今日で夏休み最終日。
されど私は何もしない。
どうもこんばんは。「古見さんはコミュ症です」と「ぐらんぶる」に見事にはまった作者蓮根畑です。元々はゲ○でぐらんぶる10巻借りてやろうと思ってたのですが、○オの陰謀により一冊残らず借りられて仕方なく「古見さんはコミュ症です」を借りたのですが・・・
──古見さんが可愛いんじゃ(確信)
マジ癒し。
その三日後に再びゲオに行った時にぐらんぶるが6巻から10巻まであったのでついつい借りてしまいました。ライン漫画で1巻は読んだとは言え2巻から5巻までを飛ばして借りる蓮根畑は勇者。
というわけで読者諸君。今すぐゲオに行きこの2冊を読みきるのだ!!
「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎───!」
銀に光る斧槍がグンダの頭上で回転し、風が巻き起こる。
遠心力によって増幅された一撃による横薙ぎの一撃がサクラを叩き潰さんとした。
グンダの体格上使う武器が大きいという点と、斧槍のリーチの長さが相まって5メートルという距離を無かったことにした。
「くっ!・・・うぅ・・!!」
刀身でなんとか斧槍の軌道を変えるのが精一杯だった。サクラのすぐ横を通り抜けた斧槍は魔力で硬化された石など関係なしに粉砕する。
直撃はしなかったものも、大きく吹き飛ばされ移動要塞から足が離れ地上に落ち始めた。
迫り来る地面にジョニィに教わった基本の風魔法を叩きつけて空気のクッションにした。
「危なかった・・・!」
ひと息つく間もなく、影が体を覆う。
頭上を見上げると片腕に斧槍を持ち、地面に縫わんと迫り来るグンダの姿。
地面をみっともなく転がる。視界が回って見えなかったが、すぐ隣でまた一つ大きな穴が空いた。
「サクラ!!・・・となんだソイツは⁉︎」
「離れてください!どうやらこの人思った以上に強い──」
巨体の割に動きが速い。一息つく時間もないのだから、話す暇など更にない。
サクラのトラウマであった盗賊ギルドの首領以上に速く、技が洗練されていた。
しかしただやられるばかりではない。
『いいかサクラ。お前は俺の刀しか見てないから分からんかも知れんが刀っていうのはめちゃくちゃ脆い。受け方を間違えただけですぐポッキリだ。だから出来る限り受ける、のではなく捌くかパリィだ』
鞘に一度刀を収めた。
掬に手を添え、右足を一歩だけ出す。
いわゆる抜刀術というものだ。
狙うは後の先。
極限の集中力により、迫り来る斧槍が少しだけゆっくりに見えた。
「──ハアァ!!」
裂帛の声と共に放たれた一閃。
一瞬の金属音が鳴り響き、グンダの斧槍は巨大な体と同じように大きく後ろに弾かれた。
決まった。後は刀身を突き立てるのみ。
今現状を見ている者は誰もが勝ったと思っただろう。
しかし甘く見てはならない。螺旋剣の鞘となり、人の膿まで宿したグンダであるが、彼は英雄なのだ。
「な───」
反り返った体を更に反り返す。
両手を地面につけ、腰のバネを使い足を持ち上げて迫る刀身を蹴りあげた。
1秒にも満たないというの相手の武器と自分の体勢を整えた。
(けどこの間合いじゃ斧槍は使えない!)
