投稿出来ないと言ったな?
アレは嘘だ。前作と内容自体は同じなので文書を拝借したのさ!
ということでどうもこんばんは。
特に何も思ってない系作者の蓮根畑です。
さっさと進めて行きたいです。今回の前書きは何も思いつかなかった。
普段は騒がしい妖精の尻尾が嘘みたいに静まり返っていた。誰一人騒ぐことなく諦めたかのように下を見つめる。
ガジルの鉄の棍によってズタズタにされたギルドと今の雰囲気は悲しいほどに似合っていた。
「...これはマズイな」
「あぁ、ナツがルーシィを助けに行ったのはいいがその後が問題だ。今攻め込まれたりしたら勝ち目が限りなく低い」
エルザの言葉に服を脱ぎながら話すグレイに対してまた何時ものかというような顔でギルド内の全員が見ていた。
「何だよお前ら...また俺が服脱いだみたいな顔して」
「その通りなんだよ」
「はぁ⁉︎いつの間に⁉︎」
気づけよと定番のツッコミを入れるがその後の笑いは起きない。
その中一人レビィがふと手を挙げた。
「どうしたレビィ?」
「あの...前にジョニィがポーリュシカさんのところに運ばれる前に言ってたんだけど、ファントムのギルドはロボットみたいに動くって...」
「なっ⁉︎本当か⁉︎」
「うん...しかも魔導収束砲ジュピターを搭載してるとも言ってた」
「というか何であいつそんなこと知ってんだよ・・・」
魔導収束砲ジュピター。
もしそんなものがこのギルドに放たれた、ギルドのかけらすら残らずに焼き払われるだろう。評議員の保有する超魔導精霊力、エーテリオンに比べれば幾分威力は落ちるが木で作られたギルドを消すには十分過ぎるぐらいだ。
「そんなのからどうやって守れって言うんだ⁉︎」
頭を抱える。
幽鬼の支配者にはエレメント4と呼ばれるS級魔道士4名に加え、マカロフと同じ聖十大魔導の一人であるジョゼ。
どうやっても勝ち目がない。
「いや───」
「それを守るのがこのギルドののやり方だ」
そうやって守り継がれたのが妖精の尻尾。
家族とも言える絆があるからこそ健在するギルド。
元より求めるとは無理難題。
エルザの目は本気だ。そしてその心は人の心を伝わり広がる。
先ほどの冷たい空気は何だったのか。
今は竜の方向にも負けないほどの声が響く。
「さぁやるぞ皆!」
「「「「「「「「「「おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」」」」」」」
さらに場所は変わり幽鬼の支配者。
男の弱点であるゴールデンボールを蹴られ、更に仕事内容のルーシィ・ハートフィリアまで連れ返されたジョゼは芋虫のように体をよじりながら顔に怒りを表していた。
「あんのガキイイィィィィ!!!」
溢れる魔力が部屋の中に飛び散る。
漆器や、ソファ、高いものややすいものに関係なく次々と壊れていく。
それ程までにゴールデンボールを蹴られるのは痛いのだ。
冗談でも蹴ってもいい場所ではない。
「ぶっ潰してやる...!」
そんな彼を見ているものが一人。
しかし誰もその存在に気づくことはなかった。
戦いというのは突然始まる。
マカロフがポーリュシカのところに運ばれて1週間。外の空気を吸いに行こうとギルドの外に出たジェットが海をぼんやりと眺めているところに、遥か遠くに港から何かが突出した物体が見えた。
目を凝らして見ると、何やら蒸気を噴出しながら近づいて来る巨大な物体。1週間前の話を聞いていたジェットは一瞬で理解した。
「あれが・・・ファントムの移動要塞!」
出て30秒も立っていないが、すぐにギルドへと戻り声を荒げて言った。
「ファントムのやつらが攻めてきたぞー!
