いや、本当長い。30分ぐらい並んでるから暇すぎて書いた。
早く帰って闇に囚われたドラゴンを救いに行かなければならないというのに・・・全く。ところでダクソ3のミディール戦で全裸と弓で勝とうとしてるのは間違いなのでしょうか?
目を開けると見知らぬ天井だった。
自然の香りと言うのか爽やかな匂いが鼻腔をくすぐる。
「・・・ここは」
「気が付いたかい」
声のする方に顔を向けると、鋭い目付きを持ったおばあちゃんが椅子に座っていた。おばあちゃんって言ったらぶっ殺されそうではあるが実際のところ歳をとっているので仕方ないだろう。
「あぁ・・・なんだっけ・・・えぇと、そう、 ポールシカさん」
「私の名前はポーリュシカだ」
彼女の手に持った本の角で軽くだが叩かれた。軽く叩かれたはずなのにそこから電撃が走ったかのように全身に痛みが伝わった。
「いっつぅぅ・・・!!」
「それに懲りたらあんまり無茶するんじゃないよ」
かろうじて動く顔を上げて体を見ると、全身グルグル包帯巻きである。ミイラみたいだ。
「筋肉断裂、肋骨3本の骨折、その他諸々の骨にヒビ!全く手間をかかせるんじゃないよ」
「そんな重症だったのか・・・」
持ち上げていた頭を重力に従わせ、枕にボスンと落ちる。体が自分の元ではないかのような気がしてムズムズした。
「治るのに何日ぐらいかかりそうなんですか?出来る限り早く治してもらいたいんですけど」
「私は人が嫌いなんでね。早く治して追い出したいのは山々だけど、これは1週間近くかかるね」
1週間。レビィの代わりに俺が犠牲になりそこからギルド間の抗争が起きるわけだが果たして間に合うのかどうか。正直なことを言えばサボりたいのだが、先日のララバイの件でも何やら原作にないことが追加されていた。
それと同じように今回も・・・。
「とにかくだ。これからは
そう言ってポーリュシカは木で出来たドアから出て行った。
1週間。手も動かないため本も読めないし、介助なしでは食事も出来ない。
出来ることは眠ることだけ。しかしそれだけではただひたすらに時間が過ぎるだけだ。
回復した時に抗争が終わってないことを踏まえて今から魔力を貯蔵することにしよう。うん、そうしよう。
・・・今更だけど重症なのに1週間で治るってポーリュシカすげぇな、おい。
幽鬼の支配者。妖精の尻尾の双璧をなしており、両方のギルドが好戦的であるせいかお互い仲が悪かった。だからこうなることは遅かれ早かれ来ていたのだろう。
男たちの笑い声が響く、ギルド幽鬼の支配者の壁に突如轟音とともに巨大な穴が空いた。
なんだと思い投げ込まれたものを見ると、同じギルドに属する1人の男。気絶しているのか白目を剥き、口から泡を噴き出していた。
来たか、とガジルは笑い、席から立ち上がった。
「妖精の尻尾じゃあぁぁ!!!」
妖精の尻尾のギルドマスターであるマカロフの怒りの声が幽鬼の支配者中に響いた。
それが試合開始の宣言だったかのようにマカロフの後ろにいた妖精の尻尾の魔道士達がなだれ込んだ。
剣戟が、破砕音が、雄叫びが一つの戦争のように響く。
「ガジル!出てこい!!」
「ギヒッ、呼ばれなくても出て行くぜ」
机を蹴り飛ばし、ナツに飛びかかる。
ナツは仲間がやられた怒りを拳に乗せて、全力で攻撃を仕掛けた。
「鉄竜槍!!」
「火竜の鉤爪!!」
互いの攻撃がぶつかり、一瞬の静寂。
次の瞬間、轟音と熱風が吹き荒れた。
ギルド内は2人の魔法がぶつかり合った衝で椅子や机がまるで紙のように吹き飛んだ。
「お前のしたことは許されることじゃねェ...全力でぶちのめしてやるよ...!」
「やれるもんならやってみな火竜。お前もあいつと同じ磔にしてやるよ」
「いえ、なるのは貴方です」
ガジルは凛とした声に反応し、余裕を持って振り返る。
刀を持った女。数日前に襲撃した時にすぐにどっかに行った女と記憶していた。
振り落とされる銀閃を腕を鋼鉄へと変化させ受け止める。
「お前・・・そうか!お前あいつの弟子か何かだな!あいつと同じ振り方だ!けどお前は・・・邪魔だ!」
