Lv.0の魔道士 re   作:蓮根畑

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みなさんこんにちわ。
明日からゴールデンウィークですが課題のせいでデビルウィークになりそうな蓮根畑です。
今回書いててなんだかやっぱり上手くねぇなと感じました。
戦闘描写上手く書ける人ってなんで見てる側をあれだけドキドキさせられるのだろう?誰か教えて


Lv.3 決着

 

 

 

 

 

 

盛り上がる試合の中ミラジェーンの目はジョニィを捉えていた。

体のいたるところに炎を纏わせ、回避すら困難な攻撃をかすり傷はあるが、大きな一撃を受けず捌ききっていたのを見て思う。

 

(上手い...)

 

初めてギルドで見た時、言ってしまえば弱そうというイメージがあった。

魔力が少なければ戦闘においては不利、しかしその現実を乗り越えてみせた。

そして何より──

 

(体術においてはエルザにも負けないんじゃないかしら...?)

 

S級魔道士からも惚れ惚れする動き。

あのナツが未だに一撃も与えられないのは珍しい。(尚エルザを除く)

 

「何者なのかしら...?」

「あれ?ミラちゃん知らないの?」

 

昼間から酒を飲んでいるのか頰を少し赤くしているマックスがズボンの中に丸めて入れていた雑誌を取り出した。

 

「でも知らないのも無理ねぇか...あんまこういう雑誌読まなさそうだもんな」

 

マックスが手に取っていたのは男二人が殴り合っている表紙が描かれている格闘技の雑誌。

その中の見開き1ページをミラの前に出した。

 

「えっと...流派別格闘技大会?」

「そ、魔法や魔力の使用を禁止した純粋な戦いの大会。参加人数も多いけどいかんせん魔法がないから派手じゃない、ってことであまり大舞台に立つことはないけどな」

 

ミラは続きの文章を読み続け目を見開いた。

 

「ジョニィ・アルバート...優勝⁉︎」

「そ、多くある流派の中ただ一人だけの出場となった『無流』の使い手それがあいつだ」

「いや...ちょっと待って!だってこの大会...」

「そうそう、雑誌には出なくても有名な大会だからな。そりゃ人も来るってもんさ」

「それでも...」

 

 

 

 

 

余談ではあるが今年度の流派別格闘技大会の出場人数は5万弱である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写輪眼──俺がこの世界に来た際神さまにお願いしてもらった目。

体術、魔法、幻術と言った全てを見抜きコピーすることができ、相手の動作を未来予測のように予測することが出来る。

とは言えどもだ──

 

「火竜の鉄拳!鉤爪!」

「暴れすぎだろ…!」

 

ハハハハハ!と笑いながら攻撃をしかける姿はちょっとしたサイコパスだ。

炎さえ纏っていなければ関節を決めるなり、なんなり出来るが炎を纏われちゃ触れることが出来ない。

それに魔力の消費も激しい。

写輪眼は消費魔力が少ないものも、それを継続していればもちろんその分減ってしまう。

継続していての戦闘はおよそ2分弱。

ナツがいつまでマジモードを続けられるのかは分からないが魔力的にまだまだ余裕がありそうだ。

今の状態のナツは先読みが出来る写輪眼があってなんとか、というところだ。

 

 

「ちょっと危ないが行くしかないか…!」

 

 

ナツの蹴りおろしに合わせ、身をかがめ回避と共に、炎の放出が消えた足を両腕でしっかりと抱え、ハンマー投げの要領で一回転しナツを空中に放り投げた。

 

 

「──制限突破(リミット・オーバー)

 

 

体の中、正確には脳に魔力を回す。

人間の力というのは常時制限されており20〜30%の力までしか引き出せない。

それを魔力を流すことで無理やり限界を超えた力を引き出す。しかし、この魔法は安全装置を壊して力を出すため使用後は激しい痛みが襲う。

 

 

「くらいやがれえぇぇぇ!!」

 

 

空中で体制を整えたナツが両手に火炎弾を作り打ち出す。

軌道を確認し、足に力を込め、駆ける。

一歩、瞬間移動じみた速さで駆け抜け火炎弾を回避し、ナツの真下から上空に向かって飛び上がる。

空中に飛び上がった時に遅れて、地面がえぐれて陥没した。

 

「オオオオオォォ!!」

 

声をあげ、ナツの腹にめがけ拳を振るう。

甲高い音が響き、拳がナツの手のひらに阻まれた。

しかし、それは読んでいた。読ませていたというべきか。阻まれた拳に魔力で生成した糸を付ける。

 

「行くぞ...!」

 

魔力の糸をナツの体全体に巻きつけ身動きが取れないようにし、ナツを抱きかかえたまま地上に高速回転しながら落ちて行く。

某忍者作品に出てきたこの技は出てきた回数自体は少ないものも超強力であり、制限突破(リミット・オーバー)との相性もよかった。

地上まで3メートル。

本来ならば頭から叩き落とすが、あくまで試合。背中から叩き落とそうと考えた時だった。

 

「──火竜の咆哮!!」

 

ナツは地面に炎を勢いよく噴出した。

地面に叩きつけられた炎は上空から叩き落す威力を和らげる。

 

「んなのありかよっ...!」

 

叩き落としても意味がないことを悟った俺は魔力の糸を切り、ナツの側から離れる。

激痛、制限突破(リミット・オーバー)の反動が体を襲う。

体が震えて、うまく動かせない。

 

 

「もらったあああぁぁぁぁぁ!!」

 

 

致命的な弱点。

そんなものを見逃すわけがなくナツは俺の顔めがけて拳を振るおうとしている。

まずい、と思い足を動かそうとした瞬間カクンと足の力が抜けた。

それが幸いしたのか、体が崩れナツの拳が当たらなかった。

 

 

「あぶねぇぇ!!」

 

 

まだ少し残っていた魔力を体に流し、足を支える。もって30秒...いや20秒。

10メートルの差を即座に詰め、互いに殴り合う。防御は最低限。拳も入るのでそれなりの痛みがあるが気にしてはいられない。

 

「火竜の──」

 

今までで一番大きな炎が拳に灯る。

捌き切れないと分かった俺は拳に風を纏わせた。

両者射程距離、魔力では不利だが足の打ち出し、腰のひねり、拳を打ち出す速さでカバーしてみせる。

 

 

「──鉄拳ッ!」

「──風巻ッ!」

 

 

炎と風がぶつかり合い、熱風が荒れる。

魔力がぶつかり合ったせいか周りの地面も少し荒れてしまっていた。

ナツはニヤリと笑みを浮かべてきたので、俺も負けじと笑い返して両腕をあげて言う。

 

 

「参った。魔力切れだ」

 

 

なんとも情けない結果ではあったがなんとか俺の実力でも付いていけそうと感じた。

 

 






オリジナル技紹介

制限突破(リミット・オーバー)…漫画でよくある限界超えて力を引き出すやつ。体に負担が大きいゾ。分かりやすい例えを出したらヒロアカのワンフォーオールやナルトの八門遁甲みたいな感じ。

風巻…風を纏ったパンチ。上手く決まれば相手をぶっ飛ばせる。




来週はオリジナルの会。一様ヒロインとなるオリキャラも登場。
前作では自分でもびっくりするぐらいクソみたいなオリジナル会だったので頑張ってクオリティーを上げてやるぜ。



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