったし。
「あんたといい、あの子といい武器の巡り合わせがいい。大事にするんだよ」
「俺のはいい武器って言えるのか分からんがな」
肩をすくめてそう言うが、シェラは来た時と同じように感情の読めない目で俺を見つめた。
「それじゃ、そろそろ行くわ。サクラの刀が刃こぼれしたらまた来る」
「あぁ、その時は金を取るからな」
謎の舞を行なっていたサクラにデコピンを食らわせ制止させた俺は、そのまま襟首をズルズルと引きずり、元来た道を引き返すのであった。
暗い洞窟の中、シェラは龍神の歴史にまつわる本を開いていた。
ページ数は優に千を超えており、読むのには数日を用いるだろう。
ペラペラとページを進め、とある場所でその手の動きが止まった。
「やっぱり・・・」
剣竜グラディウス。雄が多いとされる竜の中で、数少ない雌の竜であるが、好戦的であり、時に挑戦者相手には魔法を用い、人の身に化け戦うこともあったと言われる。
その剣竜が竜人の起源とされているが、剣竜のつがいは謎に包まれている所がある。
つがいの名をジョニィ・アルバート。闇の中でも赤く光る魔眼を持ち、剣竜と対等に渡り合うことでつがいになる事を許されたとされる人間であるが当時の年代においてそのような人間が生きていた証拠もなく──
「あいつが私の祖先?そもそも年代がずれているじゃないか」
偶然の一致なのだろうと判断し本を閉じた。
真実を目にするのはもう少し先の話だ。
「ジャーン!凄いでしょー!」
帰りの汽車の中、新しいおもちゃを買ってもらった子供のように俺に刀を見せびらかして来る。これが人形やら鞄とかだったら可愛らしげが一つや二つ
あるのだがいかんせん武器である。「あらー!可愛いー!」とは思えない。
あとすっごいストレートに言って刀自慢されるの飽きた。それ見せびらかすのもう14回目だよ?
「はいはい、凄い凄い」
「もっと言ってくれてもいいんですよ?」
ずいずいと見せて来る刀は確かに凄いの一言に尽きる。細身であるものも、その作りは並みの刀と比べると一線を凌駕しており、かつ美しい。刀身は緩やかに逸れており、俺の気のせいか薄くサクラに似た色が混じっている気がする。まさしく名刀。
だが14回も見せられたら飽きる。
それに──
「はぁ・・・」
「どしたんです?急に溜息なんて付いて・・・」
「いや、なんもねぇよ」
次のストーリー。幽鬼の支配者編と呼ばれるものを思い出して気が重くなる。
鉄の滅竜魔導師ガジルの初登場であるが、そんなものはどうでもよい。問題は俺は果たして生きれるのだろうか?という疑問が浮かぶ。ララバイ編はまだチュートリアルって感じがしたが、幽鬼の支配者編からは本編みたいなものだ。
「ぐおおぉぉ・・・!」
「頭大丈夫ですか?」
「あぁ、以前問題ない・・・!」
逃げてえぇぇ!超逃げたい!
が、逃げれない!これって辛いよね!
迫り来る問題に頭を悩ませつつ記者に揺られること2時間。辺りは真っ暗になったが無事マグノリアに到着した。
「あー!久々の故郷って感じですね!」
「中々にハードな旅だったからな。辛すぎだがゆえの懐かしさってやつ」
サクラと俺の家までは途中まで同じなので二人して歩く。特に変わった様子もないが、どこか遠くから音が聞こえた。
「サクラ、お前聞こえるか?」
「微かにですけど・・・何ですかこの音?」
「行きたくないけど行ってみるか」
「どっちですかそれ」
嫌な予感がするなぁ、と思いつつも音がする方向に向かって走るのであった。
完結できるか分からないのに謎の伏線を置いていく。
これが蓮根畑スタイル。