Lv.0の魔道士 re   作:蓮根畑

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みなさんこんにちわ。
FGOにてケイローン先生とアキレウスゥゥゥゥ!!がほしくて10連したところ天草四郎礼装一枚のみと見事な大爆死をしてしまった蓮根畑です。これもうちのカルデアにペテ公がいるからなのか...?
前回の作品が残っているからちょっと変えて投稿すればいいだけなので結構書くのが楽ですが、モンハンワールドでマム・タロトを狩るのが大変でなかなか作業が進みません。何故太刀が落ちない。



Lv.2 歓迎会(物理)

 

 

 

 

 

「──酷い始まり方だ」

「そうね。私もここで暮らして長いけど貴方みたいなケースは初めてよ」

 

にっこり、と微笑むのはこの世界のファッション誌で有名なミラジェーン・ストラウスさんだ。

原作初登場の時は瓶の破片が頭に突き刺さるというある意味すごい人だったが本気になったらサタンモード(?)になり、敵を殲滅する恐ろしい人である。

つまり怒らせたらヤバい。ということだ。

さて、顔面にストライクショットを叩き込まれた俺だが転生特典の一つである頑丈な体のおかげか鼻に絆創膏はるぐらいの怪我で終わり、現在はギルド内のカウンターに座り肘を机につきゲッソリとした様子でミラジェーンさんと話していた。

 

「あ、これ履歴書です」

「え?要らないわよ?」

「ですよねぇ...」

 

やっぱり無駄に終わった履歴書を空中に放り投げ、炎属性の低級魔法をぶつけ消し炭にした。

そういえば説明していなかったがこの世界には大雑把に分けた八つの属性がある。

 

光、風、海、水、闇、土、雷、火

 

この上記八つだ。

ナルトの世界より結構多い。というか何だよ海属性って?と思う方もいるだろうがどうかこらえて欲しい。

これら八つを自分で努力して覚えるのが「能力系」と呼ばれ、アイテムを使ってする魔法の「所持系」だ。

使う属性は主に風であるが、五つの系統から外れた身体能力向上系の魔法なども使う。

主に風と言っているが一応全属性は使える。

一番風の属性が俺にあっていると、言われたので努力した結果俺は風属性使いになったわけだ。

 

「そういえば何故貴方はフェアリーテールに入ろうと思ったの?」

「え?えーと、それは……」

 

災厄が来るまでの鍛錬です☆

なんて事は言えるわけがない。

しかし嘘なんてついたら妖精の尻尾のマスターであるマカロフに気づかれて某海賊漫画のギア3じみた巨人の鉄槌が落ちて来ること間違いなし。

うむ、困ったものだ。

 

「雑誌で見て面白そうだなぁと思って...そういえばこのギルドにいる滅竜魔法使いナツ・ドラグニルはどうしたんですか?見てないんですけど…」

「あぁ、ナツね。2、3日前に出かけるって言ってから帰ってきてないけどもうそろそろ帰って来るんじゃないかしら?」

「へー、そうなんですか」

 

維持と気合いで話をそらせた。

そういえばここにはルーシィの姿も見えない。

クエスト中なのかもしれないがそれならミラジェーンさんは「仲間と一緒にクエストに行った」とか言うはず。

つまり原作2話の地点なのか?

うん、考えたところでよく分からん!

そんな事は気にせずミラジェーンさんと仲良くティータイムだ!

ここから始まる俺のラブストーリー!

俺の青春は始まったばかりだ!

 

「帰ったぞー!」

 

ドガン!と何かが吹っ飛ぶ音と共に人が乱入してきた。

反射的に振り返ると意外!目の前にあったのはドアだった!!

 

「前回と同じパターンだと⁉︎ひでぶっ⁉︎」

 

ラブストーリーは突然に(終わる)

ドアの角が俺の顔面に打ち付けられ俺は椅子から転がり落ちた。

細部まで覚えていないがドアなんて飛んでいたか⁉︎

というかちょっと痛がってる間に喧嘩始まってんだけど何なのこれ⁉︎

戦闘狂か⁉︎目の前を通り過ぎたら反応して来るポケモントレーナーとかじゃないのかこいつら⁉︎

 

「だ、大丈夫?すごい音したけど…」

「大丈夫です...痛いですけど...」

 

鼻のみならず額にも絆創膏をつける必要がありそうだ。

その時ふと隣に誰かの気配。

横を見て確認すると金髪で巨乳で巨乳(大事な事なので二回言った)な女の子、妖精の尻尾のヒロインであるルーシィ・ハートフィリア。

凄く大きい(何がとは言わない)。

思い出したけど原作通りだと「幽鬼の支配者」が攻めて来るんだよなぁ...さっき自分で鍛錬しに来たとか言ってたけど凄く嫌だなぁ...

