BO4買いました。
ってことでどうもみなさんこんばんわ。明日からBO4で制裁の神となる男、蓮根畑です。昔はモンハン買うのにも親の付き添いがなければ変えなかったのに、対象年齢Zのゲームを一人で買えるようになったことから成長するんだなと思いました。
「グレイ!!足場!!」
「おう!!」
爆風の中から飛び出したナツが下にいるグレイに叫ぶ。それにグレイは応え、広げた掌に拳を落とす。
「アイスメイク──」
冷たい風が吹いた。グレイの魔力が氷へと置換し、技が発動された。
「───
「ごぶじゃぁ!!」
ただし地面であるが。確かに足場ではあるがここでいう足場とは決して床的な足場ではない。
「お前・・・!!ぶっ飛ばすぞゴラァ!!あいつもろともお前も燃やしてやろうか!?」
「悪りぃ悪りぃ。氷が滑った」
ニヤニヤと、してやったりと言った顔。
そんなグレイの顔はBOMB!!という爆破音とともに焼け、髪はよく見るチリチリアフロと化していた。そしてテンプレと言わんばかりに口からボフンと黒煙を吐き出す。
「悪ぃな。思わず手と炎が滑った」
「あはは。そんなこともたまにあるよな」
「「アハハハ」」
「「・・・」」
「あっ、悪りぃ肘が」
「おっと、危ないぞ☆」パシッ
「足がよろけて回し蹴りが!」
「大丈夫か?」パシッ
「「・・・」」
「「ぶっ殺す!!」」
「やめなさいよ!!」
ルーシーの白い手が二人の頭に添えられると同時に、地面に向けて振り抜く。その華奢な腕から一体何処からその力が出る?と言わんばかりに地面にめり込み、死体が2人完成した。
「あー・・・ルーシーも染まってきたな」
それを側から見てため息なのか、苦笑いなのかよく分からない声を出した。
疲れたのかジョニィもどっと地面に座り込み大きく息を吸った。
「お疲れさまだな」
「そっちこそ。アリ・・・アリなんたらさんとジョゼを相手にしたんだろ?よくやるよ本当」
「ギルドを守るためだったからな・・・と言ってもそのギルドが倒壊しているが」
エルザの目を向けた先には崩れた木材が散らばり、「FAIRY TAIL」と刻まれた看板だけが元はギルドであったと言うことを証明していた。
「大丈夫だろ。いっつも壊れるか壊れないかのところだったんだからな」
「あぁ、あの馬鹿たちのせいでな」
「火竜の──!」
「アイスメイク──!」
「ちょっとあんた達イィィ!!??」
「やめんか!!!」
「「ひでぶっ!!」」
エルザ、あんたも壊している一員に入っているんだよ。ニッコリと笑みを浮かべながらジョニィはそう思った。ふと思い出したのはエルザと会ってからの日々。ナツとグレイが喧嘩するたびプロボクサーも思わず惚れ惚れするジャブ、右ストレート、アッパーが炸裂しその度に天井や壁に穴が空いたのだ。エルザの破壊力も凄いが、二人の耐久力も異常なのだ。クルクルと旋回しながら吹き飛び頭から崩れたギルドの木片に突き刺さった。
「まぁ、何はともあれこれで無事完結だな」
「よくねぇよ!」
「俺たち頭から血吹き出してんじゃねぇか!」
「いつものことだろ」
テメェと言って殴りかかってきた二人を写輪眼を発動し避ける。魔力もまだ余っているし二人ぐらい躱すのは余裕──
「───な」
写輪眼の力により殴りかかろうとした二人の先、未だ煙が立ち上るその中心地に赤黒い魔力が立ち上っているのを捉えた。気絶や死んだ場合は魔力の流れが一時的に止まる。つまりそれがないと言うことは、まだ起きていると言うことの証明なのだ。そこからの行動は早かった。刀を呼び出し、万力の力を込めて柄を蹴り穿つ。二人の驚く顔がゆっくりに見えるほど刀は黒線を残し、煙の中を突き進んだ。間に合うか!?そう祈りながらも煙の中から飛び出したのは黒刀。
「ナツ、グレイ。構えろ」
「マジかよ・・・あれで倒れねぇのか」
「いや、倒れたんだろうな。その後復活しただけで」
喰種の再生力の早さは、人間と比べると何百倍も早く、優れている。赫子と言い再生力も赫包の量に依存するが、ジョゼのように4つ取り込んでいるだけで致命傷の一撃も即座に回復する。もっと赫包がある場合は上半身と下半身が別れても赫子で繋ぎ合わせたり、手足切られても即座に伸びるのだ。念には念を入れて赫包まで抉り取るべきだったと今更ながら後悔した。だが俺は魔力が残っている。再生したことで力を使ったジョゼならば──
「なぁ、あいつデカくなってないか?」
「まさか・・・」
写輪眼を使いジョゼを見ると、赫包に似たものと判断されているのか纏っている魔力が大きくなっていた。それと比例して先までは小型のドラゴンのサイズだったというのに全長3メートルを越すドラゴンになっていた。これも黒フードの男やらの仕業なのだろうか。
「せ、制御が・・・!!」
身にまとう赫子が体にめり込んでいるのか、ぼとりぼとりと決して少なくはない血液が地面に滴り落ちる。喰種の特徴でもある赤い目は侵食され、目の前にいたのは竜を象ったただの肉塊。
「ゥ、ウオオォォォォォォ!!」
痛みによる叫びなのか、ただ発狂しているだけなのかはもう分からなかった。あまりの絶叫か、音が衝撃波となり体の中でビリビリと響く。それでも必死に耐え刀を回収し、ジョゼの元に走る。
「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎!!!」
咆哮と共に放たれたのは12本の赫子。出せる量が3倍以上にもなっている。しかし気にしてはならない。元より無茶な戦いをしているのは百も承知。それに魔力的に一番余裕があるのは俺なのだ。
「そこを、どけええぇぇぇ!!」
写輪眼で軌道を見切り、その隙間を縫って移動する。しかし早い。1秒ごとに進化している。最初は当たらなかった赫子も肌を掠め始め、遠回しだった攻撃も最短距離をキープしている。避けても避けてもまた次の攻撃が迫り来る。
「貰った──!」
念には念を入れ赫子を全て切り飛ばし、間合いの中に入り確実に一太刀浴びせる。傷を再生している間に、背後から腕をねじ込み赫包を全て抜き取る。そうすれば再生力も赫子も出せない!
