Lv.0の魔道士 re   作:蓮根畑

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ドラゴンボールの映画クソ面白そうやんけ!!
最近ドラゴンボールに再びハマりYouTubeで毎日ドラゴンボールを検索する日々・・・作者の個人的返信ランキングは超サイヤ人3の次に、身勝手の極意、そして超サイヤ人4ですね。あれはカッコいい。



Lv.43 撤退

 

 

 

 

 

 

ありえない。仮にありえたとしても何でこいつなのか。目の前に立ちはだかる黄金の男の正体を俺は知っている。いや、知ってしまっているが故に恐ろしいのだ。敵うはずがないどころか、そもそも立つ次元が違う。生身で太陽に打ち勝てと言われているようなものだ。

 

「ジョニィ・・・助かったぞ・・・」

「あぁ、けど今は黙っとけ。傷が痛むんだろ?」

「すまねぇ・・・」

 

ナツを肩に担ぎ、以前変わらず仁王立ちを続ける黄金の男を睨みつける。

 

「お前は・・・もしかしなくてもギルガメッシュだな?」

「ほう、異物ごときが俺の名を呼んだだけでも不敬ではあるが許してやろう。俺は寛大だからな」

 

英雄王ギルガメッシュ。ギルガメッシュと言う名前自体はゲームなどでよく登場するがこのギルガメッシュはFateと呼ばれる作品に出てくるギルガメッシュだ。詳しい説明は省くがこいつの能力は大きく分けて二つ。一つは過去現在未来を見渡し、相手の隠された真実であろうと見破る全知なるや全能の星(シャ・ナクパ・イルム)と呼ばれる瞳。そしてもう一つがこの山をクレーターまみれにした武器を放つための蔵である王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)である。この能力がかなりやっかいであり、古今東西全ての英雄達が使った武器や盾、はたまた毒まで入っている。これにより、竜ならば竜を倒したとされる剣を、魔物と対峙するのであれば退魔の力を持つ剣が使え、おおよそ全てに対してカウンターが出来るチートといっても過言ではない能力だ。さらに恐ろしいことに、この宝物庫には本人が数えるのが馬鹿らしい程の武器が収まっており、主な能力は二つといったが、蔵の中身を合わせると万は下らない。

 

「一体どうしてお前のようなやつがここに来ている?」

「はっ、分かっていることを聞くとは・・・流石異物の脳みそということか」

 

嘲笑わう英雄王。それが俺を苛立たせた。が、ここで向かっていくのは簡単だが何の策略もなしに奴に挑むのはただの自殺行為だ。それにナツの治療だってある。そんな馬鹿は出来ない。

 

「ニルヴァーナか・・・?」

「如何にも。この世界の宝は収まっていないからな。だから貰いに来てやったのだ」

 

やはりというか何というか、俺はやつが英雄王の殻を被った全くの偽物であると気付いた。俺は本物のギルガメッシュにあったことなど一度たりともないが、この喋り方、仕草はただの真似だ。もはや見慣れたとも言える転生者ではあるが今回は一番酷いと言ってもいいだろう。

 

「貰いに来ただと・・・ふざけるな!あれは負の遺産だ!そんなものを手に入れてどうするというんだ!?」

「宝である以上俺の所有物だ。貴様ごとき下郎が考えることではない。それに俺が許可をしたわけでもないのになぜ貴様は喋る?」

 

肌にゾワリと鳥肌が立った。魂こそ違えど器は本物の英雄王。やつが何の動作もしていないというのに来るということが分かった。

黄金の波紋がやつの頭上に現れ、そこから無造作に剣をヒビキ目掛けて放出したのだ。足に魔力を回し、ヒビキに剣が突き刺さる前に、飛来する剣の前に立ち刀で弾き飛ばしたものもあまりの威力の重さに大きく後ろに吹き飛ばされてしまった。

 

「ぐっ・・・すまねぇナツ」

 

手放す時間ももったいなかったのでナツを抱えたまま、走ったわけだが返事がない。一体どういうことかと見てみるとナツは完全に気絶していたのだ。様子がおかしいと写輪眼で見てみると、白い魔力がナツの体を蝕んでいたのだ。

 

「まさか・・・」

「気付いたか。そいつに放ったのは退魔(・・)の力が施された剣でな・・・気付かず突っ走りおったわ」

 

それはマズイ。ナツの傷に関しても言えることだが、今そのことをここで言うべきではない。まさか英雄王の眼はそこまで見れるとは思わなかった。

 

「・・・!」

「逃げる気か?まぁ、させんがな」

 

黄金の波紋が無数に現れた。ここで逃げなければナツが死んでしまう。だから──

 

「全員!!死ぬ気で逃げろォォ!!!」

 