みんなー!用意しろー!」
復興作業を行なっていたギルドメンバーが、手に握っていた土木工事の道具を捨てると、予定していた通りの配置についた。
「来たか・・・」
ギルドの前に立つのは緋色の髪をたなびかせるエルザ。銀の直剣を両手に持ち、地面に突き刺す。マスターがいない今、代わりとなるのはエルザ。目を閉じ、肺いっぱいに空気を込める。
一瞬の間を置き、目を見開き、巨大な敵に向かい怯むことなく叫んだ。
「お前達!!勝つぞッッ!!!」
ズシン、ズシンと離れたところから駆動音が鳴り響く。
その正体は巨大な鉄の城。
幽鬼の支配者の持つ最大兵器、ギルドそのものが一つの魔道士となる移動要塞ファントム。
莫大な費用をかけているため、内包される魔法も協力だ。
それに対するはFAILY TAILと描かれた木で作られたギルド。勿論問題ばかり起こして、修復代にお金をかけているためロボットに変形や、空を飛んだりなどしない。
鉄の要塞に潰されたらひとたまりもないのは明らかだ。
「──ジュピターを撃て」
ギルド内から見下すように見るジョゼはまるでお箸取ってと言うように簡単に、破壊兵器の発動を指示した。
部下がざわめいたが一睨みするとすぐに作業に取り掛かった。
妖精の尻尾の後ろには勿論街がある。
ジュピターなんてものを放ったら一体どれだけの被害が出るか予測がつかない。
「ジュピター発射準備完了!いつでも行けます!」
ニヤリと口元が歪んだ。
待ち望んだ破壊。正規ギルドがやってはいけない事だと気付いていながらも、掲げた腕を振り下ろした。
「撃てええぇぇ!!」
まるでそれが戦いの合図であり、同時に終わりであるような白い極光が放たれた。
『アイスメイク──氷床』
しかし極光はギルドから大きく逸れた。
「何があった⁉︎」
「前脚に氷が...!」
4つある脚の前脚部2本の下から氷の塊がギルドを持ち上げるように突き出していたのだ。
これによって狙った場所より上に向かって撃ったため見事に外れたというわけだ。
ジョゼが身を乗り出して下を見ると一人の男が地面に手を押し当てているのが見えた。
「流石に...この質量の氷を作るのはキツイな...!」
氷魔法の使い手であるグレイ。
彼一人でこのギルドを前脚を支えたのだ。
ファントムの総重量は軽くトンを超える。
グレイ一人では当然持ち上げれるわけがない。では二人、いやもっと増やして十人ではどうだろうか?
グレイの他にも植物や、砂を操るものもいる。ならば一瞬だけでも持ち上がることは可能なはずだ。
「ジョニィが教えてくれなかったら大変なことになってたな...」
前脚を持ち上げていた氷や植物が重さに耐えきれず砕け散った。しかしその甲斐あってギルドは無傷。空に浮かぶ雲に巨大な穴がファントムのジュピーターの威力を教えてくれた。マジで危なかったなと冷や汗を垂らしながら呟き、首の骨を軽く鳴らした。
「さて、次はナツ達だな...俺も行かなきゃいけねぇけどな」
氷塊を消し、立ち上がる。
戦力も人数も負けているがなぜか負ける気がしない。口元にわずかに笑みを浮かべながらグレイは要塞に向けて歩き出した。
「おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
その頃ナツはハッピーの力を借り、ジュピターが放たれた銃身からギルド内に進入していた。
ナツに与えられた任務は簡単に説明するとジュピターを発動する為に必要なラクリマを破壊、その後エレメント4を手当たり次第ぶっ飛ばせというものだ。
「燃えてきたアアァァァァ!!」
「あい!」
時速100kmを超えるのではないかと思うほどの速さで進入すると同時にナツの視界に真っ赤な何かが飛び込んで来た。
「うぉ⁉︎」
クリーンヒットし、体勢を崩し地面に転がり落ちた。
ハッピーのその横でグデーンと倒れていた。
ナツが炎を飛んで来た方を見て見ると掌に炎を乗せた男が歩いて来たのが見えた。
名前は兎兎丸。サムライのような服を着ており口元には嫌な笑みを浮かべていた。
「おいおい...まるでこっちの秘密兵器を知ってたかのような迅速な対応じゃねぇか...って...」
「うぷ...」
「ダッハハハ!こいつ酔ってやがる!」
相手の弱点を見逃す程甘くはない。
ハッピーが「ナツゥー!」と叫んでいるがファントムが動き続ける限りナツは酔いが止まらないのだろう。
「──青い炎!」
兎兎丸の手から青い炎が放たれた。
ナツは動けない限りに飛んでくる炎を食べることにした。
「ンガアァァァ...つ、冷てぇ炎だ、ウプッ」