刀を弾き、拳を振り抜く。
すんでのところで回避されたがジョニィと違い、遅い。所詮は劣化版だなと心の中でほくそ笑む。
「
サクラの腕に紋章が現れた。
竜の肌が何かヤバいと察したのか。
振り抜く刀を腕で受け止めるのではなく、体を逸らして回避した。
鉄塊斬。名前の通り鉄を切るため一太刀は直接当たらずとも、その脅威を周りにし惜しみもなく晒した。
体を逸らしたまま、振り抜いた先を見る。
木製の壁が並ぶ中、自分の背後だけまるで何かに引き裂かれ中のように削り取られ、ギルドの背後の建物が見えた。
「はっ、思ったよりもやるじゃねぇか。遊んでやるからかかってこい」
「言われなくても・・・!」
サクラが走りだそうとした瞬間、ガジルとサクラの間に氷の壁が発生した。
氷の魔法を使えるものなんて限られていると思い、サクラはキッと睨みつけた。
「グレイさん!何で止めるんですか!」
「落ち着けサクラ!竜に対抗するには竜しかいねぇだろ!」
目には目を、歯には歯を、と言うように竜に対抗するには竜しかいない。
「けど・・・!」
「安心しろよサクラ。お前の分までアイツぶん殴ってジョニィの前で謝らせてやるからよ」
ニッ、と笑ったナツに少し落ち着いたのかサクラの目に幾らか冷静さが戻った。
深呼吸をし、跳ねていた心臓の動悸を落ち着かせた。
「分かりました。でもちゃんと約束は守ってくださいよ」
「あぁ、分かってる」
「よし!じゃあサクラ!こっちを手伝ってくれ!まだまだ湧いて来るぞ!」
「はい!」
場所は変わって幽鬼の支配者の最上階。
何もしていないのに、周囲を轟かせ進むのは妖精の尻尾のギルドマスターであるマカロフ。
感情が昂ぶったせいなのか、魔力が体から漏れ出し周りの彫刻や柱を傷つけていく。
マカロフの目の先には幽鬼の支配者のギルドマスターであるジョゼ。
マカロフとは真逆な顔をしており、楽しげにマカロフを見る...というより見下していた。
「ご年配でここまで来るとは中々元気ですな」
「下らんことを聞きに来たんじゃない...テメェがやったこと充分理解してるのか?」
「理解?えぇ、勿論してますとも」
「──なら分かっているな」
マカロフは齢80を越しているが聖十大魔道10人の内の1人である。
普段なら絶対に見れない激怒の顔。
魔道士なら分かる絶対的な恐怖を目の前にしてもジョゼは薄笑いを浮かべるだけだった。
「──貴様等は最も怒らせてはいけないギルドを怒らせた」
残像が残るのではないかというほどの速さで手が動いた。魔法をきわめたものだからこそできる極地。僅か1秒にして、魔法による巨大なレーザービームを撃ち放った。
それに対し、ジョゼも腕を前方に伸ばし、魔法の障壁を発動させた。
極光が障壁にぶつかること5秒。
僅か5秒ではあるがジョゼの周囲はビームによって吹き飛んだり、焼け落ちたりしていた。
「怖い怖い。私よりよっぽど年上なのによく頑張る」
「けっ、舐められたもんじゃ」
「舐める?いいえ、舐めるどころか尊敬してますよ」
「──だからこそ策は練ってあるのです」
ぶぁ、と空気が裂けた。
マカロフが気づいて後ろを見ると丸い体型をし、目隠しをした男が自分に襲いかかろうとしていた。
(コイツ、気配がないのか⁉︎)
「ぉ、おぉぉぉぉぉ!!」
歌うように男は叫んだ。
「私は悲しいぃぃぃぃ!」
男の手から空気弾が放たれた。
回避は不可能と悟ったマカロフが手をクロスさせ防御を測ったが、それは悪手だった。
空気に触れた瞬間、体の力が抜ける感覚。
「ぬぉ⁉︎おぉぉぉぉぉ⁉︎」
空域・絶
空気弾に触れた相手の魔力を0にする魔法。
マカロフのみなぎっていた魔力はすでに消え、空気弾に押されて下に落ちて行く。
「これで・・・第一段階はクリアですね」
オリ技
鉄塊斬・・・名前の通り、鉄を切る。アガートラム状態じゃないと発動不可能。
大学の方が夏休みだというのに面倒くさいことがあるのでしばらく投稿出来ません。許してクレメンス。