 

「…大丈夫ですか?手貸しますよ?」

「あぁ、それはどうも…」

 

という事で一方的に知っているルーシィの手を掴ませてもらい立ち上がった。

手が凄いスベスベだった。もう一生この手洗えない。

 

「助けてくれてどーも。あ、俺の名前はジョニィ・アルバート。好きに呼んでくれ」

「私の名前はルーシィです。新人ですがよろしくお願いします!ジョニィさん!」

「いや俺も新人だし…」

 

ポカンとしたルーシィの顔。

 

 

「私と同じなんですね…歴戦の勇者みたいな顔だからつい…」

「俺そんな顔してるのか…」

 

確かに俺の顔はお世話になった道場の師範代にぶちのめされた時の傷が至る所に残っている。

あの師範代絶対ヤ○ザだろって言いたいぐらい酷かった。

何だよ「感じるな、感じろ」って、おもいっきり矛盾してるじゃねぇか。

 

 

「火竜の──」

「アイスメイク──」

「接収──」

「王の光──」

 

って後ろ見たら凄い事なってるぞ⁉︎

いや、マカロフさんが来るから大丈夫か。

 

「って何呑気にコーヒー飲んでるんですかジョニィさん⁉︎」

「大丈夫だって。ワムウの神砂嵐が飛んで来るわけでもないし。あ、さん付けじゃなくていいよ」

「今はそんな事言ってる場合じゃないです!というかワムウって誰⁉︎」

 

ズズッと一口。

美味い。

 

「止めんかバカタレどもォ──!!」

 

スピーカーから放たれる音を直接くらったような大音量の声が響き渡った。

声の主を見ると予想通り巨人化したマカロフさんが圧倒的迫力で全員を黙らしていた。

原作知ってたけど素直にびびった。

 

「でかああぁぁぁぁ!!」

 

おぉ、ルーシィのツッコミが炸裂した。

周りがシンと静まっている中ナツだけは両腕を組み高らかに笑った。

 

「だーっはははは!みんなして黙りやがって!この勝負、俺の勝──」

 

プツッ、とスナック菓子を砕く感覚でナツがプレスされた。

体が下敷きみたいに薄くなってそよ風に流さたナツは俺とルーシィの足元に落ちた。

 

「む、新入りかね…?」

 

巨人化したまま俺とルーシィを見る...というか睨みつけた。本人はそう思ってはないだろうが...

俺はともかくとしてルーシィは目を見開き口をパクパクさせ、何も言えなかった。

 

「フンヌゥゥゥゥゥ…」

 

すると空気が抜けた風船のようにマカロフの姿が小さくなり、俺よりも身長がかなり低い老人となった。

 

「よろしくね」

「あっ、はい…」

 

ペコリと頭を下げた。

とう!と声を出しカッコをつけたいのか跳躍しながら回転し、二階の手すりに着地しようとして案の定失敗し頭をぶつけた。

しかし何事もなかったように懐から大量の紙を出した。

 

「ま〜〜たやってきてくれたのう貴様ら、見よ評議員から送られた文書の数を」

 

ペラリペラリとめくる紙はゆうに100を超えていた。

それを面倒くさげな様子で一枚手に取り読み上げた。

 

「まずはグレイ。密輸組織を検挙したのはいいが、その後素っ裸で街をふらつき、挙げ句の果てには干してある下着を盗んで逃亡...」

「いや、裸じゃまずいだろ」

「まずは裸になるな」

 

ナイスツッコミだと思う。

 

「エルフマン!貴様は要人護衛の任務中に要人に暴行。カナ・アルベローナ、経費と偽って某酒場で飲むこと大樽15個。しかも請求先が評議会。ロキ、評議員レイジ老師の孫娘に手を出す。某タレント事務所から賠償請求が出ている」

 

もう疲れたという様子で読み上げているが次の一枚を見て更に溜息を吐いた。

 

「そしてナツ...デボン盗賊一家を壊滅させるも民家を4軒壊滅。チューリィ村の歴史ある時計を半壊。ルピナル城一部破壊。ナズナ渓谷観測所崩壊により機能停止。ハルジオンの港半壊...」

 

やっと読み終えふぅ、と一息ついたがまだまだ請求書の紙が有り余っていた。

 

「アルザック、レビィ、クロフ、リーダス、ウォーレン、ビスカ...etc...貴様等ァ...ワシは評議員に怒られてばっかりじゃぞぉ...」

 

 

 

「だが、評議員などクソ食らえじゃ」

 

 

マカロフが空中に投げ捨てた請求書が全て燃やされた。

 

「よいか、理ことわりを超える力はすべて理ことわりの中より生まれる」

 

「魔法は奇跡の力なんかではない。我々の内にある〝気〟の流れと自然界に流れる〝気〟の波長があわさりはじめて具現化されるのじゃ」

 

「それは精神力と集中力を使う。いや、己おのが魂すべてを注ぎ込む事が魔法なのじゃ。上から覗いている目ン玉気にしてたら魔導は進めん。評議員のバカ共を怖れるな」

 

 

 

「──自分の信じた道を進めェい!!それが妖精の尻尾の魔道士じゃ!!!!」

 

響く歓声。

これこそが妖精の尻尾だということを実感した初日だった。

 