だが、その考えは甘いものだとすぐ知らされた。
足元。カチと、まるで地雷を踏み抜いたかのような音が聞こえた。
「は?」
視線を下に落とした時にはもう遅い。
地面を引き裂き、鋭く尖った赫子が樹木のように生えた。写輪眼で動きを見切っても、それを動かす体がなければ回避は不可能。それでも体が捩じ切らんばかりに捻り致命傷は回避したが、細棘のようなものが腕を突き抜けた。
「いってぇぇ・・・!」
貫かれる。サクラに散々実践をイメージしろと言っておきながら何かが突き刺さるというのはこの人生において初めてだった。貫かれた腕から血が滴り少し暖かい。傷口は熱した鉄を押さえつけられたかのように熱い。が動く。アドレナリンが過剰分泌されているおかげなのだろう。傷を負ったが行ける。赫子を断ち切り、解放された腕で突きを顔めがけて放つ。
「◼︎◼︎◼︎」
「ッッ!!??」
感情は読み取れないが、ニヤリと笑われた気がした。竜の口が開き、開いた口に赤黒い霧が集まり一つの玉と化す。無理矢理押さえつけているのか玉からは赤い稲妻が──
「まず───」
防御をするのにも遅い。
まさか赫子をこの短期間でここまで使いこなすとは思ってもいなかった。完全に油断していた。死のイメージが脳裏に広がる。走馬灯と呼ばれるものは見えなくただ死を受け入れる準備だけが着々と進む。
「させるかああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
顔の横を桜色の刀身が通り竜の頭に突き刺さり、血が溢れる。竜の体が一瞬揺らぐも狙いは定まっている。そこを狙うかのように綺麗なアッパーが顎にぶち当たり、顔の向きを変えた。その瞬間、溜められた一撃が空へと飛んだ。赫子玉と名付けるべきなのか、竜のブレスに似た一撃は、真っ直ぐ空へと飛び爆発。その威力を表すように地が揺れた。
「何で一人で突っ込むんですか」
「いや、お前ら疲れているから俺がいかないと」
「馬鹿ですか!?」
弟子に怒られる。思わず目がパチクリしてしまった。胸ぐらを掴まれ無理矢理立たされた。
「一人で倒せないのに一人で倒そうとして馬鹿ですか!?」
「いや、ちょっと待っ──」
「いいえ、待ちません。謝るまでずっとこうします」
始めて見たサクラの怒り。女というのは怒ると怖いというがこんな感じなのか!とまた別の所でそんなことを考えていた。
「わ、悪かった悪かった!攻めすぎたよ!申し訳ない!」
「分かればいいんです」
掴まれた服が離される。
サクラの顔を見ると気のせいなのか、少し涙が滲んでいるような気がした。
「死んだら、終わりなんですから」
「あぁ・・・悪かった」
軽率すぎた。知ってるからと意気揚々に突撃したらこのザマだ。恥ずかしいったらありゃしない。
「全くだ。誰が疲れているだって?」
「俺はまだまだ動けるぜ!」
「お前ら・・・」
腕も折れて、血も流れているのにそれでも戦う。一人ではないと思うと力が自然に湧いてくるのを感じた。
「指揮はお前に任せるぞジョニィ。アレの正体について一番知っているのはお前だからな」
「了解・・・」
赫子の竜は成長し続ける。このままでは赫者を通り越して、赤黒の竜となるだろう。制限時間はおよそ10分と言ったところだろう。
「悪いな皆んな。あとちょっとだけ付き合ってくれ」
来週で終わり。
と思われる。