Lv.0の魔道士 re   作:蓮根畑

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明日テスト
それでも私
書くんだよ

蓮根畑 渾身の一句

どうみみなさんこんばんは。明日テストで気合い入れて勉強するためにバイトも休んだというのに結局ダクソをしてしまった作者蓮根畑です。そもそもあと3日ぐらいしたら投稿かなー?とか考えていたんですけどね以外と書けていて「あ、これいけそう」ということから投稿してしまった。というかね?そもそもテストする意味ある?成績だけじゃ測れないものってあると思うんだよね、うん。というかテストする暇があるのであれば食技覚える方がまだ有用だね!(現実逃避)


Lv.36 竜に愛された少女

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは突然のことだった。

騒がしいギルドに久しくラクサスが訪れ、真っ直ぐにマカロフの元へと歩いてきたのだ。

そしてラクサスの傍にはブカブカのフードつきのコートを被った小さな人影。ラクサスの身長の高さと相まって身長の小ささが強調されていた。

 

「こいつをS級にしてくれ」

 

開口一番ラクサスはそんなことを口にした。

その時ギルド内は騒がしく、また看板娘であるミラもいなかったので、ラクサスの言葉はマカロフ以外には誰も聞こえなかった。

しかしギルドにも入っていない誰とも分からぬ子をいきなりS級にしろと言われても納得出来るわけがない。

それにS級魔道士になるには正当な手順を踏む必要がある。だがしかし、フードの中の顔をちらりと確認しその考えを変えた。

 

 

──ワシに一発でも攻撃を当てたら考えんでもない

 

 

ラクサスの口角が上がった。ここじゃ危ないと外に出て被害が大きくなることを見越し少し離れた、周りに誰もいない場所を選んだ。

審判員としてラクサスが開始を宣言。

途端、爆発爆音雷撃音速etc etc・・・聖十魔導師のマカロフも油断していたこともあったが、それでも尚凄まじい魔法。

攻撃を食らってしまい、約束は守れよと言うことでS級魔道士が非公式に誕生したのだ───

 

 

 

「ちょっと待てよ。なんで顔見てやろうと思ったんだ」

「・・・からじゃ」

「ん?」

 

 

 

「女の子だったからじゃ」

「「・・・」」

 

 

 

「えぇい!そんな顔でワシを見るな!孫が女子を連れてきたんじゃぞ!?つい甘やかしてしまうのは当然じゃ!!」

「はぁ・・・まぁいい。それでその女の力はどの程度なんだ?あんたに攻撃入れれるって時点でかなりの力を持っているように思えるが・・・」

「ワシも正確なことは分かってはおらんのがな・・・本人曰く全ての竜の原点にして頂点といっとったわ」

「待てよ。まさかそいつ・・・」

「そうじゃ。竜の原点の力を持つ──」

 

 

 

──祖竜の滅竜魔道士じゃ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「 Z Z Z Zzzzzm・・・」

 

ザッザッ、と草を踏む音が聞こえた。

睡眠してまだ時間が経っていないこともあってかすぐ目が覚めた。ぼやける視界で上体を起こし、一つあくびをする。冴えない頭で左右を見渡すと、隣にちょこんと座り込む小さな人影。白に少し紫がかった髪の毛をツインテールにまとめ、青い瞳を持つ小さな女の子は手に持ったりんご飴らしきものを俺が隣にいるにも関わらずペロペロと舐めていた。

と冷静に頭で判断するものも・・・

 

 

──この子誰よ?

 

 

目が覚めて隣を見たら白髪幼女が座っていた件について、な○うの小説でも見たことねぇなおい。とりあえず話さないことには何も始まらない。

 

「えっと、誰?」

「・・・カンナ」

 

反応が少し遅れていたが名前はカンナと言うらしい。その顔はひたすら真っ直ぐを見て、りんご飴を変わらず機械のように舐め続けている。

 

「そ、そうか。それでカンナ・・・ちゃん(?)は何でここに?迷子かな?」

 

我ながらロリコンストーカーみたいな話し方になっている気がするが今俺の胸中はパニック状態なのだ。仕方がないだろう。

 

「・・・仕事」

「仕事?」

 

はて、仕事とは一体?