 

 

 

 

 

「さぁ!始まりました!今回のチャレンジャーは新人のジョニィ・アルバート!そしてその対戦相手は我がギルドの問題児!ナツ・ドラグニル!」

「「「「「オォォォォォォ!!!!」」」」」

 

どうしてこうなったのだろう。

いや、説明するのはとても簡単だ。

10行以下で終わる。

 

ルーシィ「ジョニィってどのくらい強いの?」

ナツ「戦えば早い」

エルフマン「男は拳」

俺「お前何言ってんの?」

 

矢印含めても6行で終わったよ...。エルフマンあとでぶん殴ってやるからな。

俺はやりたくないと言ったがやろうやろうと騒ぎ立てる始末。マスターであるマカロフも外でやるならいいぞい、なんて事を言ってやがる。止めてくれよ(切実)。

 

「なぁ、本当にやるのか...?」

「あったり前だ!食後の運動も含めてな!」

 

ナツの打ち合わせた拳から炎が噴き出した。

やる気前回だよ。こんな展開某錬金術漫画のオマケで見たことあるよぉ...

チラリとルーシィを見たら本当に申し訳なさそうに俺に手を合わせていた。

 

「ルールは簡単よ!気絶したら負け!あとは降参しても負け!以上!」

 

ちなみに審判はミラさんがしている。

何でこの人こんだけウキウキしてんだよ。

あ、この人確かドSだったわ。

 

「それじゃ開始!」

 

ミラさんの腕が下り、試合が始まった。

 

 

 

「火竜の──」

「ん?」

 

ナツが大きく呼吸をし肺に酸素を貯める。

口から今か今かと炎が溢れ出す。

 

「──咆哮ッッ!」

 

ガスバーナーの100倍くらいの勢いで口から火が放たれた。もしかしたら100倍では足りないかもしれないぐらいだ。炎は放射状に放たれ簡単には避けられない──が。

 

「そう簡単にやられるか...!」

 

地面に手を当て魔力を流す。

土系統の基本魔法である地面の操作を発動し、俺の前方に土の壁を作り出した。

衝突、それと同時に熱気が体を襲う。直に直撃はしてないものの魔力をかなり練りこんでいたので相当の熱さだ。

ちなみにこの火力を出そうと思ったら俺は魔力切れで倒れる。

 

「防ぎやがったぞあいつ!」

 

周りのヤジが大声で叫ぶのが聞こえた。

しかしそれを聞いて嬉しく思っている暇はない。

 

「火竜の──」

 

舞い上がった土煙の中から赤い光が見えた。

魔力を軽く流し腕にのみ強化をかける。

全身に強化をかけていれば魔力が少ない俺が全力で戦えるのがおよそ10分。

その点一部のみの強化は魔力の消費が少ない。

 

「──鉄拳!」

 

炎を纏った拳がナツの姿と共に現れる。

目で捉え回避、そして反撃の一撃を頭で瞬時に構築する。

迫る拳の前腕を左手で払いどけ、左に回るそのまま使い一度回転し裏拳気味に右手を放つ。

ドゴッ、と皮膚と骨に拳が当たった感触が直に伝わった。

 

「いってぇなぁ...!」

 

ナツは攻撃をくらったが初めて戦う相手に興奮しているのか口元に笑みを浮かべた。

しかしこれはれっきとした戦いだ。

油断も隙も与えん。

 

 

「──三頭龍」

 

 

左腕に更にもう一段階上の魔力を流す。

音速一歩前の速度を打ち出すことが可能になった腕が三つ、ほぼ同時に放つ。

 

「なっ⁉︎」

 

ナツから見たら驚きの光景だろう。

何せ左腕が三つに分かれて見え、それらが襲いかかって来るのだ。

しかし、流石主人公。迫り来る三つの拳の内二つを両手で弾かれたが、残り一つは鳩尾を的確に捉えた。

人体の急所を突く「三頭龍」。この技を生み出すきっかけとなった某ギリシャ神話の筋肉の必殺や人斬抜刀斎のように神速の9連撃にしたかったが、今の俺では最高で3連撃。

しかし、この技は人体の急所を突く技。どれか一つでも当たれば致命傷になる。

鳩尾に拳を叩き込まれ後ろに下がったナツが息苦しさにむせたがそれも一瞬。

再び攻めに転じる。

 

「お前強いな!んじゃ、ここからは俺も本気出してやる!」

「今までも本気じゃなかったのかぁ〜」

「るっせぇ!」

 

ヤジに怒りの声をあげるナツ。

しかし本気じゃなかったの?勘弁してくれよ

 

「ま、こっちにはまだ残ってるけどな...!」

 

目に魔力を込めると赤く光り、静かに胎動した。

 




オリジナル技紹介
三頭龍..九頭龍閃や射殺す百頭の劣化技。なお主人公は刀や剣を使わず拳で放つ。ざっくり言えば超早い3連撃。


もうちょっと戦闘描写とか日常の描写が上手くなりたいってばよ。
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