数えるのも馬鹿らしい剣が放たれた。飛び交う武器は夜空をかける流星群のように煌びやかであったが、1ミリでも掠ったら死ぬ可能性がある。重力の影響下で一歩ずつの歩みが遅いグレイ達を必死にジョニィやジュラが防御するがそれでも数が多く、捌き切れなくなっていた。

 

「ぐっ・・・あああぁぁぁ!!」

 

ジョニィの刀の隙間に入った剣が一本突き刺さると、そこから面白いように突き刺さりハリネズミのように全身から剣を生やして地面に倒れ落ちた。そこから更に一人、もう一人と次第に倒れていき残ったのは英雄王ただ一人。なのだが──

 

「はっ、小細工を成したか。まぁよい・・・どうせ止めざるを得ないからな」

 

血を流した遺体が幻影のように景色に溶け込み、残ったのは無数に刺さった剣のみであった。

 

 

 

 

 

 

「虚栄の香り(バルファム)・・・少しの間だがあの金ピカは幻に酔っているだろう」

 

メェーンとカッコつけてる一夜がこれほどカッコよく見えるとは思いもしなかった。

 

「いや、助かった・・・本当感謝している」

「そうだとも。もっと感謝したまえ」

 

まぁ逃げる時はジュラの土の魔法による移動で素早く戦線離脱出来たことが大きいが、一夜のおかげで助かったところもある。ドヤ顔でそんなこと言われたら感謝の気持ちが削がれてしまうところもあるが。

 

「ねぇ、ナツは大丈夫なの?死なないよね?」

「大丈夫です。もう毒も抜けました」

 

傍ではナツの治療を行なっているウェンディの裾を掴み涙を零しているハッピーの姿が目に入った。ウェンディはナツの体内に入ったものが毒と認識しているがそうではない。むしろその逆とも取れる聖なる力だ。これは後に分かることであるがナツは人工的に作り出された悪魔だ。そのことを黙っていたのだが無事治療が出来て良かった。しかしことの重さは重大だ。今までも転生者達と何度か戦ったが今回は格が違いすぎる。人の数という点では勝ってはいるが、武器の数や、威力など桁違いだ。よぼとの策でもない限り突破は難しい。

 

「ジョニィ・・・君はあの男のことを知っているそぶりだったがどうなのだ」

 

聞かれると思った。むしろやつのことを知っている俺に効くのは当たり前だ。しかし何と答えればいい?素直に「奴はfate のギルガメッシュです」と答えて分かるわけでもないし、「やつは宝物庫の伝説級の武器を投擲武器のように放ちます」と言ったところで何故それを知っているかと聞かれるのがオチだ。あまり怪しがられたくはない。さっきみたいに全員を幻術で眠させて認識を変えるか?だが、全員にかける暇はない。

 

「古い文献に出てきた英雄の特徴とそっくりだったからピンと来たんだ。黄金の鎧を纏った赤目の男の話だ」

「私結構本見てるつもりなんだけど・・・読んだことないわ」

「か、かなり古い文献だからな」

 

かなり際どい言葉選びであったとは自覚している。こんな話、図書館で少し本を見たらすぐ嘘だと分かってしまうが馬鹿な俺はそんな言い訳しか思いつかなかった。

 

「しかし・・・その話が本当だとすると厄介にも程があるぞ」

「伝説級の武器を石ころみたいに放り投げるんだろ?罰当たりにも程があるよ・・・」

 

それでも、俺たちはやつに挑まなければならないのは避けようもない事実だ。きっとあいつは英雄王の力を貰って俺スゲェー状態なのだ。そんなやつの次に取る行動は手に取るように分かる。

 

「文献だとやつの使う武器は万を超える。罰当たりとか言う話じゃなくなりそうだな」

「そんなにか・・・何か弱点はないのか?」

「・・・」

 

英雄王ギルガメッシュの宝物庫にはほとんど全てのものが入っていると言ってもいい。ナツに致命傷を負わせた退魔の剣は勿論、全てを防ぐ盾、死人すら復活させる霊薬、挙げ句の果てには温泉すら入っており、敵の属性に対するカウンターも出来、自分の治療すら行える。弱点という弱点がない。

 

「一様ある・・・というか奴を倒すにはそこに賭けるしかない」

「勿体ぶるなよ。何だよ弱点?」

「あぁ、それは──」

 

 





この転生者は「キリトかなーwwやっぱりww」のような典型的なイキリトと捉えてください。

最近モンハン、ドラゴンボールで忙して書けないのもありますが、原作がないため、口調が分からない、アレンジの加え過ぎということで大変投稿が遅れております。前作で偽ギルを出して今回出したのは間違いだったか・・・偽ギル編が終わった後は書きたいんですけどね!
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