こんな何もない公園で出来る仕事なんて何もないはずだ。少なくとも俺はそう思う。

 

「へぇ、誰に頼まれたの?」

「ラクサス」

「ふーんラクサスねぇ・・・えっ、ラクサス?」

「うん」

 

ラクサスと言うとウチのギルドのS級魔道士の気がするんですけど・・・いや、もしかしたら同じ名前の人かもしれないという可能性に俺はかける。

 

「ラクサスってあの雷神衆のボス?」

「うん」

「雷使う人?」

「うん」

「・・・」

 

 

もしかしたら・・・いや、もしかしたらの話だけども・・・

 

 

「し、仕事の内容って『ジョニィ・アルバートをぶちのめしてこい』とかじゃないよ・・・ね?」

「その通りだよ」

 

バリ!とりんご飴の半分以上が砕けた。

硬い飴、その厚さ1cm程あると言うのに噛み砕いてみせた。余談だが俺がやれば歯が折れる自信がある。一口二口と噛み砕いてあっという間にりんご飴は支えの棒を残してカンナの小さな胃へと吸い込まれた。

俺は少し離れたところで立ち、全身の力を抜き何が起きてもいいように写輪眼を発動させた。

 

「それじゃあ・・・始めるよ?」

 

 

───来るッ!!

 

 

カンナが拳を組み合わせ空に高く掲げた。白い小さな手が手首から指先かけて変化し始める。火山岩のように黒くゴツゴツとした石そのもの。写輪眼で流れる魔力量を見ると、掲げた手に莫大な魔力が流れていた。

 

 

 

「───爆槌竜の大地崩壊」

 

 

掲げられた手が地面に叩きつけられる。

途端視界が揺らいだ。いや違う!視界が揺れているのではなく大地そのものが揺れている!この世界に生きてきてまだ地震というものに出会ったことがなかったがまさかこんな所で人工的な地震を体験できるとは思ってもいなかった。

 

「う、おぉ・・・!」

 

大地が捲り上がる。カンナを中心に蜘蛛の巣状に地面にヒビが入り、衝撃で大小様々な石が宙を舞い上がる。俺の立つ足場も宙に浮き上がりまるで無重力を体験しているようだった。

 

「くそっ、何でこんなことになったんだ!?」

 

爆槌竜ってことは滅竜魔道士ということになるがバトルオブフェアリーテイル編に出てくる滅竜魔道士はナツ、ガジル、そして今は隠しているがラクサスだけだ。となるとこいつは何者だ?という話になるが何となく察しがつく。

 

「また誰かが変えやがったな(・・・・・・・・・・)・・・!」

 

おそらくだがファントムの時に邪魔をしてきたという黒フードの男の仕業だろう。しかしバトルオブフェアリーテイル編では死人は出ない。ここで改変しても無駄なのではないだろうか?

いや、考えるのは後だ。今はカンナちゃんを撃退しなければならない。

 

 

「・・・ッ!」

 

 

未だ浮かび上がる岩に乗りながら辺りを見渡す。この一瞬の思考の間に元いた場所から離れていた。写輪眼が一つの影を捉える。

黒い影が蛇のように伸びる。岩影の裏を回りながら接近してくるカンナの手から肘にかけて黒に染まり鋭い爪を輝かせた。

 

 

「───迅竜の鋭爪」

 

 

写輪眼で見抜いていたこともありジョニィの対応は早かった。無刀の状態で手を腰に当て、もう片方の手でない鞘を抑えた。

呼吸を吐き切り、丹田に力を込める。

居合。俺は生前居合や空手といった武術の経験はなく、実際武術を始めたのはこの世界に来てからだ。だがやったことはないだけで知識はある。前世で読んだ漫画が思いもよらぬ所で活躍するものだと内心笑った。

 

 

(腰を切る、腰で抜く──!)

 

 

かつて見た漫画の言葉を繰り返すこと10年。かの剣豪である宮本武蔵には遠く及ばないものも、イメージを反復させた。

腰に捻りを与え、ない刀をない鞘で加速させた。

 

 

「うおおぉぉぉ!!!」

 

 

換装。空間から取り出された刀は実態化しながらジョニィの手に収まり刀身を加速させる。影のごとき黒爪と、神の打った黒の刀がぶつかり合い甲高い音を響かせた。

 

 

(クソっ・・・重い!)