その判断は正しい。普通であれば斧槍という武器は間合いに入られたら触れない。ただしそれが普通であればの話だ。
なんども言うがグンダは英雄だ。このような対処は幾らでもある。
視界が揺れた。
一瞬だけ気絶していたのかもしれない。
気付いた時には既に斧槍を容易く扱う巨体が浴びせられていた。
面白いように吹き飛び、飛んだ先にあるギルドの壁を貫いてようやく落ち着いた。
「ガハッ!・・・うっ・・・」
頭がガンガンして立ち上がることすら難しい。
だがそれでも動きを止めないのは、止めたら死ぬからである。
「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎───!」
迫り来る英雄。元より剣を握り間もないサクラが相手にするのは無理な話だ。
エルザやナツの方がサクラより強い。だが彼らは彼らにしか出来ないことをしている。ならば自分はこのギルドを守るために出来ることをしなければならない。
鼓動が一際大きく鳴り響いた。
導かれるかのようにその言葉を自然と口にしていた。
「──
腕に紋章が絡みつくと同時に、体の底から力が湧き上がったかの感覚が伝わった。
身体機能の向上ではない。まるで誰かに憑依されたかのように身体が動いた。
一歩、踏み出す。
最速に達した一撃をギルドから飛び出し、仁王立ちしていたグンダに刀身をではなく、掬頭を身体の中心に叩きつけた。
吹き飛ぶことはなかったが、大きく後退させた。
「一筋縄じゃ行きませんよね」
思わず笑みがこぼれる。
一撃ではあるが、それでも攻撃を入れたことには変わりはない。
ならば次も行けるはずだ。刀を手で一回転させ握り直した。
「もうちょっと速く進めないかのぉ」
郊外。平地をひたすら走り続けた。
謎にマカロフを背負って。
俺は一度走るのを止め、疲れを噛み殺して言った。
「無茶言わないでくださいよ。そもそも本気出したらマスターの方が200倍くらい早いじゃないですか」
「儂は力を温存しなければならん」
「それ俺も同じですからね?」
ポーリュシカの元で治療すること一週間。
ベ○ータとか悟○が治療に使っていたポッドみたいな元で過ごすとは思わなかったがその甲斐あってか、体調はすこぶるいい。
それに1週間使う機会がなかった魔力を貯蔵出来たこともあり、普段の5倍くらいの力が出せそうな気がする。あくまで気がするだけではあるが。
「でも・・・」
「?」
原作通りではエルザがやられる直前でマスターが来たのだが、もしララバイの時みたいに何かの変化があったりしたら?
もしサクラが殺されたりでもしたら・・・そんな不安ばかりが胸にのしかかった。
「やっぱり本気出します。しっかり掴まっててください」
「無の極みの本気か。これは興味があるの」
「辞めてくださいその二つ名みたいなやつ。ちょっと恥ずかしいんですから」
溜め込んだ魔力を足に回し、全力で地を蹴った。後ろで地面がめくれ上がったが、それを振り返ってみた時にははるか後方だった。
───
腕が動き出した。銀の閃きがグンダの視界を覆い尽くした。ジョニィの三頭龍のようにほぼ同時に放たれる連撃ではないが、それでも視界を覆い尽くすのは脅威である。
「◼︎◼︎◼︎◼︎───!」
しかしグンダも斧槍を器用に扱い銀閃を全て寸分違わず撃ち落とす。
試した技は既に10を超えたがどれも致命の一撃を入れるには足りなかった。
戦いは5分を過ぎたがグンダの様子に疲れたの二文字は一行に見える気がしない。
正攻法で戦ってはキリがない。アホヅラした師匠の戦い方を思い浮かべた。
何度目かになる斧槍を紙一重で躱し、距離を詰める。
「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎───!」
斧槍の振れる距離ではないが、グンダには鍛え上げられた肉体がある。
それを先ほどサクラも身を以て体験したが、さらに前に詰める。
(ここだ──!)
手に魔力を集め、突撃するグンダに合わせ掌底を撃ち放った。相手が突撃するところに合わせて放たれた掌底は見事にグンダの鳩尾を捉えた。グンダの突撃するタイミングで掌底を放ったので威力が一切逃げることなくグンダの体内に伝わり、骨が砕けた感触が伝わった。
グンダはフルフェイスの鎧の隙間から血を漏らしてその場に倒れた。
今の一撃は魔力を込めていたので威力の底上げだけではなく、他者からの魔力が直接体の中に流れると起こる拒絶反応により当分は立ち上がることすらままならないだろう。
「なんとか・・・なりましたか」
荒れる息を深呼吸で落ち着かせ、刀で体を支えてなんとか立っていられた。
戦闘が終わり
グチャリ、と耳に残る音が後ろで鳴った。
サクラはすぐに背後を向き確かめるが何もない。正確に言えば倒れたグンダと戦っている仲間達。
「ん・・・?」
ふと目をやると戦っている時には気がつかなかったがうつ伏せで倒れているグンダの首元から奇妙な黒い触手のようなものが生えていた。
何かがヤバイ。そう判断したサクラは躊躇なく触手を切り落とそうとしたまさにその瞬間。
グンダの体を触手が飲み込み、黒い化け物が降臨した。
オリ技紹介の巻
無限刃 視界を覆い尽くす斬撃を連続で繰り出す。一発でも当たってしまったらその後の攻撃も高い確率で当たるため、一撃食らったら血まみれ必須。
ダクソ3でグンダと始めて戦った時はパリィが全然出来なくて苦戦した思い出。斧槍のリーチ長すぎて頭おかしくなりそうだった。