「おまっ、炎を食うのか...」
口の中で炎を消すというのは大道芸人などがするのはよく見かけたりするが、炎を食べるのを見たのは兎兎丸は初めてだった。直後にキラキラした何かをリバースしたのは見間違いだろう。
炎が効かないとなればどうするかと考えた結果、目の前で倒れこむやつに最も有効な策を思いついた。
「──橙の炎!」
「俺に炎は効か──くせぇ!」
例えるなら牛乳を拭いた雑巾を放置して1ヶ月経過したかのような匂い。
そんな臭い炎がナツの身に襲いかかっていた。
「は、ハッピー・・・へ、ヘルプ...」
「分かっ──臭ァ!」
「ハッピー!」
臭い炎の中突っ込んだハッピーであるがあまりの臭さに魔法が切れ、地面に衝突した。
「ハハハハハ!これは飛んだ茶番だ!面白いから見てたいけどこれも任務でね。僕の最強の技を持って消えてもらおう!」
兎兎丸が空中をなぞるように手を動かすとボボボボと7色の炎が発生し、合わさる。
「喰らえ!7色の炎!」
炎を操り、炎に長けた兎兎丸だからこそ出来る技。
通常同一の魔法でも違った属性を混ぜるのはとてつもなく複雑である。
更にそれが7個であるなら尚更だろう。
「は、ハッピーが...」
巨大な火の玉はナツとハッピーの中心に放たれていた。
炎に耐性があるナツなら大丈夫だろうが、ハッピーは猫だ。勿論毛に引火する。
「うおぉぉ...」
しかし酔いとは残酷なものだ。
ナツは動くたびに吐き気が襲いかかってくる。
火が届くまで残り5メートル。
ガコン!!と大きくファントムが揺れるとその動きを止めた。
移動しなくなったのだ。
「ふっかああぁぁぁつ!!!」
勢いよく立ち上がり、炎を前に立ち塞がり大きく口を開けた。
ミットに吸い込まれたボールのように、火がナツの口に入り、モシャモシャと口の中で炎が噛み砕かれた。
「なっ...お前...」
「...もちもちしてたりネバネバしたりするな...けど臭ェ。お前橙の炎使うなよ」
少し顔を引きつらせ、飲み込む。
「止まったならこっちのもんだ。かかってきな」
「一度しのいだだけで思い上がるなよ」
「へっ、俺に炎は効かねぇからよ!一発でぶっ飛ばしてやるぜ」
「そうかい...じゃ、そうしてあげようか」
兎兎丸がポケットを漁り、黒い水晶がまるく削られたネックレスを首元につけた。
「何だそれ?また炎か?」
「いや、少し違うね。これは君みたいなヤツは一生お目にかかれない貴重なものさ!」
黒い水晶に魔力が込められ怪しい紫の光がぼんやりと辺りを照らした。
兎兎丸は片腕をナツに向け、その言葉を言った。
「──バレッテーゼフレア」
その言葉を言った途端、ナツがいる場所に突如爆発が起きた。
ナツがファントム内に侵入する少し前。
エルフマンはグレイが生み出した氷を伝って先にファントムの中に入っていた。
エルフマンの目的は一つ。
ファントムの動きを止めることだ。
その為に管理室に行かなければならないのだが...
「漢ォォ──!」
隠密行動と真反対を現したかのようなエルフマン。
片っ端からぶっ壊し、ついでに管理室もぶっ壊すローラー作戦である。
エルフマンが腕を振るうたびに何人かがうわー、だとかぎゃーと叫んで空に飛んでいた。
そんな事があり侵入して僅か3分で管理室に到着していた。恐るべしエルフマン。
「かかっ、若いとはいいものだ」
「誰だおっさん」
「私の名前はソル。まぁ覚えてもらう必要はありません。何故なら──」
「今から貴方は死ぬのだから!」
ソルという男が手を広げると岩が収縮し、エルフマンに向かって飛びかかって来た。
岩の弾丸が一斉に襲いかかり、土煙が舞い上がる。
終わったと笑みを浮かべたソルだったが、土煙の中に影が一つ。
「テイクオーバー、リザードマン」
テイクオーバー。
動物や、獣、更には悪魔や神までに至る存在の遺伝子を取り込み、一時的に自身の体を変化させる魔法。
エルフマンがしたのはリザードマンと呼ばれる魔物。鋭い牙と爪を持ち、強靭な鱗を持っている。
その鱗によって猛スピードで襲いかかった岩を防いだ。
「テイクオーバー使いですか...珍しい」
「言ってろ。姉ちゃんには老人には優しくしろって言われから一瞬で仕留めてやる」
バレッテーゼフレアとは?
説明しよう!バレッテーゼフレアとは真○ヒロ作のRAVEに登場したダークブリング(能力が使える石ころとでも思ってください)の一つである!その能力は任意の場所を爆発させる能力だ!え?なに?タルタロス編でもそんなやついた?知らない話ですね。
という感じで前作をサクッと変更してバンバン投稿していきたい