 

 

刀身を上に振り上げる。黒爪はジョニィのすぐ横を通り服をかすめていった。肉体には当たらなかった。しかし黒爪の早さが風の刃を発生させ皮膚を切り裂いていた。

 

「爆槌竜・・・それに迅竜。記憶が曖昧だから分からないがモンハン関連の力だな」

「・・・モンハン?」

「記憶はないんだな」

 

ララバイ編に出てきた銃を持つ男は俺と同じく転生者であり特典をもらっていた。

おそらくカンナちゃんも同じなのだろう。特典はモンハンの竜の力。全て覚えているわけではないがモンハンに出てきた竜の種類は50を超えていたような気がする。

 

「よく分からないけど・・・結構強いんだね」

「そりゃどうも」

 

重力に逆らい浮き上がった岩石が、ようやく落下した。黒刀を前方に構え、換装で小道具が入ったポーチを腰に設置する。

ナツやガジルと違い複数の力を持つとなれば何を使うか分からない。かなり不利な戦いになる。というかそもそも何で俺が狙われたのかが分からない。

 

 

「──モード 雷狼竜」

 

 

電気が走る。雷狼竜ジンオウガ──森に生息する雷光虫の電気を蓄えることにより、超帯電状態という分かりやすく言えば超サイヤ人みたいになる。この世界には雷光虫はいないが魔力は空気中に流れている。それら全てを雷へと変換し体内に蓄積する。他の滅竜魔道士が知れば軽く泣いてしまいそうだ。

 

「これは・・・参ったな」

 

思わず片手で頭を抑えてしまう。

先程もやったように写輪眼は魔力の流れを目に捉えることができる。だが時に真実を見るということは残酷というものを思い知らされた。

 

緑の電子を纏い、真っ直ぐに伸びた絹のごとき白髪は所々に跳ね、狼そのもの。

体は小さいが相手にするのは本物の竜と言わんばかりに体からだだ漏れの魔力はかつてゲームで見たジンオウガそのものの形となっていた。漏れ出した電子が地面を叩き土を焦がす。

どうやったら逃げることが出来るのだろうか?と必死に考えたがどうやっても逃げ出せそうじゃなさそうという結論に至った。

 

「仕方がねぇ・・・こうなったら出来る限りコピーさせてもらってからくたばるぜ!」

「そう・・・?

それじゃ───」

 

 

カンナは腕を前方に伸ばし、人差し指、中指、薬指の三指をクイッと軽く曲げた。

ただそれだけ。それだけなのに緑の電気が地面を引き裂きながら3つ迫り来る。

 

「うおおぉぉぉ!!??」

 

とっさに反応出来たのは幸運だったと言えよう。刀身を即座に変形させ薄く縦に伸ばして壁にする。ジンオウガの雷撃ともなれば剣が二、三本あっても足りないが俺の刀はそこら辺の刀とは一味違う。雷撃の爪であろうと防ぐ。緑の雷撃が盾に衝突し煙を上げた。が、刃は折れず。すぐさま刀に戻し手に収めた。

 

 

「──雷光弾」

 

 

漏れ出した緑の電子から、雷光の槍が疾る。空を裂きながら迫り来る雷光の数は10。

倒しにかかるどころか殺しにかかって来ている。直撃でもすれば体に風穴が開くだろう。

そんなのもちろんお断りだ。背にあるポーチから一つ十字型の飛び道具、手裏剣を取り出し魔力を込め投げつける。

 

「弾けろ──!」

 

回転しながら飛ぶ手裏剣が分裂し始め、極小の針となった。サクラの刀を作りに行った際に買っておいたものが役に立った。一つ一つの針は雷撃を打ち消すには足りないが魔力を込めてある。一つがダメなら数で消すだけだ。宙で激しく雷撃と魔力がぶつかり合う音が響く。10の雷槍を消した時には針は全て溶かされていた。

 

 

「雷狼竜の───」

 

 

攻撃の際に移動していたのか背後に回られていた。緑の電子を纏った一撃は早く重い。生身で受けたら軽く吹き飛ばされ木をへし折るだろう。だが、見せてもらったおかげで何とか出来そうだ。

 

「モード 雷狼竜───!」

 

写輪眼の能力として技のコピーがある。本来であれば特別な力、例えば滅竜魔法や失われた魔法などは再現できないはずなのだがこの世界ではそれが出来る。ただ魔力の消費が半端じゃない。体に電気が走るのが分かる。それに伴い体の動きが良くなるのが身に染みてわかる。本来ならば間に合わない防御もこれなら──!

 

 

「───雷印」

「──雷月ッ!!」

 

 

 

 





ジョニィ「レベルの差が開きすぎじゃないか?」

オリキャラ紹介

カンナ・ミラルーツ
名前の由来は1年ぐらい前に放送してたアニメ「小林さんちのメイドラゴン」のカンナと、モンハンのミラルーツを組み合わせたものです。容姿はカンナちゃん+8歳ぐらいと考えてくれればそれでベネかと。
能力は竜に関係するなら何でも出来る。モンハン以外にも本気になれば青眼の白龍とか出来るかも?ちなみに転生者である。記憶は削除されているため今世の記憶しかない。
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